
12月のこれから売る本-山下書店南行徳店 髙橋佐和子
今回で私の担当が最後となる。HONZと出会えた感謝を込めて丁寧に言葉を紡ぎたいと思う。 ミシマ社の営業さんと話をしていると、真剣に本の良さを伝えようとしているのが分かる。こちらも自然と届けたいと思える雰囲気になる。本書を読み、三島さんの考え方が同じ会社で働く人々に伝わっているのだと感じられた。自由が丘の拠点、城陽から京都へとオフィスを移転させるまで、「感覚」
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今回で私の担当が最後となる。HONZと出会えた感謝を込めて丁寧に言葉を紡ぎたいと思う。 ミシマ社の営業さんと話をしていると、真剣に本の良さを伝えようとしているのが分かる。こちらも自然と届けたいと思える雰囲気になる。本書を読み、三島さんの考え方が同じ会社で働く人々に伝わっているのだと感じられた。自由が丘の拠点、城陽から京都へとオフィスを移転させるまで、「感覚」

本書に書かれていることは、きっとすぐには改善しないだろうし、簡単ではないだろうと思った。思い返したのは「遠くに行けない年寄の私にとって、お散歩の帰りに、こちらの書店で本を買って読むことと、お店に来て話せることが唯一の楽しみだ」と伝えてくれる何人かのお客様の言葉。気持ちだけで良くはならないと分かっている。けれど、私は、そうしたお客様の声がある限り、当店が存在す

今月、私はほとんど本が読めていません。否、読めていないという表現は適切ではありませんね。何度も同じ本を読み返してしまっているのです。大手時代から今まで一度も読み返すということをしなかった私は、千早茜『男ともだち』文藝春秋を読んでから(一度ご紹介しています)読み返す面白さを知りました。同時に、何年も前に出版された本を読むことで、味わいを覚えました。「何故、あの

最近、生き方について考えることが多くなりました。切っ掛けをくれたのは、子どもを持つお母さんの一言でした。「子どもが熱を出してしまってお休みをいただいたの。でも、遠回しに急に休まれるのは困るから辞めて欲しいと伝えられたのよ。次の仕事を探しているけど、なかなか見つからなくて。」他人事ではない悩みでしたし、私もいつかは子どもを授かりたいと願っています。なので、女性

先月、私は『 立ちそばガール! 』をご紹介しました。そして、「どなたか一緒に立ちそばを!」と声をかけていたのです。(ご存じない方は先月をご覧くださいませ)原稿がUPされる数日前、B&Bという書店での トークイベント がありました。 一緒に登壇する前日に新潟のツルハシブックス店主さんからご連絡をいただき「これからお勧めの立ちそば屋があるからお昼に行こう」と誘わ

7月といいますと、まだ梅雨が続きます。じめじめして雨ばかり降って洗濯物が乾かない。普通なら好きではない季節なのでしょうけれど、私は結構好きな季節だったりします。 とは申しましても、正直、じめっとした中で食欲が減少してしまうときもあります。本は、本当に必要な人の元へと寄り添う。そう!寄り添うのです。 どなたか私の願いを聞いていただけますか?実は、私・・・「立ち

今月、私は、女性の魅力と恐さを感じ取る本との出会いが多く、自分を受け入れるためのコツであったり、女の人の目線で書かれたエッセイであったり、恋愛についての極意や綺麗になるためのポイント、仕事など、読むと興味を持ちます。その中で、鳥肌が立った本たちをご紹介していきたいと思います。 この作品には、女性が自分の中に持っていて、なるべく見ないようにしている面が目白押し

HONZをご覧の皆さまBonjour!『万能鑑定士Qの事件簿シリーズ』映画公開に向けてミニフェアを作りダン・ブラウン著作を再度並べ、モナ・リザの笑顔を見つめている内にフランスへ旅立ちたい気持ちが高まっております。 マグダラのマリアが眠るとされている例の場所で祈りを捧げ、ベルサイユ宮殿で例の言葉を叫ぶ・・・夢です。そうそう、夢の国も忘れてはいけませんね。ディズ

