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日本史

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170記事

『地図から消えた島々』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『地図から消えた島々』

問題です!(SE:ジャジャン!) かつて「ロス・ジャルディン諸島」「イキマ島」「グランパス島」「中ノ鳥島」などが位置した海域はどこでしょう? さてさて。クイズ番組にこんな問題が出る日は来るだろうか。たぶん来ない。難問過ぎる! 解答解説もややこしくなりそうだし……。えっ? そんな島あったっけ、聞いたことない。地図にもない……。クイズマニアの方々からお問い合わせ

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日本史 / 新刊超速レビュー

『江戸衣装図鑑』 新刊ちょい読み

タイトルそのままの本だ。図鑑だからキレイなカラーイラスト満載。「公家服飾」「武家服飾」「町人男服飾」「江戸後期 町方女小袖」など15章で構成されていて細大もらさない。衣装だけでなく、たとえば江戸後期の男の髪型などというページもある。本多髷、若衆髷、銀杏髷、たばね、立髪など、歌舞伎ファンなどにとっては、ああなるほどなと感心することしきりだ。著者は江戸衣装考証家

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日本史 / 新刊超速レビュー

『御所ことば』 新刊ちょい読み

本書が最初に出版されたのは昭和49年。本書は改版新刊だ。昭和49年といえば1974年だから、その年生まれの人は現在37歳だ。しかし、御所ことばがその37年間で変化したことなどないであろうから、新刊として読むことができるはず。御所ことばで思い起こすのは「豆腐」のことを「オカベ」、「鯉」のことを「コモジ」など特殊名詞だ。本書の後半はその語彙集なのだが、前半のイン

『江戸時代の天皇』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『江戸時代の天皇』

昨今の「維新流行」はいったい何なのだろうか。政権交代からTPP、政治家の自己アピールまで、なにかと言えば平成維新だ、平成の開国だ、奇兵隊だ龍馬だと、幕末・維新期になぞらえる。江戸時代は由らしむべし、知らしむべからずの封建的・圧政的時代であり、「鎖国」によって激動する世界史の流れにも目を瞑った時代。それを打ち破ったのが明治維新であり、近代国家日本の夜明け、日本

『阿蘭陀が通る』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『阿蘭陀が通る』

HONZ代表成毛眞の著書に 『本は10冊同時に読め』 がある。私も10冊まではいかないが並行読書をする。小説は一気に読んでしまうが、学術書や研究書、美術書などは時間をかけて読む。今回はあまりの面白さに、1ヶ月かけて読み終えた本を紹介する。 鎖国していた江戸時代、海外との交流は中国を除けば長崎の出島のオランダ人だけだったと日本史で教えられてきた。向学心に燃える

『「歴史」を動かす―東アジアのなかの日本史 』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『「歴史」を動かす―東アジアのなかの日本史 』

「歴史」はどんどん更新されていくもののようだ。 この数十年で新史料の発見や解析が進み、またかつてのイデオロギー的な歴史観からもかなり自由になったため、「最新の知見」が続々と更新され、学者や研究者の間では共有されていると聞く。確かに、高校生の娘の教科書を眺めても、最近刊行された選書などを読んでも、年号や時代区分の呼称ひとつにしても随分違うことに驚かされる。 そ

『ハウス・オブ・ヤマナカ』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『ハウス・オブ・ヤマナカ』

明治の揺藍期に日本の美術品が海外に流出したのは広く知られる。海外の美術商が直接買い付けた物もあるが、日本人の手によって広まった物も少なくない。中でも明治期から第二次世界大戦が始まる前まで、欧米で存在感を放ったのが山中商会だ。ニューヨーク、ボストン、イギリスなどに支店を構え、ロックフェラーなどの欧米の富豪に日本や中国の美術品を供給し続けた。本書は、山中商会の事

『妄想かもしれない日本の歴史』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『妄想かもしれない日本の歴史』

きっかけは、『信長革命』。 第一回本のキュレーター勉強会 で、 東えりか さんが「一押し」として紹介して下さって読むが、なるほど面白い。 桶狭間の戦いの奇襲や長篠の戦いでの鉄砲三段撃ちなどのいくさの天才ぶりや、エキセントリックな気性など、個人としての資質や性格が描かれてきたこれまでの信長のイメージとは違い、「まつりごと」の総合的な形を「安土幕府」として提示し

『死刑執行人の日本史』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『死刑執行人の日本史』

裁判員制度が施行された約2年前に、「死刑を求刑する場に立ち会いたくないから嫌だ」と叫ぶ人は多かったが、「死刑判決を出すことで、刑務官に死刑を執行させるのが嫌だ」という人はほとんどいなかっただろう。裁判官が死刑を言い渡し、いざ、死刑が執行されるとなると、当然だが、死刑を執行する人が必要になる。その人は「ひとを殺す」行為に荷担するわけだ。「仕事だから」という人が

『川跡からたどる江戸・東京案内』、『江戸艶本への招待』 書影

アート・スポーツ / 日本史

『川跡からたどる江戸・東京案内』、『江戸艶本への招待』

短い書評なら気合を入れなくても、気軽に書けそうだ。 東京のことについてあまり詳しくないので、ちょっと勉強してみようと思って買ってみたのが本書。渋谷センター街は40年前まで川底だったという事実にはビックリした。それも江戸時代はホタル鑑賞の名所だったそうだ。全然知らなかった。そう言われてみれば渋谷駅からどの方面へ歩いても坂を登らなくてはならない。渋谷駅周辺は確か