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おすすめ本レビュー

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3,647記事

『警察の誕生』 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

『警察の誕生』

日本では『踊る大捜査線』や『相棒』などの刑事番組ものが人気であるが、刑事が所属する警察がどういう組織で何を目的に活動しているのかをきちんと理解している人は意外と少ないのではないか。そもそも警察は何を目的に活動しているのだろうか。事件を解決することが目的だとか、犯人を捕まえることが目的と思った人は、間違いではないが、テレビ番組の影響を受けすぎているかもしれない

『日本の路地を旅する』 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

『日本の路地を旅する』

本書の「路地」とは被差別部落の意味である。著者は中上健次の小説に習い、被差別部落に「路地」という言葉をあて、部落が身近に存在することを指摘したかっという。確かに東京の外れに住む私は、関西と違い同和問題とは無縁で、被差別部落と聞いても、白土三平『カムイ伝』の印象しかないが、それは差別されない側の無自覚、無責任さなのだろう。 著者は大阪の被差別部落で生まれ育った

『書に通ず』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『書に通ず』

著者の石川九楊(京都精華大学教授)は書家・書道史家である。主著に1991年『書の終焉』(サントリー学芸賞)、2002年『日本書史』(毎日出版文化賞)、2009年『近代書史』(大佛次郎賞)等がある。 本書は四部から成る。「第一部 書とはどういう芸術か」で「書は筆触の芸術」という著者独自の書論が述べられ、第二部から第四部で中国・日本・近代各書史論がまとめられてい

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教養・雑学 / 世界史

『警察の誕生』

菊池 良生 警察が、司法と分離している必然性はない。 過去には捕まえた時点でその人を裁く事が出来た時代もあった。恐ろしい話だ。 中世ゲルマンは最も恐ろしい。正々堂々と闘いを挑んで殺した分には「障害致死罪」であった。 自分を守るのは自分、極めてシンプルである。警察は、体制の転覆を防ぐ公安でしかなかった。 そこから見たら、むしろ現代の警察が奇跡である。警察はなぜ

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人物 / 世界史

『マニ教』

青木 健 昨年、 日本で「宇宙図」が発見されて ニュースとなったマニ教。 3世紀に中東パルティアで創始され、一時はアジアからヨーロッパまで勢力を広げ世界的な宗教となったマニ教であるが、徐々に勢力を失い、1600年頃には歴史から消滅した。現存する文献が少ないというハンディをものともせず、本書はそのような幻の宗教を多方面から色彩豊かに描写している。 妊娠中に「女

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おすすめ本レビュー

本のキュレーター

元マイクロソフト社長の成毛眞さんが主宰する本のキュレーター勉強会に 参加させていただく事になりました。 http://d.hatena.ne.jp/founder/20110105/1294206667 著書『 本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫) 』 世の中には 言語/論理を軸とした左脳

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事件・事故 / おすすめ本レビュー

命を賭した報道 『暗殺国家ロシア 消されたジャーナリストを追う』 福田ますみ

採点:★★★★☆ ジャーナリズムに興味がある人はもちろん、権力に文字通り命懸けで立ち向かう姿を目撃したい人におススメ。 本書は暗殺国家ロシアで「不偏不党」「公正中立」なニュースを発信し続ける独立系新聞「ノーバヤカゼータ(ロシア語で新しい新聞の意)」の設立から現在までの奮闘の記録。なぜ彼らは同僚・部下が次々と暗殺されても、その活動を止めないのか、ジャーナリズム

はじめに&2010年に読んだ新刊本おすすめトップ10 書影

おすすめ本レビュー

はじめに&2010年に読んだ新刊本おすすめトップ10

面白い本を紹介することが本ブログの目的。自分自身ビジネスマンだが、ビジネスマンたちが日ごろあまり手にしない本をここでお勧めする予定(月に2回程度アップデート)。 一人前の「本のキュレーター」になれるよう今年1年間 成毛眞さんの勉強会 で勉強させてもらう。 2010年に読んだ新刊本おすすめトップ10は下記の通り。今年は残念ながら突出した本に出合えなかったので、

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人物 / おすすめ本レビュー

自分で考えて、自分で判断してください 『MORI LOG ACADEMY 』 森博嗣

採点:★★★★★ 仕事に対する新たな考え方・視点を得たい人、愉快な文章でにやにやしたい人、趣味をみつけたい人におススメ 森博嗣氏のブログがまとめられた本書は新刊ではない(1巻は2006年3月発行)が、とにかくめちゃくちゃ面白く、また、その内容が全く古くなっていないのでご紹介。 昨年末に日垣隆氏の 『こう考えれば、うまくいく。』 で本書の存在を知り1巻を購入し

