ノンフィクションはこれを読め!

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419記事

『エンジェル投資家』人が重要なのではなく、人が全てである 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

『エンジェル投資家』人が重要なのではなく、人が全てである

本書は、アメリカを代表するエンジェル投資家のジェイソン・カラカニスによる、スタートアップ企業への投資のための指南書である。ベンチャーキャピタルに関する本は多く出版されているが、それより一段早いステージで出資するエンジェル投資家について書かれたものは極めて珍しい。 カラカニスは、ライドシェアのUberがまだスタートアップ企業で、500万ドルの企業価値しかなかっ

今週のいただきもの:2018年7月29日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年7月29日週

今週、恵比寿のスペイン料理屋でバイトのOG会をしました。カタルーニャ出身のシェフが腕を振るうこのお店は、まるでスペインにいるかのようです。スペインといえば、グラナダのバルが忘れられません。ファーストドリンクに、無料のおつまみとして、ガスパチョやパエリア、煮込み料理など、しっかりしたものが出てくるんです。軽めのランチなんかはこれだけで十分でした。 ここで、簡単

『わけあって絶滅しました。』を買ったのは、どういう人たちなのか? 書影

生物・自然 / 併せて読まれたこの一冊

『わけあって絶滅しました。』を買ったのは、どういう人たちなのか?

一昨年からずーっと続いてきた生き物ブームに変化の兆しが見えてきました。Twitterコメントがバズり、予約殺到全国的な品薄が発生した『 リアルサイズ古生物図鑑 』を皮切りに、今度は『わけあって絶滅しました。』が大ブレイク中!この夏は「ざんねん」を通りこして絶滅しちゃった生き物たちの季節になりそうです。 今回は『わけあって絶滅しました。』について見ていきたいと

『鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす 』旅行作家の矜恃 書影

教養・雑学 / 「解説」から読む本

『鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす 』旅行作家の矜恃

明日は汽車の中で眠りたくない、と何度も思ったものだ。地図を見て、時刻表をめくりながら、旅を組み立てていく時間は、至福の時間である。この至福の時間があるからこそ旅に出たくなるのだ、とも思える。 実際に旅に出て列車に何十時間も揺られることもある。自分が計画したのだから、予期したとおりのことだ。しかし「至福の時間」には忘れていた倦怠感が身体を蝕み、心地よいはずのジ

『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』 書影

日本史 / 「解説」から読む本

『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』

いまから10数年前、私は東京・水道橋駅近くにあるライター・エディター養成学校の夜間コースで、年に何度か、講師の仕事をしていた。 ルポライターの大先輩にあたる鎌田慧さんからの依頼で、ノンフィクションの取材法と書き方をおしえていたのである。 ある年、非常に熱心な女性の受講生がいた。一見大学生かと思ったが、小さな貿易会社で働いており、ぜひ書きたいテーマがあるとの話

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今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年7月22日週

今週はHONZも大変お世話になっている、水代優さんの新刊イベントにお邪魔してきました。私自身、ちょうど新しいことを始めようとしている時なので、水代さんの 『スモール・スタート あえて小さく始めよう』 を読んで、すごく勇気づけられました。また、水代さんの人との付き合い方が、仕事だけでなく、プライベートでもすごく参考になります。 今回、水代さんの Hama Ho

『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪! ?』世界は好きなように生きられるところだということ 書影

人物 / 編集者の自腹ワンコイン広告

『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪! ?』世界は好きなように生きられるところだということ

どこにでも行けるし、なんでもできる、そんなふうに育ててもらった。 この世界は好きなように生きられるところだということ。自分のために声をあげるべきだということ。自分の意見や思いや決心は尊重されるべきものであること。そう思えるようにしてくれた。 本の編集をすると、校正で繰り返し同じ内容を読むことになるわけですが、何度読んでもこの部分にはぐっときてしまいます。それ

『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』完全燃焼を目指した男がぶつかった官僚組織という壁 書影

人物 / 社会

『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』完全燃焼を目指した男がぶつかった官僚組織という壁

著者、伊藤祐靖は自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊の「特別警備隊」の創設に携わり、部隊創設後は先任小隊長として技術の向上に努めた人物である。本書は日本初の特殊部隊を創設した男の半生を綴った自伝であり、自衛隊という国防の最前線のリアルを描いたノンフィクションでもある。 そもそも日本は旧帝国陸海軍の時代から特殊部隊という特殊戦の専門部隊というものを持ったことがな

『Bullshit Jobs: A Theory(洋書)』どうでもいい仕事を理論化する 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

