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新刊超速レビュー

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『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』新刊超速レビュー

彼女の経歴はとても不可思議でおもしろい。高校生のときにカナダへの短期語学留学したことがきっかけで、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に入学。このとき彼女はTOEFLの点数が全く足りなく、ホームステイ先で勉強をはじめたが、途中ですっぱりとそれをやめてしまう。代わりにホームステイ先で家族と会話をし、子供に絵本の読み聞かせをした。それが結果として英語の学習とな

『皮膚感覚と人間のこころ』 新刊超速レビュー 書影

サイエンス / 新刊超速レビュー

『皮膚感覚と人間のこころ』 新刊超速レビュー

これは、本書で紹介されているトーマス・マンの『魔の山』(1924年発表)の中で医師が主人公に語りかける台詞の一部である。80年以上も前の作品が指摘した表皮と脳の類似性は、最新の研究成果によって、科学的に立証され始めているという。皮膚は、熱さ寒さや痛さを脳に伝える以上の働きをしているのだ。 本書で著者は、皮膚や知覚、感覚にまつわる多くの研究を引きながら、皮膚の

『インパラの朝』新刊超速レビュー 書影

社会 / 民俗・風俗

『インパラの朝』新刊超速レビュー

中国、ミャンマー、インド、パキスタンからイラン、シリア、イスラエルを抜け、ケニア、ウガンダからザンビア、ジンバブエへと下り、ニジェール、セネガル、西サハラと北上する。26歳の女性による、2年間、47ヶ国、予算180万円の旅。その記録が本書である。 単なるバックパッカーの旅行記ではない。それぞれの地域で彼女が体験した出来事を鋭く切り取り、彼女が関与した小さな世

『キレる女懲りない男』新刊超速レビュー 書影

医学・心理学 / 新刊超速レビュー

『キレる女懲りない男』新刊超速レビュー

男女の脳はつくりが違うとは聞いたことがあったけれど、これほどまでに違うものだとは思わなかった。そもそも男女では見えている景色が違うらしい。女性には見えて、男性には見えない色というものが存在するそうだ。そんなことは考えてみたこともなかった。とすると異性というのは、似て非なる生き物である。多くの大人たちはそのことを理解せず、異性の脳を自分の脳と同じものとして扱お

『ぽつん』『1,2,3』新刊超速レビュー 書影

生物・自然 / 新刊超速レビュー

『ぽつん』『1,2,3』新刊超速レビュー

2冊とも動物の写真を79枚づつ選び出した写真集である。業界用語で「ありネガ」、すなわち過去に何らかの理由で撮影して保管庫やデータベースに保存していた写真を選び出したものだ。「まあ、お手軽な!」と侮るなかれ。『ぽつん』には動物が1頭だけ、『1,2,3』には3頭の動物が写っている写真を選び出している。その背後に膨大な「ありネガ」があることを想像すると恐ろしくなる

『水力ドットコム』新刊超速レビュー 書影

サイエンス / 新刊超速レビュー

『水力ドットコム』新刊超速レビュー

今日はなかのとおるが「ダム」をやっているので、対抗措置としてあわてて「水力」をやってみることにした。本書は水力ドットコムからの派生物だ。著者はそのサイトの管理人だが、同時に財団法人日本ダム協会の認定ダムマイスターでもある。ダムについてはいろいろな見地から賛否両論あるため、ダムマイスターなる軽めの言葉にカチンとくる人もいるかもしれない。しかし、ダムとトンネルは

『知の逆転』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『知の逆転』新刊超速レビュー

豪華なインタビュー集である。何が豪華かというと、本書で取り上げられる6名のインタビュイー達の顔ぶれだ。その名前を見るだけでもわくわくしてくる。 ・『 銃・病原菌・鉄 』の進化生物学者、 ジャレド・ダイアモンド ・『 生成文法の企て 』の言語哲学者、 ノーム・チョムスキー ・『 妻を帽子とまちがえた男 』の神経学者、 オリバー・サックス ・『 心の社会 』のコ

『「忠臣蔵」の決算書』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『「忠臣蔵」の決算書』新刊超速レビュー

12月14日は赤穂浪士討ち入りの日だ。当日は江戸の冬らしく晴れだったらしい。旧暦は太陰暦だから毎月15日は満月だ。当然月明かりだけで仕事ができたであろう。しかも、吉良上野介はその日茶会を開いていて在宅であることが確定していた。大石内蔵助ならずとも「上野介、ぬかったな!」と声を掛けたくなる。それほどに赤穂浪士の欺瞞工作が上手かったということでもある。 ところで