『アルバニア・インターナショナル』 書影

おすすめ本レビュー

『アルバニア・インターナショナル』

昨年10月に「いま読んでいる本」をこのブログで紹介した。その中に『アルバニア・インターナショナル』という無茶苦茶にマニアックな国を紹介した本があった。後日、その本の編集者であるハマザキカク氏とツイッターで知り合った。いまだにお会いしたことも会話したこともないのだが、同族であることは確実だ。とりあえずご本人のブログから自己紹介をコピペしてみよう。 「社会評論社

『沈没船が教える世界史』 書影

おすすめ本レビュー

『沈没船が教える世界史』

水中考古学の入門書である。著者は神奈川県生まれの35歳。テキサスA&M大学博士課程に在学中だという。これからを期待できそうな書き手だ。語り口によどみがなく、易しく書いているにもかかわらず、内容は濃くて1行の無駄もない。 水中考古学が研究対象とするのは「遺物」であり、おもに沈没船であるようだ。アレキサンドリアなど海に沈んだ古代遺跡もあるのだが数は少ない。本書に

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『芸術闘争論』村上隆

本書は世界のアート界で活躍する筆者が芸術を志す新人アーティストに向けたメッセージだ。 筆者は世界を視野にいれた芸術活動においては、グローバル・ルールを知らないで制作していても無駄であると述べている。同時に芸術の世界で必要なのはバトロンがいて成り立ってきた資本主義社会の背景とルールを知ることと、コンテクストにより自分の作品を武装し付加価値を身につける事だと諭す

『速記者たちの国会秘録』 週刊朝日 12月31日号 「ビジネス成毛塾」掲載 書影

おすすめ本レビュー

『速記者たちの国会秘録』 週刊朝日 12月31日号 「ビジネス成毛塾」掲載

1953年、自由党総裁で首相の吉田茂が社会党議員に「バカヤロー」と言ったために、内閣不信任案が可決され、解散総選挙に追い込まれた。てっきり吉田茂が国会の演説台からバカヤローと叫んだものだと思っていたのだが、じつは呟きのようなものだったらしい。しかし、速記者には聞こえたために議事録に記録され、ついには日本の政局は自由民主党結党までの道のりをたどることになった。

年末年始の人文系読み物6冊 書影

おすすめ本レビュー

年末年始の人文系読み物6冊

科学読み物だけでは物足りないという方のために人文系で買った本を紹介してみよう。 『ナチ略奪美術品を救え』 この分野では同じく白水社から『ヨーロッパの略奪』が出版されている。これを持って白眉とするべきだと思うのだが、なにしろ5000円を超える高額本である。とはいえ本書も3360円だ。モニュメンツマンとははじめて知った言葉だ。 『日本の刺青と英国王室』 これまた

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おすすめ本レビュー

2010年のベスト10(本)

今年読んだ本の中で、2010年に出版されたもののベスト10。 読んでてワクワク、ドキドキしたものランキング。 文藝春秋の翻訳にはよいものが多かったなぁ。TOP3は誰が読んでも楽しめるので未読の人は是非。 第10位 第9位 第8位 第7位 第6位 第5位 第4位 第3位 第2位 第1位

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サイエンス / おすすめ本レビュー

王様の経済学 『経済物理学の発見』 高安秀樹

採点:★★★☆☆ 経済学って科学なの?と思っている人におススメ 経済物理学(エコノフィジックス)の日本における開拓者による一冊。フラクタルに興味を持ち、 禁断の市場 (拙ブログ) のマンデルブロにも師事したこともあるようだ。 ■あらすじ 自然科学の様々な分野で天才性を発揮していたマンデルブロが経済学を専門としていることが ブラック・スワン のタレブには不思議

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民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

他人の立場にたつということ 『黒檀』 カプシチンスキ著 工藤幸雄/阿部優子/武井摩利訳

採点:★★★★★ 2010年のベスト1。2010年どころか、アフリカもの、ルポルタージュものでもNo.1。どんな人にも手放しでおすすめ!! 2010.9.26付けの日経書評で知り直ぐに購入したが、読み終わるのがもったいなく、3ヶ月くらいかけてちまちま読んだ。池澤夏樹氏による世界文学全集の中の一冊だが、本書はフィクションではなく、ポーランド人ジャーナリストのリ