『Bullshit Jobs: A Theory(洋書)』どうでもいい仕事を理論化する

経済学者のジョン・メイナード・ケインズ(1883-1946年)は、 1930年に”Economic Possibilities for our Grandchildren(孫の世代の経済的可能性)”というエッセイの中で、イギリスやアメリカのような先進国では、テクノロジーの進化によって20世紀末までに週15時間労働が実現しているだろうと予言した。(”Essay

あなたは「神」を信じますか? 『科学者はなぜ神を信じるのか』 書影

サイエンス / 教養・雑学

あなたは「神」を信じますか? 『科学者はなぜ神を信じるのか』

あなたは神を信じますか?こう訊ねられたらどう答えるだろう。日本だと、神様は存在しないと思うけど神頼みはする、というのが多数派だろうか。この本で問われるのは、我々が普段思い浮かべるようないたるところにいる神様ではない。キリスト教の神、創造主としての神である。 科学者のスタンスはどうだろう。『利己的な遺伝子』のリチャード・ドーキンスは『神は妄想である』という著書

『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける 書影

教養・雑学 / ビジネス

『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』猫が本屋を助け、本屋が猫を助ける

長く叫ばれている出版不況とはうらはらに、個性的な本屋さんの出店が相次いでいる。HONZでもお世話になった下北沢の 「本屋B&B」 や荻窪の 「6次元」 、本の校閲を行う会社「鴎来堂」がてがける 「かもめブックス」 や中野ブロードウェイにあるサブカルの聖地 「TACO che(タコシェ)」 などこだわりの本屋は盛況だ。開店のためのセミナーもあり、体験談の本も様

『酒の起源―最古のワイン、ビール、アルコール飲料を探す旅』「食」から人類の歩みを知る 書影

教養・雑学 / 民俗・風俗

『酒の起源―最古のワイン、ビール、アルコール飲料を探す旅』「食」から人類の歩みを知る

原書のタイトルを直訳すると「過去を抜栓する」。酒と人類の壮大な物語を描いた本だから、いかにも香り立つようでおしゃれだ。翻訳タイトルは『酒の起源』。もちろん『種の起源』のオマージュだ。こちらも素敵。 版元の白楊社は2016年に『酒の科学』という本を出版していた。こちらの原書タイトルは「プルーフ」。プルーフにはアルコール度数だけでなく、印刷前のゲラという意味もあ

『amazon 世界最先端の戦略がわかる』出版記念セミナーのお知らせ→受付終了しました 書影

ビジネス / NEWS

『amazon 世界最先端の戦略がわかる』出版記念セミナーのお知らせ→受付終了しました

HONZ代表・成毛眞著『amazon 世界最先端の戦略がわかる』の出版を記念して、特別セミナーを開催いたします。 アマゾンという企業を研究することは、これからの最新の経営学を学ぶことと同じです。「ビジネスモデル」「キャッシュフロー」「AI技術」「会員サービス」など、ありとあらゆる革命がこの企業にはつまっています。 この1社さえ押さえておけば、世界で今何が起こ

古典文学やベストセラーを統計を通して分析する──『数字が明かす小説の秘密』 書影

サイエンス / おすすめ本レビュー

古典文学やベストセラーを統計を通して分析する──『数字が明かす小説の秘密』

小説を評する、分析するといえば基本的には一人の人間が精読することによってそこで用いられている技法や、他の作品との関連、歴史的な意義などをあぶり出していく行為のことである。だが、それだけではなく、統計を通して語句の使用頻度、プロットの盛り上がり、書き出しについてなどを分析する手法も現在では発展してきた。本書『数字が明かす小説の秘密』は、そんな後者のアプローチを

『お嬢さん放浪記』 書影

人物 / 「解説」から読む本

『お嬢さん放浪記』

1948年秋、犬養道子さんはアメリカ・ボストンへ向けて羽田を飛び立った。当時、若い女性が一留学生として単身アメリカに渡るというのは、決してありふれたことではなかっただろう。そもそも女性の大学進学率がわずか2.3~2.4%、ましてや海外の大学に行くなど限られた人にしか叶わないことである。そんな時代に、犬養さんは旅立った。「お嬢さん育ち」の自覚はある。が、すべて

『スモール・スタート あえて小さく始めよう』会社員のうちに始めよう 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