真っ青な空に燦々と降り注ぐ太陽。コバルトブルーに輝く海。先日、沖縄の素晴らしさを感じて心の底から浄化され、ガジュマルの木々の声が身体の隅々にまで沁みわたる経験をしました。自然が語る言葉を聞くことが出来たら、どんな想いを伝えてくれるのでしょうか。 都を発展させていくために山を削る人間と、山々で静かに生き続ける神と妖が共に生きるために必死に駆け抜ける物語。神様に

冬の夕焼けが好きです。言葉を語らずそっと寄り添ってくれる気がするからです。 居心地の良い場所から離れたくないと思う気持ち。このままじゃ駄目になってしまうんじゃないかと思う気持ち。心の中でぐるぐる回る感情を、上手く表現しているコミックだと思います。 幼いとき、自分が消えてしまう瞬間を考え、不安に怯えていたことがあります。笑っていても、ふと消えてしまったら、誰か

新年を迎え、新たな気持ちが芽生える月。心機一転、髪をバッサリ切りました。山本甲士『 わらの人 』にもあるように、髪型を変えると意識する部分も変わり肌の調子や服装などが気になってきます。元来、面倒くさがりの私でも実践できそうなスキンケア本を探していましたところ、こんな本を見つけました。 頑張りのいらない「ちょこっとメソッド」。化粧水のつけかたや顔の拭き方、ボデ

一年を振り返り、例年よりも多岐にわたるジャンルに目を向けられたように思います。HONZでレビューを見て読んでみたくなったり、気になっていた方とお会い出来たり、さらに新しいイベントをご紹介していただき本とも繋がれました。一生懸命伝えようとされている人に胸を打たれ刺激された日々だったと思います。今回のテーマベスト5を順位をつけずに記載していきたいと思います。 専

冬。個人的にはとても好きな季節ですが、書店員の立場では皆さん大差ない思いを抱くでしょう。プレゼント包装に続き年末年始前の怒濤の荷物。本から飛び出るあれやこれやを手直ししてはまた手直し。終わらないことに焦りが募った先には、何だか楽しくなってきちゃうくらいにテンションが可笑しくなってしまう。現場では必ず猫の手も借りたい気持ちになります。 それでも、お客様の笑顔を

どんなに疲れていても、「食事を美味しくいただくこと」が元気になる秘訣かなと最近思うようになりました。切っ掛けは、常連のお客様に何度か「しっかり食べないと身体がもたんよ」と言われたからですが、接客をしていると、その時の自分に必要な言葉をかけてくださる方が必ずいらっしゃるのです。 「また来週あんたの顔見られるね」とか、「元気ないじゃないか」とか色々あるのですが、

どの書店もハロウィン一色になってきました。 HONZをご覧の皆さま、こんにちは。 季節がうつりかわるように、日々、自問自答していることがあります。書店は、様々な知恵が蓄積されている場所と、著名な本に書いてありましたが、実際にその通りで、悩んだときは書店にいるだけで心が安定するように思うのです。自分自身の生き方。答えはこちらに書いてあります。 自己啓発本の不思

HONZをご覧のみなさま、こんにちは。 『書店員がこれから売る本』の企画に参加することになって早くも三回目となります。 毎回、文章を綴ることの難しさと格闘しながら記載していますが、書店員として楽しみながらお伝えしていきたいと思います。 まずご紹介しますのは『全国飲食チェーン本店巡礼~ルーツをめぐる旅~』吉野家、松屋、マクドナルド、モスバーガー、サイゼリヤ、天

旅行へ行きたい! HONZをご覧の皆さま、突然の心の叫びをお許し下さい。最近、『北海道』『沖縄』『伊勢』『バリ』といった、地図ガイドが良く売れている。お一人でご購入いただく場合は、あまり気にならない。問題は、お二人で旅行が楽しみで仕方ないといった感じで会話をしている場合である。「楽しんできてくださいね」とお伝えする傍ら、心の奥には、「いいなぁ。いいなぁ」なん

『書店員として、自分が出来ることは何だろう。もっと多くの方に本の力を伝えたい。そのためにはどうしたらいいのだろう』今回、HONZでのお話をいただけたとき、心から感謝しました。心の奥深くに諦めそうな私がいたからです。「まだやれることはある」と教えていただけた気がしました。精一杯伝えていきたいと思います。 時折、いつも同じ時間にいらしてくれるお客様の中には、『今