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サイエンス / おすすめ本レビュー

ランダムを生み出す規則 『禁断の市場』 ベノワ・B・マンデルブロ、リチャード・L・ハドソン著 高安秀樹監訳

採点:★★★★☆ 金融工学はもちろん、データを見る」ことと「モデルをつくる」ことの関係を考えることに興味がある人にもおススメ 色んな人をこき下ろすタレブが手放しで賞賛するマンデルブロの研究成果・人生をWSJの記者が一般向けにまとめた内容。巻末の注釈にちょこちょこ数式はあるものの、非常に解かり易くフラクタル理論の概要が伝えられている。しっかりしてみようかなー

『選択の科学』 書影

サイエンス / おすすめ本レビュー

『選択の科学』

著者は盲目のシーク教徒である。彼女は1997年にスタンフォード大学から社会心理学の分野で博士号を取得している。翌年「Choice and its Discontents」(選択と不満)という論文発表し、実験社会学会からベスト論文賞を獲得した。この論文こそが彼女の出世作であり、多くの企業が利用する理論となった。 この通称「ジャム研究」を誤解を恐れずに1行でまと

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医学・心理学 / おすすめ本レビュー

赤ちゃんのような大人になれ! 『哲学する赤ちゃん』 アリソン・ゴプニック 青木玲訳

採点:★★★★☆ 子育てに悩む人だけでなく、イノベーションを生み出す発想法に興味のある人にもおススメ 本書を読んでいると、 大人げない大人になれ! のことを思い出した。赤ちゃんは我々が従来抱いていたイメージ(泣くニンジン)とは大きく異なるものの見方、考えをしている。ある部分では大人と同じであり、ある部分では全く異なる。これまでに聞いたこともないような実験や事

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生物・自然 / おすすめ本レビュー

料理が脳をでかくする? 『火の賜物 ヒトは料理で進化した』 リチャード・ランガム 依田卓巳訳

採点:★★★★☆ 人間の進化はもちろん、健康食品や豊かな食生活に興味があるヒトにおススメ 今年は進化学の本が面白い。 BORN TO RUN (拙ブログ) に始まり、 一万年の進化爆発 (拙ブログ) 、 黒人はなぜ足が速いのか(新潮選書) や 脳を鍛えるには運動しかない! (拙ブログ) も面白かった。本書と併せて読めば、学生時代に習った”進化”の概念は随分塗

『「お笑い」日本語革命』 プレジデント12.13号掲載 書影

おすすめ本レビュー

『「お笑い」日本語革命』 プレジデント12.13号掲載

この書評を書くために確認したいことがあって、著者の代表作である『全国アホバカ分布考』をまた読み始めてしまった。1993年に出版された本である。単行本と文庫本で合わせて3冊も持っている。もっともお気に入りの本の一冊なのだ。この本は難解な柳田國男の「方言周圏論」を、「探偵!ナイトスクープ」というバラエティー番組の中で、視聴者の笑いを誘いながら実査したノンフィクシ

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教養・雑学 / ビジネス

What's the problem 『経済古典は役に立つ』 竹中平蔵

採点:★★★★☆ 「経済学史」はもちろん、「経済学的考え方」に興味のある人におすすめ。 経済古典について、その古典が対象とした問題(とその問題を生み出した次代背景)と著者の経歴、思想の起点が簡潔にまとめられており、経済学に馴染みの無い人でも十分楽しめる。 政権交代の経済学 (拙ブログの書評) と併せて読めば、経済関連ニュースでよく聞く言葉の意味がざっくり理解

『ヘンテコピープルUSA』 週刊朝日12月3日号 「ビジネス成毛塾」掲載 書影

おすすめ本レビュー

『ヘンテコピープルUSA』 週刊朝日12月3日号 「ビジネス成毛塾」掲載

おそろしく読み応えのある「解説」が付属している本である。なんと村上春樹がたっぷり6ページの解説を書いているのだ。村上は本書だけでなく、先行したテレビ番組も見てから、この解説を書くという念の入れようである。それもそのはず、村上は1987年に本書『ヘンテコピープルUSA』の著者ルイ・セローの父親であるポール・セローの著作を翻訳しているのだ。しかし、大作家の村上が

