HONZ卒業旅行&忘年会 in 伊豆・番外編「今、読んでいる本」
我々が峠恵子さんをお招きしたのは、彼女の歌が聞きたいという思いがあったからでもある。そのため2次会はカラオケルームを確保していた。ほどなくして峠恵子リサイタルが始まるかと思いきや、いきなり本の話へと大きく舵が切られる。峠恵子の歌声と折り重なるように本の紹介が始まり、「あ〜、あれね!」と懐かしい掛け声が飛び交った。往年の名曲たちと最新のノンフィクション本に、時
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我々が峠恵子さんをお招きしたのは、彼女の歌が聞きたいという思いがあったからでもある。そのため2次会はカラオケルームを確保していた。ほどなくして峠恵子リサイタルが始まるかと思いきや、いきなり本の話へと大きく舵が切られる。峠恵子の歌声と折り重なるように本の紹介が始まり、「あ〜、あれね!」と懐かしい掛け声が飛び交った。往年の名曲たちと最新のノンフィクション本に、時
HONZ活動記 in 伊豆① は こちら HONZ活動期 in 伊豆・番外編は こちら 海底温泉でウミガメやサメを堪能していたらあっという間に18時になった。さぁ、宴会の時間だ! 一同、宴会場「金波」に集合する。舞台、金屏風、スタンドマイクと会場は整った。皆、浴衣に着替えたかーい? 「昭和の社員旅行」というコンセプトの通り、形式をきちんと守ろう。まず、代表を
2024年7月15日、13年間続いたHONZは遂に幕を閉じた。初期メンバーはたった10人のキュレーター勉強会から始まり、その後メンバーが入れ替わり立ち替わり、24年7月には総勢24人という大所帯にもなったが、「もう、やり切ったかな」というテンションで呆気なく終わった。 「せっかくだから卒業旅行をしよう」成毛眞の呼びかけにより、師走の忙しい時期にもかかわらず2

みぞれまじりの空の下、車窓から鉛色の海が見えた。いかにもリアス式海岸らしい入江になっていて、風があるのか波が高い。「この先、津波浸水区域」と書かれた道路標識を、私たちを乗せたバスは通り過ぎて行く。あれから13年。 「広田湾だ! 高田だー!!」山側の座席にいたはずの竹内さんが、海側の席に移ってきて、はしゃいでいる。彼女は何度も通った道だが、私が陸前高田を訪れる
2011年ころに講演したときのパワポである。テーマは本の読み方なんだけど、前段の自己紹介が長い。さらに後段では本に全く関係がない運鈍根だのについて語っている。きっと聴衆はわけが分からなかったであろう。知ったことではない。いつでもオレ流なのだ。 講演内容をまとめてみよう。 聡明そうに見える子供だった(はずだ)が、小学校ではまともに座っていることができないので授

連載の2回目は、いよいよ2022年に印象に残った本について熱く語り合います! APU活動記①は こちら 立命館アジア太平洋大学(APU)ライブラリーにやってきました。ウェルカムボードを見て、メンバー一堂のテンションが一段と上がります。様々な個性を持ったメンバーが一同に集い、やたらと熱い志で本を紹介する、HONZにとってはお馴染みのコーナー。テーマは「この数年

こんにちは!元学生メンバーの刀根です。久しぶりの合宿レポートに胸が高鳴ります!2023年1月初旬、読売新聞読書委員として活躍された皆様の集まりにHONZもちょこんと乗っけていただき、はるばる大分県まで行ってきました。私、年末からとっても楽しみにしていたのです。だって普段読んでいる本の著者たちに会えるのだから! そして、今回の旅がさらに特別なのは、出口治明さん

「え? なに、この本屋さん、もしかして……なんか、すっごくおもしろくない!?」 スーパーの広告にアイスの特売が告知されていた。それだけの理由で降り立った、京王井の頭線浜田山駅。ふと見ると、駅前に本屋さんがある。吸い寄せられるように店内へ。一見、ふつうの本屋さん。でも棚を眺めているうちに、冒頭のような興奮がわき上がってきたのです。 90年代半ばくらいまでは、駅

突然ですが、浦賀駅に向かっています。車中のお供はこちらの本です。 浦賀といえば、江戸末期に黒船がやってきたことで有名ですが、訪れるのは初めてです。うんちの本がまだ途中ですが、浦賀駅につきました。 朝の弱さが尋常ではない私がなぜ早起きをして午前9時前に浦賀にいるのかというと、潮が引くのが10時頃だからです。 じつはこの日、私はかねてより考えていたことを実行に移

