ランダムを生み出す規則 『禁断の市場』 ベノワ・B・マンデルブロ、リチャード・L・ハドソン著 高安秀樹監訳
採点:★★★★☆ 金融工学はもちろん、データを見る」ことと「モデルをつくる」ことの関係を考えることに興味がある人にもおススメ 色んな人をこき下ろすタレブが手放しで賞賛するマンデルブロの研究成果・人生をWSJの記者が一般向けにまとめた内容。巻末の注釈にちょこちょこ数式はあるものの、非常に解かり易くフラクタル理論の概要が伝えられている。しっかりしてみようかなー
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採点:★★★★☆ 金融工学はもちろん、データを見る」ことと「モデルをつくる」ことの関係を考えることに興味がある人にもおススメ 色んな人をこき下ろすタレブが手放しで賞賛するマンデルブロの研究成果・人生をWSJの記者が一般向けにまとめた内容。巻末の注釈にちょこちょこ数式はあるものの、非常に解かり易くフラクタル理論の概要が伝えられている。しっかりしてみようかなー
採点:★★★★☆ 子育てに悩む人だけでなく、イノベーションを生み出す発想法に興味のある人にもおススメ 本書を読んでいると、 大人げない大人になれ! のことを思い出した。赤ちゃんは我々が従来抱いていたイメージ(泣くニンジン)とは大きく異なるものの見方、考えをしている。ある部分では大人と同じであり、ある部分では全く異なる。これまでに聞いたこともないような実験や事
採点:★★★★☆ 人間の進化はもちろん、健康食品や豊かな食生活に興味があるヒトにおススメ 今年は進化学の本が面白い。 BORN TO RUN (拙ブログ) に始まり、 一万年の進化爆発 (拙ブログ) 、 黒人はなぜ足が速いのか(新潮選書) や 脳を鍛えるには運動しかない! (拙ブログ) も面白かった。本書と併せて読めば、学生時代に習った”進化”の概念は随分塗
採点:★★★★☆ 「経済学史」はもちろん、「経済学的考え方」に興味のある人におすすめ。 経済古典について、その古典が対象とした問題(とその問題を生み出した次代背景)と著者の経歴、思想の起点が簡潔にまとめられており、経済学に馴染みの無い人でも十分楽しめる。 政権交代の経済学 (拙ブログの書評) と併せて読めば、経済関連ニュースでよく聞く言葉の意味がざっくり理解
採点:★★★☆☆ 「脳」に限らず、科学と世の中の関わりに興味のある人におススメ 大ヒットゲームソフト 脳トレ (正式には、東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング)の生みの親である川島隆太氏が自らがどのように「脳科学」の分野を切り開いてきたか、脳トレブームによってどのような影響が生じたか、産学連携はどのようにあ
採点:★★★★★ 星新一好きはもちろん、アイデア発想法、「新ジャンル」の創造に興味がある人にもおススメ。最高峰の伝記 学生の頃は熱心に読んでいた星新一が星製薬の御曹司であったことすら全く知らなかったが、その人生は想像を超えてドラマに富んでいる。上下巻に分けても各々が400ページを超える分量だが、全く飽きることなく読了した。 ■感想 本書を読むと星新一と話をし
採点:★★★★☆ 特許、知財に興味がある人はもちろん、「イノベーション」に関心がある人にもおススメ。 しかし、「そもそも特許って必要?」「特許によるインセンティブがイノベーションを促進してるって本当?」という問いはあまりなされていなかったのではないだろうか。本書はその問いに経済学的視点から考える一冊。 「事実に基づいて論理的に考える」トレーニングにもってこい
採点:★★★★☆ 「つながり」好きな人も「つながり観察」が好きな人にもおススメ。研究者の考え方、生き方にも触れることができる ネットワーク・サイエンスの分野で面白い本がぽろぽろとでてきた。 群れのルール ( 拙ブログ )は見聞きしたことの無い事例に驚きっぱなしだったが、本書は副題に「入門」とあるようにネットワークサイエンスが如何に発展してきたか、その中で一研
採点:★★★★☆ 「起業」「ベンチャー」に興味のある人はもちろん、大企業で働くビジネスマンにもおススメ。 人気メルマガisologueの磯崎氏による、「起業」に必要なファイナンス知識の全体図。私のように理系でちゃんと会計を学んでいない人にも非常に分かり易い。著者は必要のない細部を省いて全体像を伝えるのが非常に上手い!メルマガもおススメ。 ■あらすじ そもそも
