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アート・スポーツ

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326記事

『夢へ翔けて』 踊ることは生きること 書影

アート・スポーツ / 人物

『夢へ翔けて』 踊ることは生きること

1995年、西アフリカのシェラレオネ生まれのミケーラという少女は、優しい両親のもとに生まれたたったひとりの子どもだ。生まれつき白斑病という皮膚がまだらになってしまう病気を持っていたため、家族以外からは愛されず小さいころから孤独であった。 シェラレオネでは、男は親に言われるまま何人も妻を持ち、女や子供は殴って躾けるという風習がある。しかしそれに逆らい、恋愛結婚

異例の大ヒット!日めくりカレンダー『まいにち、修造!』の売れ方を徹底分析! 書影

アート・スポーツ / 併せて読まれたこの一冊

異例の大ヒット!日めくりカレンダー『まいにち、修造!』の売れ方を徹底分析!

この時期、出版業界では各社から 上半期ランキングの発表 が相次ぎます。『 妖怪ウォッチ 』『 フランス人は10着しか服を持たない 』などのタイトルが並ぶ中、存在感を見せていたのが『まいにち、修造!』。この読者層分析を!という要望があったため、今月はこのカレンダーを分析してみたいと思います。 最近では4月始まりの手帳が増えてきてシェアを上げてきていますが、まだ

『凄い!ジオラマ』人間くささがあるから、「再景」「現景」ではなく「情景」なのです 書影

アート・スポーツ / 「解説」から読む本

『凄い!ジオラマ』人間くささがあるから、「再景」「現景」ではなく「情景」なのです

「えっ これがホントに模型なの!」あなたはきっと二度見しながら、こう叫ぶ。発売して間もないにもかかわらず、既に話題沸騰の『凄い!ジオラマ』。その出版に至るまでの経緯、そして情景師アラーキーこと、荒木智さんが手掛けられた作品の深い魅力について、本書をプロデュース・編集された石黒謙吾さんに解説いただきます。(HONZ編集部) 「自分で<凄い!>と言ってるみたいで

マンガ界の底上げ『荒木飛呂彦の漫画術』 書影

教養・雑学 / アート・スポーツ

マンガ界の底上げ『荒木飛呂彦の漫画術』

1980年代、週間少年ジャンプは『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』、『聖闘士星矢』、『キン肉マン』など黄金タイトルが並んでいた。その中で『ジョジョの奇妙な冒険』は異色の漫画に思えた。しかし十数年の時を経て、それは大きな間違いだと気づいた。著者の荒木飛呂彦は連載当時から王道漫画を描いていたのだ。 本書は全く人気が衰えることのない長期連載漫画『ジョジョの奇妙な

『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』 本質にいたる思考 書影

教養・雑学 / アート・スポーツ

『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』 本質にいたる思考

コンテンツとはそもそも何なのか、クリエイターはどのようにコンテンツを生み出しているのか、1億総クリエイター時代にコンテンツはいかにして差別化されるのか、そして天才クリエイターは通常のクリエイターと何が違うのか。スタジオジブリで「プロデューサー見習い」として過ごした著者が、「コンテンツとは何か」と問い続けた体験をもとに、これらの疑問に答えを出していく。 ジブリ

『美貌格差』生まれつき不平等の経済学 書影

アート・スポーツ / ビジネス

『美貌格差』生まれつき不平等の経済学

現代社会において、親の年収、生まれ持っての美貌、また育つ環境など本人の努力では埋められない格差は確実に存在する。 それでも生き方の自由は保持されており、美貌を持つ人がさらに戦略を持って生きるのも自由だし、反対に美貌を持たざる人が徒手空拳的に人生に臨もうが、生き方自体は(程度によるが)否定はされず自由に選択できるといえる。 よく「ブサイクは意外と性格が悪いよ」

『宮脇檀の住宅設計 カラー・改訂版』 書影

アート・スポーツ / 社会

『宮脇檀の住宅設計 カラー・改訂版』

一戸一戸は住み手の欲望を満たすべく、あらゆるメーカーの部材と部品の満艦飾となって妊を競い、隣家の日照を無視せざるを得ない狭小敷地に法を犯していっぱいに作り、4mに満たない道路ギリギリに、コストが安いというだけで味気ないブロック塀を立て列ね、ミニ開発と称する倭小住宅が人びとの持家意識にこびてのさばり、公園も緑もほとんどなく、子供たちは狭い道いっぱいに走り去る車

