ノンフィクションはこれを読め!

村上 浩の記事

AUTHOR

292記事

NO PHOTO

人物 / おすすめ本レビュー

世界で活躍する(?)日本人 『バタス 刑務所の掟』 藤野眞功

採点:★★★★☆ エキサイティング!シティオブゴッドやスカーフェイスが好きに人にはおススメ。 フィリピンの刑務所の中には幾つものギャング組織があり、金と権力さえあればドラッグでも売春婦でも何でも手に入る、ってだけでも驚きだが、そのギャングのトップに立った日本人がいるっていうんだから更に驚く。 旅行代理店のトップセールスマンだった大沢努が、フィリピンの闇組織(

NO PHOTO

社会 / おすすめ本レビュー

民主党の政策に経済学でダメだし! 『政権交代の経済学』 小峰隆夫

採点:★★★★☆ 床屋政談好きにはたまらない一冊。パレート最適、乗数効果ってなんだっけという人にもおススメ。 本書のタイトルと表紙はミスリーディングである。サッチャーが表紙でこのタイトルだと、イギリスでのサッチャー政権の政策分析かと思ってしまった。内容は全然違って、経済学でコンセンサスが得られている内容から政策(後半は民主党のものに焦点を当てている)の妥当性

NO PHOTO

人物 / おすすめ本レビュー

命がけで生きる 『男一代菩薩道』

採点:★★★☆☆ インド、仏教に興味がある人にはおススメ。題材は最高なのだが、書き手が素人っぽい。。。 佐々井秀嶺という日本生まれのインド人についての話( 佐々井氏のWikipedia )。フジテレビのドキュメンタリーの取材を基に、ディレクター自らが本書を作成しているため、著者は仏教の専門家でもないし、文章のプロでもない。よって、本書の見所は佐々井氏へのイン

NO PHOTO

サイエンス / おすすめ本レビュー

とにかくやれ! 『究極の鍛錬』 ジョフ・コルヴァン

採点:★★★☆☆ 「天才」「一流」に興味のある人はおススメ 世の中の飛びぬけた成績を残す人、例えばタイガー・ウッズ、には特別な「才能」があるのか?そのような成績を残すには何をすればよいのか?について考察した本。 マイケル・ジョーダンのクラッチシュートやタイガー・ウッズのここぞというときのショットを見るとついつい「生まれ持ったものが違う」と考えてしまうが、著者

NO PHOTO

サイエンス / おすすめ本レビュー

人間とは何か 『ロボットとは何か』 石黒浩

採点:★★★☆☆ 「研究」「人間とは」に興味がある人におススメ。さくっと読めます 「生きている天才ランキング」日本人TOP(2007年 SYNECTICS社調べ)の著者による、「ロボットをつくるとはどういうことか」についての解説書。その回答は明快、副題(人の心を映す鏡)にもあるように「人間とは何か」を考えることであると著者は述べている。 良い回答は良い疑問が

NO PHOTO

ビジネス / おすすめ本レビュー

ビッグ・ブラザーなら恐くない 『グーグル秘録』

採点:★★★★★ 広告、Web、に興味・関係ある人には特におススメ 本書はグーグル礼賛本でも、批判本でもない。本書はグーグルの誕生・急成長・戸惑いの歴史を軸に、今までとこれからのメディア、広告、Webについて膨大な取材を基に分析された本である。膨大な取材がどんなものかは、巻末の参考文献と著者あとがきで分かる。CEOであるエリックシュミットへの取材だけでも15

NO PHOTO

サイエンス / おすすめ本レビュー

行き止まりはブレイクスルーの兆し 『まだ科学では解けない13の謎』

採点:★★★☆☆ 科学をかじったことある人、科学に興味のある人にはおススメ 何で13?科学では13以外の謎はないのかい!!って突っ込みたくなるけど、これは邦題をつけた人のセンスが悪い。13には全く意味はなく、原題は「Things That Don't Make Sense」。この本は現代の科学でmake senseしないことについてとりあげる。 推理小説に

NO PHOTO

社会 / おすすめ本レビュー

日本人は競争嫌い? 『競争と公平感』

採点:★★★★☆ サラリーマンにはお薦め。床屋政談にも使えるネタがいっぱい。 俺は負けず嫌いだ。小さい頃からそうだ。自分でゲームのルールを創るのが好きだった。もちろん、自分が勝てるルールを。自分が負けるゲームは絶対にやらなかった村上世彰氏の気持ちがちょっとだけ分かる。 本書はどのような「競争」が良い結果をもたらすのか?どのような「競争」であれば、人々は、特に

NO PHOTO

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

サッカー経済学 『「ジャパン」はなぜ負けるのか?-経済学が解明するサッカーの不条理』

スポーツ経済学者(こんな肩書き初めて聞いたぞ!)のステファン・シマンスキーとジャーナリストのサイモン・クーパーがサッカーについて徹底的に計量経済学的手法を用いて分析しまくる。Freakonomics以来の計量経済学の面白本。 メジャーリーグの中でもお金のない弱小球団を、統計の力でワールドシリーズへ導いた「マネーボール」のサッカー版である。クラブチーム、ナショ

NO PHOTO

サイエンス / おすすめ本レビュー

その話は別の機会に 『知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性』

採点★★★★☆ じっくり考えることが好きな人にはおすすめ 「理性の限界」の続編。前著と変わらぬ形式で、とっつきにくい科学・哲学について、さくさくと議論が進んでいく。知的興奮を味わいたい人は是非。 本書は著者が様々な立場の人間(生理学者、会社員、文化相対主義者など)になりきり、それぞれの立場から様々な命題について議論を進めて行く。議論の中で最も効果的に使われて

NO PHOTO

人物 / おすすめ本レビュー

地球温暖化より星座占いを信じろ 『マリス博士の奇想天外な人生』

採点:★★★★☆ みんなにお薦め 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」に次ぐ、面白科学者自伝。こういう本を大学入る前に読んでれば、もっと違った研究生活が送れたんだろうなぁ DNAの複製技術「PCR」を彼女とのドライブ中に思いついちゃった生化学者(自称オネスト・サイエンティスト)の自伝本。この本のタイトルの通り「奇想天外」な人間である。サーフィンをして、女好き

NO PHOTO

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

人はなぜ走るのか? 『Born to Run』

採点:★★★★★ どんな人にもお薦め 日経の書評で取り上げられたり、MJで特集が組まれたり、水道橋博士がじゃんじゃん宣伝したり、なんやかんや話題になってるみたいです。発売されて直ぐ読んだので、後乗りと思われると少し悔しい・・・ 世の中のボラティリティが上がると人々は走り出す。ベトナム戦争、9・11などのイベント毎にアメリカのランニング人口は増加しているそうだ