
『ホワット・イフ?』一生懸命お茶をかき混ぜれば、沸騰させることが出来るのか?
突拍子もない質問や、空想的な疑問に元NASAの研究員が全力で答える。全米NO.1マンガ科学サイトの書籍版『ホワット・イフ?(WHAT IF?)』。先日HONZサイトに 訳者解説&内容の一部を掲載したところ 、圧倒的な反響を呼び発売前に重版が決定した。 そして、大好評につき第二弾! 以下の3編を特別公開します。 ・一生懸命お茶をかき混ぜれば、沸騰させることが出
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突拍子もない質問や、空想的な疑問に元NASAの研究員が全力で答える。全米NO.1マンガ科学サイトの書籍版『ホワット・イフ?(WHAT IF?)』。先日HONZサイトに 訳者解説&内容の一部を掲載したところ 、圧倒的な反響を呼び発売前に重版が決定した。 そして、大好評につき第二弾! 以下の3編を特別公開します。 ・一生懸命お茶をかき混ぜれば、沸騰させることが出

著者のロバート・グリーンはアメリカの作家。現在56歳の熟年イケメンである。大学卒業後は建設労働者や雑誌編集者など80もの仕事を経験した。1998年に“The 48 laws of power”(邦訳『 権力に翻弄されないための48の法則 』)で作家デビュー。この処女作はアメリカ国内だけでも120万部のベストセラーになり、24ヶ国語に翻訳されている。 『マスタ

新しく「今週のSOLD OUT」というコーナーを始めます。このコーナーでは、今週HONZに掲載された人気記事の中から現時点でAmazon在庫切れ(紙の本)になっているものだけを紹介するという誰得なコーナーです。 多くの方に読まれたレビューだけあって、さすがにどれも面白そうな本ばかりです。相当ムラムラされるかもしれませんが、現在Amazonでは購入できません。

とにかくページを開くごとに、すげー!昆虫すげー!と叫んでしまう。私が昆虫好きということを差し引いたとしても、叫ばずにいられないような写真が続くのである。 本書は、自然写真家・海野和男氏による擬態昆虫の写真集だ。海野氏は東京農工大で日高敏隆研究室に在籍中、擬態に出会い魅了されたという。1970年から45年かけて撮りためられた写真の集大成が本書である。そうと聞く

先日、ふと窓の外を眺めると雨上がりに虹が出ていました。虹の色は何色あるでしょうか?と、聞かれたら多くの人が7色と答えるでしょう。 一般的に知られている7色の分類はニュートンの分光学に基づいたもので、日本では明治以降の学校教育に導入されました。しかし、この分類は音階の数に無理矢理こじ付けたものと言われ、科学的な根拠の乏しいものであったらしいです。 また、地域や

『ネアンデルタール人は私たちと交配した』は、人類のルーツをめぐる最大のミステリーを古代ゲノム解読で突き止めた、スヴァンテ・ペーボ博士による回想記である。 本書の読みどころは、科学的な実験によって明かされる様々な事実の面白さのみならず、それを導き出すまでの長きに渡るプロセスも、余すところなく描いている点だ。「科学の営み」における光と影、その両面を知り尽くした

平成19年の都知事選に、黒川紀章はなぜ立候補したのだろう。メディアはシボレーのキャンピングカーを改造した選挙カーやクルーザーを駆使した派手なパフォーマンスを話題にしたが、黒川氏が何を訴えようとしたのかは一向に伝えなかった。 功なり名を遂げた有名な建築家の戯れのようにさえ見えた。もちろん結果は惨敗だった。直後の参院選にも立候補、妻で女優の若尾文子さんも街頭に立

本書は2015年2月にサイモン&シュスター社から出版されたばかりの『 Red Notice: A True Story of High Finance, Murder, and One Manʼs Fight for Justice 』の全訳である。 著者のビル・ブラウダーは、ロシアを拠点に投資事業を展開していたエルミタージュ・キャピタル・マネジメント社の創


