
7月の今月読む本 その2
梅雨らしい日々が続いていますね。本読みにはいい天気ですが、ゲリラ豪雨にはまいってしまいます。カバンの中に入れておいた本までグショ濡れには泣きたくなりました。紙は本当に水に弱い。HONZで強力プッシュ中の『紙つなげ!』のことを考えながら、扇風機で乾かしました。 メンバーが最近出した 『エピジェネティクス』 も 『男のパスタ道』 も好調で、増刷がかかったようです
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梅雨らしい日々が続いていますね。本読みにはいい天気ですが、ゲリラ豪雨にはまいってしまいます。カバンの中に入れておいた本までグショ濡れには泣きたくなりました。紙は本当に水に弱い。HONZで強力プッシュ中の『紙つなげ!』のことを考えながら、扇風機で乾かしました。 メンバーが最近出した 『エピジェネティクス』 も 『男のパスタ道』 も好調で、増刷がかかったようです
本日7月5日より、東洋経済オンライン内に「 今週のHONZ オススメ書評はこれだ! 」というページがオープンし、HONZからの記事配信がスタートしました。 新世代リーダーを読者層とする東洋経済オンラインにおいても書評へのニーズは高く、より幅広い読者の方にノンフィクション書籍の面白さを伝えていければと、考えております。 毎週土曜日、週一回のペースで厳選したレビ

昨年、地元の駅が改装されて、その中に成城石井ができた。それからというもの輸入菓子や、ワインなどをよくそこで購入するようになった。輸入菓子はちょっと高いけれども、成城石井じゃないと売ってないものも多くとても重宝している。 ワインを買うときはつまみになるチーズやオリーブも一緒に買いたいとおもっているのだけど、あまりに種類が多すぎて、いつもどれを買ったらいいのかわ

7月といいますと、まだ梅雨が続きます。じめじめして雨ばかり降って洗濯物が乾かない。普通なら好きではない季節なのでしょうけれど、私は結構好きな季節だったりします。 とは申しましても、正直、じめっとした中で食欲が減少してしまうときもあります。本は、本当に必要な人の元へと寄り添う。そう!寄り添うのです。 どなたか私の願いを聞いていただけますか?実は、私・・・「立ち

うっとうしい雨の日が続いていますが、梅雨はゆっくり本が読める時期でもありますね。 私は先週、城のつくりや攻め方、守り方についての本を読んだところ、急激に城への興味が高まり、この週末は愛知へ城めぐりに来ています。 勢いあまって「 日本城検定 」を受けてしまいそうですが、「城の前に 英語を勉強せい 」と社長に叱られそうです……。 それでは今週献本いただいた新刊本

「あけましておめでとう!」という会話が飛びかっていた沖縄である。今頃正月か? 旧暦がいまだに生活暦として通用している土地柄ゆえに? いえいえ、ながーい「梅雨」があけた喜びをみんなで分かち合っていたのでした。本格的な、ながーい夏の到来である。 さて夏!といえば、「怖い話」だ。ここ数年、沖縄県産本版元・我がボーダーインクでは、『琉球怪談』なる怪談実話シリーズを刊

少し前の話になりますが“CIAが ツイッターを開設 した”というニュースが流れていました。開始2時間でフォロアーが10万人を超えるなど注目度も高いようです。スノーデン氏による情報リークはCIAがこういった情報開示に向かうきっかけの一つになっているのかもしれません。 惹句に「世界24ヵ国同時刊行! 未公表の最高機密文書、多数収録!」という賑やかな言葉が踊る『暴

東日本大震災がもたらした甚大な被害は、この国の物作りの基盤を揺るがした。東日本が支えていたサプライチェーンが混乱、自動車・半導体をはじめとして、さまざまな製造現場では操業停止という事態も起こった。「納豆の容器が無い」「ペットボトルの蓋が無い」など、身近な品々にも影響は及んだ。「あのときは部品調達にひどく苦労した」という記憶をお持ちの方も多いだろう。 「紙」も

『ニューヨーカー』誌の2014年5月19日号に「パーシャル・リコール(partial recall)」というタイトルの記事が載っていました。ピンと来た人もいるかもしれませんが、これは映画『 トータル・リコール 』に引っかけているんです。この映画、いろいろ話題になったので、ご覧になった方も多いかもしれませんね。『トータル・リコール』は、人間の記憶をまるごと入れ

2011年7月に立ち上がったHONZは無事に4年目を迎えました。パチパチパチ! みなさまのご愛顧に感謝し、レビューアー一同、なお一層面白いノンフィクションを捜し、読み、書いて多くの方に興味を持っていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 3冊目となる『ノンフィクションはこれを読め!2014!』(仮題)も編集を開始いたしました。昨年よりも面


現実として受け容れ難いほどの大惨事は、誰の身にも起こりうる。東日本大震災、阪神淡路大震災、JR福知山線脱線事故――。しかし、突然の喪失にどう向き合えばよいのか、どうすれば悲嘆の渦中にいる人たちに寄り添うことができるのか?多くの人はあらかじめ、答えを持たない。 その時の道標として読んでおきたい本に出会ったので、紹介したい。1992年に単行本として出版され、この

