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『WORKERS』 書影

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『WORKERS』

昨日、NHKの新日曜美術館の再放送を見ていた。「極限に見た生命(いのち)の美しさ 写真家セバスチャン・サルガドー」である。最初からポカンとしてテレビの映像を見ていた。あまりにインパクトが強い。写真というより絵画である。報道写真でもあるのだが、間違いなくアートでもある。 番組ではとりわけ、ブラジルのセーラ・ペラーダのガリンペーロの写真がすごかった。金鉱が入って

『防衛破綻』 書影

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『防衛破綻』

昨日、北沢防衛大臣が武器輸出三原則の見直しに言及して鳩山内閣はまたもやグダグダになっているようだ。なぜ、武器輸出をしなければならないかについてのキチンとした説明もないし、反対する社民党などもこのことについてキチンと理解しているとはとても思われない。政治家にもう少し読書をする時間と意欲があれば日本は良くなるのにと思ってしまう。 本書の骨子は日本の防衛省の武器調

『パリが沈んだ日』 書影

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『パリが沈んだ日』

今年がパリ大水害から100年目だということをはじめて知った。あの美しいセーヌ川が氾濫していたなどとは、にわかに想像しがたい。本書はその様子を細大漏らさず、科学的なデータも駆使し、当時の写真や図版も豊富に使い、しかもパリの魅力たっぷりに紹介した本である。 著者はまずパリの地質から説明を試みる。沖積層や第三紀石灰岩層などに分けられた地質地図が提示される。ここでは

年末年始は巣ごもりだ 書影

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年末年始は巣ごもりだ

単行本だけで読みかけの本がこれだけある。読みかけとは本文を少なくとも10ページは読んでいるということだ。この2倍以上の本に目を通したのだが、12月の予選を通過したのはこの12冊である。発注中の科学読み物などが追加されるので、年末年始は大変なことになりそうだ。 さすが年末だ。そこへファイナル・ファンタジー13とゼルダの伝説の新作が届いたのである。FF13につい

『外国人が見た近世日本』 書影

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『外国人が見た近世日本』

5人の江戸学者たちの論文集である。それぞれの学者はこの分野の出版活動では有名である。ボク自身が最近読んだ本をあげて紹介すると。『天下人の一級資料』の山本博文、『首都江戸の誕生』の大石学、『殿様の通信簿』の磯田道史、『幕末日本の情報活動』の岩下哲典の4人を江戸東京博物館館長の竹内誠がたばねている。 竹内による序論によると、2005年に竹内の呼びかけで「日本人再

『青山栄次郎伝』 書影

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『青山栄次郎伝』

たいそう面白い人物なのだが、日本ではあまり知られていない人物の評伝である。その理由の一つは晩年に創価学会との関係が深くなり、政治家や文化人が敬遠したからだと本書は伝える。たしかに、どんな宗教であれ思想性を持つわけだから、関係の深さによっては思想を変えたと誤解されてもしかたがないだろう。 青山栄次郎とはいわば幼名であり、本名はリヒャルド・クーデンホーフ・カレル

『気候と人間の歴史・入門』 書影

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『気候と人間の歴史・入門』

専門家からは批判があろうが、著者はアナール派というよりも、ブローデル派とでもいうべき歴史学者だ。気候がどのように歴史に影響を与えたかというアプローチであり、それはフェーブルとは異質で、まさにブローデル的である。 ともあれ、本書は「11世紀以降」の「ヨーロッパ史」に気候が与えた影響、または気候変動が作りだしたヨーロッパ人の活動史についての入門書だ。けっして「地

『みんなが知りたいペンギンの秘密』 書影

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『みんなが知りたいペンギンの秘密』

タイトルで買った本だ。この新書の「みんなが知りたいシリーズ」の一冊なのだが、「ええーっ!みんな、そんなにペンギンのことを知りたいのか」「もしかすると、オレだけがペンギンにさほど興味を持ってなかったのか」「ところでみんなって一体誰なんだ」など、ペンギンについてではなくタイトルのほうに気がそそられてしまう。 読みすすめると、たしかにペンギンは可愛い。シュレーター