本書『こうして、世界は終わる』はどんなジャンルの本なのか、ひとことで説明するのは難しい。 時代設定は西暦2393年。温暖化による海面上昇で西洋文明が崩壊してから、300年の時間がたっている。第2次中華人民共和国の歴史研究者が、20世紀から21世紀(つまり私たちが生きている今現在)を振り返って、未曽有の大災害をなぜ防げなかったのかを語るという内容だ。 それだけ


“耳鼻削ぎ”とは穏やかではない。というか、野蛮。現代人はそう感じるだろう。日本の歴史上で耳や鼻を削ぐといえば、戦国時代の話かな。敵の首をいくつとったか戦功を証明するのに、首だと持って帰るには重いから耳。いや耳だと左右二つ削いで数をごまかせるので鼻になったんだっけ。いやはや、戦国時代は血腥い…。 著者は日本各地の“耳塚”“鼻塚”を訪ね歩き調査する。無惨に討たれ

出口 治明 ライフネット生命保険 CEO兼代表取締役会長。詳しくは こちら 。 *なお、出口会長の書評には古典や小説なども含まれる場合があります。稀代の読書家がお読みになってる本を知るだけでも価値があると判断しました。
気が付けば2015年も半年が過ぎ、もうそこまで夏休みが迫っています。 このあたりで上半期を振り返ってみようではないか、とHONZメンバーが大集合します。折しも7月15日はサイト設立から4周年。 「月刊・成毛眞」と呼ばれるほど激しく出版している代表を筆頭に、新たなメンバーのお披露目あり、恒例の旧メンバーの罵り合いあり、HONZの素顔をお見せします。 HONZだ

「 すべての人間が一カ所に集まってジャンプしたらどうなるか? 」など、ふと気になっても、「いや、そんなことはありえない」と、うっちゃってしまうような疑問や、「周期表を現物の元素で作ったらどうなるか?」など、突拍子もない疑問に、科学と数学と、シンプルな線画のマンガを使って答える本。アメリカでは、サイエンス系の本としては破格の大ヒットで、ニューヨークタイムズのベ

「この世は謎に満ちている」という言葉は比喩ではなく、最新の科学的成果に基づく正確な世界描写であるようだ。2009年ヨーロッパ宇宙機関が打ち上げた プランク衛星 によって得られた高精度なデータを基に2013年に発表された研究結果によれば、宇宙の26パーセントをダークマターが、69パーセントをダークエネルギーが占めているという。我々を形作っている原子や空を照らす

7月19日からTBS系列で放映される 日曜劇場『ナポレオンの村』 の原案となった作品です。 かつてフランス皇帝ナポレオンは「余の辞書に不可能の文字はない」と豪語しましたが、本書の著者・石川県羽咋市の職員・高野誠鮮さんは、「可能性の無視は、最大の悪策」がモットーです。 平均年収たった87万円、夢も希望も若者もなく、さびれるばかりの限界集落を救うために次々に大胆

ウソのようなホントの話が好物なのだが、本書はその逆。つまりホントのようなウソの話。それゆえ厳密にノンフィクションなのかと問われると苦しいところだが、そこは見逃してほしい。 紹介されているのは、日用品やビジネスツールといった道具の数々。だがこれら全てが「パラレルワールドからの御土産品」という設定なのである。現実世界のものと一見同じに見えるのだが、よくよく見ると

早いもので、今年も既に半分が終わろうとしている。今年上半期に出会った様々なノンフィクションたち。その中で、今でも頭の中からこびりついて離れぬくらい鮮烈な印象を残した一冊がある。それが、 本書『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』 だ。 ルーシー・ブラックマン事件は、2000年7月に英国航空の客室乗務員が失踪し、7ヶ月後に神奈川県三浦市の海岸近

6/22は夏至ですね。一年でいちばん日が長くなる日です。昼の時間は夏至が最も長いのに7月、8月の方が気温が高くなるのを不思議に思ったことはありませんか? そもそも気温とは地面が日射によって暖められ、その熱が空気に伝わることで上昇します。一日のうち、太陽高度が最も高い(日射量が多い)のは正午ですが、最高気温は午後1〜2時頃になります。同じ理屈で年間の最高気温も

