
社会 / HONZブックマーク
『感染の法則 ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで』
本書の初版がイギリスで出版された2020年2月13 日、僕の頭はほかのことでいっぱいだった。COVID│19 (新型コロナウイルス)について朝に報告されたデータを見たあと、感染爆発の分析で自分たちが大きな間違いを犯したのかどうか確認する作業に追われていたのだ。その日中国から報告された新規患者数が1万5000人を超え、前日より750%も増えていた 。僕たちの調
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本書の初版がイギリスで出版された2020年2月13 日、僕の頭はほかのことでいっぱいだった。COVID│19 (新型コロナウイルス)について朝に報告されたデータを見たあと、感染爆発の分析で自分たちが大きな間違いを犯したのかどうか確認する作業に追われていたのだ。その日中国から報告された新規患者数が1万5000人を超え、前日より750%も増えていた 。僕たちの調

大きなデータファイルを送るのは、場合によっては難しい。 ファイルを送る最も単純で、最もわかりやすい方法は、そのファイルが貯蔵されているデバイスを手に取り、意図した受け手のところに歩いていき、手渡すことだ。 コンピュータを運ぶのが難しいことがある──特に、丸々一部屋の大きさだった初期のコンピュータの場合はそうだ。だったらコンピュータ全体を運ぶのではなく、コンピ

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、ついに書籍で実現。かつて『 全国アホ・バカ分布考 』で世間を騒がせた著者が、今度は女陰・男根の境界線に挑む! 第5回は「男根語の試行錯誤」について。「男根」もまた、京を中心にきれいな多重の円を描いていることが明かされる!(HONZ編集部) 第1回 、 第2回 、 第3回 、 第4回 次に「男根(陰

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、ついに書籍で実現。かつて『 全国アホ・バカ分布考 』で世間を騒がせた著者が、今度は女陰・男根の境界線に挑む! 第4回は「女陰名+「する」だけが「性交する」ではない」ことについて。『女陰語』+『する』の歴史は、実はけっこう浅かった!?(HONZ編集部) 第1回 、 第2回 、 第3回 歌島では、女陰

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、ついに書籍で実現。かつて『 全国アホ・バカ分布考 』で世間を騒がせた著者が、今度は女陰・男根の境界線に挑む! 第3回は「かわいくて優雅な「オマンコ」」について。なぜ日本人はいたいけない女陰に、最大限のいとおしさの込もった名を付けたのか? (HONZ編集部) 第1回 、 第2回 奈良時代の貴族であり

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、ついに書籍で実現。かつて『 全国アホ・バカ分布考 』で世間を騒がせた著者が、今度は女陰・男根の境界線に挑む! 第2回は「「女陰」方言のきれいな円」について。「女陰」の表現は、京を中心にきれいな多重の円を描いていることが明かされる!(HONZ編集部) 第1回は こちら この「女陰」「男根」言葉は、「

放送禁止用語に阻まれた『探偵! ナイトスクープ』の幻の企画が、ついに書籍で実現。かつて『 全国アホ・バカ分布考 』で世間を騒がせた著者が、今度は女陰・男根の境界線に挑む! 第1回は「京都の若い女性からの切実な願い」について。はたしてこの企画は、どのように誕生したのか?(HONZ編集部) 1995年5月初旬のことです。ユニークな内容が書かれた一通の手書きの依頼

「日立・三菱重工 統合へ」──。 白抜きの横一本見出しがトップを飾る2011年8月4日付の日本経済新聞朝刊は、衝撃的だった。中見出しには「売上高12兆円超」「原発事故で環境激変」とある。同年3月11日の東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所事故がもたらした政治・経済環境の緊迫が、日立製作所と三菱重工業という日本を代表する企業の経営統合という歴史

会議でスマートに見えること。それが私の一番の望みだが、だれだってそうだろう。とはいっても、会議中は眠くなったり、次の休暇やランチのことで頭がいっぱいになったりしてスマートに見せるのが難しくなるときもある。そんなときこそ裏ワザの出番だ。この本では、頼りになる 100の裏ワザを紹介しよう。 先人は「やみくもに働くのではなく、スマー

