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707記事

『戒厳令』 準読了 書影

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『戒厳令』 準読了

『戒厳』朝日新聞出版刊、準読了。本文は一般人にとっては専門的にすぎる印象。「はじめに」で目から鱗が1枚。「おわりに」も読みごたえあり。「軍法務」という知られざる分野の一冊。

『漢字逍遥』 準読了 書影

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『漢字逍遥』 準読了

『漢字逍遥』準読了。お気軽な白川静。じつは読みごたえもあり、味わいのあるエッセイ集。エッセイなので「成毛眞ブログ」で取り上げにくいだけだ。電車の中で読むには最高なのだが……iPHONEが邪魔してダメだ。著者には申し訳ないが、トイレに常備がお勧めだ。

月刊『PEN 3/1号』 特集「キリスト教とは何か。」 書影

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月刊『PEN 3/1号』 特集「キリスト教とは何か。」

キリスト教や宗教画の初心者にとっては、この号は買いだと思う。26ページからキリスト教の基礎知識、34ページから63ページまではこの特集の目玉である「西洋絵画で読み解くキリスト教の世界」、途中に旧約聖書と新約聖書の系図をはさむ。 66ページからはヴァチカンと見どころ、古今東西の教会建築、キリスト教のシンボル博物学、そして音楽と映画までで99ページの出来上がりだ

『ん 日本語最後の謎に挑む』 書影

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『ん 日本語最後の謎に挑む』

帯には「日本橋は、なぜNihombashiと書かれているのか?」「日本語最大のミステリーを解く!」とある。帯の裏にも「西洋人は『んー』が大嫌い」「古事記には『ん』はなかった「「空海も創造主のひとり」などなどじつに面白そうなコピーが並んでいる。しかも、本のタイトルは直球勝負で『ん』これで売れないわけがない。 ところだ。本書はじつに難しい。よほどこの分野に高い関

『アーティストの言葉』 書影

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『アーティストの言葉』

おそらく若いアーティストを対象として出版された本である。帯には「ムナーリに学べ!ピカソから盗め!千利休に尋ねよ!」とある。見開き1ページで1人のアーティストが登場する。右のページにはそのアーティストの代表的な作品が、左にお言葉が載っている。 まずは帯がお勧めするピカソだ。「アヴィニオンの娘たち」の左には「芸術家とは 何処からともなく現れる インスピレーション

『医薬品クライシス』 「週刊朝日」2月19日号「ビジネス成毛塾」掲載 書影

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『医薬品クライシス』 「週刊朝日」2月19日号「ビジネス成毛塾」掲載

医薬品における「2010年問題」とその背景についてていねいに解説したのが本書『医薬品クライシス』だ。2010年問題とは、ここ数年のあいだに大型医薬品の特許が切れ、大手製薬会社の収益が激減することをいう。 たとえば武田薬品は2007年から2011年の間に3つの主力製品の特許が切れる。この3剤の売上合計は1兆円を超えているのだ。ほかの製薬会社も大同小異で、すでに

『60歳からの青春18きっぷ』『水彩画プロの裏わざ』 書影

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『60歳からの青春18きっぷ』『水彩画プロの裏わざ』

新潮社のY編集者からいただいた本だ。そろそろ準備しろということであろうか。四捨五入するとまだ50歳である。無礼者。ぞろ目になる9月になってから読んでみるかと一旦は書庫に入れた。じつはおとめ座なのだ。 とはいえ、ヒマ人にとっては目を逸らすことができない本だ。正直「青春18きっぷ」はどうでもよいのだが、紹介されている50あまりの旅のプランをつい見入ってしまう。各

『その科学が成功を決める』 書影

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『その科学が成功を決める』

本年のMYBEST10の一冊に残る本かもしれない。なにしろ、たいがいの自己啓発書やセミナーは間違いであるばかりか、人の自身や幸福にまで悪影響を与えかねないというのだ。そこで、著者はちゃんとした自己啓発書を書いたというのが本書だ。厚顔にも、ビジネス書は役に立たないので読むな、というビジネス書を書いた人が日本にもいたことを思い出した。 まずは本書が否定する、「は

