ノンフィクションはこれを読め!

土屋 敦の記事

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ラジオ出演のお知らせ

ラジオ出演のお知らせです。 まず、明日早朝4時30分オンエアの、演歌歌手の川中美幸さんがパーソナリティを務める文化放送『川中美幸 人・うた・心』に副代表・東えりかが登場、川中さんに、いかにノンフィクションが面白く、魅力的かを語ります。 そして、同じく明日3月17日(日)の深夜25時半、FM東京の『東京ガベージコレクション』に成毛眞と東えりかが登場。パーソナリ

好蟻性生物に萌える! 『アリの巣の生きもの図鑑』 書影

生物・自然 / 社会

好蟻性生物に萌える! 『アリの巣の生きもの図鑑』

本書は、アリの巣に住み、アリと共生する昆虫(好蟻性昆虫)やその他の節足動物(クモやダニなど)に関する図鑑である。なんというか、読者対象狭すぎな本だが、好蟻性昆虫マニアやヘンな虫好きにとっては、よくぞ出してくれた! と狂喜乱舞するような、奇跡的な一冊なのだ。 著者は、HONZでも話題になった 『ツノゼミ ありえない虫』 や、好蟻性昆虫の魅力とその研究の苦労を活

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「編集者の自腹ワンコイン広告」はじまりました。

HONZのメールマガジン 「今週のこれを読め!」 には、「編集者の自腹ワンコイン広告」というコーナーがあります。これは、各版元の編集者が自腹で500円を払って自分が担当した本を紹介する「広告」です。すなわち、HONZ自体はその面白さを保証しない、「『広告』なのでもしつまんなくても許してね」的なコーナーなのですが、実は非常に好評です。 なによりも、それぞれの編

至福の読書体験 『幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語』 書影

アート・スポーツ / 世界史

至福の読書体験 『幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語』

突然、「この本めちゃくちゃ面白かったです。ジャケ買いして一気読みしました」というメールがHONZ宛てに届いた。送付元は、以前にもメールのやりとりをしたことのある、大変な読書家でHONZを応援して下さっている心臓血管外科医の望月先生である。確かにソソるカバー。面白い本ならではの「匂い」が、表紙からすでに漂っている。しかも望月先生のご推薦とあらば、読まねばなるま

『インパラの朝』新刊超速レビュー 書影

社会 / 民俗・風俗

『インパラの朝』新刊超速レビュー

中国、ミャンマー、インド、パキスタンからイラン、シリア、イスラエルを抜け、ケニア、ウガンダからザンビア、ジンバブエへと下り、ニジェール、セネガル、西サハラと北上する。26歳の女性による、2年間、47ヶ国、予算180万円の旅。その記録が本書である。 単なるバックパッカーの旅行記ではない。それぞれの地域で彼女が体験した出来事を鋭く切り取り、彼女が関与した小さな世

複雑さとは脆弱さである。『Xイベント』 書影

社会 / 事件・事故

複雑さとは脆弱さである。『Xイベント』

突如として起こる、システムを崩壊させる極端な出来事。著者はこれを「Xイベント」と呼ぶ。そして世界が複雑化すればするほど、予測不能なXイベントは起こりやすくなる。すなわち、現在、人類はXイベントに対して極めて脆弱な状態にあるというのだ。 ハリケーン・カトリーナの被害、9.11テロ、サブプライム住宅ローン危機、2003年の東海岸大停電などが、著者が挙げるXイベン

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「HONZ×現代ビジネス」がスタートしました。

本日1月22日より、ビジネスパーソン向けネットメディア・現代ビジネス内に「HONZ×現代ビジネス」というページがオープンし、HONZからの記事配信がスタートしました。 ビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届けるメディアである現代ビジネスにおいても書評へのニーズは高く、HONZのレビューがサイトの厚みと多様性に貢献

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成毛眞著『面白い本』(岩波新書)発売記念イベントのお知らせ