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私たちがSFの世界に生きていると言われてもピンと来ない人は、手元の携帯電話を見てほしい。オシャレで、カッコよくて、想像を絶するくらい高性能な携帯電話――それは生活に欠かせない道具、そこにあるのが当然の存在になっている。地球上のどこにいても、それをポケットから取り出せば、地球上のどこにいる人とも話せる。 これは、ごく自然な日常の光景に思えるかもしれない。 しか

没後ほぼ四半世紀を経て、その功績や人物像が見直されつつある国家リーダーが2人いる。田中角栄とリチャード・ニクソンだ。ニクソンはエヴァン・トーマスの『Being Nixon』(2016年3月)が出版ブームに火を付け、10点以上の書籍が発行された。歴代のアメリカ大統領で唯一任期中に辞任した彼は、ソ連とはデタントを進めながら、対中国交正常化の端緒を開き、ベトナム戦

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「失われた20年」が続き、今なお抜けられぬデフレ状況。本書『バブル 日本迷走の原点』は、その起点となったバブル時代の正体を様々な角度から捉えた一冊である。特筆すべきは経済モノとしての確かさだけではなく、物語としての面白さも群を抜いている点だ。時代の狭間に蠢く、男たちの野心と欲望。30年の時を超えた今だからこそ書ける事実を積み重ね、バブルの再到来へ警鐘を鳴らす

『フェルマーの最終定理』で、数学3世紀の謎に挑む数学者たちの姿を感動的に描いて世界を驚かせたサイモン・シンは、その後も暗号の歴史をドラマチックに描いたり、宇宙論をテーマに科学とは何かを考えさせたりと、納得の意欲作を世に送り出してきました。とくに前作の『代替医療解剖』は、それまでのアカデミックなテーマから、「科学ジャーナリズム」の課題へと踏み出し、新たな地平を

前作『代替医療解剖』の発表から実に8年。人気サイエンスライター、サイモン・シンの最新作の翻訳版がついに完成しました。テーマはズバリ『ザ・シンプソンズ』。1989年の初放映からすでに600話超! 今も続くアメリカの大人気アニメーションです。黄色い肌に、大きなギョロ目、極端にデフォルメされた姿はきっと多くの人がご覧になっているはず。社会風刺のたっぷりきいたドタバ

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私の人生を合理的に解釈すると、こんなふうに説明できるかもしれない。私が人間の性質を観察し、省みることができるようになったのは、あのやけどと、今も続く後遺症のおかげなんだと。 私は体表の7割にIII度熱傷を負ったせいで、3年ほどの入院生活を強いられ、ティーンエイジャーらしい生活を奪われ、日々強烈な痛みに苛まれ、医療システムの機能不全にくり返

もしも、自らが所属する組織の不正を知ったら、あなたは、その不正を正す勇気を持てるだろうか? 幹部自衛官でありながら、自衛隊組織の不正を、正々堂々と通報した男がいる。彼の階級は、3等海佐(以下、3佐)。「自衛隊は噓をついている」と裁判所に訴えたのだ。 2014年4月23日、東京高等裁判所。21歳の自衛官・Tさんの”いじめ自殺”を巡る裁判の控訴審判決が下された。

やっと終わった。文庫の作業が終わったという意味だけではない。ふだんは見ないようにしていながらも、部屋の片隅にずっとうずくまっていた童子のような存在と向かい合い、やっとうちから出ていってもらうことができたような感覚に今私は浸っている。自分の仕事を褒めるのは抵抗があるが、いい内容だと思う。その満足感、責任を果たせたことの安心感に浸るとともに、童子がいなくなったこ

本書について知らない方は、まずは『でっちあげ』の プレミアム・レビューをどうぞ 。 事件が発覚したのは2003年。本書が単行本として世に出たのが2007年。2010年に文庫化され、とうとう今年、第9刷にてこの事件の完全決着までが収録された決定版が出来上がった。著者はもちろんだろうが、上梓された直後に読み、賛成・反対、様々な意見に晒されたところをつぶさに見てき