『東洋経済2/6号』の記事を読んで、つぶやいてみる 書影

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『東洋経済2/6号』の記事を読んで、つぶやいてみる

週刊「東洋経済」が2月6日特大号で読み応えのある特集をしている。「2020年の世界と日本」だ。社内記者による週刊「エコノミスト」のような記事づくりが成功しつづけているようだ。面白そうなので、記事のいちいちにコメントしてみる。 「5人の賢人が描く2020年」というサブ特集ではジョージ・フリードマン、エズラ・ボーゲル、大前研一、金燦栄、中西輝政の5人が登場する。

『東洋経済2/6号』の記事を読んで、つぶやいてみる 第3弾 書影

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『東洋経済2/6号』の記事を読んで、つぶやいてみる 第3弾

特集パート1はこのあと「日米同盟」「アメリカ保守主義」「アメリカ経済」「中国経済」「EU」「北朝鮮」「ロシア」と国別に語られて「食料問題」で締めくくられる。なかなか面白い。 パート2は「激変するビジネス環境」で、そのトップ記事は「トヨタはナンバー1を維持できるか」だ。妹尾堅一郎と延岡健太郎が対論している。 妹尾はガソリン車から電気自動車に移行すると、垂直統合

『活字探検隊』 書影

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『活字探検隊』

かつてボクは椎名誠編集の『本の雑誌』を第1号から買っていた。創刊はボクが大学2年の時だったと思う。じつは一回だけ読者欄に投稿したことがある。「本そのものの書評も良いけれど、帯の評論も面白いと思う」という内容だった。そのまま第3号に掲載された。編集長から「成毛さん、そりゃ面白い。一緒にやりましょうよ」と、その投稿にコメントがついていた。もし、それに応えていたら

『群れるいきもの』 書影

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『群れるいきもの』

むちゃくちゃ気持ち悪い写真が満載の本だ。絶対に食事中どころか、食事前にも開いてはいけない。32ページの軍隊蟻、オエッ。56ページのアニサキス、ウップ。フラミンゴもペンギンもこれほどまでに群れると気持ち悪い。以上。

『ジェット戦闘機最強50』 書影

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『ジェット戦闘機最強50』

この本一冊で、たとえばホーカー・ハリアーのGR.MR1からF/A.Mk2まで14タイプの違いを理解することができる。たとえば、TAV-8AハリアーはAV-8Aをベースにした複座訓練型だ。普通の人にはまったく存在そのものが不明な本かもしれない。以上。

『1492』 書影

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『1492』

さすがにお題である「中世ヨーロッパの歴史」についてはあまりに広大な分野だ。この分野は文字通り何万冊もの本が出版されているであろう。権力、生活、宗教、科学、文化などあらゆる切り口がある。さすがに自分の浅学さゆえに紹介をためらう。 とはいえ、歴史書ではなくちょっと変わった読み物を求めていると解釈したうえで、あえて『1492』を紹介しておこう。中世の定義は西ローマ

『極付歌舞伎謎解』 『夢の江戸歌舞伎』 『歌舞伎通になる本』 書影

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『極付歌舞伎謎解』 『夢の江戸歌舞伎』 『歌舞伎通になる本』

じつはお薦めの歌舞伎入門書というのがあまりみあたらないのだ。多くの歌舞伎に関する本が「ストーリー紹介」であったり、「役者リスト」であったり、立派な「演劇論」であったりするばかりで、「歌舞伎ってマジ面白いんだよ」という、共感を求めるように書かれている本が少ないのだ。 江戸時代から歌舞伎ファンの多くは「役者」を見に来ている。自分が贔屓にする役者がどう演じるかを見

『SAHEL』 書影

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『SAHEL』

yasuji81さんからコメントいただいたので、それをもとに記事にしてみることにした。共感いただいたセバスチャン・サルガドの『WORKERS』はグローバルなワーキング・プアまたは過酷労働を中心とした写真集だった。 サルガドをもう一冊紹介しておこう。『SAHEL』はアフリカのサヘル地帯にある国々を1984年-1985年にかけて取材した写真集である。この年代には