HONZ代表・成毛眞の著書『面白い本』(岩波新書)がいよいよ1月23日に発売となります! HONZでは、これを記念してイベントを行う予定です。 まずは、2月2日(土)午後2時から、ジュンク堂書店大阪本店の3階喫茶コーナーにて、成毛眞、東えりか、土屋敦、仲野徹による、刊行記念トークショーを行います。 「HONZ曼荼羅」的なすごいポスターまで作ってもらったのです

一年中、正月気分で。『ちゃっかり温泉』 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

一年中、正月気分で。『ちゃっかり温泉』

どうもお正月気分が抜けない。そんな気持ちのまま、思わず手にとったのが本書だ。帯には「平日の真っ昼間から、温泉入ってひとり飯!?」とある。いじゃないか。今の気分にぴったりだ。 いきなり、こんな文章で始まる。 「すみません。今書いているところで、夜になったら必ず送ります」 書いていない。ボクはウソを言っているのだ。 <中略> 電話を切って、すぐにカバンにタオルと

2012年 HONZ 今年の1冊 書影

HONZ今年の1冊

2012年 HONZ 今年の1冊

各レビュアーが選ぶ今年の一冊。やっと出揃いました。 今年も見事なまでにバラバラです。 なるほど、頷くものも多々ある一方、栗下直也とか意味分かんないですし(怒)、最後に登場する成毛眞など、相変わらずあまりに自由すぎて呆然とするほかないです。 でもそれもHONZならではの多様性、ということでお許しを。レビュアーが増えたぶん、ちょっと長いですが、ぜひとも最後までお

純潔にまつわるエトセトラ。『エキストラバージンの嘘と真実』 書影

教養・雑学 / おすすめ本レビュー

純潔にまつわるエトセトラ。『エキストラバージンの嘘と真実』

スーパーで売られているエキストラバージン・オリーブオイルの大半は偽物であるーーそんな衝撃的な事実を明かし、全米でベストセラーとなった本だ。 もちろん私も、まさにそこに惹かれて本書を購入したわけだが、実は本書は、歴史、政治、経済、ビジネスなど多様な「オリーブオイルをめぐる真実」に触れられていて、それをネタに何冊もの飛び切り面白い本が書けそうなぐらいなのだ。 例

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サイエンス / 著者インタビュー

著者インタビュー『ゼロからトースターを作ってみた』トーマス・トウェイツ

ゼロからトースターを作ってみた なんとも言い難い魅力を持った不思議な本だ。 東えりかのレビュー を参考にしてほしいが、要するに、イギリスの学生がトースターを自作した、という話だ。ただし、「ゼロから」と謳っているだけあって、その「自作深度」はおそろしく根源的に深い。例えば鉄の部品を作るため、著者は鉱山まで鉄鉱石を拾いに行き、自宅で精錬することから始める、という

著者インタビュー『オタクの息子に悩んでます』岡田斗司夫氏(後編)by仲野徹 書影

教養・雑学 / 著者インタビュー

著者インタビュー『オタクの息子に悩んでます』岡田斗司夫氏(後編)by仲野徹

仲野徹による岡田斗司夫氏へのインタビューの後編です(前編は こちら )。まず、 『オタクの息子に悩んでます』 を読み、また仲野徹による このレビュー に目を通してからこのインタビューを読むと、何倍も楽しめますよ。 今回の後編では、徐々に本の内容を離れて、雑談の様相に。そんな雑談を掲載できてしまうのもウェブのいいところ、雑談のなかに面白い言葉が散りばめられてい

まっとうな未来を生きるための科学的思考 『進化を飛躍させる新しい主役』 書影

サイエンス / おすすめ本レビュー

まっとうな未来を生きるための科学的思考 『進化を飛躍させる新しい主役』

地味な本である。しかし、ひとつのささやかな研究が、「進化を飛躍させる新しい主役」という、進化論を覆すような刺激的な仮説に至る過程には、科学的思考の基本が詰まっている。岩波ジュニア新書の一冊だが、はじめて科学に触れる少年少女はもちろん、私を含め、日々、科学的思考を身につけたい大人にぜひ読んでほしい。日常生活で思い込みや迷信から開放され、まっとうな問題解決への道