『ヘンな特許100連発』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『ヘンな特許100連発』新刊超速レビュー

「ビニ本」漁りがとまらない。誤解しないで欲しいが、ビニールで包装されたポルノ雑誌ではない。そちらも嫌いなわけではないが、私が今、言及しているのはビニはビニでも「コンビニ本だ」。雑誌コーナー近くに売っている、見るからに粗悪な紙でつくられた簡易本である。宇宙人がどうとか山口組がどうとか、HONZ読者が引いてしまうタイトルも少なくないが、中には500円前後の価格以

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社会 / 新刊超速レビュー

『援デリの少女たち』新刊超速レビュー

援デリの少女たち 「援デリ」とは、組織的に運営される「援助交際デリバリー」の略である。援デリ業者は、出会い系サイトで集めた男性客のところへ少女を派遣して売春させ、少女が男から受けとった金額の一部、あるいは大部分、を徴収するのだ。これら違法な援デリ業者は、当然通常の性風俗業者のように営業届けを出していない。法の外側を自らの生息範囲に選んだ彼女たちには、様々な危

『値段から世界が見える!』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / ビジネス

『値段から世界が見える!』新刊超速レビュー

海外旅行に行くときに気になるのは、気候や気温、安全性やお国柄、もうひとつ重要なのが物価である。そこならではのお土産が買いたいし、できれば町の食堂でご飯も食べたい。屋台では何を売っているのだろう、とか、マクドナルドやケンタッキーなど、日本の味と比較もしたい。もちろん、ガイドブックをみれば大まかなところは分かるけれど、一目で比較が出来たらいいのに。 長年、そんな

『少女系きのこ図鑑』新刊超速レビュー 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『少女系きのこ図鑑』新刊超速レビュー

どうやら世の中ではきのこブームがおきているらしい。水玉模様のきのこグッズなどに女性はかわいい!の声をあげ、なめこを育てるゲームに熱中し、のキャラクターグッズをたくさんの人が買い求めている。また、きのこの山と、たけのこの里による争いの話は鉄板ネタになっている。( 『出ない順 試験に出ない英単語』のレビュー でもこの話題が出ていた。) 自分の周りにも、きのこ好き

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サイエンス / 新刊超速レビュー

『系統樹曼荼羅』新刊超速レビュー

系統樹曼荼羅―チェイン・ツリー・ネットワーク なんとも魅力的なタイトルと装丁である。書店でつい手にとってしまうのは、こういう本だ。タイトルどおり、本書には500年以上前に描かれた系統樹から、ダーウィン手書きの進化論のアイデア走り書き、果ては最先端のコンピュータグラフィック技術を用いて作られたネットワーク図が、これでもかと盛り込まれている。異常な密度で書き込ま

『孤独なバッタが群れるとき』 新刊超速レビュー 書影

生物・自然 / 新刊超速レビュー

『孤独なバッタが群れるとき』 新刊超速レビュー

虫系の本を読むと、それまでに自分が抱いていたイメージが音を立てて崩れていくことも多いのだが、本書はその中でも群を抜いている。 サバクトビバッタ。その名の通り、サハラ砂漠などの砂漠や半砂漠地帯に生息しているバッタで、西アフリカから中東、東南アジアにかけて広く分布している。見た目は馴染みのあるトノサマバッタに似ているのだが色は黒く、しばしば大発生して次々と農作物

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アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『世界で勝たなければ意味がない』 - 新刊超速レビュー

世界で勝たなければ意味がない―日本ラグビー再燃のシナリオ (NHK出版新書 392) 私は心の中で、7年後の長期休暇を予約している。 理由はもちろん、オリンピック、サッカーW杯に続いて世界で3番目に規模の大きい国際的なスポーツイベントが、ここ日本で開催されるからだ。 そう、2019年はラグビーワールドカップ日本大会なのだ。 日本ではあまり知られていないが、ラ

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世界史 / 新刊超速レビュー

『愛と欲望のナチズム』新刊超速レビュー

愛と欲望のナチズム (講談社選書メチエ) 女子プロゴルファーとの間に最近、第一子をもうけたかつてのトレンディー俳優が言ったかどうかは知らないが、今から約70年前のドイツでナチスの幹部たちはこう叫んでいたはずだ。 ナチズムと聞くと、抑圧的な政策を推進したことで広く知られる。伝統的な道徳観への回帰を説き、性に対する態度もそれは同じであったとの見方が支配的だった。