『ぼくらの頭脳の鍛え方』 書影

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『ぼくらの頭脳の鍛え方』

じつは『本は10冊同時に読め』の続編を執筆中である。そのために何冊か最近の読書本を読んでみたのだが、やはり本書が面白かった。佐藤優は相変わらずの衒学趣味の匂いがする「知の怪物」なのだが、あくまでも「文系の知」でしかないように思えてしまう。つまり世界の半分しか知らないということになる。しかし、その世界の半分について佐藤はまさに比類なき「怪物」だ。 それに比べて

『WORKERS』 書影

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『WORKERS』

昨日、NHKの新日曜美術館の再放送を見ていた。「極限に見た生命(いのち)の美しさ 写真家セバスチャン・サルガドー」である。最初からポカンとしてテレビの映像を見ていた。あまりにインパクトが強い。写真というより絵画である。報道写真でもあるのだが、間違いなくアートでもある。 番組ではとりわけ、ブラジルのセーラ・ペラーダのガリンペーロの写真がすごかった。金鉱が入って

『防衛破綻』 書影

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『防衛破綻』

昨日、北沢防衛大臣が武器輸出三原則の見直しに言及して鳩山内閣はまたもやグダグダになっているようだ。なぜ、武器輸出をしなければならないかについてのキチンとした説明もないし、反対する社民党などもこのことについてキチンと理解しているとはとても思われない。政治家にもう少し読書をする時間と意欲があれば日本は良くなるのにと思ってしまう。 本書の骨子は日本の防衛省の武器調

『パリが沈んだ日』 書影

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『パリが沈んだ日』

今年がパリ大水害から100年目だということをはじめて知った。あの美しいセーヌ川が氾濫していたなどとは、にわかに想像しがたい。本書はその様子を細大漏らさず、科学的なデータも駆使し、当時の写真や図版も豊富に使い、しかもパリの魅力たっぷりに紹介した本である。 著者はまずパリの地質から説明を試みる。沖積層や第三紀石灰岩層などに分けられた地質地図が提示される。ここでは

年末年始は巣ごもりだ 書影

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年末年始は巣ごもりだ

単行本だけで読みかけの本がこれだけある。読みかけとは本文を少なくとも10ページは読んでいるということだ。この2倍以上の本に目を通したのだが、12月の予選を通過したのはこの12冊である。発注中の科学読み物などが追加されるので、年末年始は大変なことになりそうだ。 さすが年末だ。そこへファイナル・ファンタジー13とゼルダの伝説の新作が届いたのである。FF13につい

『外国人が見た近世日本』 書影

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『外国人が見た近世日本』

5人の江戸学者たちの論文集である。それぞれの学者はこの分野の出版活動では有名である。ボク自身が最近読んだ本をあげて紹介すると。『天下人の一級資料』の山本博文、『首都江戸の誕生』の大石学、『殿様の通信簿』の磯田道史、『幕末日本の情報活動』の岩下哲典の4人を江戸東京博物館館長の竹内誠がたばねている。 竹内による序論によると、2005年に竹内の呼びかけで「日本人再

『青山栄次郎伝』 書影

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『青山栄次郎伝』

たいそう面白い人物なのだが、日本ではあまり知られていない人物の評伝である。その理由の一つは晩年に創価学会との関係が深くなり、政治家や文化人が敬遠したからだと本書は伝える。たしかに、どんな宗教であれ思想性を持つわけだから、関係の深さによっては思想を変えたと誤解されてもしかたがないだろう。 青山栄次郎とはいわば幼名であり、本名はリヒャルド・クーデンホーフ・カレル

『気候と人間の歴史・入門』 書影

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『気候と人間の歴史・入門』

専門家からは批判があろうが、著者はアナール派というよりも、ブローデル派とでもいうべき歴史学者だ。気候がどのように歴史に影響を与えたかというアプローチであり、それはフェーブルとは異質で、まさにブローデル的である。 ともあれ、本書は「11世紀以降」の「ヨーロッパ史」に気候が与えた影響、または気候変動が作りだしたヨーロッパ人の活動史についての入門書だ。けっして「地