本屋大賞ノンフィクション賞はじめ、ここ数年ノンフィクションを読む人が増えてきた。でもよくわからないのが海外ノンフィクション。いったいどんな作品があって、どんな風に面白いの?というわけで本の雑誌のノンフィクション好き代表の杉江由次が、HONZの東えりかと本誌でノンフィクション新刊レビュー担当の冬木糸一に声をかけた。無謀にもジャンル別50冊を語りつくすという。は

「とりあえず加藤さんに会うことかな」 右肩下がりの出版業界。同業他社の友人たちと話していても、明るい話題は聞こえてこない。器用でもなければ体力もない自分が仕事の質を落とさずにこの業界でやっていくのは、もう無理なんじゃないか……と落ち込んでいたとき、HONZの成毛代表がかけてくれた言葉が、上記のものだった。 加藤さん――加藤晴之さんは、講談社で数々の話題作を世

2018年8月24日、台風20号の進路次第では中止も検討されたが、幸いにも通り過ぎて『夢の猫本屋ができるまで』のトークショウ@本屋B&B(下北沢)が無事開催された。登壇したのは、夢の猫本屋 「キャッツミャウブックス」 」店主・安村正也さん、本書の著者でノンフィクション作家の井上理津子さん、司会として私、HONZの東えりかの3人。 金曜日の夜8時という遅い時間

立命館アジア太平洋大学(APU)を訪問した興奮もさめやらぬ中、別府の繁華街へと繰り出す。出口治明学長はじめAPUのみなさんが懇親会の場を設けてくださったのだ。 この日は「べっぷ火の海まつり」が開かれていて、駅前の目抜き通りはたいへんな賑わいだった。 ところで、APUの噴水の話をおぼえているだろうか。噴き上げられる水の高さをめぐってHONZのメンバー間をフェイ

のっけから一言、かますことをお許しいただきたい。 ライブラリー(図書館)をみれば、その大学の知的レベルがわかる!! お前ごときが知性を云々するなとか、早くも四方からのツッコミが聞こえてきそうだが、何を言われようがへっちゃらである。なにせここ別府は、アウェーではなくホーム。怖いものなしなのだ。 でもあながち的外れでもないだろう。実際、ライブラリーをみるだけで、

立命館アジア太平洋大学(APU)は、2000年開学にもかかわらず、瞬く間に日本を代表する国際大学となった。たとえばイギリスの高等教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』による「世界大学ランキング2018年日本版」の「国際性」部門で、APUは私立大学で見事1位を獲得している。 開学からこれまで、世界147カ国・地域の生徒を受け入れており、現在も88カ

ふるさとに特別な思い入れを持つ人は多い。 以前、会社を辞めて雪深い新潟にUターンした先輩の家を訪ねたことがある。鈴木牧之の『北越雪譜』(岩波文庫)を読んで、いちど豪雪地帯の暮らしを見てみたかったのだ。先輩は満面の笑みでぼくを出迎えてくれ、その日の晩は、地元産の美味しい食材をふんだんに使った料理が次から次へと出てくるわ、地元の日本酒やワインがグラスの空く暇もな

詳細は面倒くさいので省きますが、HONZの一部でインド映画「バーフバリ」が流行っており、勝手に上映会を催すことになりました。 …という、なんとも荒っぽい投稿を足立真穂が飛ばしてきたのが1ヶ月前。映画配給会社に以前勤めていた人間として、参加しないわけにはいかない!と思い参加表明したのはいいものの、我らが編集長・内藤順から、「映画といえばということで、アーヤ、活

大げさな話でなく「本の雑誌」が無かったら、今の私も無かっただろう。 本の虫だった高校時代、何人かの本好き友人はいたものの新しい情報に飢えていた時、週に数回通っていた書店で新しい雑誌を見つけた。「本の雑誌」というシンプルなネーミングで中を開いてみると、新しい本の情報や本にまつわるモロモロの話が書かれているではないか。とりあえずと買い求め、読んですぐファンになっ

春の合宿を行った際、今までで一番影響を受けた本を紹介せよ!という命令が成毛眞より下った。下は大学生から上は還暦オーバー組まで、「本が好き」なのは変わらないが、幼いころから好きだった人、大人になって目覚めた人など、ひとそれぞれ。 ♬育ってきた環境が違うから~♪というわけで、かなり個性的で興味深いラインナップになった。絶版本も多いけど、今の時代、図書館や古本屋さ

