
これから出る本 2022年12月
11月に入り、書店店頭も一気に年末色が濃くなってきました。年間ベストセラーの発表もすぐそこまで迫っています。コロナ禍後の世界の姿が見え始めてきた中、IT業界ではレイオフのニュースが立て続けに報じられています。一方でAI技術は絵画のようなクリエイティブの領域でも話題になって…という昨今。人工知能と人間はどんな関係を築いていくのか、そんな未来予測を行った『AI2
(2024年当時)
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11月に入り、書店店頭も一気に年末色が濃くなってきました。年間ベストセラーの発表もすぐそこまで迫っています。コロナ禍後の世界の姿が見え始めてきた中、IT業界ではレイオフのニュースが立て続けに報じられています。一方でAI技術は絵画のようなクリエイティブの領域でも話題になって…という昨今。人工知能と人間はどんな関係を築いていくのか、そんな未来予測を行った『AI2

あまりスッキリとした秋晴れに恵まれなかった10月でしたが、ノーベル賞の発表などもありノンフィクションジャンルは盛り上がりを見せました。特に、ネアンデルタール人のゲノム解読をテーマにしたペーボ教授の影響で、ネアンデルタール人関連書には注目が。 新刊では、HONZでもレビューが発表されている『 無人島のふたり 』が良く動いています。また久しぶりの大型新刊となる沢

10月末から11月の上旬は読書週間です。読書関係のイベントも多くなり、出版業界も盛り上がっています。ノンフィクションジャンルも豊作です。そんな中でも特に注目したいのがクリスパーにまつわるノンフィクション本。 遺伝子編集技術「CRISPR」の生みの親ジェニファー・ダウドナの評伝『コード・ブレーカー』がいよいよ発売になります。日本でも大ベストセラーとなった『ステ

9月はノンフィクション豊作の月となりました。特に『自民党の統一教会汚染追跡3000日』ほか宗教関連のノンフィクションが大きく注目を集めランキングを牽引しています。翻訳ノンフィクションも『因果推論の科学』や『格差の起源』など大物新刊が相次いで刊行されています。 そんな中で勢いを見せているのが『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』です。すっかりお馴染みになった日記シリ

9月に入り、カルト宗教関連の本の出版が増えてきています。書店店頭で宗教について考える本のフェアをやっているのもよく見かけるようになりました。興味の高まりを感じる中『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』の予約が伸びています。この他も『 「神様」のいる家で育ちました 』などに注目が集まっています。 この他2022年9月17日時点の予約受注実績からこの先発売にな

8月の最後になって稲盛和夫さん、ミハイル・ゴルバチョフさんと大きな訃報が続きました。ミハイル・ゴルバチョフについては以前このコーナーでも紹介した『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』が注目を集めています。 稲盛和夫さんについては、世界的にも注目されている著書も多くありますが、今後自伝などの出版があるのかどうか気になるところです。 8月はどんな本が発売され、
コロナ影響で自殺者が増加したというニュースが駆け巡りました。パンデミック関連の書物の出版は少し下火になってきた感もありますが、自殺や貧困といった社会問題に取り組む本の出版計画が増えてきているようです。予約ランキングにも『ルポ自殺』が入ってきています。 著者の渋井哲也さんは長年にわたって自殺問題を取材し続けてきました。今の時代をどう見ているのでしょうか。 この

沈静化するかと思われていたコロナ禍でしたが、7月後半から罹患者が急増。身の回りでも「陽性になりました」という報告が当たり前のように聞かれるようになりました。酷暑もあり外出が控えられているのか、出版業界は少し活気づいてきています。7月はどんな本が話題になったのでしょう。 発売と同時に注目を集めているのがこの『ストーリーが世界を滅ぼす――物語があなたの脳を操作す

元首相の銃撃・殺害という痛ましい事件が起きました。これも伴い、カルト関係の書籍への注目度が高まっています。ウクライナ、そしてそれを取り巻く世界の混乱は続き、コロナ感染者数も急激な拡大。久しぶりの緊急事態宣言下にない夏はどんな夏になるのでしょう。 2022年7月18日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成し

あまりに早い梅雨明け、そして記録にないほどの猛暑…と通常の6月とは違った景色が広がっています。気候変動に関する取組や、今後の経済成長について考える本が増えて来ているのも、こういった気候の変化が体感としてわかるくらいになってきたからでしょう。 ウクライナ情勢関連では地政学への注目が集まっています。ここのところは資源関係の本の動きもよくなってきているようです。そ

「新しい資本主義」が掲げられ、世界経済が大きく動く中、今後の世界のあり方を考える本が多く出版されています。これからどんな本が出てくるのでしょう。 2022年6月20日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成しました。(日販調べ:タイトル・発売日等今後変更になる可能性があります) 注目したいのは『工藤會事件』

