
2020年代突入直後にめくりたい!未来の本 3冊
そもそも、編集部からの無茶振りをよくも引き受けたものだ。100年前に『日本及日本人』という雑誌の臨時増刊号で前例があったといえども、100年後に思いを巡らせることなど、あまりに無謀だ。 100年後なら生きていないから、当たってもハズレても生きていないから結果は問われないと開き直るのは、上野千鶴子だ。そのまま現政権の批判に流れ込んでいく結論あは、読者の期待に答
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そもそも、編集部からの無茶振りをよくも引き受けたものだ。100年前に『日本及日本人』という雑誌の臨時増刊号で前例があったといえども、100年後に思いを巡らせることなど、あまりに無謀だ。 100年後なら生きていないから、当たってもハズレても生きていないから結果は問われないと開き直るのは、上野千鶴子だ。そのまま現政権の批判に流れ込んでいく結論あは、読者の期待に答

『 体脂肪計 タニタの社員食堂 』が大ヒットしたのは、記憶に新しい。その二匹目のどじょうを狙ったわけでもないのだろうが、企業発信のレシピ集が相次いで発売されている。 永谷園のお茶漬け、キッコーマンの豆乳、タカノフーズの納豆、いずれもロングセラー商品の一点突破だ。商品そのままの装丁で、本の寸法も該当商品にほど近い。そのため、本屋の同じ棚で面陳にでもされた日には
自分が関係しているサイトを持ち上げるのも、気恥ずかしいのだが、最近のHONZで紹介されている本は面白いだけでなく何気におしゃれである。直近の3つだけ見ても民藝にピアニストにデザインである。雰囲気がある。私もその流れに続いて、おしゃれ度の向上に寄与したかったのだが、残念ながら締め切り当日になった今、断念した。おしゃれタスキをつなげそうもない。表紙とタイトルのお

今年も残り2日。怒涛の忘年会ラッシュも終えたのも束の間、明日以降は、家族やら親族やら友人やらと食べて飲んでを楽しむ人も多いはず。暴飲暴食になりがちな時期だが、胃薬を食べる前に飲むのではなく、食に関する本を食べる前に読んで、食べ過ぎ飲みすぎを自制するのもありかも。本ならばいくら読んでも0カロリーだし。 年越し蕎麦を食べるし、蕎麦の本でも読むかと軽い気持ちで手に

ロンドン五輪の開幕まで300日を切った。ヨーロッパでの夏季オリンピック開催は1992年のバルセロナ以来、実に20年ぶり。経済でのどたばた劇が続くヨーロッパへのカンフル剤となるだろうか。ちなみに、ロンドンでの開催は1908年、1948年に続く3回目であり、これは同一都市開催の最多記録である。 室伏宏治復活の金メダルと織田裕二の絶叫ぶりに沸いた世界陸上、「なでし

『 ALWAYS 三丁目の夕日 』がヒットしたのは2005年。続編となる『 ALWAYS 続・三丁目の夕日 』も大きな話題を呼び、来年の正月には『ALWAYS 三丁目の夕日'64』が公開される。日本人はいつまでも右肩上がりのあの時代が好きなのだろう。本日はそんな昭和を実際に体験しなかった世代でも昭和の匂いが感じ取れ、ついつい浴びるようにお酒を飲みたくなる3冊

『本は10冊同時に読め』という本を上梓していらい、断続的に「トイレで本など読めるわけないじゃん」というお小言を頂戴する。たしかにトルストイだの源氏物語だのはトイレでの読書に不向きである。ビジネス書でも『もしドラ』あたりが限界であり、『失敗の本質』となると力みすぎるかもしれない。 じつはボクがトイレにおいてある本はトリビア系や辞典系の本なのである。見開き1ペー

現実と空想の間(あわい)にあるような物や出来事が好きだ。絶対にないとはいえない輪廻転生、地球人以外の生き物、未だ証明されない人間の能力、などの本はいつの間にか手が出てしまう。というわけで、私のマニアックな3冊のテーマは「いるのかいないのか未確認生物」である。 最近書店を歩いていて呼び止められた本がある。棚ざしの片隅が光っているように見えたのだ。それがこれ。

大人も楽しめる子供向けの3冊を紹介する。テーマはクジラ。子どもを将来クジラやイルカの専門家にさせようと目論んでいる大人は即買いものばかりだ。 まず一冊目は、2011年の読書感想文コンクール課題図書にも選ばれている『クジラと海とぼく』。クジラはなぜ人間や船に近寄ってくることがあるのか、著者がどうやって海洋学者になったか等、大人も時間を忘れて読みふけってしまう内
6月にスペースシャトルが引退しました。NASA関連で9000人が失業するニュースやロシアが数年間、有人宇宙事業を独占し、飛行士を輸送するカプセルの費用を3倍(6300万ドル!)に値上げしようとしているニュースまで。これでますますあこがれの宇宙が遠くなってしまいました。そんなときだからこそ、宇宙をより身近にするために、そして実際に行く方法を考えてみました。 1

新刊をチェックしているとき、妙に読者対象が狭いマニュアル本を見つけると、つい「ほしい物リスト」やら「あとで買うリスト」に入れてしまう癖がある。今回は、それを見直しつつ選んだ珠玉(?)の3冊。 まずは、なるべく新刊から、ということで、こちら。 世界や日本の献体の実情や献体の歴史、解剖実習の実際なども紹介していてかなり面白いのだが、献体登録の方法や献体団体の総会
HONZ新井文月です。このコーナーはHONZメンバーにより、マニアックなテーマに添った本を紹介します。初回テーマは「これじゃあ世の中わたっていけないだろう著者 ベスト3冊」です。はじめに断っておきますが、本の内容は素晴らしいものです。 まず1冊目『狩猟サバイバル』服部文祥。著者は登山家であり、本書では食べ物を現地調達しながら南アルプスを目指します。装備は次第