
【連載】『人体 ミクロの大冒険』 第3回 あなたを変身させる”魔法の薬”
本日3回目のOAを迎える NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険」 。HONZでは同時発売された書籍『 人体 ミクロの大冒険 』(角川書店)の一部を、放送内容に合わせる形で、連載していきます。(※過去の記事: 第1回 、 第2回 ) 第3回のテーマは思春期。少女から女性、少年から男性へという変化の陰で、細胞たちがどのように連動して変化していくのか、ホルモンを
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本日3回目のOAを迎える NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険」 。HONZでは同時発売された書籍『 人体 ミクロの大冒険 』(角川書店)の一部を、放送内容に合わせる形で、連載していきます。(※過去の記事: 第1回 、 第2回 ) 第3回のテーマは思春期。少女から女性、少年から男性へという変化の陰で、細胞たちがどのように連動して変化していくのか、ホルモンを

アメリカって、すごいかも……。 この本を作り終えた今、感想を一言で言うならこれに尽きます。 本書に出てくる55人の女性たちは、まるっきり恵まれない状況から、信じられないほどの高みに登りつめているのですが、それは単に運がいいとか、努力の成果というだけではないのです。アメリカという環境が、それを可能にしている。 不可能といわれた惑星を発見した天才天文学者は、ベト

ITER(読みは「イーター」)をご存知ですか? 日本語だと「国際熱核融合実験炉」と言われるプロジェクトのことです。ITERは、かつてはこの日本語に対応する英語の頭文字だと説明されていましたが、今では公式にも、ラテン語で「道」とか「道のり」とか「旅」という意味をもつ言葉だと言われるようになっています。 今日、原子力発電に使われている原子核反応は、重い原子核が分

祝 桜満開 !! 朝会を行う六本木のミッドタウンの窓からも、桜がきれいに見えます。 それなのに今日の出席は過去最低の人数です。新年度が始まったばかりなので仕方ないのかもしれませんが、ちょっと寂しい朝会となりました。 景気づけと言っては何ですが、普段は一番最後にそっと紹介する遠藤をトップバッターにしました。 遠藤陽子 鰐部祥平 レニングラード包囲戦の中、ラジオ

東京大学で知の最前線に挑み続ける6人の研究者へのインタビュー集である。インタビュイーの顔ぶれは、以下の通り。 ・素粒子物理学:村山斉 ・植物病理学:難波成任 ・イスラム政治思想:池内恵 ・情報通信工学:江崎浩 ・西洋経済史:小野塚知二 ・有機合成化学:井上将行 これほど幅広い分野の一流研究者の研究エッセンスを引き出すことは容易ではない。しかし、本書では元マッ

イケそうでイケない。 別にイヤらしい意味ではなく、そういう絶妙な距離感にあるのが「秘宝館」という存在であると思う。興味はあるのだが、わざわざそのために足を運ぶほどの気にはなれない。かといって何かのついでに行くというには、あまりにも不自然な場所にある。 だが、本書によると、そう悠長なことを言っている場合でもなさそうである。かつて北海道から九州まで少なくとも20

昨日からOAが始まった NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険」 。HONZではそれに先駆け、同時発売される書籍『 人体 ミクロの大冒険 』(角川書店)の一部を、放送内容に合わせる形で、連載していきます。 第2回のテーマは、成長とは何か 〜誕生から思春期まで〜。最新の映像技術によって描き出された、細胞の”実像”。私たちの誕生を支えているのは、一体細胞のどのよ

真っ青な空に燦々と降り注ぐ太陽。コバルトブルーに輝く海。先日、沖縄の素晴らしさを感じて心の底から浄化され、ガジュマルの木々の声が身体の隅々にまで沁みわたる経験をしました。自然が語る言葉を聞くことが出来たら、どんな想いを伝えてくれるのでしょうか。 都を発展させていくために山を削る人間と、山々で静かに生き続ける神と妖が共に生きるために必死に駆け抜ける物語。神様に

日本一小さな大学院、慶應SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)のPR本である。しかし、PR本でありながら、とても面白いし、またストンと腹落ちするのだ。これから社会に巣立とうとしている若い皆さんはもちろん、社会人にも本書の一読をお薦めしたい。この本には、明日の仕事にすぐにでも役立つ考えるヒントがたくさん散りばめられているのだから。 システムデザインとは

本日から全4回に渡り、 NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険」 という番組が放送されます。HONZではそれに先駆け、同時発売される書籍『 人体 ミクロの大冒険 』(角川書店)の一部を、放送内容に合わせる形で、連載していきます。 この番組の目玉は、何といっても「細胞という単位から私たち人間の実像を見る」という試み。第1回は、それを可能にしたバイオイメージング

HONZ事務担当となり、早一年が経ちました。この一年にHONZで変化したことと言えば、田中大輔の酒量と代表・成毛眞のウエストくらいでしょうか(どう変わったかは推して知るべし)。 私はと言えば、相変わらず一人で原稿を仕上げることも出来ず、編集長・土屋敦や内藤順の手を煩わせてばかり。これからもこの溢れんばかりの初々しさを失わずに生きてゆきたいと思います。 それで