NODE No.9 書評 『すずしろ日記』 書影

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NODE No.9 書評 『すずしろ日記』

『北斎漫画』が好きだ。何千人もでてくる人物はそれぞれに可笑しみがあり、当時の風俗を知る画像情報でもある。 『洛中洛外図屏風』も好きだ。金箔を使った狩野派による屏風絵だ。もちろん、諸国の大名などが京を知るための画像情報が本分である。 ところで本書の著者である山口晃によれば「イギリスが狩野派を讃えるのをあてこすって、フランスが「北斎がすごい」と持ち上げた」のだと

『ゴッホ全油彩画』 書影

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『ゴッホ全油彩画』

先日、ロンドンのナショナル・ギャラリーでほぼ丸1日すごした。展示されていたあらゆる絵画のなかで、心底驚いたのはゴッホの椅子であった。圧倒的な存在感。目を離すことができない緊張感。画集で見るのとは全く違うのだ。これだから、芸術は実物にあたってみなければわからない。ゴッホはひまわりが有名だが、椅子とは比べるべくもない。たんに椅子が描かれている絵を見てこれほど感動

『大名行列を解剖する』 書影

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『大名行列を解剖する』

読みながら「ふーん」「へーっ」「はぁー」「ほーっ」と感嘆詞が止まらない。帯には「大名行列はなぜ長い? 派遣・アルバイト・格差社会・・・」などとあるから、面白江戸読み物だと思うとさにあらずだ。 著者の主要著書は『近世武家社会の形成と構造』などであるから、けっして歴史読み物作家ではなく、立派な史学の先生なのだ。「あとがき」でも大名行列に注目している理由として「近

『日本人とナノエレクトロニクス』 書影

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『日本人とナノエレクトロニクス』

非常に要領よくナノエレクトロニクスの進展とそれに関わる日本人研究者について書かれた本である。テーマの選択も妥当であり、この分野の啓もう書としてはもっとも優れた本であろう。6つの主要技術についてそれぞれ1章をつかって説明したあとに、これからのナノエレクトロニクスについて語るという構成だ。 第1章は集積回路についてだ。キャパシタとMOSFETなどを使って視覚的に

『CTは魔法のナイフ』 書影

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『CTは魔法のナイフ』

東芝の現役エンジニアが書いた本である。専門は工業用CTだ。CTの工学的な入門書というようなものはなく、CTで人体以外のものを見たら意外と面白かったという感動を伝えたかったらしい。 前半ではレーシングカーのエンジン、メロン、牛、マンモス、異物発見、文化財などを、それぞれの依頼人の要望に合わせて切ってみせる。メロンの味は糖分だけで決まらず、意外にもCTで判るとい

週刊朝日12月11日号 「ビジネス成毛塾」 『キリマンジャロの雪が消えていく』 書影

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週刊朝日12月11日号 「ビジネス成毛塾」 『キリマンジャロの雪が消えていく』

本書のタイトルは『キリマンジャロの雪が消えていく』と抒情的だし、副題も「アフリカ環境報告」で、地球温暖化を恨むばかりの、ありふれた書籍の一冊であるように見える。 しかし、本書において温暖化問題は議論の一部でしかない。人口爆発とその影響、天然資源とガバナンス、先進国の援助とその光と影など、多様な観点からアフリカの現在が描き出されている。 これからは本書を読んで

『ルワンダ中央銀行総裁日記』 書影

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『ルワンダ中央銀行総裁日記』

kiokadaさんからいただいたコメントに対するレスポンスである。本書は20才の時に読んだ。読了後、日銀に入りたいと熱望した、外務省でももちろん良いと思った。しかし、学力が全くついていかなかった。本当に悲しかったのは覚えているが、結局すぐ忘れて別の本を読んでいたのだろう。もちろんお会いしたことはないが、服部正也さんはいまでもボクのヒーローである。 1965年

『強い者は生き残れない』週刊朝日1月22日号「ビジネス成毛塾」元原稿 書影

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『強い者は生き残れない』週刊朝日1月22日号「ビジネス成毛塾」元原稿

