ノンフィクションはこれを読め!

アート・スポーツ

CATEGORY

326記事

『審判目線』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『審判目線』

本文を読み進めると、審判目線によるサッカー観戦術の事例解説を通し、ルールこそがサッカーをエキサイティングなゲームとして成立させていることが分かる。縦105メートルのフィールドでも選手のポジションが間延びせず、組織的でコンパクトなゲーム展開が楽しめるのは オフサイド の成せる業。 アドバンテージ の正しい適用は、フリーキックでゲーム展開を途切れさせず、流れのあ

『川跡からたどる江戸・東京案内』、『江戸艶本への招待』 書影

アート・スポーツ / 日本史

『川跡からたどる江戸・東京案内』、『江戸艶本への招待』

短い書評なら気合を入れなくても、気軽に書けそうだ。 東京のことについてあまり詳しくないので、ちょっと勉強してみようと思って買ってみたのが本書。渋谷センター街は40年前まで川底だったという事実にはビックリした。それも江戸時代はホタル鑑賞の名所だったそうだ。全然知らなかった。そう言われてみれば渋谷駅からどの方面へ歩いても坂を登らなくてはならない。渋谷駅周辺は確か

『書に通ず』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『書に通ず』

著者の石川九楊(京都精華大学教授)は書家・書道史家である。主著に1991年『書の終焉』(サントリー学芸賞)、2002年『日本書史』(毎日出版文化賞)、2009年『近代書史』(大佛次郎賞)等がある。 本書は四部から成る。「第一部 書とはどういう芸術か」で「書は筆触の芸術」という著者独自の書論が述べられ、第二部から第四部で中国・日本・近代各書史論がまとめられてい

NO PHOTO

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

「しかない」ではなく「したほうが良い」 『脳を鍛えるには運動しかない!』 ジョン・J・レイティ

採点:★★★☆☆ 最近めっきり運動しなくなった人におススメ。加速する肥満( 書評はこちら )と併せて読むと尚よし 運動といえるのはせいぜい通勤中に駅まで歩くだけ。という人も多いのではないか。 狩猟採集から農耕へと我々の食料獲得方法は大きく変わったが、ここまで身体を動かさなくても生きていけるようになったのは、日本では、ここ30年程度に過ぎないだろう。つまり、我

NO PHOTO

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

サッカー経済学 『「ジャパン」はなぜ負けるのか?-経済学が解明するサッカーの不条理』

スポーツ経済学者(こんな肩書き初めて聞いたぞ!)のステファン・シマンスキーとジャーナリストのサイモン・クーパーがサッカーについて徹底的に計量経済学的手法を用いて分析しまくる。Freakonomics以来の計量経済学の面白本。 メジャーリーグの中でもお金のない弱小球団を、統計の力でワールドシリーズへ導いた「マネーボール」のサッカー版である。クラブチーム、ナショ

NO PHOTO

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

人はなぜ走るのか? 『Born to Run』

採点:★★★★★ どんな人にもお薦め 日経の書評で取り上げられたり、MJで特集が組まれたり、水道橋博士がじゃんじゃん宣伝したり、なんやかんや話題になってるみたいです。発売されて直ぐ読んだので、後乗りと思われると少し悔しい・・・ 世の中のボラティリティが上がると人々は走り出す。ベトナム戦争、9・11などのイベント毎にアメリカのランニング人口は増加しているそうだ