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事件・事故 / 新刊超速レビュー

『東電OL事件 - DNAが暴いた闇』 新刊超速レビュー

東電OL事件 - DNAが暴いた闇 HONZのメンバーがとりあげる本は多種多様である。しかし、成毛はメカ系、麻木はナショナリスト系、栗下はアレ系、といったように、好みの分野があって、仲野には、伝記系、生命系に加え、殺人事件系がけっこう多いのである。とりわけ殺人事件が好きというわけではないが、佐木隆三が言うように、殺人事件には人間の業とでもいうものが詰まってい

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教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『ドッグファイトの科学』新刊超速レビュー

ドッグファイトの科学 知られざる空中戦闘機動の秘密 (サイエンス・アイ新書) 犬のケンカの科学のことではない。ドッグファイトとは戦闘機同士による格闘戦だ。第1次世界大戦のごく初期には自分の下を飛ぶ敵機にレンガを落としていたこともある。そのあとは瞬く間のあいだにピストルから機関銃、機関銃から機関砲、さらに空対空ミサイルの装備と変化していった。現在では72km先

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ビジネス / 新刊超速レビュー

『なぜ、勉強しても出世できないのか?』新刊超速レビュー

なぜ、勉強しても出世できないのか? いま求められる「脱スキル」の仕事術 (ソフトバンク新書) 著者はネットバブル期からスキルアップ系の記事を書き続けてきた文筆家だ。いわば勝間和代や本田直之に代表される「スキルアップ教」の尖兵だった。ビジネス雑誌などを通じて「今こそスキルアップを!」と煽りながら、私は正しいことを言っていると信じて疑わなかったという。その著者が

『ダイヤモンドは超音速で地底を移動する』新刊超速レビュー 書影

サイエンス / 新刊超速レビュー

『ダイヤモンドは超音速で地底を移動する』新刊超速レビュー

本書のタイトルどおり、ダイヤモンドは地底を超高速で移動し、地上に噴出してきたのだという。ダイヤモンドを含んだマグマが、地下400kmのマントル層で生成され、6時間あまりで地上に到着するというのだ。最深部では時速60kmほどでマグマは上昇を開始するのだが、地下50kmあたりからスピードを上げはじめ、地下2kmでは時速1000km、つまり音速の8割に達する。さら

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教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『世界珍本読本』 新刊超速レビュー

世界珍本読本―キテレツ洋書ブックガイド めったにないだろうが、ある本に出会ったがために、それまでの人生がガラガラと音をたてて崩れてしまうようなことがあるはずだ。時と場合と人によって、そのような本はさまざまであり、マルクスの『資本論』であるかもしれないし、デヴィ夫人や野村沙知代の写真集であるかもしれない。『世界珍本読本』、不用意に読んでしまうと、あまりの内容に

『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』 新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『中の人などいない @NHK広報のツイートはなぜユルい?』 新刊超速レビュー

企業アカウントがユル〜いツイートで意外な一面を見せる、いわゆる「軟式アカウント」というものが話題を呼んだのは、もう3年ほど前のことになるのだろうか。 その時は脚光を浴びたアカウントの数々も、淘汰されていったものや、組織上の理由で存続を断念したものも、少なくはないことだろう。何と言ってもソーシャルメディアは、継続することに一番高いハードルがある。 そんな中で、

『邪悪な植物』新刊超速レビュー 書影

生物・自然 / 新刊超速レビュー

『邪悪な植物』新刊超速レビュー

文庫を一回り大きくし、紙質をザラ紙にしたような装丁の本だ。出版社は『週刊朝日』で話題となった朝日新聞出版社ではなく朝日出版社。案外知られていないのだが、朝日出版社は朝日新聞とは一切関係がない。社名は創業者が岡山朝日高校の出身者であることに由来するという。三菱鉛筆が三菱グループとなんら関係ないのと同様である。橋下市長が逆上、混同してツイッターで朝日出版社を名指

『アートでみる医学の歴史』 新刊超速大阪弁レビュー 書影

医学・心理学 / アート・スポーツ

『アートでみる医学の歴史』 新刊超速大阪弁レビュー

買(こ)うてや、買うてやぁ~! 安いで安いでぇ~。なんと、こんだけ大きいて立派な本が5千と7百円っ! 税金入れても、6千円で15円のおつり。え? 6千円もする本は高いて? アホなこというたらあかんがな。ものを買うかどうかは、値段で決めたらあかん。値打ちで決めなあかん。学校で習わへんかったんかいな。うそ言わへん。こんだけの本が6千円でおつりっちゅうのは、びっく