『洲崎球場のポール際』猥雑で、いいかげんで、すばらしい。 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『洲崎球場のポール際』猥雑で、いいかげんで、すばらしい。

著者は東京大学教養学部人文地理学科卒で、今も電鉄会社に勤めるサラリーマン。本書が初めての著書だという。東大卒の知り合いに、「教養学部人文地理学科」に進むのって、どんな人だろう? と聞いてみると、「こだわり派の変わり者かなぁ」という答えが返って来た。たしかに本書のテーマはマニアックだし、内容の細部へのこだわりはスゴイ。なにしろ、史料を徹底的に調べて、昭和11年

“土人”の土産か『アートにとって価値とは何か』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

“土人”の土産か『アートにとって価値とは何か』

パリでいうならルーブルやオルセー、 ニューヨークであればメトロポリタンやMoMA、グッゲンハイム といった各都市にはこれだ!という代表的美術館がある。 対して日本には「これが日本の美術館だ!」と言えるようなものが無いような気もする。英国データ(The Art Nespapaer:2013.3.28)によると美術館の動員数世界1位は38万点以上のコレクションを

『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』 多様性があなたの野生を呼び覚ます 書影

サイエンス / 医学・心理学

『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』 多様性があなたの野生を呼び覚ます

ダイエットや資格の取得など、新たな1年を新たな目標とともにスターとした人も多いだろう。あなたの目標がどんなものでも、目標など設定していなくとも、本書が投げかけるメッセージ「Go Wild(ワイルドに行こう)」は人生をより良い方向へと導くためのヒントを与えてくれる。 本書の主張はシンプル。人類は600万年前の誕生から1万年前に農耕を発明するまで野生の生活を送っ

『ブルネイでバドミントンばかりしていたら、なぜか王様と知り合いになった。』 書影

アート・スポーツ / 人物

『ブルネイでバドミントンばかりしていたら、なぜか王様と知り合いになった。』

2005年、著者は経産省から外務省に出向し、在ブルネイ日本大使館の二等書記官となる。ブルネイは石油と天然ガスにめぐまれ、東アジアでもっとも裕福な国だ。ブルネイ王室は、世界一裕福な王族であり、その資産は4兆円といわれる。「ポルシェ、フェラーリなど5000台の高級車を所有し、毎日乗り換えている」「11億円のギャラでマイケル・ジャクソンを招待した」「王子がマライア

『偽装された自画像』by 出口 治明 書影

アート・スポーツ / HONZ客員レビュー

『偽装された自画像』by 出口 治明

人間と同じように、本にも「出会い頭」というものがある。シエナの至宝の1つで、ミケランジェロが感服したルネサンス最高の女性画家アンギッソーラの表紙を見た瞬間、「これは読むしかない」と観念してしまった。頁を開いてみると、とても読みやすい本で、通勤の地下鉄など移動時間中に読み終えてしまった。でも、なかなかに面白い。 本書は自画像を読み解いたものである。自画像は「演

著者インタビュー 『桜色の魂』 長田渚左氏 その2 書影

アート・スポーツ / 著者インタビュー

著者インタビュー 『桜色の魂』 長田渚左氏 その2

― 今回のチャスラフスカさんが来日されましたが、スケジュールは非常にタイトだったとうかがいました。どれくらい滞在されていたんですか? 長田 約1週間でした。ちょうど台風が来ていて新幹線も飛行機も動かない、という日に九州の大分に行かなくてはならなくて、長時間の移動になってしまいました。気の毒なことをしました。大分には「大分チェコ日本友好協会」というものがありま

著者インタビュー 『桜色の魂』 長田渚左氏 その1 書影

アート・スポーツ / 著者インタビュー

著者インタビュー 『桜色の魂』 長田渚左氏 その1

― 2020年の東京オリンピックか決まった今年、本書が出たことは大変意味があると思います。長年、ベラ・チャスラフスカさんへ取材され、本人があまり明らかにしたくないこともたくさん書かれています。最初の頃、ベラさん反応はどうでした?快く応じてくださったんでしょうか。 長田 一番驚いたのは、日本で3冊も出ていた彼女のことを書いた本の内容を知らなかった、ということで

『黒の文化史』by 出口 治明 書影

アート・スポーツ / 民俗・風俗

『黒の文化史』by 出口 治明

ややペダンチックな本ではある。でも美術好きにはたまらないだろう。なにしろ、扉絵がダ・ヴィンチから始まるのだから。光がない光源色としての黒、光の反射率がゼロですべての波長の光を吸収する物体色としての黒、黒は生命に敵対する色とも言われるが、世界の喪服には黒と白がある。また結婚式の礼服も白と黒。本書はこのように、極めて多義的な(両極端の意味とも結びつく)黒に捧げら

スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』 書影

サイエンス / 医学・心理学

スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』

『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、ということになる。食べ物、生活場所、育てられ方、教育、人間関係、などなど、多彩な環境要因をすべて知るということは不可能だ。 一方で、分子生物学の進歩は、遺伝情報というものを、遺伝素因といったあいまいな言い方ではなく、 ゲノム という形で

『桜色の魂』あの美しい体操選手を覚えていますか? 書影

アート・スポーツ / 世界史

『桜色の魂』あの美しい体操選手を覚えていますか?

東京オリンピックの喧騒と興奮を覚えている。まだ幼稚園児だった私でも、オリンピックというものが始まるのをわくわくするほど楽しみにしていたし、新しい物好きの父が月賦でカラーテレビを買ってきて家族中が仰天した記憶は鮮明だ。 開会式のブルーインパルスが作った飛行機雲での五輪。聖火台までトラックを走る最終走者の姿。女子バレーボールの東洋の魔女。へ―シングに負けた柔道。

アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 書影

アート・スポーツ / 「解説」から読む本

アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

意外に思われるかもしれないが、普段の角幡唯介はキリリとしたイケメンである。探検だの冒険だのしている男は、写真がむさくるしいものばかりなので、本人に直接会うと普通さに拍子抜けしてしまうものだが、角幡の場合はその度合いが大きい。 そのギャップにやられるのか、実は女性ファンが多いのだ。山男というイメージはまじめで素朴、ちょっと変わり者だけど、そこがまたいい。確かに

絵筆を捨てて自然に学べ『子どもに伝える美術解剖学』 書影

教養・雑学 / アート・スポーツ

絵筆を捨てて自然に学べ『子どもに伝える美術解剖学』

著者の布施英利先生が行う絵画教室はとてもシンプルだ。絵筆を置いて、自然へと繰り出す。そして自分のはらわたが疼くのを確認したら、素直に絵に描いて表現しよう。「そんなに簡単に言われても」、と困るかもしれないが、自分を表現するには、自然を目の前にして、自分の中で何が起こっているのかを理解しなければならない。 本書は2000年10月に『絵筆のいらない絵画教室』として

チャラめの美術好き・文学好きに読ませて反応をテストしてみましょう!バロウズ×ウォーホルの対談集 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

チャラめの美術好き・文学好きに読ませて反応をテストしてみましょう!バロウズ×ウォーホルの対談集

20世紀の文学に強烈なインパクトを残し、『クラッシュ』で知られるJGバラードらのNWSF世代や、ロックシーンではニルヴァーナのカート・コバーンからも、深くリスペクトされているウィリアム・バロウズ。 現代美術に複製性の問題をセンセーショナルに持ち込み、アイドル的な芸術家というモデルをこれ以上ないくらい鮮烈に演じきったアンディ・ウォーホル。 今回とりあげる対談集

クリティカルシンキング『芸術闘争論』 書影

教養・雑学 / アート・スポーツ

クリティカルシンキング『芸術闘争論』

最近は、小学生からクリティカルシンキングを教える学校もあるらしい。 批判的思考能力とも訳されるが、これは複眼的にものを見て、それぞれのケースを批判的に読み込み、その上で自分の意見を作って、他人に伝えられる能力といった発展的な思考法だ。よく単純な計算練習とか書き取りとか、反復練習に対する反対概念として言われることが多い。あるものの受容よりも理解が大切なのだ。

『フェルメールの帽子』by 出口 治明 書影

アート・スポーツ / 世界史

『フェルメールの帽子』by 出口 治明

17世紀の中葉、ネーデルランドのデルフトという街に生まれ、そこでほぼ一生を過ごして死んだフェルメールという風俗画家がいた。18世紀に入るとほとんど忘れ去られたものの、19世紀に再発見され現在では史上最も著名な画家の1人とされている。著者はフェルメールの名画を俎上に載せ、17世紀の世界、いやグローバリゼーションを活写しようと試みた。 20歳の夏、アムステルダム

それでも潜る理由がある『素潜り世界一』 書影

生物・自然 / アート・スポーツ

それでも潜る理由がある『素潜り世界一』

夏、真っ盛り。テレビを点ければ、映るのは白球を追いかける球児たちの姿。夏の風物詩の一つに数えられるその存在感はまさに、メジャースポーツと呼ぶに相応しい。 ただ、メジャーがあれば当然、マイナーもある。本書で語られるスポーツ、フリーダイビングは、間違いなく後者に当てはまるだろう。しかし、マイナーであることと、その競技の魅力の大きさというのは、全くの別物なのだ。な

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第3回 戦慄のKO劇でついにタイトル獲得! 史上最年少世界ヘビー級チャンピオンに! 書影

アート・スポーツ / HONZブックマーク

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第3回 戦慄のKO劇でついにタイトル獲得! 史上最年少世界ヘビー級チャンピオンに!

