
『キルギスの誘拐結婚』 - ある日突然、花嫁に
中央アジアのキルギスという国は、北はカザフスタン、東は新疆ウイグル自治区、南はタジキスタン、西はウズベキスタンに囲まれた場所に位置しており、国土の面積は日本の約半分という小さな国である。 山や湖に囲まれたこの美しい国には、今なお続く信じ難い現実がある。それは仲間を連れた若い男が、嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させるというもの。キ
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中央アジアのキルギスという国は、北はカザフスタン、東は新疆ウイグル自治区、南はタジキスタン、西はウズベキスタンに囲まれた場所に位置しており、国土の面積は日本の約半分という小さな国である。 山や湖に囲まれたこの美しい国には、今なお続く信じ難い現実がある。それは仲間を連れた若い男が、嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させるというもの。キ

今日も、外は雨。でも、私の心の中は晴れています。ネットから書店様の担当に変わったとき、心の中に朝日のような光がありました。それは、ITよりもお客様への敬意を中心にして仕事を進めたい、という希望の光でした。たとえ全体がITを武器に進むとしても、私はそのハンドルの「あそび」として存在していたいと思ったのです。長い間、システムの開発と運営に携わりながら、お客様個々

今週末に開幕するサッカーW杯。日本代表は辛くも前哨戦を勝ち、15日に初戦を迎える。ただ、W杯を迎えるたびに私のようなニワカは思ってしまうことがある。 「サッカー海外組」を何故か目指してドイツに渡った著者。ドイツ10部リーグでプレーして受けたカルチャーショックが『メッシと滅私』につながった。

本書は読者に多くの視点を与えてくれる本だ。 歩くこと、織ること、観察すること、歌うこと、物語ること、描くこと、書くこと。これらに共通しているのは何か? それは、こうしたすべてが何らかのラインに沿って進行するということである。 “ライン”には色々な意味がある。時間的なライン(物語・生命)があり、空間的なライン(線・境界)があり、両方が混ざり合ったライン(軌跡)

塩田春香の 大 胆な 選本 に沸いた一週目。公開朝会も和気藹々と進んでいきます。英治出版のセミナールームには自社本の大きな本棚があり、この朝会のために、HONZでされた本だけ、レビュアーの写真とともに別枠に掲示されていました。 その多くを書いていたのが山本尚毅。さすがベンチャービジネスの若きホープです。それなのに体調不良で今回はお休みでした。 山本尚毅 『思

今週火曜日は公開朝会でした。 今回から会場手配、告知等担当することになったため「お客さまは集まるだろうか」「刀根明日香は寝坊しないか」「成毛眞は迷子にならないか」……と心配が尽きず、開催決定から一ヶ月、眠れない日々が続きました。 そして迎えた当日、刀根明日香は予想どおり遅刻したものの、無事満席となり、大盛況のうちに終了しました。ご参加くださったお客さま、 会

学校の中の事件は、なぜかいつも心が痛くなる。小学生のころ、今のイジメのようなものではなかったが、つまはじきにされた記憶が蘇るからだろう。原因はわからず、誰にも相談できず、私は悩んだ末、親玉になっている子に直談判に出かけた。私が何かしたのか、という問いの答えがあまりにも的外れで、簡単に誤解が解けたことでこの事件は集結した。半世紀近い昔のことなのに、心臓が破裂し

先日、六本木で食事をしたときに、約束の時間よりだいぶ早くついてしまったので、時間を潰そうと青山ブックセンターに立ちよった。するとこの本がレジのすぐ近くに平積みされているのをみて、タイトルに惹かれて即購入してしまった。さすがは外国人の多い街、六本木。 『正しいFUCKの使い方』って!タイトルが最高だ。今年No.1のタイトルではないだろうか。しかも正しい発音CD

--『生命誕生』と書名にあるとおり、本作は生命の起源に迫った刺激的な作品ですね。このような壮大なテーマの研究を始めた動機についてお聞かせください。 中沢: 動機といえるものではありませんが、きっかけは青年期に抱いた“生命の起源"への疑問だったかも知れません。直接的な契機となったのは、勤務先の研究所に、一組織を立ち上げる機会を得たことでした。 研究所というのは