『みんなが知りたいペンギンの秘密』 書影

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『みんなが知りたいペンギンの秘密』

タイトルで買った本だ。この新書の「みんなが知りたいシリーズ」の一冊なのだが、「ええーっ!みんな、そんなにペンギンのことを知りたいのか」「もしかすると、オレだけがペンギンにさほど興味を持ってなかったのか」「ところでみんなって一体誰なんだ」など、ペンギンについてではなくタイトルのほうに気がそそられてしまう。 読みすすめると、たしかにペンギンは可愛い。シュレーター

NODE No.9 書評 『すずしろ日記』 書影

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NODE No.9 書評 『すずしろ日記』

『北斎漫画』が好きだ。何千人もでてくる人物はそれぞれに可笑しみがあり、当時の風俗を知る画像情報でもある。 『洛中洛外図屏風』も好きだ。金箔を使った狩野派による屏風絵だ。もちろん、諸国の大名などが京を知るための画像情報が本分である。 ところで本書の著者である山口晃によれば「イギリスが狩野派を讃えるのをあてこすって、フランスが「北斎がすごい」と持ち上げた」のだと

『ゴッホ全油彩画』 書影

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『ゴッホ全油彩画』

先日、ロンドンのナショナル・ギャラリーでほぼ丸1日すごした。展示されていたあらゆる絵画のなかで、心底驚いたのはゴッホの椅子であった。圧倒的な存在感。目を離すことができない緊張感。画集で見るのとは全く違うのだ。これだから、芸術は実物にあたってみなければわからない。ゴッホはひまわりが有名だが、椅子とは比べるべくもない。たんに椅子が描かれている絵を見てこれほど感動

『大名行列を解剖する』 書影

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『大名行列を解剖する』

読みながら「ふーん」「へーっ」「はぁー」「ほーっ」と感嘆詞が止まらない。帯には「大名行列はなぜ長い? 派遣・アルバイト・格差社会・・・」などとあるから、面白江戸読み物だと思うとさにあらずだ。 著者の主要著書は『近世武家社会の形成と構造』などであるから、けっして歴史読み物作家ではなく、立派な史学の先生なのだ。「あとがき」でも大名行列に注目している理由として「近

『日本人とナノエレクトロニクス』 書影

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『日本人とナノエレクトロニクス』

非常に要領よくナノエレクトロニクスの進展とそれに関わる日本人研究者について書かれた本である。テーマの選択も妥当であり、この分野の啓もう書としてはもっとも優れた本であろう。6つの主要技術についてそれぞれ1章をつかって説明したあとに、これからのナノエレクトロニクスについて語るという構成だ。 第1章は集積回路についてだ。キャパシタとMOSFETなどを使って視覚的に

『CTは魔法のナイフ』 書影

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『CTは魔法のナイフ』

東芝の現役エンジニアが書いた本である。専門は工業用CTだ。CTの工学的な入門書というようなものはなく、CTで人体以外のものを見たら意外と面白かったという感動を伝えたかったらしい。 前半ではレーシングカーのエンジン、メロン、牛、マンモス、異物発見、文化財などを、それぞれの依頼人の要望に合わせて切ってみせる。メロンの味は糖分だけで決まらず、意外にもCTで判るとい

週刊朝日12月11日号 「ビジネス成毛塾」 『キリマンジャロの雪が消えていく』 書影

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週刊朝日12月11日号 「ビジネス成毛塾」 『キリマンジャロの雪が消えていく』

本書のタイトルは『キリマンジャロの雪が消えていく』と抒情的だし、副題も「アフリカ環境報告」で、地球温暖化を恨むばかりの、ありふれた書籍の一冊であるように見える。 しかし、本書において温暖化問題は議論の一部でしかない。人口爆発とその影響、天然資源とガバナンス、先進国の援助とその光と影など、多様な観点からアフリカの現在が描き出されている。 これからは本書を読んで