5月。久しぶりに何の宣言もない、コロナ前の景色に戻ったようなゴールデンディークに始まった月でした。 ノンフィクション本ジャンルでは過去にも多くの著書のある江森敬治さんが書いた『秋篠宮』が大きな話題になっています。また、新書中心に歴史関連書も好調です。5月発売の新刊では『戦国武将、虚像と実像』がヒット中。 5月28日に満期出所を迎えた重信房子の最新著作『戦士た

ウクライナの状況が変わらない中、世界経済や物流の混乱が始まっています。「なぜ」と「これからどうなるのか」に答えてくれる本、考える助けになる本が続々と刊行されてきそうです。 これからどんな本が出てくるのでしょう。 2022年5月18日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成しました。(日販調べ:タイトル・発売

ウクライナへの軍事侵攻後、ロシアやウクライナ、そして地政学といったジャンルに関する本が注目されています。中でも最も売れているのが『物語ウクライナの歴史』です。軍事的な視点での本も多い中、多くの人が手にとったのは2002年に発行された、歴史の本だったということに興味を持ちました。 今回は久しぶりに、この『物語 ウクライナの歴史』の各種データから売れ方、読者層を

ウクライナへの軍事侵攻を受け執筆された本の緊急出版があちこちで見られるようになりました。世界経済、国際政治に関する本も急増しています。動き続ける歴史や経済を、文章というかたちでアーカイブしていくことも出版の大きな役割なのだなと感じながら今の状況を見ています。 これからどんな本が出てくるのでしょう。 2022年4月16日時点の予約受注実績からこの先発売になるタ

私事で恐縮ですが、先月末で日販を退職しました。現在お休みを満喫しながら、この先のことを考えています。そんなわけで、これまでのようにランキングを使った情報提供が出来なくなりましたが、ネット上の情報を駆使しつつ「先月出た本」「これから出る本」をお送りしていきたいと思います。 3月はウクライナ侵攻に揺れた月でした。ウクライナとはどんな国なのか、プーチンはどんな人な

ウクライナへの軍事侵攻が始まり、書店店頭でも平和を祈る動きが広がっています。テレビでも活躍するロシア研究者の著作が重版され、ウクライナやロシアの歴史を考える本、また、地政学の本なども注目を集めています。私たちが小さい頃から慣れ親しんできた絵本『てぶくろ』はウクライナの民話であることで、平和について考えるきっかけになる絵本と話題になりました。 これから出る本に

急転したウクライナ情勢により、世界中が混乱に陥っています。未だ収束に至らない新型コロナウイルス、世界的な物流危機など先が見えない事ばかりが続きます。2月の書店店頭も苦しい状況が続いています。ではノンフィクションではどんな本が売れていたのでしょうか。 日販オープンネットワークWINから2月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタ

今年は寒い日の多い冬になりました。コロナ感染者数が激増し、まん延防止措置がとられ始めてから他の小売りと同様に書店店頭も来客数が少ない日が続いているようです。一方で、テレビドラマで取りあげられたことをきっかけに古典名著の『自省録』が売れ始めるなど面白い現象も起きています。 これから出る本のリストはこれまでとうって変わって、日本人作家のノンフィクションやルポルタ

正月休みが好調だったことで好転の期待が持たれた1月でしたが、オミクロン株の拡大によるコロナ患者の再拡大は止められず大きくブレーキがかかりました。1月後半になると緊急事態宣言下のような巣ごもり需要も見えてきています。1月はどんな本が発売され、売れていたのでしょう。 日販オープンネットワークWINから1月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクショ

2022年がスタートし、芥川賞・直木賞が発表されるなど出版業界も賑やかなニュースが続いています。ノンフィクションに絡んだニュースとしては、アンネ・フランクの隠れ家の密告者が特定された事が世界的な話題になりました。この模様を描いたノンフィクション、『THE BETRAYAL OF ANNE FRANK』は原著発売に続き、邦訳版が2月に発売になることが発表されて

久しぶりに各地の人出が話題になった年末年始となりました。出版業界は前年がコミック特需という状態だったので前年比では苦戦しそうですが、これからの動きが楽しみなところです。12月はどんな本が出て、売れていたのでしょう。 日販オープンネットワークWINから12月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタイトルを抽出しランキングを作成し


11月に入り街には賑やかさが戻ってきました。書店店頭では年賀状素材集や手帳、家計簿といった年末年始商品が動き始め、クリスマスに向けた盛り上がりも出てきています。ノンフィクションジャンルでは歴史関連、ESGs関係のタイトルなどが目立ちました。11月はどんな本が出て、売れていたのでしょう。 日販オープンネットワークWINから11月発売のタイトルとHONZのレビュ

今年もそろそろ2021年のベストセラーが発表される時期になりました。各ジャンルの今年の1冊も選ばれぐっと年末ムードが高まってきます。年末年始は重厚な本をじっくり読むのにいい季節です。これから、どんな本が発売されてくるのでしょう。これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。 2021年11月18日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノ

10月。ノーベル賞の各賞受賞者が発表されるノンフィクション業界にとっても注目すべき月でした。2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に関する話題が増えて来たタイミングでもあり、北条家関連の書籍の動きが目立つようになっています。10月はどんな本が出て、売れていたのでしょう。 日販オープンネットワークWINから10月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノ

緊急事態宣言が明けるとともに一気に秋めいてきました。実りの秋、快晴の空を見るとぱーっと外に出かけたい気分になりますが、書店店頭も豊作です。これから、どんな本が発売されてくるのでしょう。これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。 2021年10月22日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成しました

9月に入り、そろそろノーベル賞受賞者が誰になるのか、どんな本が出ているのかという話題が聞かれ始めました。最新技術に迫れるのもノンフィクションの醍醐味。9月はどんな本が発売になっていたのでしょうか。 日販オープンネットワークWINから9月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタイトルを抽出しランキングを作成しています。(2021

読書の秋到来!先月ここで紹介した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』が発売されベストセラーとなっているほか、注目の本が続々発売されています。これからはどんな本が発売されてくるのでしょう。これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。 2021年9月21日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを

8月はコロナウイルス感染の急拡大、全国的な荒天等を受けて厳しい月になりました。8月は終戦の月ということで、例年は戦争関連本の動きが良くなる月でもあります。今年はどんな本が発売されていたのでしょう。先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINから8月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルの

未曾有。という言葉に辟易としてきた感はありますが、経験のない災害が続いています。気候変動や新たな感染症の発現など、本の中では過去なんども脅威として語られている事も多く、本から学ぶ事の重要性を改めて感じる機会にもなっています。 これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。2021年8月20日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフィ

オリンピックが開幕し、新型コロナウイルスが再度猛威を振るい始めた7月。発売された本を見てみると、スポーツ関連や世界に目を向ける本が多くなっている気がします。また、例年の動向でもありますが、戦争や戦後を考える本も多く出版されました。7月はどんな本が発売されていたのでしょう。先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINか

オリンピックが開幕しました。しかしこの夏も自粛の夏、そして暑い夏となってしまいました。大きなスポーツイベントの最中は本が売れなくなるというのが業界ジンクスになっていますが、今年の夏はどうなるでしょう。 これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。まずは予約ランキングから。2021年7月20日時点の予約受注実績からこの先発売になるタイトルを抽出しノンフ

コロナ禍によって取材やフィールドワークが制限されるなか、自伝や歴史ものの大物新刊が続いています。6月はどんな本が発売されていたのでしょう。先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINから6月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタイトルを抽出しランキングを作成しています。(2021/6

先月のこのコーナーで『SFプロトタイピング』を紹介しましたが、SFを経営に活かすという本の出版が増えてきました。各分野、各国の最新技術を知り未来を予測するためにもノンフィクションの持つ役割が大きくなってくるのかもしれません。 これから出る注目ノンフィクションを紹介していきます。まずは予約ランキングから。2021年6月18日時点の予約受注実績からこの先発売にな

5月の書店店頭はすこーし静かな感じでした。どんな本が売れていたのでしょうか。 先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINから5月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタイトルを抽出しランキングを作成しています。(2021/5/1~2021/5/31の売上) HONZでもおなじみの堀内

自粛生活が長くなり書店店頭の売行きにも変化が出てきました。おうち時間の読書が増えたため、ページ数の多い重厚な本の動きが良くなっています。ベストセラーランキングを賑わすような本も出てきており「鈍器本」ブームか!といった話題にも。ノンフィクションには名著の鈍器本が沢山あるのでこういうものがまた注目されていくとよいのですが。 今月もこれから出る注目ノンフィクション

せっかくのゴールデンウィークですが、2年続けて自粛の日々を送る事になってしまいました。こんな時はとにかく読書に限ります。家でじっくり読むというニーズにあわせ「鈍器本」とも呼ばれる500ページ級の分厚い本が売れています。では、4月はどんな本が発売されたのでしょう。 先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINから4月発

またもコロナの波が大きくなってきました。昨年の春のような状態になるのか戦々恐々とするなか、新刊は着々と発売されていきます。 今月もノンフィクションの予約ランキングから見ていきます。2021年4月21日時点の予約受注実績から5月以降に発売になるタイトルを抽出しノンフィクションの予約ランキングを作成しました。(日販調べ:タイトル・発売日等今後変更になる可能性があ

昨年の3月は突然の学校休校などの影響で、学参や児童書が大きく動いた他大人向けの本もまとめ買いが目立った月でした。今年はそういった顕著な動きはなかったものの、教養や自己啓発といった分野の本がよく動いています。気になる新刊も沢山発売されています。まずは先月出た本の売上ランキングから売場を見ていきましょう。 日販オープンネットワークWINから3月発売のタイトルとH