『MUJI式 世界で愛されるマーケティング』は、無印良品の商品開発やブランドを理論と実践の二つの側面から解説した一冊だ。ブランドのエッセンスが非常に容易な言葉で描かれており、MUJIの世界観を分かりやすく伝えてくれている。 私が初めて無印良品と出会ったのは、コンビニで文房具を買った時のことだったと思う。コンビニなのに明らかに洗練されたノートやペンが揃っており

さて、 足立のレビュー に触発されて小網代にやってきたHONZメンバー。 前編 では森から海へと遊歩道を下り、 中編 では干潟の観察を満喫しました。この後編は、いよいよ今日のクライマックス、ゲンジボタルの観察です! ホタル観察までは時間があったので、柳瀬さんの案内で、港に移動してみます。 さっきまでいた干潟が、奥に見えています。船をもやうロープには、いろいろ

さて、小網代の谷を源流から海辺まで歩いて下ったHONZ一行。ちょうど引き潮の時間帯に干潟にたどりついたので、まずは干潟の生き物観察。そして夜は、ゲンジボタルの観察会がひかえています――。 (足立のレビューは こちら 、前編は こちら ) ここで再び、NPO活動中の柳瀬さんにお会いしました。おや、足立が何か見つけたようですよ。 わかりますか? いっぱいいますよ

きっかけは、5月13日の 足立真穂のレビュー 『「奇跡の自然」の守り方――三浦半島・小網代の谷から』。本書は「地域の自然保護」という決して派手ではないテーマにもかかわらず、なんと刊行からわずか10日で重版!したそうなのです。 ビジネスとサイエンスが融合した新しい自然保護のあり方を示す内容も素晴らしいのですが、きっと小網代そのものの魅力も読者をひきつけたのでは

さて1学期が終わり、いよいよ長い夏休みに突入です。HONZでは学生の峰尾以外は社会人なので、そうそう長期休暇は取れませんが、それでも休みの日は冷房の効いた部屋でゆっくり本を読みたい人たちばかり。 d-labo二子玉川には、HONZオススメ本をはじめ1500冊以上が本棚に詰まっています。無料で読み放題ですし、外は多摩川から丹沢の山まで一望できます。お子様スペー

2011年7月15日、HONZが産声を上げました。最初の日は確か300PVくらいだったと記憶しています。あれから4年。1か月で約1,000,000PVという大きなサイトになろうとは、誰が予想したでしょう。 というわけで、HONZ創立4周年記念及び夏休み突入企画として、7月12日(日)14:00~ d-labo二子玉川 でイベントを行いました。観客50名様限定

HONZ代表・成毛眞による技術探訪記『メガ! 巨大技術の現場へ、ゴー』の刊行記念として、この本のもととなった連載「 成毛眞の技術探検 」の担当編集者だった東洋経済オンライン山田俊浩編集長と成毛眞とのトークイベントが去る2月26日に開催されました。冷たい雨がしとしと降るあいにくの天候でしたが、多くの方にご参加いただき、会場は『メガ!』を支える技術に対する情熱で

とある夜、晩御飯の後、焼酎の湯割りを片手にいそいそとこたつに潜り込む。つまみは『証明の探究』、前回ご紹介した(HONZ活動記は こちら )『コミック 証明の探究 高校編!』の元となった本である。いや、本を読むのにお酒なんて、と思わないでほしい。いつもなら背筋を伸ばして読むのだが、「はじめに」で著者がこう書いてあるのである。 慌ただしい日常生活の余暇に、バラ色

11月11日、肌寒い中、JR大阪駅に着いた。休みを取っての日帰り旅行は、 Osaka Book One Project に選出された文楽小説の傑作 『仏果を得ず』 の著者、三浦しをんさんのトークイベントを拝聴するためである。 大阪に行くついでに、知り合いと会う約束をしていた。 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義』 の出版元

いよいよ本日発売! 待望の小林凛くん2冊目の本。(過去記事はこちら 第1回 、 第2回 ) 本に掲載された俳句を紹介しながらの科博見学レポートも、最終回。ハイライト、特別展「太古の哺乳類展」を見る! 最古の哺乳類は恐竜とほぼ同じ約2億2000万年前、地球上に現れたと言われている。今回の特別展は、1億2000万年前から1万年前まで日本に生息し、絶滅した哺乳類た

さて、いよいよ明日発売になる小林凛くんの『冬の薔薇立ち向かうこと恐れずに』と前作『ランドセル俳人の五・七・五』の2冊から俳句を紹介しつつ、国立科学博物館を見学する今回のHONZ活動記、その2をお送りします。(その1は こちら ) いよいよ、折原守理事のご案内で、見学スタート!! 最初に見たのは、常設展・日本館1階「自然を見る技」の展示。トロートン天体望遠鏡が