『電子書籍を無名でも100万部売る方法』 新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『電子書籍を無名でも100万部売る方法』 新刊超速レビュー

かねてより待ちわびていた日本向けの「キンドル・ストア」が、先日ついにオープンした。日米のアカウント統合とやらを行い、試しに何かダウンロードでもしてみようかなと思っていたら、偶然にもニュース・フィードに本書の案内が流れてきたのでとりあえず購入。読み始めたら意外にも面白く、そのままレビューを書き始めるという新しい読書体験になった。 ご覧のとおり、表紙にはいささ

『出ない順 試験に出ない英単語』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / ビジネス

『出ない順 試験に出ない英単語』新刊超速レビュー

世の中には真の意味で、役に立たない本というものがある。あらゆる本は役に立たない、という議論もあるが、そんな深遠なことじゃなく、見た瞬間に役に立たないとわかる本、ばかばかしさやくだらなさを乗り越え、「役立たずな方向」に、全力で、一生懸命、真剣に突き進む本たちのことだ。最近なら 『醤油鯛』 もすばらしいが、ここにまた一冊、そんな愛すべき本が誕生した。 試験に出な

『独裁体制から民主主義へ』 書影

新刊超速レビュー

『独裁体制から民主主義へ』

本書は非暴力闘争の研究家であるジーンシャープ博士の代表的著作である。初版は1993年に英語とビルマ語で出版された。現在ミャンマー(ビルマ)では民主化が進んでいるが、軍事政権下の2005年時点では本書を所持しているだけでも禁錮7年の刑に処せられた。本書の影響力はアジアに限らない。2000年のユーゴスラビアの青年運動「オトポール!」はミロシェビッチ政権を倒したが

『ピカソは本当に偉いのか?』新刊超速レビュー 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『ピカソは本当に偉いのか?』新刊超速レビュー

ピカソの代表作とされる絵画の前に立たされた時に多くの人が持つ疑問、 1.この絵は本当に美しいのか?(どこが上手いのか?) 2.見る者にそう思わせる絵が、どうして偉大な芸術とされるのか? 3.かりに偉大な芸術としても、その絵にどうしてあれほどの高値がつくのか? さらに 4.ピカソのような絵であれば、誰でも描けるのではないか? 5.そういう絵を偉大とする芸術とい

『測って描く旅』新刊超速レビュー 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『測って描く旅』新刊超速レビュー

書名には、著者や編集者たちの色々な思いが込められているのだろう。その思いの丈は、ハッと驚くタイトル、ついつい手に取りたくなるタイトル、そして、二匹目どころか五匹目くらいのどじょうを狙ったタイトルが書店に溢れていることからもうかがい知れる。 本のタイトルは様々であるが、その最も大切な役割は、その本に何が書かれているかを伝えることではないか。「書籍の内容を伝える

『思い通りの死に方』 新刊超速レビュー 書影

医学・心理学 / 新刊超速レビュー

『思い通りの死に方』 新刊超速レビュー

医療ミステリー作家・久坂部羊の本はすべて読んでいる。熱烈なファンなのである。かというと、そいういう訳でもない。久坂部羊こと久家義之クンは、阪大医学部時代の同級生であり、いまでもしょっちゅう飲みに行く友人である。出版のたびに恵送してくれるので、礼儀正しい私としては、ついすべて読んでしまっているだけのことである。 しかし、久坂部羊の本がたくさん売れたところで、私

『ワンクリック』新刊超速レビュー 書影

人物 / ビジネス

『ワンクリック』新刊超速レビュー

いまや、地球最大の書店であり、世界最大のオンライン通販業社となったアマゾン。その創業者であるベゾスにもこんな時代があった。あのベゾスが、街の書店を開業しようとしている人達に混じって、書店開業セミナーに参加している光景を思い浮かべてみてほしい。とても微笑ましい光景になんだか笑いがこみあげてくる。 この本はアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの半生を数多くのエピソード

『橋の形を読み解く』新刊超速レビュー 書影

サイエンス / 新刊超速レビュー

『橋の形を読み解く』新刊超速レビュー

橋マニアにとっては必携書である。判型は縦165mmX横133mm、文庫本をすこし大きくしたような本だ。ほぼ全ページフルカラーで、左ページに橋の写真、右ページにその構造などを示すイラストが配置されている。 第1章は導入部で「橋を理解する」。材料、様式、用途、技術者の順に橋の全体像を説明する章だ。第2章が本体で「ケーススタディ」である。桁橋の例として現代米国の

