
『未来とは何か』訳者あとがき
本書は、David Christian, Future Stories: What's Next?, Little, Brown Spark (2022)の邦訳である。 「未来とは何か」。もっとも身近でありながら、けっして答えの出せない疑問だ。誰しも来たるべき未来を思い描いては、希望に胸を膨らませたり恐怖におののいたりする。生きている限り未来は必ずやって来る
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本書は、David Christian, Future Stories: What's Next?, Little, Brown Spark (2022)の邦訳である。 「未来とは何か」。もっとも身近でありながら、けっして答えの出せない疑問だ。誰しも来たるべき未来を思い描いては、希望に胸を膨らませたり恐怖におののいたりする。生きている限り未来は必ずやって来る

本書は『やわらかな遺伝子』や『繁栄』など多くのベストセラーを世に送り出してきたマット・リドレーが昨年発表した『 How Innovation Works』 の全訳である。 リドレーといえば、『利己的な遺伝子』などで知られるリチャード・ドーキンスと並び称される科学啓蒙家だ。一般読者向けに科学についてわかりやすく解き明かす名手である。しかも彼が語るのはいわゆる科

ハッサン・ダムルジは肝が据わっている。 本書(原題The Responsible Globalist)がイギリスで出版されたのは2019年秋。イギリスではEU離脱をめぐる国内対立が深まっており、アメリカのトランプ政権はメキシコからの移民取り締まりを強化し、米中は貿易戦争を繰り広げていた。 自国ファースト、反グローバリズムのうねりが高まるなか、本書の取材を続け