『スモール・スタート あえて小さく始めよう』会社員のうちに始めよう

新しいことを始めたい、だけどなかなか始められない。そう思っている人のやらない理由を、一つずつ消していってくれる一冊だ。 著者の水代優さんは、日本橋浜町に Hama House というブックカフェを作ったり、最近では丸の内に Marunouchi Happ.stand&gallery というPOP UP GALLERYを作った人物だ。とはいっても、何をやってい

『ノモレ』アマゾンの先住民を描いたノンフィクション文学の金字塔 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

『ノモレ』アマゾンの先住民を描いたノンフィクション文学の金字塔

一昨年夏に放送されたNHKスペシャル「大アマゾン 最後のイゾラド」の姉妹作品である。イゾラドとは、文明社会と接触したことのないアマゾン先住民。狩猟と採取だけで太古から生きてきた自給生活者であり、その姿はまさに裸族だ。現在でも少人数のグループに別れて暮らしているという。 数年前のある日、ペルーの奥地で突然イゾラドが出現し、村々が襲われ、弓矢で村人が殺傷された。

今週のいただきもの:2018年7月15日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年7月15日週

毎日溶けるような暑さですね。暑いと食欲が無くなりますが、そんな時でもエスニック料理は食欲が湧きます。ベトナム風のつけ麺である「ブンチャー」は、野菜や肉も一緒に食べられるので、栄養バランスも良いですよ。平たく伸ばした生地をカットしているフォーとは異なり、ブンは麺の元を型に入れ、ところてんのように押し出して作られます。 家で作れる、ブンチャー風のレシピを紹介しま

『ノモレ』映像あっての作品ではなく、この本自体がひとつの世界をもった小宇宙である 書影

民俗・風俗 / HONZ客員レビュー

『ノモレ』映像あっての作品ではなく、この本自体がひとつの世界をもった小宇宙である

これは素晴らしい本だ。 NHKディレクターの国分さんと最初に知り合ったのは、沢木耕太郎さんに紹介されてだった。アマゾンの未開部族についてのドキュメンタリーを本にする、とのことで、正直言うとその時「ああ、またテレビの人が本を書くのか」と、軽くみていた。後で送られてきた本『ヤノマミ』は、書き手である国分さんの視点から、文明と接触していない部族「ヤノマミ」が文明と

『「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護』 書影

生物・自然 / 「解説」から読む本

『「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護』

世界の自然保護は、大論争と新しい希望の時代に入った感がある。人の暮らしから隔絶された 「手つかず」の自然、人の撹乱を受けなかったはずの過去の自然、「外来種」を徹底的に排除した自然生態系、そんな自然にこそ価値ありとし、その回復を自明の指針としてきた伝統的な理解に、改定をせまる多様な論議・実践が登場している。 ここ10年ほど、その新時代を展望する出版が英語圏で目

『直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録』Don’t think. Feel! 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『直島誕生 過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録』Don’t think. Feel!

秋元雄史氏の『直島誕生』は、現代アートに関わる全ての人々にとって必読の書である。 直島を舞台に、日本における現代アートがどう生まれ、どう育ってきたのか、そしてそれは世界のアートとどう繋がっているのか。その全貌が、直島プロジェクトの始まりから地中美術館の立ち上がりまで、15年間もの長きにわたってこのプロジェクトを率いてきた秋元氏自身の言葉によって語られている。

今週のいただきもの:2018年7月8日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年7月8日週

『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』 や 『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』 を献本いただき、すっかりいきものづいているHONZです。先日、HONZのいきもの係塩田春香、 シャークジャーナリストの沼口麻子さん 、 冒険歌手の峠恵子さん たちと珍獣食のお店に行ってきました!(題して、「アマゾネス軍団なんで

『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』 書影

生物・自然 / 教養・雑学

『えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60』

・内臓を食べながら成長し、内部から首を切り落とす ・子どもを誘拐し、奴隷として育てる ・泳げない生物の行動を操り、川に飛び込ませる 身の毛もよだつ所業の数々――。 「おそろしい……」「許せない!」 そう思われても仕方ない書き方をしてしまいましたが、これらはすべて実在する「寄生生物」の生き方なのです。 寄生生物は、決して怖いだけではありません。他の生物からおこ

名著『大旅行記』の5巻を読んでみた! 書影

世界史 / プレミアム・レビュー

名著『大旅行記』の5巻を読んでみた!