プロボクサーとしてデビューを果たしたタイソンは、圧倒的な強さで連戦連勝。しかし世界チャンピオンが視野に入った頃、最大の理解者で最高の指導者であったカス・ダマトが病のため帰らぬ人となる。タイソンはカスの遺訓を胸に、最年少ヘビー級チャンピオンを目指すが、次第に人生における目標を見失い始める。そしてついに世界ヘビー級タイトル挑戦の日を迎える。 ※過去記事 第1回

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第2回 まさにリアル「あしたのジョー」! ボクシングとの運命的な出会い 書影

アート・スポーツ / HONZブックマーク

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第2回 まさにリアル「あしたのジョー」! ボクシングとの運命的な出会い

たび重なる悪行により、ついにタイソンは少年院送りとなる。そこでも問題児だった彼は、あるときボビー・スチュワートという教官にボクシングで打ちのめされる。それを機にボクシングに興味を抱いたタイソンは、トレーニングに熱中する。そして、人生の師との運命的な出会いが訪れた。 ※過去記事 第1回 それからほどなく、ボビーから提案があった。「お前を伝説のボクシング・トレー

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第1回 不良少年の覚醒──マイク・タイソンが初めて力に目覚めたとき 書影

アート・スポーツ / HONZブックマーク

【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』 第1回 不良少年の覚醒──マイク・タイソンが初めて力に目覚めたとき

史上最強かつ最凶の男マイク・タイソンが自らの半生を赤裸々に綴った『真相──マイク・タイソン自伝』。刊行以来、全米を騒然とさせた本書から、特にハイライトとなる場面を全3回に渡って紹介していきます。 タイソンはニューヨーク州ブルックリンのスラム街の貧困家庭に育った。子供の頃のタイソンは体も小さく臆病でいじめられっ子だった。小学校1年生のときいじめっ子に大事な眼鏡

孤高の理想家『僕はポロック』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

孤高の理想家『僕はポロック』

芸術家にも色々なタイプがいて、ミケランジェロのようにルネサンスのギルドでその腕を発揮する人もいれば、ゴッホのように耳を裂き苦悩しながらも純朴に内面美を追求する人もいる。またピカソのように頭脳と腕を駆使し、王座に君臨する人間もいる。ジャクソン・ポロックはというと、若い頃は病的なまでのシャイであり、何よりも生涯アルコール依存症だった。 こちらはDVDでポロックの

『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影

世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当な相手を見つけてきたる。おまえはとりあえず倒しまくったらええ。プロは倒してなんぼや。連続KOの日本記録を狙うんや

『日本の蹴鞠』サッカーを語るために! 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『日本の蹴鞠』サッカーを語るために!

今回のブラジル・ワールドカップで、日本のテレビ局に提示された放送権料は400億円。NHKはその7割を負担しているといわれている。現在、受信料を支払っている世帯数は3500万弱だから、1世帯あたりの負担は800円となる。この負担額が高いか安いかについては、これから議論になるかもしれない。 ともかく、この巨額の放送権料の支払いを正当化するため、NHKを含む在京キ

『メッシと滅私 「個」か「組織」か?』サッカーW杯をもっと楽しむために 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『メッシと滅私 「個」か「組織」か?』サッカーW杯をもっと楽しむために

今週末に開幕するサッカーW杯。日本代表は辛くも前哨戦を勝ち、15日に初戦を迎える。ただ、W杯を迎えるたびに私のようなニワカは思ってしまうことがある。 「サッカー海外組」を何故か目指してドイツに渡った著者。ドイツ10部リーグでプレーして受けたカルチャーショックが『メッシと滅私』につながった。

『切断ヴィーナス』 - もっと高く、もっと遠くへ、そしてもっと美しく。 書影

アート・スポーツ / 社会

『切断ヴィーナス』 - もっと高く、もっと遠くへ、そしてもっと美しく。

OL、モデル、アスリートにイラストレーター... 本書に登場する11人の女性には、一つの共通点がある。 それは、全員が義肢装具士・臼井二美男さんによって手がけられた義足を身につけているということである。一人ひとりの思いを実現するため、何度も対話を重ねながら生み出された「夢見る義足」。足の切断というアクシデントに見舞われた女性たちが、今、新たな一歩を踏み出した