『ルワンダ中央銀行総裁日記』 書影

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『ルワンダ中央銀行総裁日記』

kiokadaさんからいただいたコメントに対するレスポンスである。本書は20才の時に読んだ。読了後、日銀に入りたいと熱望した、外務省でももちろん良いと思った。しかし、学力が全くついていかなかった。本当に悲しかったのは覚えているが、結局すぐ忘れて別の本を読んでいたのだろう。もちろんお会いしたことはないが、服部正也さんはいまでもボクのヒーローである。 1965年

『強い者は生き残れない』週刊朝日1月22日号「ビジネス成毛塾」元原稿 書影

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『強い者は生き残れない』週刊朝日1月22日号「ビジネス成毛塾」元原稿

著者は数理生態学を専門とする進化理論の研究者である。5年ほどまえに『素数ゼミの謎』という本で科学好きの間で話題になった学者だ。 アメリカには13年や17年という長周期で大発生するセミがいる。その周期がなぜ素数なのかという理由を進化の観点からつきとめたのだ。 本書はいよいよ著者の本職である生物の進化について、一般人にも分かりやすく書き下ろした本だ。著者によれば

『嵐山吉兆 男子の台所』 書影

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『嵐山吉兆 男子の台所』

帯は小山薫堂氏だ。「すべてを手に入れた男こそ、読むべし!これから夢に向かう男も読むべし!料理の腕があがる分だけ。人生はもっと豊かになる。」本書はミシュラン3ツ星シェフによる料理指南書だ。 紹介されているレシピは「鶏のむね肉の炭火焼」「大根のステーキ」「目玉焼き」「オムライス」など材料も手ごろで挑戦できそうなものもあるが、「特上サーロインステーキのたれ焼き」「

『ホリエモンが目覚めた“頭を使う”ゴルフ』 書影

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『ホリエモンが目覚めた“頭を使う”ゴルフ』

まだ発売されていない本の書評だ。じつは本書の監修をしている伊藤正治はボクの元コーチである。自宅から一番近い打ちっぱなし練習場、武蔵グランドゴルフで開業している独立レッスンプロだ。一昨年、レッスンを受け始めたのだが、2ヶ月後に腰痛で入院してレッスンは中断した。入院したのはボクではなくプロのほうだ。 しばらくしてホリエモンとゴルフをしているときにゴルフ本を出すこ

『第二の男』 書影

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『第二の男』

月刊FACTAに同じ表題で連載されていたものの書籍化である。歴史の準主役であった人物の短い評伝だ。土方歳三、藤沢武夫、リシュリュー、諸葛亮、ウォルシンガム、大久保利通、チェ・ゲバラ、ポチョムキン、豊臣秀長、タレイラン、直江兼続の11人が取り上げられている。 それぞれの章の扉に人物画や写真が添えられている。教科書などで見たことのあるものばかりなのだが、改めて眺

『New York September 11』 書影

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『New York September 11』

先週、ロンドンのシティを歩いていたら、いきなり9・11が激しくフラッシュバックした。9・11の夜は赤坂のイギリスパブのようなところで友人たちと飲んでいたからかもしれない。 第1報は当時財務省から経産省へ出向していた岸本周平(現民主党衆議院議員)の携帯に入った。WTCの飛行機が激突したという。彼は慌てて役所に帰っていった。次々と役人たちの携帯が鳴る。このときば

『大人げない大人になれ!』 書影

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『大人げない大人になれ!』

新刊自著の紹介-自信作です-いくつかの章を丸ごと抜き書きしてみます ■失敗しないためのただ一つの方法 挫折や失敗を知らない人はダメだと言われることがあるが、私はそんなことはまったく信じていない。私自身これまでに挫折をしたことはないし、これからもしたくはない。それでも自分がダメだとは決して思わないのだ。 マイクロソフトで部長をやっていたとき、ある人から「君は失

『完全なる証明』 書影

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『完全なる証明』

本書は外国語で書かれた底本がすでにあって、それを翻訳したものではない。英語で書かれてはいるのだが、日本語版専用の書き下ろしである。もちろん、ほぼ同時に英語版が出ているようだが、ソ連の数学界についての部分が欠けているらしい。日本人に生まれて良かったと感じることができる妙な翻訳書である。その英語版にはないソ連の数学界とユダヤ人についての前半が本当は極めて重要だと