
小説 / HONZ客員レビュー
『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』 by 出口 治明
今年は小説が豊饒だ。僕と同年、定年退職した65歳のハロルド・フライのもとに、ある日、1通の手紙が届く。かつての同僚のクウィーニー・ヘンシーからだ。彼女はがんで死にかかっているという。ハロルドは、返事を書き、ポストに向かいはしたものの、どうしても投函できない。20年前の彼女のハロルドに対する誠実さに、この返事は全く見合っていないからだ。次のポストを求めて歩き始
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小説 / HONZ客員レビュー
今年は小説が豊饒だ。僕と同年、定年退職した65歳のハロルド・フライのもとに、ある日、1通の手紙が届く。かつての同僚のクウィーニー・ヘンシーからだ。彼女はがんで死にかかっているという。ハロルドは、返事を書き、ポストに向かいはしたものの、どうしても投函できない。20年前の彼女のハロルドに対する誠実さに、この返事は全く見合っていないからだ。次のポストを求めて歩き始

日経新聞の「私の履歴書」を長年、愛読している。やはり、本人が直接書いた物が、面白い。現在は、コトラー博士が連載中で、毎日、楽しみにしているが、本書は(尊敬するコトラー博士には申し訳ないが)桁外れに面白い。マンデルブロ集合の発見者、偉大なフラクタリスト、マンデルブロの自伝である。全体は3部から構成されている。 第1部は、生い立ちから20歳まで、第2次世界大戦の

刺激的な本だ。一言でいえば、デモクラシーの世界史である。上下2巻2段組みで900ページに迫る労作だが、知らないことがたくさん書かれており、読者を飽きさせない。本書は全体で3部に分かれており、上巻では「集会デモクラシー」と「代表デモクラシー」が、下巻では「代表デモクラシー」の続きと、「モニタリング・デモクラシー」が語られる。デモクラシーは、要するに、貴族制、王

いつかは読まなければいけない、誰しもそういった本のリストを持っているだろう。ヒラリー・マンテルの「ウルフ・ホール」は、この2年ほど、僕の読むべき本リストのトップページに、太字で書き込まれていたのだが、読む機会が訪れないうちに、先に続編を読む羽目になってしまった。それが、本書である。ヘンリー8世の右腕として活躍した稀代の政治家、トマス・クロムウェルの評伝のPa

社会 / HONZ客員レビュー
著者の主張には、正直言って、多少の違和感を覚える。例えば、著者は政治的な立ち位置を左のように図示する(p.89)が、私見では、むしろ下のように整理したいところだ。 何れにせよ、僕は、バークやトクヴィルに最も親近感を覚えるので、進歩的な著者とは違って、恐らく心性は「保守」的なのだろう。しかし、政治的立場の違いにもかかわらず、この本は、とりわけ若い世代には、ぜひ

知的興奮を覚える、とても面白い本だ。冒頭から(第1章)「科学者はなぜ魚という群の実在性を否定するのか?」という挑戦状が叩きつけられる。著者は、この本を書くことによって、この一見奇妙に見える問いに答えようと努める。何のために? 始まりは、カール・リンネである。若き天才的な植物学者として人生のスタートをきったリンネは、二名法(人間は、「ホモ・サピエンス」として表

僕は「歴史オタク」を自認しているけれど、インダス文明については、「文字が未解読である」「広域文明だった」「王墓がない」ぐらいのイメージしか、すぐには思い浮かばない。確かに、4大文明の中で、インダス文明は最も言及されることが少ない文明だ。それには、文字が未解読であることが大きいと考える。畢竟、歴史とは文字で書かれたものであるからだ。 本書は多くのインダス遺跡を

人物 / HONZ客員レビュー
私たちは、「バーティ」あるいは、「H.G.」と呼ばれたH.G.ウェルズについて、何を知っているのだろうか。ジュール・ヴェルヌと並ぶ「近代SF小説の祖」(原子爆弾さえ予見した)であり、世界政府を夢見た理想的社会主義者(国際連盟でも演説した。また、フェビアン協会の有力メンバーだった)、性の自由を主張した華麗な女性遍歴者、また、人類が過去を共有できなければ、未来も

5月に出版されたのに、新書なので「薄くていつでも読める」と、ついつい積ん読本になってしまっていた。こんなに面白い本なのに、申し訳ないことをした、という自責の念でいっぱいである。 エドワード・ギボンの「 ローマ帝国衰亡史 」は、長年の愛読書の1冊であるが、この『新・ローマ帝国衰亡史』のどこが面白いのか。それは、ローマ帝国を辺境から眺めているからである。ローマ帝