著者は数理生態学を専門とする進化理論の研究者である。5年ほどまえに『素数ゼミの謎』という本で科学好きの間で話題になった学者だ。 アメリカには13年や17年という長周期で大発生するセミがいる。その周期がなぜ素数なのかという理由を進化の観点からつきとめたのだ。 本書はいよいよ著者の本職である生物の進化について、一般人にも分かりやすく書き下ろした本だ。著者によれば

『嵐山吉兆 男子の台所』 書影

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『嵐山吉兆 男子の台所』

帯は小山薫堂氏だ。「すべてを手に入れた男こそ、読むべし!これから夢に向かう男も読むべし!料理の腕があがる分だけ。人生はもっと豊かになる。」本書はミシュラン3ツ星シェフによる料理指南書だ。 紹介されているレシピは「鶏のむね肉の炭火焼」「大根のステーキ」「目玉焼き」「オムライス」など材料も手ごろで挑戦できそうなものもあるが、「特上サーロインステーキのたれ焼き」「

『ホリエモンが目覚めた“頭を使う”ゴルフ』 書影

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『ホリエモンが目覚めた“頭を使う”ゴルフ』

まだ発売されていない本の書評だ。じつは本書の監修をしている伊藤正治はボクの元コーチである。自宅から一番近い打ちっぱなし練習場、武蔵グランドゴルフで開業している独立レッスンプロだ。一昨年、レッスンを受け始めたのだが、2ヶ月後に腰痛で入院してレッスンは中断した。入院したのはボクではなくプロのほうだ。 しばらくしてホリエモンとゴルフをしているときにゴルフ本を出すこ

『第二の男』 書影

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『第二の男』

月刊FACTAに同じ表題で連載されていたものの書籍化である。歴史の準主役であった人物の短い評伝だ。土方歳三、藤沢武夫、リシュリュー、諸葛亮、ウォルシンガム、大久保利通、チェ・ゲバラ、ポチョムキン、豊臣秀長、タレイラン、直江兼続の11人が取り上げられている。 それぞれの章の扉に人物画や写真が添えられている。教科書などで見たことのあるものばかりなのだが、改めて眺

『New York September 11』 書影

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『New York September 11』

先週、ロンドンのシティを歩いていたら、いきなり9・11が激しくフラッシュバックした。9・11の夜は赤坂のイギリスパブのようなところで友人たちと飲んでいたからかもしれない。 第1報は当時財務省から経産省へ出向していた岸本周平(現民主党衆議院議員)の携帯に入った。WTCの飛行機が激突したという。彼は慌てて役所に帰っていった。次々と役人たちの携帯が鳴る。このときば

『大人げない大人になれ!』 書影

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『大人げない大人になれ!』

新刊自著の紹介-自信作です-いくつかの章を丸ごと抜き書きしてみます ■失敗しないためのただ一つの方法 挫折や失敗を知らない人はダメだと言われることがあるが、私はそんなことはまったく信じていない。私自身これまでに挫折をしたことはないし、これからもしたくはない。それでも自分がダメだとは決して思わないのだ。 マイクロソフトで部長をやっていたとき、ある人から「君は失

『完全なる証明』 書影

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『完全なる証明』

本書は外国語で書かれた底本がすでにあって、それを翻訳したものではない。英語で書かれてはいるのだが、日本語版専用の書き下ろしである。もちろん、ほぼ同時に英語版が出ているようだが、ソ連の数学界についての部分が欠けているらしい。日本人に生まれて良かったと感じることができる妙な翻訳書である。その英語版にはないソ連の数学界とユダヤ人についての前半が本当は極めて重要だと

週刊朝日11月13日号「ビジネス成毛塾」 『世紀の新薬発見』 書影

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週刊朝日11月13日号「ビジネス成毛塾」 『世紀の新薬発見』