世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当な相手を見つけてきたる。おまえはとりあえず倒しまくったらええ。プロは倒してなんぼや。連続KOの日本記録を狙うんや

クラシックが好きな人間なら、バッハの「音楽の捧げもの」という名曲を少なくとも一度は聞いたことがあるはずだ。この曲は、老バッハがフリードリヒ2世の宮廷を訪ねた時、若き君主が与えた主題にバッハが曲をつけ、献辞をつけて献呈したと言われている。心温まるエピソードのように聞こえるが、著者は、王はバッハを困らせようとして、この主題を与えたのではないかと推論する。しかもそ

昨日ひさしぶりにHONZ夜会があり、3月に学生メンバーとなった峰尾健一がついに夜会デビューしました! 思い起こせば昨年6月、夜会デビューで飲みすぎて意識を失い、ビジネスホテルに担ぎ込まれ、そのうえ起きたらなぜか骨折していたという、散々な目に合った私。 その貴重な経験を踏まえ、峰尾が倒れはしないか、骨折しないかと心配しましたが、今どきの学生は飲み方が実にスマー

「8号が止まるときは、この国の出版が倒れる時です」 本を読む人なら絶対に見過ごせない、こんな刺激的なプロローグから本書は始まります。 (※8号=石巻工場で出版用紙を生産している巨大抄紙機) 宮城県石巻市にある日本製紙石巻工場は、日本の出版用紙の4割を生産している日本製紙の、主力工場です。東日本大震災の津波で、その機能は完全に停止。従業員でさえ「工場は死んだ」

今ここに、数冊の文庫本がある。角川グループパブリッシング発行、どれも2011年3月以降に印刷されたものだ。私の目には、他の文庫本とそれほど違いはないように見える。軽く、柔らかい文庫本。しかし、印刷された物語とはまた別の、ある物語を秘めた本。今ここにあるこの本は、もしかしたら未曾有の大震災を奇跡のように生き残った紙で作られたものかもしれないのだ。 2011年3

医師や救命士をはじめとした世界中の医療関係者による甚大な努力にもかかわらず、人類の死亡率は100%に留まっている 誰にとっても死は他人ごとでもあるかのように振り払いたくなるが、避けられない死。本書は、人が意識を失った後のできごと、「弔い方」を世界各地で探求した旅日誌である。 自分の葬儀を自分で計画することも突飛な時代ではなくなった。過去にはウィンストン・チャ

ページをめくるたびに、心が強く突き動かされる本がある。少し時間が経つと、そのときの興奮や気づきが薄れてしまうものだから、何回も何回も読み直す。忘れた気持ちを拾い集めるために。 都築響一さんが2006年から2014年の間に書いた書評を編んだ『ROADSIDE BOOKS』は、私にとってまさにそういう本だった。 都築さんには、一貫して変わらないスタンスがある。

「この工場が死んだら、日本の出版は終わる・・・」 こんな帯が巻かれた本を書店で見て、手に取らずに店頭を通り過ぎることができる本好きは少ないであろう。その工場とは一体どこにあるのか。なぜ日本の出版は終わってしまうのか。そしていまだに日本の出版は終わっていない理由とは。表紙には巨大なマシンと誇らしげな人々と千羽鶴。 ひさしぶりに読みはじめる前から身が引き締まる思

成毛眞 :本書は、おそらく世界中を見ても類書がまったくない、唯一無二の本。そのテーマからして他の追随を許さない、まさに「独走」状態の一冊だよね。であるからして、この本の最後に誰かがしたり顔して何か付け加えたって、蛇足もいいところで、むしろ本書の価値を落とすばかりだと思うんだ。そこで、われわれHONZが愛するこの世にも稀なる作品をせめて応援させてもらうため、代

HONZをご覧の皆様こんにちは。梅雨の最中ですがいかがお過ごしですか?ジメジメしたこのシーズンから夏にかけて、私の目下のお悩みはお弁当が腐りやすくなること。私の勤務する大垣書店烏丸三条店はビジネス街の真ん中で、おしゃれなお店がいっぱい、お弁当屋さんもいっぱいなのですが、私はほぼ毎日休憩室でお弁当を食べています。食べている最中にスタッフの皆さんとお話ができて楽

友人が「超絶的に面白い」と言っていたのは、まさしく本当だった。30年ほど前に、初めてドーキンスの利己的な遺伝子を読んだ時の衝撃は、今でも忘れることはできない。すべての生物は遺伝子によって利用される単なる乗り物に過ぎない、というドーキンスの考え方は、30歳になったばかりの僕にとって1つの天啓のように思えたものだった。「攻撃」のローレンツとドーキンスは、しばらく