採点:★★★★★ 「科学的にものごとを考える」ことに興味のある全ての人におススメ。なぜ「うつ」のCMが多いのかよく分かります 本書は2009年7月に幻冬舎ルネサンスより出版されたものの文庫版(一部加筆アリ)であるが、文庫化されるまでその存在を知らなかった。1人の医者が世の中で起こっていることに対する素朴な疑問を様々なしがらみを越えて、科学的な視点から解き明か
採点:★★★☆☆ 「表」の中国に興味のある人におススメ。どぎついアングラ話ではないから余計に恐い・・・ 経済でも政治でもとにかく中国の動きが目立ち始めた。日本の2000年の歴史を考えると江戸時代以降の中国との関わりの薄さの方が異常だったのかも。この近くの超大国は無視できない。経済危機以降の中国の「今」を地下から眺める一冊。 ■あらすじ 様々な視点から中国レポ
採点:★★★☆☆ 「イランってアラブの中でも大国だよな」と思っている人におススメ。 同じく新潮新書の イスラエル(拙ブログ) と併せて読めば、中東情勢の概観が理解しやすくなる。ブッシュJrに北朝鮮とひとくくりにaxis of evilと呼ばれた国の現状について解説した一冊。相変わらずAmazonの写真すらない。。。 ■あらすじ 毎日新聞テヘラン支局長として4
採点:★★★☆☆ 「イスラエルとアメリカって何で仲いいの?」という人におススメ。イスラエルを概観するのに適した一冊 イスラエル関連本は山ほどあるが、古代の人々の名前や地名がそもそも覚えにくくて中々頭に入ってこなかった。本書は過去の歴史は概観にとどめ、アメリカ(のロビー)との関係を中心に現在にスポットを当てており、同じく新潮新書の イランはこれからどうなるのか
採点:★★★★★ 2010年科学読み物で現在のところNo.1の面白さ!生物多様性に興味があるひとには特におススメ 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催を目前に控えて、文藝春秋が立て続けに良書を翻訳出版している。 地球最後の日のための種子 と併せて読めば、「多様性」の「重要性」が理解できる。本書にある図版は原著にはないものらしく、文藝春秋エライ
採点:★★★★☆ 「官僚」の生態に興味がある人におススメ 日垣隆さんがツイッターで薦めていたので購入。著者である寺脇研氏は「ミスター文部省」「ゆとり教育の海の親」等とも呼ばれ、あまり良い評判を聞いたことがなかったが、そのようなレッテル張りには意味が無いとつくづく思った。本書では「官僚」がどのように考え、どのように行動する人たちなのかが丁寧に描かれている。 ■
採点:★★★★★ 「食べる人」つまり、全ての人におススメ。科学的な面はもちろん、1人の男の冒険譚としても面白い。 ■あらすじ プロローグは1998年ウガンダで発生したUg98の発見からスタートする。Ug98は小麦を襲う伝染病であり、防御遺伝子を具えているはずの小麦の標本をも圧倒し、その壊死率は80%にも達していた。 農家は「最大収穫量」を目指して、最も収穫量
採点:★★★★★ 国際機関、国際NGOに興味がある人は必読。「ボランティア」に胡散臭さを感じる人にもおススメ。 日テレの24時間テレビに関して、ネット上では様々な議論がされていた。擁護派からは、「やらない善意よりやる偽善」という言葉が出ていたが、「やる偽善」が常にその受け手にとってよい結果をもたらすとは限らない。現場、最前線で「貢献」を背負ってきた著者の言葉
採点:★★★★☆ サブプライムの裏側でどんな人がどんなこと考えてどんなことやってたか興味ある人におススメ。 サブプライムローン、リーマンショックに関する書籍はその内部関係者のものも含めて沢山出ているが、本書はウォールストリートを出し抜いた人達の話。アメリカではかなりのヒットになっているようだが(米アマゾンでも480件のコメントがついている)、邦訳はまだ出てな
採点:★★★★☆ 「私は有機野菜食べてるから長生きできる!」って思ってる人にはおススメ。 副題が示すとおり、食に関する「気分のエコ」が間違っているだけでなく、いかに害を及ぼすかをデータを基に明らかにしていく。巷に溢れる「地産地消」「有機農業」などのキーワードを軸に、これまでとこれからの農業・食料について概観する一冊。 ■あらすじ 「気分のエコ」に対抗するため