『世紀の新薬発見 その光と影の物語』は二つのまったく異なる自伝をまとめた本だ。ひとつは結核の特効薬ストレプトマイシン発見の物語。もうひとつはナチによるホロコーストの幼児生存者の物語だ。今回はその前半を取り上げてみたい。 ストレプトマイシンが発見されるまで肺結核は死の病であった。1950年までは日本においえる死亡原因の一位である。 数億人もの人類を救うことにな

『芸術新潮』2009年11月号「冷泉家のひみつ」 書影

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『芸術新潮』2009年11月号「冷泉家のひみつ」

今月号はお買い得だ。これで1400円は安い。素晴らしい写真と文章による冷泉家と家宝についての特集だ。現在、東京都美術館で開催されている「冷泉家 王朝の和歌守展」とリンクした特集なのだが、東京在住の人にとってもこの号を読むだけで満足してしまいそうだ。 ともかく美しい。定家の「拾遺愚草」も美しいが、俊成の「日野切千載集」には圧倒される。まさに「仮名のきわみ」だ。

『透明標本』 書影

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『透明標本』

本書は丸善日本橋店で買った。3階のレジ前に現物の透明標本が展示されていて、その脇に本書があったわけだ。その透明標本は手のひらに乗るほどの小さいものなのだがスゴい。骨格や体組織が青、赤、紫などの蛍光色に染め分けられているのだ。これは百聞は一見にしかずの見本である。残念ながらボクには文章で説明できるような力はない。 奥付によれば著者の職業は「透明標本作家」だ。さ

『イカロス飛行隊』 書影

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『イカロス飛行隊』

待望の下田信夫-Nobさんの新刊が出た。本文というか本体イラストページは相変わらず白黒だ。じつに悲しい。おそらく全てのイラストはカラーで描かれているはずだ。大判フルカラーで見てみたい。カラーイラストが載っているのは表紙と裏表紙、目次前の数ページだけだ。 その目次前の数ページに面白い飛行機が載っている。「バトル・オブ・ブリテン」の時に英国はドイツ爆撃機を防ぐた

大作家”ろくでなし”列伝 書影

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大作家”ろくでなし”列伝

福田和也が雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載していた「ろくでなしの歌」を収録したものだ。昨日のブログで紹介した『アスペルガー症候群』では、取っつきにくいがオタク的な才能があるという、いわば理系な変人が紹介されているのだが、この本は「ろくでなし」の小説家ばかりを取り扱っている。彼らは普通に考えると変質者だ。知り合いにも隣人にもなりたくない。 たとえば永井荷風について最

『アスペルガー症候群』 書影

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『アスペルガー症候群』

以前、ある有名大学で自分のビジネス体験について講演した。具体的なエピソードのひとつとして、ビル・ゲイツがアスペルガー症候群である可能性があり、それゆえの常人ならざる仕事ぶりを紹介した。授業後のアンケートを読んでみたところ、ある学生が「自分の上司だった人の病気をあからさまにすることに気分が悪くなった」というのがあった。 なるほど、世の中には若くても狭量な人もい

『小林かいちの魅力』 書影

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『小林かいちの魅力』

京都旅行中に発見した本だ。副題にあるように「小林かいち」は京都においてアール・デコ様式のデザイン画を描いていた画家だ。生まれは明治29年、昭和43年に72歳で亡くなっている。亡くなる直前まで着物の図案家として染物屋に勤務していたらしい。その「かいち」が本書のテーマであるアール・デコ調のデザインをしていたのは27歳から45歳までのことであるらしい。 本書の構成

『今日の総理』 書影

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『今日の総理』

土曜日の午後6時台はTBSの「報道特集」が企画でコケると視る番組がなくなる。「人生の楽園」にまではまだ早いし、釣りにロマンを感じるたちではない。そこでNHKの「週刊こどもニュース」を視てしまうことがある。とりわけ池上彰が担当していた当初はよく視ていた。 ボクは池上彰のファンだ。小難しい言葉でしか説明できない解説者や、小難しい言葉を使わなければならないことにつ