14世紀、21歳のイブン・バットゥータは、巡礼とイスラーム法の研究のため、現在のモロッコを旅立ち、30年間におよび、北アフリカ、中東、インド、中国を巡る。その旅は『大旅行記』(東洋文庫)全8巻となっているが、道中に滞在したインドの王様との8年間を後に語り、まとめられたのがこの5巻だ。稀代の旅人と「インドの織田信長」が織りなす、展開が予想の斜め上どころか別次元

『経営戦略原論』で理論と実践のギャップを埋める 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

『経営戦略原論』で理論と実践のギャップを埋める

理論と実践の間には大きなギャップが存在する。どれだけ明晰な頭脳で組み立てられた瑕疵のない理論でも、現実の世界で役立てるためには様々な困難立ちはだかる。原子核分裂が発見されその原理が明らかになった後も、原子爆弾が開発されるためには、マンハッタン計画による世界中の叡智の結集と膨大な費用を必要とした。 自然科学分野においては、理論の実践にどれだけ困難が伴ったとして

『20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る』 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

『20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る』

以前、 HONZでも書評を書かせて頂いた (『宇沢弘文 傑作論文全ファイル』)、経済学者の故宇沢弘文氏の旧宅「宇沢国際学館」に夜ごと集まって、経済や医療や国際関係などの話をする不思議な会合がある。 本書の著者の合田真氏とはその席で隣り合わせて、日本植物燃料という会社を経営しているというから、今関わっているリゾート施設のバイオマス発電の話でもしようかなと思った

『全告白 後妻業の女』67歳で婚活、狙いは寂しい高齢者 書影

事件・事故 / おすすめ本レビュー

『全告白 後妻業の女』67歳で婚活、狙いは寂しい高齢者

「毒婦」と呼ばれる女性が世間を騒がすことはあるが、見るからに妖艶さを身に纏っていたり、いかにも男性がだまされたりするんだろうなという雰囲気を醸し出したりしている場合は意外に少ない。京都、大阪、兵庫3府県で起きた連続青酸死事件の犯人・筧千佐子(逮捕時67歳)も、どこにでもいそうな気さくなおばちゃん、どころか、おばあちゃんにしか見えない一人だろう。 事件は、20

武士は戦さでポニーを駆る 『武士の日本史』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

武士は戦さでポニーを駆る 『武士の日本史』

侍ブルーと一銭五厘。本書にあった言葉で私の印象に残ったのは、この二つだった。「サムライブルー」はサッカー日本代表のこと。「一銭五厘」は召集令状の葉書代のことで、兵隊の代わりなど葉書一枚で済むという意味がこめられている。書名にあるとおり、本書はわが国の武士の歴史をまとめるとともに、「武士道」などの精神史もたどっている本だ。 本書を読んだ直後にサッカーW杯を観て

『蜂と蟻に刺されてみた 「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』 書影

生物・自然 / 「解説」から読む本

『蜂と蟻に刺されてみた 「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』

ハチやアリの毒針は、そのライフスタイルを映し出す鏡らしい。ひとくちにハチ・アリ類と言っても、じつに多彩で、みな独特の生き方をしている。しかし、その毒針の機能は、見事なくらいその生存戦略にぴったり合っているのだ。毒針の痛さとライフスタイルの、切っても切れない関係について語ったのが本書である。 本書の著者は、虫刺されの痛みのスケール(尺度)を作った功績で2015

今週のいただきもの:2018年7月1日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年7月1日週

最近、夏バテ気味なのですが、そんな時でも何か口にしなくてはと、アボカドを食べるようにしています。アボカドは、メキシコ、中央アメリカ原産の果実です。隔年で実をつけ、成熟には10〜15ヶ月を要します。大きな種子は、アメリカ大陸で既に絶滅した巨大生物に合わせて進化したものだそうです。 ヘトヘトで、5分以上台所に立ちたくない!という時に、すぐに作れるアボカドカップの

『「在宅ホスピス」という仕組み』 “よりよく死ぬ”ための参考書 書影

医学・心理学 / おすすめ本レビュー

『「在宅ホスピス」という仕組み』 “よりよく死ぬ”ための参考書

一昨年、父を亡くした。倒れる日まで普通に暮らしていた父が、救急車で搬送されて一か月で亡くなってしまうとは思わなかった。ましてや死の瞬間まで苦しみ抜くなんて想像だにしていなかったのだ。 それから私は終末期の過ごし方について多くの本を読んだ。安楽死を含めて、今の日本で許される一番幸せな最期の時を過ごすにはどうしたらいいのかを探し求めた。 本書には私の理想に近いも