小説 / HONZ客員レビュー
さすがに、読書の秋である。実りは、豊かだ。本書も、まちがいなく、今年度に読んだ小説の中では、トップ3に入るだろう。ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者で、責任者であったハイドリヒ。「第3帝国で最も危険な男」「金髪の野獣」と怖れられたハイドリヒを、ロンドンに亡命したチェコ政府が暗殺計画を立て(ハイドリヒは、当時、ドイツの保護領であったボヘミア・モラヴィアの総督代

本書は、日本の運命を決したヤルタ会談(1945年2月)からポツダム会談(7月)へ、そして原爆投下までに至る第2次世界大戦末期の激動の6カ月を再現した物語である。新しい発見はないが、関係者の証言が寄木細工のように丁寧に積み重ねられており、読者はまるでその場に居合わせたかのような、迫真の臨場感を味わうことができる。まさに、「神は細部に宿る」のである。 第1部は、

小説 / HONZ客員レビュー
9部門のアカデミー賞を受賞した名画「イングリッシュ・ペイシェント」の原作者であるオンダーチェの新作なら、これはもう読むしかあるまい。そう思って手に取ったが、想像を遥かに超える素晴らしい佳品で、すっかり嬉しくなってしまった。 スリランカに住む11歳の少年マイナが、たった1人で大型客船オロンセイ号に乗って、母の待つ英国へ3週間の船旅をする。この小説は、成長して作

人物 / HONZ客員レビュー
上下2段組みで650ページを超える分厚い本だ(訳者も4名で分担している)。しかし、どうして読まずに済ませることができようか。これは、9.11、米軍のアフガニスタン侵攻、イラク戦争、北朝鮮の核問題、リーマン・ショックと21世紀初頭の激動の日々を、ジョージ・W・ブッシュ政権の「頭脳」として大統領を支え続けたコンディ(コンドリーザ・ライスの愛称)の回顧録なのだから

タイトルに魅かれて読んでしまった。誰でも思うはずだ、「酒と薔薇の日々」に決まっているじゃないか、と。それを、よりによって「醤油」とは。 本書は、何気ない日常席活を綴った68本のエッセイをまとめたものである。初出は1993年とあるから、相当に古い。しかし、長谷川町子の「サザエさん」が永遠に新しいように、人間の本質は少しも変わっていないのだから、いいものはいいの

1543年9月、倭寇の頭目の1人であった王直の船が、種子島に漂着し、乗っていたポルトガル人が、わが国に鉄砲を伝えた。これが、日本と西洋の初めての出会いであった、と言われている。このこともあって、ポルトガルはわが国には馴染の深い国ではあるが、では、どうしてポルトガルが逸早く海に乗り出し、海洋帝国を築き上げたのか、ということは、あまり知られていない。本書は、ヴァ

旅の楽しみの極みは、初めて訪れた見知らぬ街を当てもなく彷徨い歩くことに尽きる。「迷子になることは、都市を本当に体験する唯一の方法なのだ。」 著者は、「この本は、自分の好きなページから読んでもらいたい」と、まえがきで述べる。8章から構成されたオムニバス映画のような本書は、読者を積極的に迷子に誘うのだ。「迷子になることは心配しなくてもいい」と。 「第1章 到着」

歴史は文系の学問ではない(そもそも、大学が文系・理系と分かれているのは、先進国ではわが国ぐらいのものではないか)。グローバルには、自然科学の知見を存分に活用し、例えばBC1200年のカタストロフィや、モンゴル・ウルス崩壊など、歴史的な超大イベントの原因を気候変動に求める見解が有力であるが、日本史においては、著者の作品以外にそういった書物にはこれまであまり出会

次はアフリカの時代が来る、と言われて、久しいものがある。マリでの騒乱や、それと関連したアルジェリアでの人質事件、エジプトの混迷ぶり等、アフリカから発信される情報は、このところ、後向きのものが多い。それに、アフリカは、何しろわが国から遠い。私たちは、この古くて新しい大陸について、一体、何を知っているというのだろう。 僕は人が学ぶ方法は、3つしかないと考えている

「花には香り、本には毒を」という言葉が好きだ。ベンチャー企業を経営するようになって忙しくなり、めっきり読書量が落ちたが、それでも平均すると週に4~5冊は読んでいるのではないか。本と旅しか趣味がないからではあるが。このコラムは、その中で、体内に毒がまわったものを選んで書き連ねているのだが(毒気を感じるのは、4~5冊に1冊くらい)、このところ、嬉しいことに、毒気

