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2012年の記事

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531記事

『ペンブックス15 キリスト教とは何か。I』 新刊ちょい読み 書影

世界史 / 新刊超速レビュー

『ペンブックス15 キリスト教とは何か。I』 新刊ちょい読み

「ウチは無宗教です」と言う人がいるが、日本は八百万の神達が集まる国であり、初詣は神道、葬式は仏教、結婚式はキリスト教といった調子で宗教のフィールドをうまく住み分けているのが現状だ。 ペンブックスシリーズは茶の湯、神社仏閣、戦国武将など知的好奇心をくすぐられる特集が多いが今回はキリスト教。現在の世界人口は約70億人であるが、その内キリスト教徒の数はローマ・カト

地味メシ、最高!『甘い物は脳に悪い』 書影

教養・雑学 / おすすめ本レビュー

地味メシ、最高!『甘い物は脳に悪い』

新年早々、目出度がってばかりいられない方も多いのではないだろうか。旧年末の忘年会に正月休み、重ねに重ねた暴飲暴食・不摂生。このまま新年会シーズンへとなだれ込まんとする今この瞬間、頭をよぎる一抹の不安……。 風呂場の姿見と向き合って、腹に手を当てて一思案、「今年こそ健やかな一年を」と思い立った方におススメしたいのが本書だ。栄養士の観点から、食事が身体や仕事のパ

『箱根駅伝』より楽しむために 書影

教養・雑学 / おすすめ本レビュー

『箱根駅伝』より楽しむために

今年の箱根駅伝を少しでも観戦した人にはぜひ読んでもらいたい本だ(大会前に紹介しなくてごめんなさい)。 今年も箱根駅伝は大いに盛り上がった。早稲田大学 大迫傑の快走、出岐雄大による青山学院大学 史上初の区間賞、「山の神」東洋大学 柏原竜二と設楽悠太による区間新記録樹立、東京農業大学 津野浩大の腹痛を堪えながらの完走、駒澤大学の復路追い上げ、倒れながらも襷を渡す

『謎のチェス指し人形「ターク」』 新刊ちょい読み 書影

事件・事故 / 新刊超速レビュー

『謎のチェス指し人形「ターク」』 新刊ちょい読み

人工知能によるチェスプレイヤーと言えば、1997年に世界王者カスパロフを破ったIBMのディープブルーが有名であるが、本書の主役であるチェス指し人形「ターク」はディープブルーより機能が豊富だ。なにしろ、“チェス指人形”とある通り、人形自らが物理的にチェスの駒を動かすことができる。しかも、一度対局が始まってしまえば、数十手対局が進む間、人間がその人形に触れる必要

『ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅』 新刊ちょい読み 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅』 新刊ちょい読み

ああ、肉が食いたい。しかも飛びきり上等なヤツ。飽きるほどお節を食べたわけではないのだが、そろそろ禁断症状が出ている。本書によると、こういう状況に陥ることをミートハンガーと呼ぶらしい。 しかし本書の著者こそが、真のミートハンガー・キングだ。人はなぜステーキを食べる時に牛について熱く語らないのか ― ワインを飲む時には、ぶどうの話を存分にするのに。そんな疑問を感

2012年、見て見ぬフリできない国『ビルマの独裁者タンシュエ』 書影

人物 / おすすめ本レビュー

2012年、見て見ぬフリできない国『ビルマの独裁者タンシュエ』

偶然にも、編集長土屋敦の 前回の投稿 と強く関連しているようだ。ついこの間まで、見て見ぬふりされていた東南アジアのビルマ(ミャンマー)に急に注目が集まっているのだ。本読みは、『 困っている人 』の作者大野更沙さんが ビルマ女子 だったことを思い出すかもしれない。 注目が集まる理由はビルマ軍事政権の民政化、約5300万人の安価で優秀な労働力や豊富な天然ガスやレ

これは罪である。『見て見ぬふりをする社会』 書影

おすすめ本レビュー

これは罪である。『見て見ぬふりをする社会』

正月早々、2日酔いと体調不良でこの原稿を書いている。ただし、いくら辛くても読書はやめない(しかし代表は「本絶ち」を実行しているらしい)。飲む前に読み、飲んでいても読む。飲んだあとも読むのだ。 しかし、酔っ払った後、苦しみながらもなぜ深夜から明け方にかけてこの原稿を書いているのか、今日までに書かねばならぬことも、あれだけ飲めば苦しくなることも、全部わかっていた

『なぜ人は走るのか ランニングの人類史』 新刊ちょい読み 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『なぜ人は走るのか ランニングの人類史』 新刊ちょい読み

年末恒例の"来年こそはシリーズ"の中で買ったものなのだが、年が変わると気も変わるもので、すっかり放り出しそうになっていた一冊。まあ人間には、向き不向きというものがありますからね。 しかし本書を少し読み始めると、自分の走る走らないはさておき、十分に楽しめる一冊であるということが分かった。古今東西の「走り」の歴史が一望できる、壮大な文化人類史となっている。 なぜ

ご冗談でしょう、長沼さん 『私たちは進化できるのか 凶暴な遺伝子を超えて』 書影

生物・自然 / おすすめ本レビュー

ご冗談でしょう、長沼さん 『私たちは進化できるのか 凶暴な遺伝子を超えて』

「こんなに大量の本を紹介されたら破産してしまう」 昨年HONZによせられた苦情である。しかし、こんな苦情を聞くとメンバーは更に奮い立つ。レビューにはより熱がこもり、紹介する本は日を追うごとに増えていく。HONZ紹介本をいちいちムキになって買い続けていると、きっと色々なものを失ってしまうので、皆さんも新年のお酒とポチリはほどほどに。「新刊ちょい読み」で投稿しま

差異を生きる -『カエルの声はなぜ青いのか? 共感覚が教えてくれること』 書影

サイエンス / おすすめ本レビュー

差異を生きる -『カエルの声はなぜ青いのか? 共感覚が教えてくれること』

2012年が静かに幕を開けた。師走の忙しなさが、一晩明けると打って変わって落ち着きを取り戻す。僕は、この正月の静けさが大好きだ。 それにしても、正月を正月たらしめているものとは一体何なのだろうか。街で見かける しめ縄や飾り付けなのか、遠くから聞こえるBGMのお琴の音色か、それともお節料理の香りや味付けか?はたまたカレンダーによる日付の概念なのか? もちろん、

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ハマザキ書く

出版失敗談

出版失敗談 今までの「ハマザキ書ク」では「新刊情報収集テクニック」「一日一企画絶対立てている」等、ハマザキカクがいかに凄いかについて、臆面もなく大宣伝に勤しんで参りましたが、読み直して恥ずかしくなってきました。先日もある有名出版社の編集長が「ハマザキ書ク」を毎回読んでいると知らせてくれて、かなりの赤面状態。 出版未経験で社会評論社に潜り込み、人の言う事をあま