『生命のからくり』は、「最初の生命」が誕生してから現在にいたるまでの「進化の謎」を解く良質のサイエンスミステリーである。 著者の中屋敷 均さんは、神戸大学で植物・菌類ウイルスを研究している分子生物学者。中屋敷さんによると、生命は、根源的な「葛藤」を持っている、という。それは、生命には相矛盾する二つの性質、「自分と同じ物を作る」ことと「自分と違う物を作る」こと


本をプレゼントする、という文化はもっと定着してほしいなと思っています。でも、どんな本を贈ったものか、けっこう悩んでしまいますよね。今回紹介する『20世紀エディトリアル・オデッセイ』は、文化系の後輩にプレゼントするには最適な1冊です。 太鼓判ガンガンおします!! 20世紀に刊行された様々な文化系の雑誌がどのように時代を作ってきたのか、生粋の雑誌マニアである2人

MJといえば昔はマイケル・ジョーダン、今やみうらじゅん。マイブーム、ゆるキャラと世に送り出してきたMJだが、真骨頂はエロについて語ったときであろう。

今回のブラジル・ワールドカップで、日本のテレビ局に提示された放送権料は400億円。NHKはその7割を負担しているといわれている。現在、受信料を支払っている世帯数は3500万弱だから、1世帯あたりの負担は800円となる。この負担額が高いか安いかについては、これから議論になるかもしれない。 ともかく、この巨額の放送権料の支払いを正当化するため、NHKを含む在京キ

分厚い本である。内容もやさしくはない。しかし、10年後には、自分の健康が気になるすべての人が理解しなければならない本だ。千ドルゲノム、我々の細胞がもっているゲノム情報。すなわち、DNAの四つの文字ACGT、その60億塩基対にもおよぶ並び方をわずか千ドルで調べることができる時代がそこまできているのだ。 内容は大きく三つに分かれている。一つは、千ドルゲノムを可能

一度は絶版になった本が、再び世に出るチャンスは非常に低いというのは「出版界の常識」です。二度も絶版になった本が復刊される確率は限りなくゼロに近いでしょう。『背信の科学者たち』は、こうしたジンクスを打ち破り、6月20日に緊急復刊されることとなりました。この「奇跡」が実現したのは、ほかならぬHONZの皆様の御支援によるものでした。 プレミアム・レビュー「『背信の

2億年前は「1000年に1種」の頻度だった生物の絶滅は、人間の歴史とともに飛躍的に増加し、今や「1年に4万種」という絶望的な領域に達してしまった。実は、ここ3000年に関して言えば、その大半は「島」で起きているという。 もちろん、多様な種の大量絶滅の原因は人間だ。しかし、島々で直接手を下しているのは、ねずみやねこなど、人間とともにやって来た動物たちである。船

渋谷駅から道玄坂を上り、道玄坂交番前の交差点に出る。この時期、雨に濡れたくなければ渋谷マークシティの中を通りぬけてくればいい。信号を超えて交番の前を取り過ぎ、およそ50メートルほど行ったところに、その図書室はオープンした。 クラウドファンディンク日本一を打ち立てた「森の図書室」 。はやくから注目しパトロンのひとりとなっている私は、6月12日(金)の内覧会と1

マクロ経済学は「ルーカス批判(1976年)」の前後では全く様相を異にする、と言われているが、歴史学も、おそらくウォーラーステインの「近代世界システム(1974年)」前後では同じことが言えるだろう。その後、ウォーラーステインに触発されてすばらしい研究が相次いだが、本書はその中でも最も印象に残った1冊であった。10余年振りに再刊されたので改めて再読してみたが、4

ついに「FIFAワールドカップ ブラジル大会」が開幕しました! が、うちはテレビがないし、最近仕事にかまけて新聞もウェブも見てないので、いったい日本がいつ、どこの国と対戦するのかさっぱりわかりません……。 何はともあれ、がんばれニッポン! それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます!

料理研究家・ 土屋敦が編み出すレシピ は、どれもとてもシンプルで美味しい。だから、ひょっとしたら横着な男なのではないかと思っていた。実物を見ても、なんとなくそういう印象がしないでもない。しかし現実は真逆、オタク的執着心の権化だ。 そうでなければ、豚の角煮のレシピだけを27も集めた本『 なんたって豚の角煮 』など出版するはずがない。世界中のどこに、豚の角煮でそ


水戸市役所・みとの魅力発信課では、『mitonote(ミトノート)』という冊子を制作しています。 単純に観光に結びつくようなものではなく、中長期的に地域イメージを作っていくことで、交流人口・定住人口の獲得を意図したもので、最近は、「文化誌」とか「地域誌」という呼ばれ方をしているようです。(参考:d47 MUSEUM『 文化誌が街の意識を変える展 』) それで

残念ながら、この本は絶版になっている。こういった優れた本は、ある種の文化遺産ととらえるべきである。化学同人でも講談社でもいいから、すぐに再版してもらいたい。STAP騒動を考えるにこれほどすぐれた本は他にない。このレビューを読んだ皆さんもそう思ってくださると確信している。 (via 捏造を知るにはこれを読め!『背信の科学者たち』の緊急再版を訴える ) 仲野徹が