本書はドイツ在住30年、 『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』(講談社+α新書) などのベストセラーを持つ著者が日独の教育を比較した意欲作である。 多作な著者だが、教育について語るのは2007年発刊の 『母親に向かない人の子育て術』(文春新書) に次いで2冊目。 その当時10代だった娘さん方はみな成人し、親元を離れた。一区切りついた今、子育て経験を振り

世論調査を目にする機会が増えたように思う。「賛成○割、反対○割」など、大文字で押し出された結果の部分を見ては、とりあえず「ふーん」とか言っている回数が多くなったような気がする。もちろんこれは感覚的な話に過ぎないが、議論の分かれる話がたくさん持ち上がっては報じられている今、あながち間違っているとも言えないのではないだろうか。 だが触れる場面が多い割に、調査の結

2014年、『 トランセンデンス 』という映画が公開された。ジョニー・デップ演じる科学者の脳がコンピュータへアップロードされ、人間にはコントロールしようのない恐ろしい代物へと進化する ― そんな内容だ。 このように、強力なコンピュータ知能が人間に牙を剝くという筋書の映画は、かなり以前からいくつも作られている。古くは『 2001年宇宙の旅 』や『 ターミネータ

『奴隷のしつけ方』と衝撃的なタイトルだ。著者はマルクス・シドニウス・ファルクスというようだ。古典なのだろうか。本書を手に取り、パラパラとページをめくると違和感を覚える。マルクス・シドニウス・ファルクスとは何者なのか。記憶の糸を手繰る。しかし、思い出せない。本書の帯には「何代にもわたって奴隷を使い続けてきたローマ貴族の家に生まれる。」とある。書店でスマートフォ

本日6月18日より、「カメリオ」(白ヤギコーポレーション株式会社)へのコンテンツ配信をスタートしました。 HONZサイトでは、現在アクセス者の半数以上がスマートフォン・ユーザーになっているほか、いわゆるニュースキュレーション系サービスからのトラフィック増加も著しいです。 これを受け、より多くの方に利便性の高い環境でHONZ記事を閲覧いただくため、カメリオ内に

忘れられない決め台詞がある。何度も何度も読み返す、あの漫画のワンシーン。そのワンシーンの背後にある、物語、演出、技法、テーマ、著者は一体どのようにしてそこにたどり着いたのだろうか。 アップやロング、カットバックやフラッシュバックなど多用し、コマのなかの絵を三次元的な構図にすることで奥行きをだすこと、これを「映画的手法」という。映画的手法を取り入れた先駆者は、

出口 治明 ライフネット生命保険 CEO兼代表取締役会長。詳しくは こちら 。 *なお、出口会長の書評には古典や小説なども含まれる場合があります。稀代の読書家がお読みになってる本を知るだけでも価値があると判断しました。

1995年、西アフリカのシェラレオネ生まれのミケーラという少女は、優しい両親のもとに生まれたたったひとりの子どもだ。生まれつき白斑病という皮膚がまだらになってしまう病気を持っていたため、家族以外からは愛されず小さいころから孤独であった。 シェラレオネでは、男は親に言われるまま何人も妻を持ち、女や子供は殴って躾けるという風習がある。しかしそれに逆らい、恋愛結婚

正直、リベラルとか保守とか、その手の話からは距離を置きたいというのが本音である。一言で言えば、ややこしいからだ。左右を問わず角度のついたスタンスからの発言は力強いし、もっともらしく聞こえることも多い。そんな中で、内側のスタンスから中庸なことを物申しても、無力感が伴うだけだろう。その実行力はともかく、立ち位置の格差というものが確実に存在するのだ。だからサイレン

「若い人は、本当の貧しさを知らない」「会うといい人だよ」「うちの会社としては」「誤解を恐れずに言えば」……う、言っちゃってるよ。使っちゃってるよ。そう自らを反省してしまうあなたこそ読むべき一冊。さて、「言葉で固まる現代を解きほぐす」とはどういうこと? 決まりきったフレーズがいかに思考を硬直化させているか。よくあるフレーズを例に挙げて、それぞれの言葉の背景にあ

言わずもがな、DNAの構造を明らかにした、いや、より正確には、DNAの二重らせんモデルを考えついた二人のうちの一人、 ジェームズ・D・ワトソン の著書『The Double Helix』の新訳である。初版は1968年、DNAの構造発見から15年後のことで、以来、20カ国もの言葉に翻訳されている。 日本でも原著と同じ年に翻訳が出ているので、読んだことがある人も