『日本の論点2011』 書影

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『日本の論点2011』

765ページ、寄稿者は118人、定価2980円である。寄稿者1人当たりのページ数は6.5、価格は25円だ。あきらかに「お、ねだん以上」だが、10冊ほど買わないと椅子としては使えない。 論点1の堺屋太一「移民の受け入れこそ、需要を創り知日派を創る」という論文だ。個人的には反対。縮小均衡しても日本文化を残すべきだと思う。とはいえ、この論文をトップに持ってくるセン

『本は、これから』 書影

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『本は、これから』

本書は37人の本好きが寄稿したオムニバスだ。編者は作家の池澤夏樹である。ランダムに名前を挙げてみてもじつに多士済々である。吉野朔実(漫画家)、写真家の石川直(写真家)、今福龍太(文化人類学)、岩盾幸雄(幸福書房店主)、上野千鶴子(社会学)、五味太郎(絵本作家)、最相葉月(ノンフィクションライター)、土屋俊(哲学)、四釜裕子(編集者)などだ。もちろん鈴木敏夫、

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人物 / おすすめ本レビュー

怒れる脳”科学者” 【書評】さらば脳ブーム 川島隆太

採点:★★★☆☆ 「脳」に限らず、科学と世の中の関わりに興味のある人におススメ 大ヒットゲームソフト 脳トレ (正式には、東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング)の生みの親である川島隆太氏が自らがどのように「脳科学」の分野を切り開いてきたか、脳トレブームによってどのような影響が生じたか、産学連携はどのようにあ

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人物 / おすすめ本レビュー

つくる側の喜びと苦悩 『星新一 一〇〇一話をつくった人』 最相葉月

採点:★★★★★ 星新一好きはもちろん、アイデア発想法、「新ジャンル」の創造に興味がある人にもおススメ。最高峰の伝記 学生の頃は熱心に読んでいた星新一が星製薬の御曹司であったことすら全く知らなかったが、その人生は想像を超えてドラマに富んでいる。上下巻に分けても各々が400ページを超える分量だが、全く飽きることなく読了した。 ■感想 本書を読むと星新一と話をし

『柑橘類の文化誌』 産経新聞11月6日 書評欄掲載 書影

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『柑橘類の文化誌』 産経新聞11月6日 書評欄掲載

本書のタイトルに使われている「文化誌」という言葉を勝手に解釈してみると、ある事柄についてのトリビアを、愛を持って書物のレベルにまでしたというほどのことであろうか。本書の著者はフランス人の化学者なのだが、その並々ならぬ柑橘類への愛をこの一冊に結実させている。もちろん柑橘類とはオレンジやレモンのことだ。本書によれば、世界の柑橘生産量は年間1億トン。数千種が確認さ

『音楽嗜好症』 NODE No.11 掲載 書影

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『音楽嗜好症』 NODE No.11 掲載

「NODE」は アート雑誌である。この雑誌の「ビジネスに効く、非ビジネス本」という書評欄を担当している。 著者のオリヴァー・サックスは現役の脳神経科医であり、アカデミー賞ノミネート映画「レナードの朝」の原作者だ。レナードの朝では治療不能な難病「嗜眠性脳炎」の患者とその主治医が主人公だった。嗜眠性脳炎とは30年以上も眠り続けるという不思議な病気だ。映画になるま

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社会 / おすすめ本レビュー

アイデアは誰のもの? 『<反>知的独占 特許と著作権の経済学』 ミケーレ・ボルドレン/デヴィッド・K・レヴァイン 山形浩生/守岡桜訳

採点:★★★★☆ 特許、知財に興味がある人はもちろん、「イノベーション」に関心がある人にもおススメ。 しかし、「そもそも特許って必要?」「特許によるインセンティブがイノベーションを促進してるって本当?」という問いはあまりなされていなかったのではないだろうか。本書はその問いに経済学的視点から考える一冊。 「事実に基づいて論理的に考える」トレーニングにもってこい

秋の夜長に備えて買いためてある本 付録 書影

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秋の夜長に備えて買いためてある本 付録

「秋の夜長に買いためている本」など書籍リストのエントリは、実際に買った本の20%程度を紹介したものである。ここでは期待できそうな一般向けの読み物だけを選んでいる。マニアや研究者向け、MOOKや、読んでみなければわからない新人や、自費出版系は普通は紹介しない。ボクがどんな本を買っているかに興味がある方もいるようだから、今回はその中から何点か紹介してみよう。 『