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人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。連載の最終回は「今生きている社会がすべてではない」ことについて。様々な国を知ることや歴史を学ぶことには、どのような意味があるのか?(HONZ編集部) ※過去の記事はこちら→ 第1回 、 第2回 、 第3回 、 第4回 、 第5回 清水 『謎の

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人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第5回は「カオスでグズグズが室町時代の真実」について。室町時代を捉えるにはどのようなスタンスが求められるのか?(HONZ編集部)。 ※過去の記事はこちら→ 第1回 、 第2回 、 第3回 、 第4回 高野 網野善彦さんという研究者はどんな方だ

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人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第4回は伊達政宗のイタい恋について。BLのルーツは戦国武将にあり!?(HONZ編集部) ※過去の記事はこちら→ 第1回 、 第2回 、 第3回 清水 江戸時代の元禄年間が日本の歴史のターニングポイントだったという話をしましたよね。ひげがなくな

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人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第3回は「信長とイスラム主義」について。カオスな状況下において、人は専制を求めるもの。そこに現れたのが、信長とイスラム主義であった!?(HONZ編集部) ※過去の記事はこちら→ 第1回 、 第2回 高野 僕は、清水さんが書かれているような歴史

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人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第2回は「「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ーー 未来が後ろにあった頃」について。未来の指す方向から読み解く、時間と空間の転換点とは?(HONZ編集部) ※第1回は こちら 清水 日本語に「サキ」と「アト」という言葉があるでしょう。これらはも

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8月26日発売の『世界の辺境とハードボイルド室町時代』は、人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集である。「世界の辺境」と「昔の日本」は、こんなにも似ていた! まさに時空を超えた異種格闘技の様相を呈す内容の一部を、HONZにて特別先行公開いたします。第1回は「高野秀行氏による前書き」と「かぶりすぎている室町社会とソマリ社

『絶対に見られない世界の秘宝99』は、二度と目にすることができなくなった世界の秘宝や財宝をイラストと写真で読み解いた一冊である。どのなくしものにもそれぞれにユニークで興味深い物語があり、その核心にはどれにも共通の永遠の謎がある。連載3回目となる今回は、アステカ帝国の君主モンテスマの失われた財宝についてご紹介。 1: 失われた化石 7月17日公開 2: クロム

『絶対に見られない世界の秘宝99』は、二度と目にすることができなくなった世界の秘宝や財宝をイラストと写真で読み解いた一冊である。どのなくしものにもそれぞれにユニークで興味深い物語があり、その核心にはどれにも共通の永遠の謎がある。連載2回目となる今回は、17世紀イングランドでクロムウェルの身におこった数奇な物語をご紹介。 1: 失われた化石 7月1

『絶対に見られない世界の秘宝99』は、二度と目にすることができなくなった世界の秘宝や財宝をイラストと写真で読み解いた一冊。どのなくしものにもそれぞれにユニークで興味深い物語があり、その核心にはどれにも共通の永遠の謎がある。本日から全3回に渡り、本書の内容の一部を連載形式で紹介していきます。 1:失われた化石 7月17日公開 2: クロムウェルの首 7月19日

突拍子もない質問や、空想的な疑問に元NASAの研究員が全力で答える。全米NO.1マンガ科学サイトの書籍版『ホワット・イフ?(WHAT IF?)』。先日HONZサイトに 訳者解説&内容の一部を掲載したところ 、圧倒的な反響を呼び発売前に重版が決定した。 そして、大好評につき第二弾! 以下の3編を特別公開します。 ・一生懸命お茶をかき混ぜれば、沸騰させることが出

知られざる大英帝国の姿を描いた『ふしぎなイギリス』。著者の笠原敏彦氏は、毎日新聞外信部で活躍した国際派ジャーナリストである。ロンドン特派員(1997~2002年)、欧州総局長(2009~2012年)を歴任し、イギリス王室や議会政治に関する数多くの記事を書いてきた。日本人にとって身近な国であるイギリスだが、笠原氏によると、その現実の姿は、日本で一般的に認識され