世界最貧国の一つ、コンゴ共和国。ここにサプールと呼ばれ、人々の羨望と尊敬を集る集団がいる。平日は普通に働いているのだが収入のほとんどを洋服に費やし、週末になるとハイブランドのスーツを着こなし街を闊歩するという。 本書は、そんな彼らの”NO FASION,NO LIFE.”な日々を記録した写真集である。写真家のダニエーレ・タマーニが長い時間かけて築いた親密な距

関東地方もついに梅雨入りしましたね。雨の日は何かと憂鬱ですが、この時期は紫陽花が大変美しく咲いています。 紫陽花の花(正しくはがく)の色は種類や時期にもよるのですが、土壌の pH の影響を受けることをご存知でしたか?酸性の土壌では青、アルカリ性の土壌では赤やピンクになります。色の直接的な要因は根から吸収されるアルミニウムの量なのですが、酸性だと土に溶けやすく

アラサーの私は、社会人になってずっと不思議に思っていたことが、いくつかあります。 「どうして女性は“一歩引いた仕事の仕方がよし”とされているんだろう……?」 「“遊びも、恋愛も、仕事も、結婚も……”って言ったら、なんで“欲張り”になるの?」 ……と。これは、仕事をし始めて10年近く経つ今も、日々感じていることです(とはいっても、昔ほど違和感を持ったりすること

地上最強の生物「クマムシ」を長らく研究されてきたクマムシ博士こと、堀川大樹氏。最新刊『クマムシ研究日誌』では、クマムシとの出会いから研究の最前線まで幅広く紹介されているが、将来的には「クマムシ研究所」の設立も目指しているという。今回は、クマムシ研究の未来について伺うべく、研究室へとお邪魔してきた。聞き手は、新編集長・内藤 順と新メンバー・柴藤 亮介。話は盛り

姓を手がかりに、歴史に埋もれたビッグデータを掘り起こした著者は、残酷な現実を突きつける。 基盤的な、または相対的な社会的流動性は、社会学者や経済学者が一般的に考えている水準よりはるかに低い。 つまり、従来考えられていたよりも、わたしたちの人生はその生まれによって決定されており、本人の努力や意志で階級の階段を昇るのは従来考えられていたよりも困難だというのだ。時

知られざる大英帝国の姿を描いた『ふしぎなイギリス』。著者の笠原敏彦氏は、毎日新聞外信部で活躍した国際派ジャーナリストである。ロンドン特派員(1997~2002年)、欧州総局長(2009~2012年)を歴任し、イギリス王室や議会政治に関する数多くの記事を書いてきた。日本人にとって身近な国であるイギリスだが、笠原氏によると、その現実の姿は、日本で一般的に認識され

著者はお笑いコンビ「米粒写経」のツッコミ役、サンキュータツオさん。なぜお笑いの人が論文?と思われそうだが、じつはサンキュータツオさん、一橋大学の非常勤講師もつとめる学者芸人。国語辞典に関する著書も出している。珍論文コレクターとしても知られ、ラジオで紹介するコーナーも持っていた。 本書では選りすぐりの珍論文が登場する。その一部をあげると、たとえばこんな感じ。

この時期、出版業界では各社から 上半期ランキングの発表 が相次ぎます。『 妖怪ウォッチ 』『 フランス人は10着しか服を持たない 』などのタイトルが並ぶ中、存在感を見せていたのが『まいにち、修造!』。この読者層分析を!という要望があったため、今月はこのカレンダーを分析してみたいと思います。 最近では4月始まりの手帳が増えてきてシェアを上げてきていますが、まだ

「変態!」 「目立ちたがり屋!」 突然のカミングアウトに、著者の妻は罵る。罵りまくる。驚きは隠せないだろう。楽しい外食中に夫から「ガーターフリーのストッキングを履いている」と告げられたら。若くしてテレビ業界で成功して名声と富を得た夫がいきなりストッキングを履いて興奮している姿は、地獄絵図である。 だが、ストッキングを履くことは著者の壮大な実験の序章に過ぎない