『未解決事件 グリコ・森永事件 捜査員300人の証言』 書影

事件・事故 / 「解説」から読む本

『未解決事件 グリコ・森永事件 捜査員300人の証言』

あれから34年――。グリコ・森永事件と聞くだけで、今もって重苦しい嫌な気分になる。様々な出来事、想い出とともに、結局は未解決に終わってしまったからだ。事件の真相も、「かい人21面相」も、闇に消えた。無念である。私は事件当時、読売新聞大阪本社で大阪府警捜査一課担当の記者だった。以来、持ち場や部署が変わろうと、どんな異動があろうと、完全時効が成立するまでの16年

『消された信仰「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』世界遺産から黙殺された人々 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

『消された信仰「最後のかくれキリシタン」-長崎・生月島の人々』世界遺産から黙殺された人々

ユネスコの世界遺産委員会で、日本の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されることが決まった。国内では22番目の登録遺産となる。 この「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、長崎から熊本にまたがる12の構成遺産からなり、その中には、現存する国内最古のキリスト教関連建築物で国宝の大浦天主堂(長崎市)なども含まれる。 一時の熱狂的な

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 書影

生物・自然 / 「解説」から読む本

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』

私は、1年のうち少なくとも3ヶ月は、海外で恐竜化石調査を行っている。主な調査地は、モンゴル・アラスカ・カナダ・中国、そして日本である。2017年4月には、北海道むかわ町穂別から発見された日本で最初の大型恐竜の全身骨格について、発表をした。全長8メートルのハドロサウルス科という恐竜で、全身の8割以上が揃っている、世紀の大発見だ。私の研究は、それだけではない。恐

『ノモレ』未知の先住民イゾラドとの100年越しの再会 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

『ノモレ』未知の先住民イゾラドとの100年越しの再会

知らないことを知りたい。見たことのないものを見たい。そういう好奇心がなくなったら、人生お終いだと思っている。しかし好奇心が生み出す無邪気さは、時に歓喜と絶望の両方を生み出す。そんなことを痛感させられる一冊だ。 かつてNHKスペシャルで放映された「最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」を記憶されている方も多いことだろう。イゾラドとは、文明社会と未接触の先住民を

現在、過去、未来……『AV女優、のち』 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

現在、過去、未来……『AV女優、のち』

晴れのち雨、雨のち晴れ。AV女優、のち――。AV女優の「のち」の後にはどんな言葉が似あうだろう?のちに続く言葉がポジティブなものであればいいなと、心から思う。この本はタイトルが秀逸だ。「その後」ではなく「のち」。「AV女優、のち」言葉の響きがとてもいい。このタイトルに惹かれて、私はこの本を手に取った。 「AV女優、のち」は、みひろ、笠木忍、麻美ゆま、愛奏(元

『政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ』 民主主義は政府運営を非効率にするのか? 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

『政治の衰退 上 フランス革命から民主主義の未来へ』 民主主義は政府運営を非効率にするのか?

著者フランシス・フクヤマは『 政治の起源 』で、人類誕生以前からフランス革命までの歴史を振り返りながら、「国家」、「法の支配」、「政府の民主的説明責任」という3つの重要な政治制度がどのように生み出されたのかを巧みに説明した。この『政治の衰退』は『政治の起源』の姉妹編であり、フランス革命以降の過去2世紀の間にこの3つの制度がどのように相互作用しながら発展してき

巨大企業を創り上げた男たち 『闘う商人 中内㓛 ダイエーは何を目指したのか』他二冊 書影

ビジネス / おすすめ本レビュー

巨大企業を創り上げた男たち 『闘う商人 中内㓛 ダイエーは何を目指したのか』他二冊

万一、日本に戻れたら、なによりもすき焼きを食べようと思った フィリピンのジャングルでの壮絶な飢餓体験こそが中内㓛の原点だ。終戦後、米軍の生活物資を見てその豊富さに圧倒され、庶民が豊かになり、美味しいものをたらふく食べられるようになるには流通が重要だと痛感する。 『闘う商人 中内㓛 ダイエーは何を目指したのか』 は、側近の一人であった 小榑雅章から見た、ダイエ

今週のいただきもの:2018年6月24日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2018年6月24日週

昨日、関東地方では梅雨が明けましたね。1951年の観測開始から、最も早い梅雨明けとなるそうです。ここ数年、梅雨の記憶がほぼ無いのですが、去年はギリシャへ旅行に行っていたのでした。地中海に面するギリシャは、温和で過ごしやすく、なんと言っても食事が美味しいです!今日はギリシャのおふくろの味、「ムサカ」を紹介しましょう。ムサカとは野菜のラザニアのことで、ギリシャを