『終身刑の死角』 書影

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『終身刑の死角』

昨年5月15日に「量刑制度を考える超党派の会」が発足している。会長は加藤紘一、森喜朗が最高顧問。副会長には鳩山由紀夫や亀井静香、古賀誠、中川秀直、浜四津敏子が就任している。本書はその動きに対して阻止せんとして、本ブログでも紹介した『日本の殺人』の著者で、法社会学者の河合幹雄が書き下ろしたものだ。ちなみに著者のお父上は河合隼雄だ。 http://d.haten

『たまたま』 書影

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『たまたま』

非常に面白い科学本なのだが、非常に読みにくい。原因の1つは著者がいわゆる「田舎者」のアメリカ人であり、つまり巨大市場アメリカの読者のみを対象として、低俗な修辞を連ねていることにある。イギリス人の著者であれば、科学書のマーケットは全世界に求めるしかないので、当然だれにでも理解できるような記述になる。ボクがイギリス人の科学書を高く評価している理由だ。 脂肪が多い

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これから読む本

ふと思いついたのだが、いま目の前にある新刊本を紹介してみる。これから読もうと思っている本だ。 『中華人民共和国の軍事力』 『暴走族だった僕が大統領シェフになるまで』 『通商国家カルタゴ』 『七秒しか記憶がもたない男』 『放射線医療』 『CO2と温暖化の正体』 『気候と人間の歴史・入門』 『イカロス飛行隊』 『世紀の新薬発見 その光と影の物語』 『ビヨンド・エ

『菜根譚』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』 書影

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『菜根譚』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』

○『菜根譚』洪自誠 味わうほどに深みがわかる「生き方」本の決定版 ○洪自誠 生没年は不明。明の万暦年間(1573~1619年)の人といわれる。儒仏道の三教に精通した博学高識の士で、晩年は閑居し、世俗を超越した心境をもって隠君子として生きたといわれる。つねに困苦に耐えて人格を磨き、『菜根譚』を記した。 ○あらゆる世代の共感を呼ぶ随筆集 『菜根譚』は、中国明代末

『一般論』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』 書影

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『一般論』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』

○『雇用・利子および貨幣の一般理論』ケインズ 20世紀初頭の世界恐慌に解決策を示した、近代経済学の出発点 ○ジョン・メイナード・ケインズ 1883~1946年。イギリス、ケンブリッジ生まれの経済学者。ケンブリッジ大学で教授を務めたほか、大蔵省、イングランド銀行などで活躍しながら研究を重ねた。『貨幣論』『平和の経済的帰結』など、著書も多い。20 世紀最大の経済

『同和と銀行』 書影

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『同和と銀行』

バブル期の大阪裏面史を描いているのだから、タイトルも表紙もおどろおどろしい。主人公は巨漢の元暴力団構成員である。当然のことながら、許永中や尾上縫、田中森一など「いつもの」バブル紳士達は登場するのだが、本書はそれだけで終わらない。むしろダークサイドを利用していた銀行、自治体、政治家、芸能人などが実名と写真付きで引きずりだされているのだ。 主人公の小西邦彦は部落

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ロンドン・エコノミスト 9月19-25日号

先ほど届いたロンドンエコノミストはいつもになく妙な特集だ。それはともかく、慌てて日本の民主党についての一般記事を読んでみた。 「慌てて」というのは、ボクは組閣以来の鳩山内閣のすべてに本当にワクワクしているのだ。生まれてから初めて、大臣になって浮かれているバカの集合ではなく、チームで運営されている内閣を見たのだ。おそらく手錬の外資系ビジネスマンなどは皮膚感覚で

『法の精神』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』 書影

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『法の精神』 『図解仕事力が身につく 必読の「古典」50冊』

○『法の精神』モンテスキュー 体制批判の書が世界の政治システムを変えた ○シャルル・ド・モンテスキュー 1689~1755年。フランス生まれ。啓蒙思想家、歴史家。膨大な数の資料に基づいて1748年、20年をかけたライフワーク『法の精神』を刊行、その思想はのちに「アメリカ合衆国憲法」や「フランス人権宣言」にも影響を与えることになった。 ○体制批判が大ベストセラ