採点:★★★☆☆ 日本の金融工学「史」に興味がある人におススメ。理系研究と世の中の繋がりも考えさせる 日本の金融工学における「元」横綱である著者による、日本における金融工学の担い手とその役割を振り返りながら、サブプライムローンに端を発する今回の金融危機の原因を探る一冊。本書を読んでも金融工学が具体的にどのような理論の元に成り立っているかは分からないが、数式が
採点:★★★★★ 誰にでもおススメ。どんな人でも何かを感じるはず。 日本は「太平洋戦争」「大東亜戦争」を戦っていたそのとき、大西洋でも、ライン川でも戦争だった。日本にいては第二次大戦中のヨーロッパの状況につい詳しくしる機会はあまりないが、本書にはそのときの現状が生々しく再現されている。パンのことが頭から離れなくなるほどの極限状態に追い込まれたユダヤ人の少年、
採点:★★★★☆ 組織論や集合知に興味がある人におススメ。自然の偉大さに圧倒されます。 一匹一匹では何も考えずにただ餌を運んでいるだけのように見える蟻が、何故道を間違えずに巣に辿りつけるのか?何故あんなに複雑な巣を作れるのか?個体としてみるとなんてことない生物が集合としては非常に優秀なシステムとして働く。そのシステムは人間の世界に応用可能であり、既に実践は進
採点:★★★★☆ ユニクロ、柳井さんに興味がある人にはおススメ。他のユニクロ本より全然いいです。 本書にも紹介され通り、ユニクロ関連本はここ数年で数十冊は出ているが、新聞・雑誌記事の切り貼りだったり、単に決算数字並べて「やっぱり凄いよね。お終い」みたいな本が多かった。もちろん、柳井さん著の2冊 一勝九敗 と 成功は一日で捨て去れ は面白かったが、外部視点でこ
採点:★★★★☆ 死刑、裁判員制度に興味のある人におススメ。読んだあと「うーん」と唸ってしまう本 かなり衝撃的だった前作 人を殺すとはどういうことか に続く、天才殺人者である著者による、殺人者がどのような人間か、死刑判決を出すとはどういうことかについて述べた本。 ■あらすじ 著者は、少年時代には突出したIQで「神童」と言われ、月に100~200冊を読みこなす
採点:★★★★☆ 自分と重なる部分が多少あり客観的には読めなかった。旧帝大の理系学部にいた人にはおススメ ソ連のスプートニク打ち上げ成功に世界が慄いていた時代に東大理1に入学した「ベストアンドブライテスト」達の物語。本書の登場人物たちとはレベルが違うかもしれないが、田舎の公立高校から京大工学部に入り、社長になるつもりで入った会社を1年未満で辞め、コンサルタン
採点:★★★★★ ぶっちぎりで面白い!!著者も言ってるけど、全ての産業人必読の書。皆におススメ あちこちのブログで話題になっていながら、Amazonではしばらく在庫切れだったのでやっと読了。著者の言うSY(数字読めない)、GM(現場を見ない)、KY(空気しか読めない)にならないためには、自らの目で見て、自らの頭で考えるしかない。本書を読んだらきっと、統計局の
採点:★★★★☆ 「人間」に興味ある人におススメ。論理展開が難解な部分も多いので、興味あることのつまみ喰いでも楽しめる。 ここのところ生物の「進化」にはまって様々な本に手を出しているが、本書を読んでから他の本を読むと様々な事象を理解しやすくなるかも。この手の本は最近面白いものがどんどんでている。例えば、加速する肥満( 書評 )や 強い者は生き残れない や広い
採点:★★★★★ 一流の軍人を知る一冊。ビジネスはもちろん生きるための知恵を手に入れたい人におススメ。 成毛さんの実践多読術( 書評 )で紹介してあったが、残念ながら絶版。久しぶりにアマゾンマーケットプレイスで購入したが、中古でもボロボロでもよいから手に入れることをおススメ。 一昔前のマイクロソフトの面接では「富士山を動かすのにいくらかかる?」というフェルミ
採点:★★★★☆ 相変わらずの大前節。ビジネス書最近読んでないなーと思う人にもおススメ。 いろんな雑誌の連載をまとめた本なので、一つの大きなテーマに基づくストーリーとはなっていないが、どのトピックから飛ばして読んでも面白い。通勤などの空いた時間にぴったり。 しかし、この人は相変わらずネタが豊富だなー。高橋俊介さんや内田和成さんとお話したときも思ったけど、どん
採点:★★★☆☆ 官僚的組織に興味のある人にはおススメ。JALへ就職しようとしている就活生は必読 2010年学卒の就職希望ランキングでJALはなんと未だに16位( ソース )。世界の任天堂(70位)よりも全然上位にランクインしている。エントリーシート出す前に是非この本を読んで欲しいものだ。JALの誕生から悲惨な事故、組織の官僚化による内ゲバ、そして倒産までを