簡単に子どもに対して天才という称号を与えるのはいかがなことかと思う。大人からの過大な賛辞や期待は子どもの成長にとっていかなる負担になるものかとも思う。しかし、少なくとも自分には今もってこのような才能を見いだせない。 2013年5月に投稿され、大きな反響を呼んだ 成毛眞のレビュー 。『ランドセル俳人の五・七・五』は当時12歳だった小林凛くんが、小学校で命に関わ
今週月曜、夏休みを満喫し一週間ぶりに出社すると、私の席に別の人(正確に言うと別のムシ)「 クマムシさん 」が座っていた。 体長50cmはあろうか。とにかくデカい。てか、デカ過ぎだろう。思わず後ずさった私の足元には、手のひらサイズのクマムシさんがぎゅうぎゅうに詰まったダンボール箱が。 ムムム、これはひょっとして、社長よりも早く夏休みをとった私に対するいやがらせ
村上隆さんの著書 『芸術闘争論』 では、こうした現実に対しての方法論が書かれています。アーティストがどう理論武装してその世界で生きていくか。僕はこの本から多く教わりました。この本は、HONZに応募して勉強会に入るきっかけとなった1冊ですが、ここから先人に学ぶ大切さに気づき(開拓者は偉大)、沢山の本を読むようになりました。たしか小学校の美術の時間、先生がよく「
渋谷駅から道玄坂を上り、道玄坂交番前の交差点に出る。この時期、雨に濡れたくなければ渋谷マークシティの中を通りぬけてくればいい。信号を超えて交番の前を取り過ぎ、およそ50メートルほど行ったところに、その図書室はオープンした。 クラウドファンディンク日本一を打ち立てた「森の図書室」 。はやくから注目しパトロンのひとりとなっている私は、6月12日(金)の内覧会と1

まず一冊目は 『現代アートの舞台裏』 。 モノ・カネといった人間の欲が動きまくり、かつ秘密主義のアートの世界を暴きます。その中でタフに生きる人達を取材し、生々しく描写している点で、国内本にない魅力ある内容です。アート・バーゼルといった世界最大のアートマーケットの話もありますが、世界中の著名人・芸能人がステイタスとして美術品を購入するのは事実のようです。ちなみ

佐々木俊尚さんといえば、ITジャーナリストである一方で、料理の腕前も相当なものであることをご存知だろうか? お昼時になるといつも、夫人の 松尾たいこさんのFBページ には、色鮮やかな食卓の写真がアップされる。 それらを眺めながら、僕もいつかこんな風に料理の出来る男になりたいものだと、かねがね思っていた。 そんな佐々木さんが、ついに2月27日『 家めしこそ、最

この雑誌に出会った日が悪かった。金曜の昼過ぎ、アポイントメントまで時間があったのでJR御茶ノ水駅前の丸善書店に入ったところ、「おい、こっちをみろよ」といわんばかりにノンフィクションコーナーになぜか鎮座していたのでつい手に取ってしまった。『飲んだビールが5万本!』。雑誌だが1470円もするので、装丁はしっかりしている。作家の椎名誠が仕掛けた雑誌で、今号が創刊号
こんにちは!「2番」の刀根明日香です。なぜ「2番」なのかは、後ほど説明します。今回は、12月6日に行われたHONZ合宿@鬼怒川温泉の模様を、たっぷりとお届けします。とくに後半は、重大な告知もあるのでお楽しみに。それでは、どうぞご笑覧あれ! ある日突然、成毛眞から号令がかかった。12月に合宿を行い、しかも今回は豪華にバスを貸し切るのだという。いずれにせよメンバ
いやしかし、こんなにエッジの効いた開発研究をすすめるJAMSTECの皆様。プライベートもちょっぴり知りたい。そんなわけで、ランチタイムに食堂へお邪魔してきました! なに食べようかなあ。おなかすいたー。オススメはありますか?と伺うと、広報・吉澤さん、僕はあまり利用しないんです、とのこと。こけっ 大学の食堂みたい。栄養のバランスがとれるよう配慮されているようです

HONZ活動記― JAMSTEC見学訪問1 - JAMSTEC見学訪問2 - JAMSTEC見学訪問3 「誰も測れないものを測るというのが僕の研究なんです。何かを探しに行く、というよりも、とってきたものを測る、というほうに僕は興味があるんです。」 HONZメンバーの前に現れた大河内直彦さんは、まず開口一番こうおっしゃった。ナショナルジオグラフィック日本版「