”こんな面白いもんがあったんか” 『文楽へようこそ』 書影

教養・雑学 / アート・スポーツ

”こんな面白いもんがあったんか” 『文楽へようこそ』

文楽、である。人形浄瑠璃ともいう。300年もの歴史を誇る日本の伝統芸能であり、世界文化遺産にも登録されている。しかし、はたしてどれくらいの人が鑑賞したことがあるのだろう。えらそうなことはいえない、私だって4~5年前から見始めたところである。 しかし最近はかなりはまっていて、義太夫教室に通い出したりしている。その関係で、この4月には、大阪にある落語の定席・ 天

『一瞬のアジア』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

『一瞬のアジア』

写真は被写体のどこまでを表現することができるのであろうか。人間という存在はその体内に無限ともいえるような心の広がりと、どこまでも続く深淵のような精神を宿しながら、それでいてごく些末な日常の中を生きている。誰しもが自身の心の広がりと精神の深さを感じつつも自己の精神の中に深く潜る事を避け、表層の部分に現れる些細な感情の中に生きる。自身の中に深く潜り、心の表層に現

『1985年のクラッシュ・ギャルズ』 文庫解説 by 一色 隆司 書影

アート・スポーツ / 「解説」から読む本

『1985年のクラッシュ・ギャルズ』 文庫解説 by 一色 隆司

「1985年のクラッシュ・ギャルズ」というタイトルを見た時に懐かしいと感じる方は、きっとこの作品を読み始めたら止まらなくなるでしょう。私もその一人でした。 一方、クラッシュ・ギャルズを知らない世代の方々にとっては、本書は楽しめない物なのでしょうか。いえいえ、きっと読み始めたら止まらなくなるから読んでみてと、私は自信を持ってお薦めします。 女子プロレスと聞いて

HONZ活動記 ~ニューヨーク展に役立った本~ 書影

アート・スポーツ / HONZ活動記

HONZ活動記 ~ニューヨーク展に役立った本~

まず一冊目は 『現代アートの舞台裏』 。 モノ・カネといった人間の欲が動きまくり、かつ秘密主義のアートの世界を暴きます。その中でタフに生きる人達を取材し、生々しく描写している点で、国内本にない魅力ある内容です。アート・バーゼルといった世界最大のアートマーケットの話もありますが、世界中の著名人・芸能人がステイタスとして美術品を購入するのは事実のようです。ちなみ

ナニコレほしい!『侍達ノ居ル処。』 書影

アート・スポーツ / おすすめ本レビュー

ナニコレほしい!『侍達ノ居ル処。』

斜練家は、その開祖である斜練常陸介隆昌、旧姓桐野隆昌が、円保5年の文燕之役での戦功を認められ、主君からシャネル・ブランドのハンドバッグとともに、斜練姓と紋を許されたことに始まったそうである。 残念ながら、実在の武将ではなく(当たり前か)、現代美術作家・野口哲哉の立体作品である。 細部の質感まで見事に表現された甲冑、絶妙かつビミューな表情、「シャネル」ロゴ配置

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』解説 by 板垣 恵介 書影

アート・スポーツ / 社会

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』解説 by 板垣 恵介

強ェえ男が好きだ。強ェえ男を見たい。強ェえ男を聞きたい。強ェえ男を笑いたい。強ェえ男に畏怖えたい。 そんな事を50年以上は考えている。本書はそんな俺の願望を余す所なく、有り余る程満たしてくれている。 50年以上も”強き者”に目を光らせていたハズなのに木村政彦の名はアンテナに掠った程度だった。力道山戦の敗北、柔道界の政治的な意図、理由は様々であろうが、俺はここ

山に行きたい!『定本 黒部の山賊』 書影

アート・スポーツ / 社会

山に行きたい!『定本 黒部の山賊』

富山、岐阜、長野各県の県境付近に位置する黒部渓谷。登山愛好者には北アルプスの心臓部として知られている。著者によれば、黒部の源流は天候が崩れれば水位が一気に10m以上も上がり、また至るところで鉄砲水が出る。鉄砲水の勢いは凄まじく、突風を引き起こし、大木が40cmほどの木片に、ザクザクと粉砕される。もしこの増水や鉄砲水に飲み込まれれば、遺留品も遺体そのものも完全