採点:★★★★☆ 分かり易い!!年金って何?もらえるの?得なの?どう改善すればいいの?と思っている人にはおススメ 現在の年金がどのような思想の基で設計・運営されているか、どのような問題点があるか、どのように改善すればよいかにQ&A方式で簡潔にまとめてある良書。このように複雑なシステムになってしまった原因である、作り手=官僚の理論も解説されている。しかし、何故
採点:★★★☆☆ 最近めっきり運動しなくなった人におススメ。加速する肥満( 書評はこちら )と併せて読むと尚よし 運動といえるのはせいぜい通勤中に駅まで歩くだけ。という人も多いのではないか。 狩猟採集から農耕へと我々の食料獲得方法は大きく変わったが、ここまで身体を動かさなくても生きていけるようになったのは、日本では、ここ30年程度に過ぎないだろう。つまり、我
採点:★★★★☆ 健康、ダイエットに関心のある人にはおススメ。人間にとっての「食事」の意味を考える 「太る」「食べ過ぎる」ことが如何に体に悪いかを様々なデータをこれでもかと畳み掛ける。本書を読めば自身の食生活を見直そうと考えない人は極少数だろう。しかし、実際に食生活を変える人もまた極少数だろう。 自然選択説という言葉がある。 Wikipediaによる説明は以
採点:★★★★★ 小説に限らず何かを「作り」たい人にはおススメ。 名古屋大学工学部の助教授だった著者が如何にベストセラー作家になったか。そして、小説家になるためには何が必要かについての本。 成毛眞さんのブログ にもあるが、他の2冊もめちゃくちゃ面白い。 著者の意見は世間一般から聞こえてくるものとは大きく異なる。”異端”と呼ばれることも多いようだが、著者からは
採点:★★★☆☆ 人間の「思考」、つまり、人間に興味がある人におススメ。 こちらも 新書がベスト で見つけた一冊。ひょんなことからコンピューター将棋に興味を持った物理化学者と羽生世代の次を担う永世竜王(当時は竜王)を両者の視点から振り返る一冊。ロボットについて考えることで、人間理解が進む好例。 ロボットとは何か と合わせて読むともっと楽しめる。 1997年5
採点:★★★★☆ 中国を「大ぐくり」で知りたい人におススメ。トリビアも山盛りでつい人に話したくなる 中国を「貝の文化」と「羊の文化」の2つの面から大きく論じている。随所で日本との中国と日本の比較がなされており、日本についての新たな一面も見えてくる。 トリビアもたくさん。有形の財物に関わる漢字(例えば、財、賭、賞、貢)に「貝」が含まれているのは、存在が認められ
採点:★★★☆☆ 「日本人は・・・だから」とつい言っちゃう人にはおススメ。「日本辺境論」が好きな人は楽しめる 著者の本を読むのは、世に名作と言われている作品をばったばったとぶった切る「こころは本当に名作か」以来の2冊目。本書でもその攻撃スタイルは変わらない。「日本は特殊だ」と述べる様々な「日本人論」の矛盾、不整合性をこれでもかと突きまくる。日本の中でどのよう
採点:★★★★★ 文章を書く人、つまり全ての人におススメ!!本書を読めば、何かを必ず書きたくなる。 仕事をしていると、文章を書く機会は非常に多い。請求書から報告書まで様々な文章の形式があるだろうが、業務時に作成する文章の目的は意味を伝えることである。どのような文章なら意味が正確に伝わるか、また、伝わらないかについてじっくりと考える一冊。 本書は日本語で作文す
採点:★★★★☆ 読書習慣の無い人(週に1冊以下しか読まない人)には特におススメ。成毛眞氏の「本は10冊同時に読め」と並ぶ面白さ 成毛眞氏、松岡正剛氏及び著者のブログは本購入の参考にしょっちゅう利用している。著者のブログは「宣伝トークの多さ」が気になる場合も多いが、本書にその気配は無い。「読書の効用」とその「効用を得る方法」が丁寧に解説されている。この本が売
採点:★★★☆☆ 行動経済学の分かり易い、かつ役立つ実例が沢山。直感に頼らず行動したい人におススメ。 様々な類似本を産み出した「予想通りに非合理」の続編。まだ邦訳は出ていないので、原著にチャレンジ。日本語の本の5倍以上時間がかかった・・・。それでも取り上げてある事例が面白いので何とか読了。 副題にもある通り、本書は「仕事での非合理性」と「私生活での非合理」2