著者インタビュー『オタクの息子に悩んでます』岡田斗司夫氏(前編)by仲野徹 書影

教養・雑学 / 著者インタビュー

著者インタビュー『オタクの息子に悩んでます』岡田斗司夫氏(前編)by仲野徹

仲野徹が「古典的名著、デール・カーネギーの『道は開ける』 に匹敵すると言っても過言ではない」と絶賛し、HONZでも大きな反響があったのが このレビュー 。本の売れ行きも好調で、何度も重版がかかっているという。 レビュアーの仲野は、かねてから朝日新聞連載の人生相談「悩みのるつぼ」における岡田斗司夫氏の回答の大ファンで、本書の元になった、大阪のNHK文化センター

『ノンフィクションはこれを読め!』 重版が決定いたしました! 書影

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『ノンフィクションはこれを読め!』 重版が決定いたしました!

10月下旬に発売された、HONZの初めての本。私のもとにも、「積ん読タワーがますます高くなった!」「買ったが、給料日前なので絶対読まない」「ポチりすぎて食料が買えない」「なんだよ、このメイワクな本は」「本というより危険物」など、数々の大絶賛の声が届いてます。 また、出版界の知人に見せれば、「こんなに書き手がいっぱいで、レイアウトが複雑で、文字が詰まった本、絶

『出ない順 試験に出ない英単語』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / ビジネス

『出ない順 試験に出ない英単語』新刊超速レビュー

世の中には真の意味で、役に立たない本というものがある。あらゆる本は役に立たない、という議論もあるが、そんな深遠なことじゃなく、見た瞬間に役に立たないとわかる本、ばかばかしさやくだらなさを乗り越え、「役立たずな方向」に、全力で、一生懸命、真剣に突き進む本たちのことだ。最近なら 『醤油鯛』 もすばらしいが、ここにまた一冊、そんな愛すべき本が誕生した。 試験に出な

『一揆の原理』 Facebookのルーツは一揆にあり? 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『一揆の原理』 Facebookのルーツは一揆にあり?

「一揆」は不遇を託っている。教科書で習い、多くの人がその言葉を知っているのにもかかわらず、一揆が好き、という人にはお目にかかったことはない。信長がどうとか、明治維新がどうとか、語る人はいっぱいいるのだから、「やっぱり正長の土一揆が最高だよな」とか「尊敬する人は、三河国賀茂郡で一揆を指揮した辰造です」とか「延暦寺の僧徒が日吉社の神輿をかついで朝廷に迫ったときは

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メールマガジン、はじまりました。

無料メールマガジン「HONZの『今週はこれを読め!』」を毎週水曜日の正午にお届します。 前週の木曜日から当日水曜日までの1週間に更新されたレビュー情報がまとめて届きます。時間があるときの一気読み&大人買いのお供にぜひ、ご活用下さい。 なお、このメルマガには、レビュー予定の本の書名をこっそりお知らせする「今週の『読むカモ!』」というコーナーもあります。 買書家

『「弱くても勝てます」』 超進学校の「異常な」セオリー 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『「弱くても勝てます」』 超進学校の「異常な」セオリー

いきなり言い訳になってしまうが、高橋秀実作品の面白さをレビューで伝えるのは、実は難しい。構成は徹底的に練られ、すべての章、すべての文が有機的につながっていて、その一部を取り出したところで、本全体が醸す、なんともいえない、そこはかとない面白さを伝えることができず、もどかしい気分になる。 なので、こう書くしかない。本書はとびきりに面白い。近年の作品の中では、一番