偶に芳醇な赤ワインを飲み、フランス料理をいただくと、何故か、食後に無性にチーズが食べたくなるときがある。でも、これは何も人間に限った話ではない。9,000年前に、西アジアで生まれたチーズは、神々も大好きだったのだ。何しろ、シュメールの豊饒の女神イナンナは、チーズに魅かれて夫に羊飼いのドゥムジを選んだくらいなのだから。 本書は、人間の文明史と交差するチーズ9,

まことに、「百聞は一見に如かず」である。本書には、カラーの図版がふんだんに使われており、読者は、天国(例えば、「ムハンマドの楽園」、図版6)や楽園(例えば、「神々のいるアルカディアの風景」、図版12)が、およそどのようなものか、一目で了解できるのだ(因みに、このような図版入り書籍が発展したのは、大元ウルス治下のことである。全相本とよばれていた。宮紀子「モンゴ

20世紀の初め、現代につながるローマ共和性研究の基礎を築いた碩学ゲルツァーは、共和制末期のポンペイウス、カエサル、キケロの伝記を書いた。嬉しいことに、この3冊がゲルツァーの弟子の手により、揃って訳出されることになった。本書はその第1巻である(9月1日現在、カエサルとポンペイウスの2巻が出版されている)。 ゲルツァー史学の特徴は、何よりも人間関係に着目し、当時

ど真ん中の直球を投げられた。これはもう振り切るしかないと念じて、必死でバットを振り抜いた。どうにか当たることは当たったのだが、想像を絶するほどの、とてつもなく重いボールだった。例えてみれば、こんな感じだろうか。 冒頭から著者の挑戦状が、読者に叩きつけられる。本書は、社会心理学を俯瞰する教科書ではない、と。人間をどう捉えるか、願いはそれだけだ、と。生物や社会を

人物 / HONZ客員レビュー
8月15日は、日本がポツダム宣言を受諾して第2次世界大戦が終結した日であるが、欧州の戦いでは、「自由フランス」を率いてドイツに徹底抗戦したのがドゴール将軍であった。ドゴールは、レジスタンスに象徴される救国の英雄であったが、臨時政府首相を1946年初頭に辞任した後は、不遇の時代(本人の弁では「砂漠の横断」)を過ごした。そして、1968年、67歳の老雄は、アルジ

私たちは、日常、何気なく、右派や左派といった言葉を使っているが、これらの言葉が、実は、フランス革命に淵源をもっていることを知る人は少ない。フランス革命当初の憲法制定国民議会で、旧体制(アンシャン・レジーム、ブルボン王朝)の維持を支持する勢力が、議長席から見て右側の席を占めたという事実に由来するのである。フランス革命は、「自由、平等、友愛」のスローガンで知られ

気軽に読めるとても楽しい本だ。何事であれ、劈頭の出会いがすべてだ、と言う人がいるが、最初のページに、僕の大好きな絵(泳者の墓。パエストゥム)が置かれていたので、これはもう読むしかありません。 この本は、2008年の北京オリンピックで正式競技に採用されたオープンウォーター・スイミング(OWS)をテーマとしている。69歳のアメリカの女性ジャーナリスト、リン・シェ

小説 / HONZ客員レビュー
僕は、本を読むときは、一言一句文章を丁寧になぞって、ほぼ完全に消化してしまうまで読み込むタイプなので、滅多に同じ本を2度読むことはない。本書は、ANAグループ機内誌「翼の王国」に連載された小品をまとめたもので、いくつかは間違いなく読んでいるはずだが、再読することに全く躊躇いはなかった。それは何故か。著者の文章や門内ユキエさんのイラストレーションが大好きだった

社会 / HONZ客員レビュー
楽しくて、ワクワクするような本ではない。おもしろくて、ページをめくるのがもどかしくなるような本でもない。それでも、なお、この本は、出来るだけ多くの市民に読んでほしいと思わずにはいられないのだ。 はじめに、次のグラフを見てほしい。 一般に、先進国とみなされているG7の中で、日本の次に難民の受け入れが少ないイタリアが1,803人(G7全体の3%)、これに対して日

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久しぶりに、寝食を忘れて、一晩で読んでしまった。今、まさに知りたかったことに、真正面から答えてくれる本に出会ったからである。 巻頭に福沢諭吉の言葉が引かれている。 著者の問題意識が、この一文に見事に凝縮されている。そう、本書は一世を風靡しているかに見えるアベノミクスの上質で真っ当な経済分析なのだ。 本書は一問一答の形式で書かれており、文章も平易で論理的である

物心がついた頃、「将来は何になりたいの?」と訊かれる度に、「ロケット学者」、「フォン・ブラウン博士(この本では、あまり高く評価されてはいないが)のようになって、月や火星に行くんだ」と答えた自分を思い出してしまった。 そういえば、本に親しんだきっかけは、「太陽はとても重そうなのに、何故落ちてこないの?」としつこく尋ねる僕に閉口した両親が、「なぜだろう なぜかし