『外資系の流儀』新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『外資系の流儀』新刊超速レビュー

国内の外資系企業で働いている人は51万人、日本の雇用者数は5140万人だから、わずか1%だ。近そうで遠い存在なのが外資系である。著者がテレビドラマの女性プロデューサーに、外資系のイメージを聞いてみると「物腰が柔らかく、いつも微苦笑。言葉は丁寧」「男女ともに、なぜかコートはカシミヤのロング丈」などだそうだ。 では、実態はどうなのだろうと調べてみたのが本書である

『世界ふしぎワンダーライフ50』新刊超速レビュー 書影

生物・自然 / 新刊超速レビュー

『世界ふしぎワンダーライフ50』新刊超速レビュー

写真集は人の個性を十二分に表す。写真家の個性はもちろんだが、それを手に取る読者の個性も赤裸々に映し出す。例えば、鰐部祥平は 『朽ちる鉄』 を手に取る。土屋敦は 『温泉川』 を手に取る。内藤順は 『パイスラッシュ』 を手に取る。それぞれどんな内面を写真集が代弁しているのか、読者の想像にお任せしよう。そして、私が手に取ったのはこの写真集である。 本書で紹介される

『恵庭OL殺人事件:こうして「犯人」は作られた』 新刊超速レビュー 書影

事件・事故 / 新刊超速レビュー

『恵庭OL殺人事件:こうして「犯人」は作られた』 新刊超速レビュー

街中で少しでも時間があると本屋さんに入ってみる。出張で札幌に行った時、地元ならではの本はないかと入った書店で偶然に見つけたのがこの本である。そんな状況で掘り出した本なので、「新刊超速」というには恥ずかしいタイミングになっていることはお許しいただきたい。しかし、出版後一ヶ月で版を重ねているから、この本、地元では結構売れたようだ。 次から次へと「どこどこ(地名)

『オタクの息子に悩んでます』 新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『オタクの息子に悩んでます』 新刊超速レビュー

人生に困った時、この本をひもとけば必ず何らかの打開策を得ることができる。なんとも画期的な本である。おもろい人生相談だけでなく、その回答にいたる思考回路を惜しげもなく披瀝し、その方法論を一般化したこの本は、かの古典的名著、デール・カーネギーの『 道は開ける 』 に匹敵すると言っても過言ではない。 朝日新聞の土曜版に掲載されている『悩みのるつぼ』の回答陣の一人、

『現実を視よ』新刊超速レビュー 書影

人物 / ビジネス

『現実を視よ』新刊超速レビュー

Ask what you can do for your country. あなたが国のために何ができるか、問いかけてください。 ジョン・F・ケネディの有名な演説の一節である。ファーストリテーリングの代表取締役会長兼社長である柳井正氏が、この本で言いたかったことは、この言葉に集約されている。 このままではダメになる。そういった危機感を持っている人が世の中には

『日本人のための日本語文法入門』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『日本人のための日本語文法入門』新刊超速レビュー

これは、エストニア出身の大関・把瑠都が初優勝のインタビューで、国技館まで駆けつけた母親に捧げた言葉である。この台詞は、母親への感謝を表す感動的なものではあるが、何だか違和感がある。あなたが日本人なら、日本語を母語として操るなら、違和感の正体は明らかだろう。そう、こういうとき私たちは、「生んで くれて 、ありがとう」と言うのだ。実際に、このインタビューを伝える

『リバース・イノベーション』 新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『リバース・イノベーション』 新刊超速レビュー

標題の『リバース・イノベーション』とは、「途上国で最初に生まれたイノベーションを先進国に逆流させる」というものである。 これまでのイノベーションの多くは、まず先進国で始まり、その後で川下の途上国へと流れていくものであった。しかし、まるで重力の法則に逆らうかのように、真逆の動きをとるイノベーション事例が、しばしば散見されているのだ。本書はそんなリバース・イノベ

『あたらしい書斎』 新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『あたらしい書斎』 新刊超速レビュー

ソーシャルメディアにおける情報の活用、スマホ・タブレットを始めとするモバイル機器の利用、ノマドを始めとするワーキングスタイル。これらをいかに駆使して、スキマ時間を有効活用するのか。今、多くのビジネスマンにとって、重要な課題となっているのではないかと思う。 そんなご時世の中、本書はある意味で時代の逆を行く「書斎」をテーマとした一冊である。 古くから多くの「知の