ウルフマンはなぜそこまでするのか? 『狼の群れと暮らした男』 書影

生物・自然 / おすすめ本レビュー

ウルフマンはなぜそこまでするのか? 『狼の群れと暮らした男』

ディスカバリー・チャンネル、ナショナルジオグラフィック・チャンネルなど、海外のドキュメンタリー好きなら、オオカミの群れと一緒に暮らすこの男のこと知っているかも知れない。日本のテレビでも何度も取り上げられているので、彼の顔に見覚えのある人も多いだろう。 オオカミの群れとともに暮らし、服を何ヵ月も着替えず、羊の死体から直接生肉をむさぼり食い、唸り、遠吠えをする。

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9月12日(水) 第2回HONZ公開朝会を行います

HONZ公開朝会 8月8日、下北沢の書店 B&B で行われた第1回のHONZ朝会は早朝にもかかわらず、多くの人に来て頂き、非常に盛り上がりました。われわれも非常に充実感があり、またやりたいね、と互いに話していたのですが、なんと2回連続、9月12日の朝会も公開することになりました。 前回の公開朝会では、朝6時からB&Bのスタッフの方々がもろもろの会場準備をして

『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』および夢中で本を読むことの危険について 書影

事件・事故 / おすすめ本レビュー

『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』および夢中で本を読むことの危険について

昨日、 ビジネスHONZの合格者 、すなわち新しく迎える仲間へのオリエンテーションがあった。鰐部祥平さんは残念ながら都合がつかなかったが、深津晋一郎さんと田中大輔さんが参加。オリエンテーションといっても、要するに飲み会で、結局本の話題を中心に、昔からの知り合いと話しているような、実に心地よい時間が流れた。というか、成毛眞がわれわれを新しいメンバーに紹介した言

歌を口ずさみながら。『たった独りの引き揚げ隊』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

歌を口ずさみながら。『たった独りの引き揚げ隊』

2009年に刊行された、飛びきりに面白いノンフィクションが文庫化された。 1975年4月、ソ連南西部マイコープ。柔道によく似たソ連の格闘技、サンボの日ソ対抗国際試合の会場にビクトル古賀はいた。古賀は、1年以上前に引退し、今回の遠征には監督として参加していたが、68kg級の選手が腰を痛め、急遽、選手として出場することになったのだ。 すでに40歳となっていた古賀

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8月8日、HONZ「公開朝会」を開催します。

8月8日、嶋浩一郎さんと内沼晋太郎さんがプロデュースする下北沢の書店「B&B」にて、HONZの「公開朝会」を行います。 HONZでは、月に一度、互いにおすすめの新刊本を紹介する朝会を行っています。この日のために、それぞれのメンバーが書店とウェブを徘徊しまくってとびきり面白い新刊本を入手し、披露します。 本を紹介しあう、というと、非常におだやかな集まりだと思う

成毛眞、『選択の科学』のアイエンガー教授に相談にゆく 書影

医学・心理学 / ビジネス

成毛眞、『選択の科学』のアイエンガー教授に相談にゆく

コロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授の著書、『選択の科学』は、おそらくHONZの読者にはおなじみに一冊だろう。この 成毛代表のレビュー を参照にしてほしいが、シーク教徒のインド系移民で、盲目の女性であるアイエンガー教授が、「選択」によって困難を乗り越えてきた自身の生立ちを語りつつ、「選択」にまつわる常識をくつがえすような研究事例をさまざま

本当に『「電池」で負ければ日本は終わる』のか? 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

本当に『「電池」で負ければ日本は終わる』のか?

iPhoneにAndroid端末、モバイルwifiルータ、PCにタブレットと、大量の電子機器を持ち歩くことが多い。そのため、カフェや打ち合わせ先でしょっちゅう充電するはめに陥り、なんだか自分自身が充電式のロボットになったような気がしてくる。 そんなわけで、ちったぁ電池について知っておこうと思って手にとったのが本書。しかし、まあざっくり今の電池事情がわかればい

『わっ! ヘンな虫』(著者も?) 書影

生物・自然 / おすすめ本レビュー

『わっ! ヘンな虫』(著者も?)

