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新刊超速レビュー

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292記事

『坂の上の坂』 新刊ちょい読み 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『坂の上の坂』 新刊ちょい読み

著者から直接いただいた。タイトルは言いえて妙。そこに居合わせた一同は感心しきりだった。明治初期の平均寿命は40歳代前半、それに比べて現在は80歳を超える。秋山兄弟の見た明治の雲の下には、いまはさらに坂が続くという現実だ。「55歳までにやっておきたい55のこと」というのが副題。さて55の見出しからいくつかを紹介してみよう。 「無謀なことをやろうとすればするほど

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サイエンス / 新刊超速レビュー

『流れ』 新刊ちょい読み

著者はフリーランスのサイエンスライター。原書はNature's Patterns3部作の第2作だ。3部作とは『Shapes』『Flow』『Branches』。日本語版はそれぞれ『かたち』『流れ』『枝分かれ』だ。ここ1-2年、『土の文化史』や『砂』、『柑橘類の文化誌』、『フクロウ』など身近で基礎的な物質や物性、生物についての出版が続いている。すべて翻訳もので、

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新刊超速レビュー

『本へのとびら』 新刊ちょい読み

前半はスタジオジブリが非売品で作成していた小冊子『岩波少年文庫の50冊』からの転載だ。そもそも本書はその小冊子があってからこそ企画されたらしい。後半は阿川佐和子との対談などをもとにして再構成している。前半の50冊のなかから1冊分をまるまる引用してみよう。たとえば『三銃士』を紹介した文章は「痛快冒険活劇という名にこれほどぴったりの本はないでしょう。ワクワクする

『決着!恐竜絶滅論争』 書影

サイエンス / 新刊超速レビュー

『決着!恐竜絶滅論争』

6550万年前、恐竜は小惑星の衝突によって絶滅してしまった。すでに一般常識化していると思っていたら、じつは科学界では論争が続いているという。世界中の研究者たち41人はさすがにそろそろ決着をつけようとサイエンス誌に連名で論文を提出した。ところが、その論文に対してさらに衝突説反対派が反論を試みてきたというのだ。 本書はその異説のどこが間違いかをとことん解説するだ

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民俗・風俗 / 新刊超速レビュー

『牡蠣と紐育』 新刊ちょい読み

A5版303ページの分厚い本だ。原書のタイトルはBig Oyster、副題はHistory of the HalfShellである。ニューヨークはBig Appleと呼ばれるまえはBig Oysterと呼ばれていた。Halfshellとはボティッチェリの「ヴィーナスの誕生」のイメージであろうか。帯には荒俣宏氏推薦であるから、間違いなく牡蠣とニュヨークの博物学

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世界史 / 新刊超速レビュー

『危険な世界史 運命の女篇』 新刊ちょい読み

朝日新聞公式ブログ「ベルばらKidsぷらざ」に連載している「世界史レッスン」をまとめた本だ。これではなんのことだか判らない人が多いだろうが、『怖い絵』の著者だといえばお判りになるだろう。80編ほどの歴史エピソード集なのだが、取り扱っているテーマはフランス革命をはさんで前後100年と狭くて濃い。マリー・アントワネットはもちろん、エカテリーナもピョートル大帝もナ

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日本史 / 新刊超速レビュー

『江戸衣装図鑑』 新刊ちょい読み

タイトルそのままの本だ。図鑑だからキレイなカラーイラスト満載。「公家服飾」「武家服飾」「町人男服飾」「江戸後期 町方女小袖」など15章で構成されていて細大もらさない。衣装だけでなく、たとえば江戸後期の男の髪型などというページもある。本多髷、若衆髷、銀杏髷、たばね、立髪など、歌舞伎ファンなどにとっては、ああなるほどなと感心することしきりだ。著者は江戸衣装考証家

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日本史 / 新刊超速レビュー

『御所ことば』 新刊ちょい読み

本書が最初に出版されたのは昭和49年。本書は改版新刊だ。昭和49年といえば1974年だから、その年生まれの人は現在37歳だ。しかし、御所ことばがその37年間で変化したことなどないであろうから、新刊として読むことができるはず。御所ことばで思い起こすのは「豆腐」のことを「オカベ」、「鯉」のことを「コモジ」など特殊名詞だ。本書の後半はその語彙集なのだが、前半のイン

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医学・心理学 / 新刊超速レビュー

『ボクには世界がこう見えていた』 新刊ちょい読み

キチンと読み終えてから紹介するべき本だと思うのだが、怖いもの見たさで第4章の「幻覚妄想」から第5章の「入院」までを読んでしまい、書かずにはおれない気持ちになってしまったのだ。正直なところ統合失調症患者のイメージは理解不能で怖いという感じを持っている人もいるのではないか。しかし、その2章を読むだけで大変な病気であり、本人は本当にしんどそうで、むしろ社会が守って

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サイエンス / 新刊超速レビュー

『ベテルギウスの超新星爆発』 新刊ちょい読み

オリオン座のアルファ星、冬の大三角形のひとつベテルギウスが間もなく超新星爆発する。地球から640光年しか離れていない星がスーパーノバ化すると、それから少なくとも3か月にわたって満月の100倍ほどの明るさで、昼も夜も天空に輝くことになるという。三葉虫の絶滅に関係したのではないかという仮説もある死のガンマ線バーストは、さいわいにも地球には向かないと予想されている

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サイエンス / 新刊超速レビュー

『複雑で単純な世界』 新刊ちょい読み

「またまた複雑系か、そろそろ飽きちゃった」と思ったあなたは深刻なポピュラーサイエンス本マニアである。ニール・ジョンソンは元オックスフォード大学の物理学教授。現在はマイアミ大学「複雑性に関する学際的研究グループ」主任だ。「カオスとフラクタル」「金融市場の動向を予測する」「感染症、癌をいかに抑えるか」「自然と量子ゲーム」などの12章。各章には5つの節が設定されて

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生物・自然 / 新刊超速レビュー

『フクロウ』 新刊ちょい読み

今日から「新刊ちょい読み」というコーナーを始めます。「今月読む本」よりは詳しく、「おすすめ本レビュー」よりカジュアルに。本購入のご参考までにどうぞ。 本文204ページなのに本体2600円という高額本。それもそのはず紙質も印刷も素晴らしい。図版も写真も素晴らしい。装丁・デザインも素晴らしい。本棚に置いておきたくなる本の筆頭だ。デズモンド・モリスといえば1967