本書は子を持つすべての親と、教育者にこそ読んでほしい物語である。主人公はジャイコブ・バーネット、この5月に16歳になるアメリカ人の少年だ。ジェイコブ君はただの少年ではない。9歳で大学に入学し、専門は数学と宇宙論。IQは170を超えるという。いわゆる天才少年なのだ。 しかし、このジェイコブ君は何万人に1人の割合で生まれるといわれる、いわゆる知的早熟児ではない。

『踊る! ブラジル -私たちの知らなかった本当の姿-』は、2001年以来ブラジル全土を取材し続けてきて、ブラジルで写真集も発表した実績のある、ニューヨーク在住のフォト・ジャーナリスト田中克佳氏によって解説された、ブラジルの真の姿を紹介した本です。 ……と書くとなにやら堅苦しい感じですが、じつは編集担当者である私とこの田中克佳とは、高校3年間同じクラスだった悪

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書として全米ベストセラーとなった書籍『 第五の権力―Googleには見えている未来 』。最終回である第5回は、著者たちが思い描く未来について。 グーグル、フェイスブック、アマゾン、アップルなどの最先端の技術プラットフォームは、世の中の人たちが思っている以上に強力だということ、またこれらプラットフォームがさまざまな社会

HONZの全12回に渡る連載 でも大好評を博した、佐々木俊尚さんの『家めしこそ、最高のごちそうである。』(マガジンハウス)。発売早々に重版が決定したこの書籍を、HONZ会員の方30名様にプレゼントいたします。 HONZのコアな読者の方には、「 あの焼きそばの本 」と言った方が話が早いかもしれません。ただし念の為付け加えておきますが、この本「焼きそば」の話だけ

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書として全米ベストセラーとなった書籍『 第五の権力―Googleには見えている未来 』。第4回はデジタル新時代の戦争や復興、そしてテクノロジーが果たす役割について、著者が現地に赴き、肌で感じたこと。 私たち2人が初めて会ったのは、2009年の秋のことだった。 バグダッドにいた私たちは、 テクノロジーを社会の復興に役立
HONZ会員システムをリニューアルしました。 これまで通りメールマガジンをお届けさせていただくほか、以下のサービスがご利用いただけるようになります。この機会にぜひご登録いただければ幸いです。 また、 既にHONZ会員登録になられている方も (2014年3月26日以前)、メールマガジンはこれまで通り配信されますが、その他のサービスをご利用される場合に パスワー

人に料理を振舞うのはいい。どんなに忙しい仕事の最中でも、いったん気持ちをリセットしてくれる。次の手順、食材の量、味の塩梅、盛り付け方、そんなことだけを頭に浮かべ、どうやったら美味しくなるか、食べる人が楽しんでくれるか、それを考えるだけで心が弾む。 しかし、それも仕事となると別だろう。自分のお店や自宅でなく、呼ばれた先で賄わなくてはならない出張料理人ともなれば

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書として全米ベストセラーとなった書籍『 第五の権力―Googleには見えている未来 』。第3回のテーマは、デジタル新時代に起こる「パワーシフト」について。 国際社会に目を向ければ、情報通信技術の普及が及ぼす最も重大な変化は、 国家や機関に集中していた権力が分散して、個人の手に渡ること である。 歴史を振り返ると、これ

大野「こういうレールの上をあるけば生きていけるとか、このとおりにすればうまくゆくとか、そういうモノゴトは儚く崩れ去っていきました。「今までとは違う」時代をどうやって生きるのか。社会の仕組みをどう変えるのか、自分たちで考えなければならないと言われ続けてはいるものの、いまだにその手がかりすらつかめません。いつも、混沌の最中にいる感覚があります。」 開沼「振り返っ

これまでさまざまな学者や評論家がリーマンショックについて解説しており、「住宅ローン基準の緩和に伴うサブプライムローンが、、、」といった抽象論は耳にたこができるほど聞かされている人は少なくないだろう。 私自身そんな大勢の一人で、今更リーマンショックの顛末にあまり興味はなく、本書を手にとったのは、「フィナンシャル・タイムズ」「エコノミスト」両紙の2009年ベスト

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書として全米ベストセラーとなった書籍『 第五の権力―Googleには見えている未来 』。昨日に引き続き、第2回をお送りいたします。テーマは「コネクティビティ(ネットワークへの接続性)」が私たちにもたらすものについて。 テクノロジー業界の経験則であるムーアの法則によれば、プロセッサチップ(あらゆる電子機器の根幹をなす小