探検昆虫学者ーーなんと心惹かれる響きだろう。もう今すぐにでも仕事を辞し、自分もなりたいぐらいだ。 このかっこよすぎる肩書きは、別に著者が勝手に自分でつけたわけではない。英語で、Exploratory Entomologistといい、「生物的防除」(生き物を使って増えすぎた他の生き物を制御する)のために天敵となる昆虫を探す昆虫学者を、そう呼ぶのだそうだ。 著者

作ってみました。『ナチスのキッチン』 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

作ってみました。『ナチスのキッチン』

商売柄、台所に立つことは多いが、こんなに深遠な場所であったとは知らなかった。 まず、台所は人間の「外部器官」である、と著者は言う。人間は他の生物を食べて生きているわけだが、そのまま生食できるものを除けば、基本的に切り刻んだり、火を通したりして食べる。すなわち台所は、この工程を担う、人間の体外にある最初の「消化器官」であるととらえるのだ。これは逆に言えば、台所

『それゆけ!! 珍バイク』 ロジスティクスのイノベーション(嘘) 書影

社会 / おすすめ本レビュー

『それゆけ!! 珍バイク』 ロジスティクスのイノベーション(嘘)

明後日5月25日、Hondaはフルモデルチェンジしたスーパーカブ50を発売する。生産は、中国の新大洲本田摩托有限公司。メイド・イン・ジャパンではないが、値段が48000円程度も安くなり、110km/Lという燃費にも、グッと来る。しかし、個人的に注目すべきはやはり、なんといっても、次の点だ。以下のニュースリリースより引用する(太字は筆者)。 ・低・中回転域を重

『饗宴外交』 ワインと料理で世界はまわる 書影

教養・雑学 / おすすめ本レビュー

『饗宴外交』 ワインと料理で世界はまわる

甘鯛洋酒蒸 車海老湯煮 マッシュポテト牛酪焼 ソースシャンパン 羊腿肉蒸焼 クレソン 温野菜添 人参・パールオニョン 芽甘藍・占地茸・エリンギ ソースジュードムトン サラダ トマト レタス デトロイト 花椰菜 フレンチドレッシング 凍菓 富士山型アイスクリーム フィンガービスケット 果物 メロン 苺 シャブリ グラン・クリュ ヴォデジール97年 シャトー・ラ

『白い死神』ー「ムーミン谷のゴルゴ13」の実像 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

『白い死神』ー「ムーミン谷のゴルゴ13」の実像

1939年に始まったソ連との冬戦争で活躍したフィンランド軍の狙撃手シモ・ヘイヘは、一部ネット上では有名だ。しかし、これまで日本では、ヘイへその人をテーマとした本は、これまで一冊も出ていなかった。本書は、1998年に60年間にわたって沈黙を続けてきたヘイへのインタビューを成功させた著者によるノンフィクションであり、一部マニアにとっては待望の書と言える。 ここで

永遠の墓碑ー『毛沢東大躍進秘録』 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

永遠の墓碑ー『毛沢東大躍進秘録』

実に全591ページ、しかも二段組である。重さは865ℊ。手で持って読もうとするとやがて本(とその内容)の重さに手が震えてくる。それでも本書は短縮版なのだ。日本版は14章だが、原書は24章まであるという。 この膨大なボリュームで書かれた本のテーマは、中国の「大躍進」である。昨年大いに話題になり、成毛眞もレビューを書いている、フランク・ディケーター著 『毛沢東の

『ビジュアル  1001の出来事でわかる世界史』を便座で 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

『ビジュアル 1001の出来事でわかる世界史』を便座で

「トイレにおいておく本」というジャンルがある。ある、というか、手前味噌になるが、おそらくHONZ代表・ 成毛眞が考案した 本のジャンルではないか。代表の言葉を引用すれば、「トリビア系や辞典系の本」、「場所柄『へーー、なるほどねぇ』とうなづける本」ということになる。実際に代表宅で、トイレに並んだ本たちを見たときはちょっと感動し、用もないの便座に座り込みたくなる