6月3日、『エピジェネティクス』発売記念の 公開朝会 がにぎにぎしく行われました。著者のスケジュールがこの日しか空いてない、ということで今回はイレギュラーの火曜日開催。会場は恵比寿駅前の 英治出版のセミナールーム をお借りしました。駅から3分、朝8時まで開いている飲み屋の前を通って、いざ出陣です。 HONZ会員30名さま限定の募集をしたところ、あっという間に

この本、ヤバすぎ。遠藤さんも読んだらきっとスナック菓子を食べられなくなりますよ。カバーデザイン、ガツンとかましちゃいましょう! 半年ほど前のこと。ブックデザイナーである私の元へ、日経BPの編集者さんから興奮気味にお仕事の連絡をいただいた。 原書のタイトルは『Salt Sugar Fat』、日本語タイトルは『フードトラップ』。副題は ―食品に仕掛けられた至福の

発売されるやいなや注文が殺到、人気急上昇中の『エピジェネティクス』。Amazonでも長い間、在庫切れが続いておりました。 我々もその期間中、気が気でなく、「先生、そのエピジェネティクスとやらで、在庫切れも何とかならんのですか?」と聞いてみたところ、ご本人から「なりません!」との正式回答をいただきました。 というより、エピジェネティクスにまつわる、その種の誤解

『ニューヨーカー』の2014年5月12日号に、「ソイレント」という液状食品に関する記事が掲載されました。軽~く興味を引かれて読み始めたところ、ちょっと意外なぐらいに、われわれの「食」について考えさせる内容になっていたので、ご紹介してみます。 液状の食べ物というのは、昨今、それほど珍しいわけではありません。減量したい人のダイエット食品にも、ドロドロした飲むタイ

ヒトはどこから来て、どこへ行くのか。いつの時代も人を惹きつけ、現代でも問われ続けている問いである。ダーウィンの『 種の起源 』をきっかけに、生命の進化にはより一層の関心が払われ、科学の発展とともに多くのことが明らかにされてきた。 それでは、生命を生み出した地球は、そして地球を構成する鉱物は、どのように進化してきたのか。これは、これまで十分に注意を払われてこな

本日発売の『Pen』6/15号は、本とデザインがテーマ。いま美しい本をつくり出すデザイナーは誰か? 話題のあの本は、どのようにデザインされたのか? 本のデザインにまつわるトレンドから、20世紀ブック・デザインの歴史まで、解説されています。本がますます好きになる、ブック・デザインの大特集です。 そして特集の一つとして、「書評集団HONZが厳選!ここ一年で刊行さ

最近「マイルドヤンキー」というキーワードがメディアを賑わしています。これからの消費の主役とも言われ熱い視線が注がれていますが、このマイルドヤンキーという定義を提唱した原田曜平さんの著作『ヤンキー経済』が今回のテーマです。 まず、読者層を見てみましょう。 圧倒的に男性層が多く、80%は男性読者でピークは40代・50代がボリュームゾーンとなっています。女性読者も

2014年、 ヤンキーがマイルドと認定された この年、メタルはもっとワイルドになった。 ポエムではなく叫びを、イオンタウンではなくイアンギランを、仲間との絆ではなく仲間割れをこよなく愛す。そんなメタラー達の魂を熱く揺さぶる新ジャンル、それが メタル×めし 。 はたしてメタルスライム、はぐれメタルに次ぐ、メタルの新機軸を打ち出せるのだろうか。 著者は料理研究家

私の点数を見たら、きっと「費用は会社で負担するから、頼むから英会話学校に行ってくれ」と言うに違いありません。あわよくば「費用は会社で負担するから、一年間留学して来い」なんてことになったりして。……夢は膨らむ一方です! それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます。来週は異国の地からお届けします!


立ち食い蕎麦といえば「安い、早い」で駅チカにあり、都市圏で働くサラリーマンの強い味方。ただ、立ち食い蕎麦と一括りにしてしまうには、近年はあまりにも店の雰囲気も提供される蕎麦も違うのが実情だ。「早飯」を嫌う女性からは「立ち食い蕎麦は立ち食い蕎麦じゃないの」という声も聞こえてきそうな中、女性の著者が首都圏の立ち食い蕎麦に潜入取材したのが本書。 日経ビジネスオンラ