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サイエンス / おすすめ本レビュー

つながりを見れば何がわかる? 『「つながり」を突き止めろ 入門!ネットワークサイエンス』 安田雪

採点:★★★★☆ 「つながり」好きな人も「つながり観察」が好きな人にもおススメ。研究者の考え方、生き方にも触れることができる ネットワーク・サイエンスの分野で面白い本がぽろぽろとでてきた。 群れのルール ( 拙ブログ )は見聞きしたことの無い事例に驚きっぱなしだったが、本書は副題に「入門」とあるようにネットワークサイエンスが如何に発展してきたか、その中で一研

『なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル』 書影

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『なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル』

中国が劉暁波のノーベル平和賞受賞に対して、ノルウェー政府に圧力をかけている。当然予想されたことであり、ノルウェーにとっては覚悟の授賞決定だったはずだ。この件では中国の横紙破りぶりだけが報道されるのだが、ノルウェーの意図や覚悟についての報道はほとんどない。じつに不思議である。そもそもノルウェーの実態について良く知らない。そこで本書を買ってみた。 ところで、本書

秋の夜長に備えて買いためている本 単行本編 第2部 書影

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秋の夜長に備えて買いためている本 単行本編 第2部

秋の夜長用第2部である。しかしよく考えてみると、秋の夜こそは飲みに出かけることが多い。本を片手に吉祥寺のハモニカ横丁とか井之頭公園脇あたりでダラダラしていることが多い。大好きな季節になってきてうれしい。札幌出身なのだが、冬はキライなのだ。 ところで、今日は『無菌室ふたりぼっち』の発売日だ。書評が早すぎたのであらためてリンクを張っておくことにする。 http:

秋の夜長に備えて買いためている本 単行本編 第1部 書影

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秋の夜長に備えて買いためている本 単行本編 第1部

いよいよ読書の秋である。秋の夜長をじっくり楽しむためには、事前に本を仕入れておかなければならない。目の前に山と積んで、こいつらはさぞかし面白かろうとニヤニヤしながら酒を飲むのも楽しみのひとつであるからだ。 『ナポレオンの妹』 美しい装丁の本だ。韓紅(からくれない)を背景に、主人公であるポーリーヌの大理石像が配置されている。ボルゲーゼ美術館に「勝利のヴィーナス

『無菌室ふたりぽっち』 書影

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『無菌室ふたりぽっち』

本書はまだ店頭では販売されていない。著者本人から刷り上がったばかり本を直接いただいたのだ。著者は「週刊朝日」の現役編集者だ。ホリエモンとボクの連載も担当している。昨日3人での打ち合わせの最後に本書を取り出したのである。そして「じつはボク2年前に白血病で骨髄移植を受けたんですよ。この本はその記録です」と言ったのだ。2人は驚愕して思わず顔を見合わせた。 本書によ

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教養・雑学 / ビジネス

「イケてる」人こそ要注意 『起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』 磯崎哲也

採点:★★★★☆ 「起業」「ベンチャー」に興味のある人はもちろん、大企業で働くビジネスマンにもおススメ。 人気メルマガisologueの磯崎氏による、「起業」に必要なファイナンス知識の全体図。私のように理系でちゃんと会計を学んでいない人にも非常に分かり易い。著者は必要のない細部を省いて全体像を伝えるのが非常に上手い!メルマガもおススメ。 ■あらすじ そもそも

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医学・心理学 / おすすめ本レビュー

相関と因果関係 『なぜうつ病のひとが増えたのか』

採点:★★★★★ 「科学的にものごとを考える」ことに興味のある全ての人におススメ。なぜ「うつ」のCMが多いのかよく分かります 本書は2009年7月に幻冬舎ルネサンスより出版されたものの文庫版(一部加筆アリ)であるが、文庫化されるまでその存在を知らなかった。1人の医者が世の中で起こっていることに対する素朴な疑問を様々なしがらみを越えて、科学的な視点から解き明か

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いま読んでる本

何人かのかたからリクエストをいただいたので、とりあえず「いま読んでいる本」を写真にとってみた。早朝に撮ったので、みんな顔色が悪い。補正するのが面倒なのでこのまま掲載してしまう。 目の前に積んである買ったばかりの本の第1スタックだ。新書で16冊、単行本で21冊。スタックの中には『世紀の空売り』『満州の情報基地ハルビン学院』『日本史のなかの茶道』『グラハムベル空