これは、紛れもなく格闘技である。一読して、そう思った。 22冊の本が取り上げられて、一見、書評という体裁をとってはいるが、立ち現われてくるのは、楠木 建という個性豊かな研究者が、体臭をムンムン発散させて、広いリングを縦横に動き回り、汗だくになりながら、相手(読者を含む)に的確なストレートパンチを浴びせ続けている姿である。まことに小気味が良い。江戸っ子の面目躍

例えば、ひと昔前の「紙の」稟議書がデジタル化されて、会社からも消えつつある現在、本書は書かれるべくして書かれた書物であると言えよう。デジタル化の波がひたひたと押し寄せつつある中で、紙という媒体が歴史の中で果たしてきた役割を振り返ってみることは、心躍る知的冒険に他ならない。 メディアとしての紙と言えば、我々は反射的に新聞や書物を連想してしまう。しかし、著者は「

これは、おもしろい。読み始めた瞬間に、そう思った。良書には、いくつかの必要条件があるが、中でも「おもしろいこと」は、とても大切な要件である。第一、おもしろくないものを、誰が好き好んで読むだろうか。 この本は、天児屋命(あめのこやねのみこと。春日権現。天孫降臨時に随伴)を祖先神(自称)とする京都の吉田山に鎮座する、吉田神社の400年の歴史を綴ったものである。し

世界で最も読まれている書物は何か。それは、聖書において、他にはない。中でも、アブラハムの物語、モーゼの出エジプトや十戒、ダヴィデ王やソロモン王の栄華等は、果たしてどこまでが伝説で、どこまでが史実なのか、判然としない向きも多いだろう。 本書は、現地調査に従事する新進気鋭の著者が、こうした疑問に真正面から取り組んだ力作である。「1章:聖書はなぜ書かれたか」では、

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主要欧米先進諸国を「アングロサクソン型」「欧州大陸型(ドイツ、フランス、ベネルクス等)」「南欧型」「北欧型」の4つに分類して、2010年~12年の3年何の平均実質成長率を算定すると、北欧型が唯一2%を超え、最も高くなっている。加えて、財政も健全であり、かつ、出生率も高い。本書は、気鋭の4人の研究者が、その北欧モデルの「秘密」に迫った労作である。 一般に北欧と

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2020年のオリンピック招致を巡って、名乗りをあげた東京の最大のライバル都市は、どうやらトルコのイスタンブールであるらしい。何度か訪れたことがあるが、ボスポラス海峡から眺める夕暮れのイスタンブールのシルエットは、間違いなく世界で最も美しい光景の1つであろう。 ところで、トルコと言えばトルコ料理やトルコ絨毯、ハマーム(公衆浴場)などが連想されようが、実は、世紀

トルコに旅したら、恐らくほとんどの人は、トルコ絨毯を手に帰路につくことになるだろう。そういえば、わが家にも、小ぶりのトルコ絨毯が3枚、鎮座している。 トルコ絨毯はかなり古くから、グローバルに流通してきた。ベッリーニやカルパッチョ、ホルバインの名画にも描かれているのである。本書は、このトルコ絨毯というモノと、トルコの婚姻という慣習を「経(たていと)」と「緯(よ

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歴史を読んでいると、どのような国家であれ、その国の形・大本を設計したグランド・デザイナーがいたことに気付かされる。中国では始皇帝、ペルシャ・ギリシア(ローマ)はダレイオス1世。そして、日本(倭国ではない)は、紛うことなく、讃良大王(「さららのおおきみ」、後の人は持統天皇と呼ぶ)であり、彼女を助けた藤原不比等であろう。この時代に、日本という国号、天皇(すめらみ

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墨田区向島に生まれた領家高子は、歌舞伎や遊郭等、近世情緒に関心が深い作家であるが、夭折した樋口一葉にも並々ならぬ興味を示しており、これまでにも 「八年後のたけくらべ」 、 「一葉舟」 という佳品をものしている。「なつ」は、樋口一葉の創作がピークに達した奇跡の日々、即ち1894年10月から、逝去する1896年11月までの、疾風怒濤の2年間を、残された一葉の日記

僕は、自分でビジネス書を書いているので、天に唾する行為であるということを、十分自覚した上で、なおかつ、「ビジネス書より古典を」と言い続けている。 それは何故か。2つの理由がある。まず、長期にわたって市場の洗礼を受けてきた古典は、哲学書や歴史書であれ、文学書であれ、その内容が圧倒的に優れているということである。スポーツでもプロに手ほどきを受ければ、上達も早いが