下のビデオは、本書でも紹介されている御茶ノ水女子大学の郡宏さんの実験である。 複数の振り子時計を並べると、“振り子”同士が申し合わせたかの様に歩調を合わせるようになる。「ホイヘンスの原理」だ。1665年の冬、ホイヘンスが体調が悪く自宅に引きこもっていた時に発見されたというのが心強い。振り子はいいなあ仲間がいてなんて思っていたら、あらびっくり、という話か。 他

漢字を指して、誰が言ったのだったか、「世界で最も美しい文字」、と。本書はその漢字の成り立ち(字源)を解説した入門書である。ただし入門書ではあるが、著者の異才が如何なく発揮されており、快刀乱麻、当たるを幸い薙ぎ倒す勢いが、なんとも面白い。漢字に興味を持つ人にとっては、堪えられないだろう。 本書は7章から成る。第1章では、漢字の誕生と継承が概説される。漢字は紀元

まず、ここ数年の間に読んだなかで、いちばん感銘をうけた本といっておこう。憲法改正に、在日差別に、いろいろなバッシングに、新しい視点を与えてくれた。人間の『複数性』が重要であると。そして、『思考欠如』は罪悪であると。 ハンナ・アーレント 。どれくらいの知名度なのだろう。恥ずかしながら、昨年、 この名を冠した映画 を見るまで、その業績はおろか名前すら知らなかった

どうも、書店員として、書店業界に関わる本をレビューするのは気まずい。ゆえにHONZに所属してから何冊も出版されてきたその手の本を読んで深く感じ入ったとしても、決してレビューは書かなかった。しかしながら今回は、読み物としてあまりに面白く、もしもこの本をご存知ないとしたらもったいないという思いを抑えかねてしまった。 『本の雑誌』という月刊誌がある。その名の通り、

満員御礼 応募締め切りました! ご応募いただいた皆様、早朝からの会にもかかわらず、ご興味を持っていただき本当にありがとうございました。また残念ながら今回はご希望に添えなかった方、誠に申し訳ございません。 応募いただいた全員に、参加の可否等をメールしておりますので、何のメールも届かない、という方は、 event@honz.jp までご連絡頂ければ幸いです。 -

訳者がこんなに「ウンコ」を連発したのは小学生のとき以来かもしれない ウンコが溢れているのは本書の中だけではない、世界中で溢れはじめている。約70億の人類は約4億トン近いウンコを、家畜(ニワトリ約190億、ブタ約10億、ウシ約14億、ヒツジとヤギ約18億)は控えめに見積もって、141億3645万トンの畜糞を算出する。畜糞だけで、地球上すべての人に一日1ℓ以上を

今月、私は、女性の魅力と恐さを感じ取る本との出会いが多く、自分を受け入れるためのコツであったり、女の人の目線で書かれたエッセイであったり、恋愛についての極意や綺麗になるためのポイント、仕事など、読むと興味を持ちます。その中で、鳥肌が立った本たちをご紹介していきたいと思います。 この作品には、女性が自分の中に持っていて、なるべく見ないようにしている面が目白押し

時代がいくら変わっても、新聞には変わらない役割があります。その重要な 一つが権力監視、権力チェックではないでしょうか。権力監視の力は弱くなってきたと言われていますが、読者のためにも権力監視の役割を放棄するわけにはいきません。北海道警察の裏金問題の報道は、まさにそうした、新聞本来の役割を取り戻すための作業でした。 2004年10月、本書の著者・高田昌幸氏が北

来月「第6回公開朝会」の開催が決定いたしました!! 代表成毛眞と愉快な仲間たちが繰り広げる、笑いあり、涙ありのスーパーエンターテインメント!愛、友情、嫉妬、裏切り……様々な感情が交錯する壮絶なバトル! ……って自分で書いてて意味分かりませんが、要するに月一回レビュアーたちが集まって、とっておきの新刊本を紹介し合う「朝会」を公開しちゃおう!という催しです。 今

HONZ内で「これを読んでいないと、まるで話についていけない本」というのが存在する。中でも特に話題に上るのが、岩波科学ライブラリー『 ハダカデバネズミ 』『 クマムシ?! 』『 フジツボ 』の3冊。これらの本が、同じ編集者によって手がけられていたことをご存知であっただろうか。それが今回寄稿いただいた伝説の編集者・塩田春香さんである。 ちなみに上記の3冊は変わ