NHKでアニメ化もされた 大ヒット作『英国一家、日本を食べる』『英国一家、ますます日本を食べる』。その著者、マイケル・ブースの原点ともいえる作品が、待望の翻訳。英国で「ミシュランシェフの包丁よりキレッキレの書き味!」などと大絶賛された本作の、日本版あとがきを公開します。 最近引っ越しをした。棚や屋根裏の片づけをするときによくある話だが、昔の写真や書類に気をと

週刊新潮で好評連載中の成毛眞「逆張りの思考」、2015年3月5日号(2月26日売り)は特別拡大版。今回は『メガ! 巨大技術の現場へ、ゴー』の発売を記念し、特別にHONZ上にて全文を掲載いたします。北は苫小牧から南は長崎まで、さらにはフランスとスイスの国境にまで。現場へ足を運んだからこそ見えてきた、桁違いを見ることの意義とは何だったのか? 本屋巡りをしていると

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前作『 絶望の裁判所 』は発売されるやいなや、大反響を呼んだ。しかし、それはまだ序章に過ぎなかったのである。明日、発売される『ニッポンの裁判』は、冤罪連発の刑事訴訟、人権無視の国策捜査、政治家や権力におもねる名誉毀損訴訟、すべては予定調和の原発訴訟、住民や国民の権利など一顧だにしない住民訴訟など、裁判のリアルな実態を次々に描き出す。 裁判の「表裏」を知り抜い

2014年夏、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、自身のブログ「 gatesnotes 」で『Business Adventures』という1冊の本を紹介した。20年以上前にウォーレン・バフェットから推薦されたもので、以来「最高のビジネス書」として愛読し続けているという。世界的にも大きな注目を集めた本書の魅力と概要を、翻訳者の須川綾子氏に解説していた

世界に前例のない超高齢社会へと突き進む日本で、向精神薬が過剰に用いられ、廃人にされたり死へ追いやられたりするお年寄りが無数に存在するという。そこで用いられる「病名」は認知症。しかし、認知症という名の「病気」は存在しない。そこには、国と医者が作り上げた巨大な虚構があのだという。そのからくりを読み解き、医療過誤というワナに落ちないよう警告を発するのが著者の東田勉

読み始めたら止まらない異次元ワールドとして、早くも評判の高い『ふしぎな国道』。それにしても『炭素文明論』などで知られるサイエンスライター佐藤健太郎氏は、なぜディープな「国道♥愛」をカミングアウトすることになったのか?注目の著者インタビュー。 ※レビューは こちら Q.佐藤さんは『医薬品クライシス』『炭素文明論』などの硬派のサイエンス作品で高い評価を得ていらっ

西アフリカで猛威を奮うエボラ出血熱はアメリカ本土での感染者も現れ、一層の拡大が憂慮されている。本書『ホット・ゾーン』は1994年に刊行。いつか迫り来るであろう遠方の脅威としてではなく、まるで肉声が聞こえてくるかのようなナラティブな手法でエボラの獰猛さを最前線から伝えた。 そして2014年、過去最大のアウトブレークを迎え、新装版の刊行が急遽決定する。著者・リチ

※第4回は こちら いよいよペペロンチーノを作る。多くのペペロンチーノのレシピでは、「まずフライパンに油とニンニクを入れ、弱火でじっくり熱することで、油にニンニクの香りを移す」と書かれている。私自身もこれまでずっと弱火でニンニクを炒めており、油の中で泡を発しながらゆっくりキツネ色に変わるニンニクを見て、「ああ、ニンニクの匂いが少しずつ油へ移っているんだなぁ」


パスタの「コシ」を調べてみた。右がゆでたグルテン、左が生。 ※第2回は こちら 。 前回、アルデンテの食感が、パスタの主成分であるデンプンの糊化の進行によってもたらされることを見た。もう一つの主成分(全体の11~14パーセント)であるタンパク質がもたらす食感について考えてみたい。 パスタの「コシ」は、なぜうどんの「コシ」と違うのか そのためにパスタのタンパ