著者インタビュー 『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』仲野徹氏(その2) 書影

医学・心理学 / 著者インタビュー

著者インタビュー 『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』仲野徹氏(その2)

インタビューその1はこちら! 成毛 なんだか面白そうな本がありますね。(一冊手にとって) えーっ(笑)。 仲野 ああ、『まんが医学の歴史』ですね。講義の小ネタ用に使ってます。どのくらい売れているのか知らないけど、ものすごくよく書けてますよ、これ。 成毛 (本をめくりながら)あー、ヒポクラテスの誓いから始まってずっと…… 仲野 分子生物学のことも書かれていて、

虫屋たちの奇妙な“生態” 『昆虫標本商万国数奇譚』 書影

生物・自然 / おすすめ本レビュー

虫屋たちの奇妙な“生態” 『昆虫標本商万国数奇譚』

今日はもう一本アップしたいと思っているので、少し軽めに。 1月の朝会で、栗下直也がこの本を紹介していた。 この本を読んで「妻に気持ち悪がられた」という栗下は、「要するに『子どもは虫を採れ!』ということなんですけどね」と本の内容をあっさりまとめたが、果たして虫採りが本当に教育にいいのか、本書を読むと、非常に不安になる。 昆虫採集を一番の遊びとして育った著者は、

著者インタビュー 『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』仲野徹氏(その1) 書影

医学・心理学 / 著者インタビュー

著者インタビュー 『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』仲野徹氏(その1)

「おそろしいことを発見した。HONZおすすめの本をAmazonでぽちると、HONZ の別の本を薦めてくる。ということは、けっこうな数のHONZ中毒者がAmazonでぽちらされているということだ。そのうち無限連鎖講防止法適用されるかもしれん」 わがHONZに対して、とある研究者から、上記のような言葉が投げつけられたのは3日前のこと。あの『白い巨塔』に登場する浪

旨いものは、リアルさと想像力の間にある。 『地上の飯』 書影

教養・雑学 / おすすめ本レビュー

旨いものは、リアルさと想像力の間にある。 『地上の飯』

アール・ラヴレイスの小説『 ドラゴンは踊れない 』の訳者として、この本の著者のことを知った。 私もかつて滞在したトリニダード・トバゴの熱気と匂い、粘りながら躍動するその言葉と生活のリズムが行間から生々しく立ち上ってくるのは、ラブレイズの才能のみならず、その訳によるところも大きいことは、すぐに解った。 皿の上で湯気を立てた「小さな雲」のようなイディリから本書は

『動物が幸せを感じるとき』ーリアルで自在な動物行動学入門 書影

生物・自然 / おすすめ本レビュー

『動物が幸せを感じるとき』ーリアルで自在な動物行動学入門

『動物感覚』はとても面白かった。彼女自身の経験から発せられる言葉の数々に引きつけられたのと同時に、私にとって常識をくつがえすような興味深い動物行動学や心理学の研究が多数引用され、また文章が非常にわかりやすかったからだ。私がもしオールタイムベスト10を挙げるならおそらくこの本は必ず入れるだろう。 そして本書。タイトルを見たとき、前著ほどの面白さはないような気も

メタボドミノをぶっ飛ばせ! 『腸! いい話』 書影

医学・心理学 / おすすめ本レビュー

メタボドミノをぶっ飛ばせ! 『腸! いい話』

昔、『腸は考える」という本を読んで以来の「腸マニア」である。その本の最初の章「腸は小さな脳である」という題にやられた。自分の体のなかに、自分(脳?)以外に考えている存在があり、それが体や脳にも影響を与えている、そう想像すると、何だか自分と別人格の「体の声」に耳を澄ましたくなる。セロトニン、セクレチン、ガストリンなんていうホルモンの名を呪文のように意味もなく覚