ユーラシア大陸の東西を、自ら先頭に立ち何千里にも渡って踏破して、大帝国を築き上げた英傑は、アレクサンドロス大王(イスカンダル)以降、わずかに3名を数えるのみである。バトゥ(ジョチ・ウルス)、フレグ(フレグ・ウルス)そしてティムールである。著者は、その中で「わが国ではその人物像はほとんど知られていない」ティムールを取り上げたのである。 ティムールは、1336年

仕事で行き詰まったとき、気分転換に散歩したり、ちょっと休んでダラダラしているうちに、よい方法がひらめく――。本書は、誰しも思い当たる、この体験を脳科学や複雑系、心理学などから科学的に解き明かそうとした意欲的な作品です。 北欧出身で脳神経科学を研究する著者のアンドリュー・スマートは、人間が休息しているときに活性化する「デフォルトモードネットワーク」という脳機能

この10年間の最大の過ちは教育にありました。ことにイデオロギー的、政治的教育です。単に学生たちに対してのみならず、人民一般に対する教育です。 1989年に世界を震撼させた 天安門事件 を振り返り、鄧小平はこう語った。彼は、民主化を求める抗議行動の拡大を目の当たりにして、1980年代における共産党の最大の過ちは、人民に銃をつきつけたことではなく、イデオロギー教

OL、モデル、アスリートにイラストレーター... 本書に登場する11人の女性には、一つの共通点がある。 それは、全員が義肢装具士・臼井二美男さんによって手がけられた義足を身につけているということである。一人ひとりの思いを実現するため、何度も対話を重ねながら生み出された「夢見る義足」。足の切断というアクシデントに見舞われた女性たちが、今、新たな一歩を踏み出した

「死ぬ時まであなたと一緒!」などというかつてどこかで聞いたせりふはもはや昼メロでしか見当たらないのかもしれない。死は最後の最後は誰もがひとりで直面するものだが「自宅で誰にも看取られずに亡くなり、その死が数日後に発見され、自殺や犯罪性を除く遺体」(孤独死)は年間3万体にも達すると言われれば穏やかではない。死ぬ時まであなたと一緒どころか、死ぬ時もひとりで、死んで

感動を飛び越してショックだ。こんな面白い講義をリアルタイムで受けている京大生には、同じ大学生として嫉妬全開である。まあ、受験生時代のセンター試験の点数を聞かれたらぐうの音もでない訳だが、学校が違えばこんなに違うものかとつい思ってしまう。 そんな悩ましい程面白い講義とは、京都大学屈指の人気を誇る、「生命の化学」。その中から生徒に好評だった部分を選りすぐり、実際

五月病、という言葉がありますが、前向きに忙しく生きるのを一休みして、新緑が目を洗うこの季節、のんびりゆっくり過ごす。これはとても理に適っている。いや、それどころかそうする権利がある!とさえ思ってしまうのは5月生まれの私だけでしょうか。今月は、そんなより良い、より積極的五月病(そんなものがあるとすれば)を求める方にぴったりの珠玉のエッセイをたくさん見つけました

私は滋賀県で開業している一医師である。 平成19年より「三方よし研究会」を主宰している。この研究会は看護師、薬剤師、リハビリ技師、歯科医師、医師などの多職種で構成されている。発足当初は「東近江地域医療連携ネットワーク研究会」と呼ばれ、多職種が連携を図り、脳卒中患者が、あらかじめ指定された急性期、回復期、維持期の病院や施設を、納得してもらった上で移ることにより

夕方の5時に市立図書館に本を借りに行った市長に対して 「市長、もう、閉館です。市長であっても特別扱いはできません。」 「それと明日は休館日です。平日でも休館日なんです。昔からそういう決まりですから」 閉架に所蔵されている資料を頼むと10−20分待たされる。そこで市長が市立図書館の内部を見せてくれいうと 「市長といえども、部外者ですから、お見せできません」 こ

いやあ、何がビックリしたって、先日栗下直也が禁酒していたのにはビックリしました。 毎週水曜、栗下直也から原稿をもらい、データ加工し夕方5時にメルマガを配信するのですが、とにかくいつも原稿が届くのが遅い。しかも、言い訳は決まって「二日酔い」。 酒を飲むこと以外、やることはないのか。 ……と思っていたら、今週水曜、なんと夜明けと同時に原稿が届いたのです! 聞けば