米国ユタ州の砂漠の町モアブに、10年以上まったくお金をつかわずに暮らしている男がいる。スエロと名乗る彼は、50歳をすぎた現在でも、月の半分以上は野草やごみ箱から拾った物を食べ、人里はなれた洞窟に寝るという穴居生活を送っている。本書は、スエロの旧友でもあるノンフィクションライターの著者が、リーマンショックを機に、資本主義の煩わしさとは無縁の世界に生きる彼の元を

グーグル会長・エリック・シュミット氏初の著書として全米ベストセラーとなった書籍『 第五の権力―Googleには見えている未来 』。HONZでも2度にわたりレビューが出たこの書籍の序章を、今日から5回にわたって掲載していきます。 2025年、世界人口80億人のほとんどが、オンラインでつながる「デジタル新時代」において、私たちの暮らし、仕事、社会、政治、国家はど

新刊・話題書コーナー。それは、店の入口付近で、その時々の売れ筋商品(最も「旬」の商品)を展開している、書店で一番目立つ売場のことです。今月は、当店の新刊・話題書コーナーにおいて最近存在感を増している「日本語」に関する数多くの新刊の中からいくつかご紹介させて頂きます。 春は、敬語の使い方に関する本がよく売れる季節です。今、当店で一番売れている本がこちら!新社会

12万人。2006年から6年続いた カルデロン 政権下、メキシコ麻薬戦争によって失われた命の数である。異常なのは犠牲者の数だけではない。用いられる武器、残虐性も想像を超えている。けん銃やマシンガンは当たり前、手榴弾も決して珍しくはないという。メキシコが直面しているのは、マフィアたちの抗争や縄張り争いなどという言葉では片付けられない、“戦争”なのだ。 敵対集団

3月も半ば、卒業式シーズンですね。 甥っ子がこの春、高校を卒業しました。ついこの前まで、庭の植木鉢を一つ一つ持ち上げては、這い出してきた虫に「ミミズさん、こんにちは!」と挨拶をしていた子が大学生とは……。 時のたつのは早いものです。編集長・土屋敦がめっきり酒に弱くなったのも無理はありません。私も飲めるうちに飲んでおこうと思います。 それでは今週献本いただいた

JTBパブリッシングでは『 るるぶ情報版 』をはじめとする旅行ガイドブックや創刊87年を誇る月刊誌『 JTB時刻表 』などを発行しています。『るるぶ情報版』はおかげ様で、通巻4000号を突破し、「発行点数世界最多の旅行ガイドシリーズ」としてギネス世界記録 TM にも認定されました。 また近年はWEBやモバイルでの旅行情報サービスの展開、さらには電子書籍事業に

花粉症、喘息、アレルギー、自己免疫疾患、現代に生きる我々を脅かす数々の病。これらを解決する鍵は寄生虫にあった!しかもその原因は、特定の寄生虫の「存在」が引き起こしているのではなく、「不在」によって引き起こされていたのだという。 表紙のアメリカ鉤虫のカバー写真に首根っこをつかまれ、膨大な資料に基づいた「寄生虫視点による世界史」の筆致に目を見開かされ、最後はアメ

昨年の6月、 「カールシュタイン城夜話」の書評 で、僕はクプカの歴史物語三部作の残る2作、「スキタイの騎士」と「プラハ夜想曲」を早く読んでみたい、と書いたが、1年も経たずしてその望みが叶えられることになった。出版元である風濤社に深く謝意を表したい。そして、何よりも嬉しいことに本作も面白さにかけては前作に勝るとも劣らないのだ。しかも本書は「スキタイの騎士」と「

表紙には、マンハッタンのクライスラービルを、窓に手をあてて眺めている少年がいる。しかし、よく見ると彼の右手にはマジックが握られ、窓ガラスには数式がびっしりだ。 野球帽を逆さにかぶった少年の名前はジェイコブ・バーネット。ジェイコブ君は8歳で大学レベルの数学、天文学、物理学のコースを受講し、9歳で大学に入学した、言わば天才少年である。窓ガラスの数式は、大学入学直

文を書いている人なら、おそらく、自分の書いたものを、花切れのついた本として出版したいと思っている人は多いにちがいない。 花切れって、なに? 以前、HONZで(私が知らない)「花切れ」を語った時のメンバーの目の輝きといったら、そりゃもう、プリキュアもびっくりであった。そして今回本書を読んで、遅ればせながら私も「書物」、モノとしての本の世界に俄然興味がわいてきた

梅の花が咲きはじめ、暖かい日が増えてきました。 書店員的感覚で言うと、赤本の販売ピークを終え、辞書の展開を広げて、小学1年生の大展開を始めると、春がもうすぐそこまで来たなぁ、と実感します。大学入試のシーズンが終了しつつある今、赤本コーナーはまた販売ピークを迎えるまで、難関大と地元の大学のものに絞って小さな展開になります。そんな小さな展開にした場合でも絶対に切

神話上の生き物で ユニコーン と呼ばれる一角獣がいる。その神秘めいた存在は欧米社会を始め、世界中の多くの人々に今なお愛され続けている。 ユニコーンの存在は比較的最近まで信じられており、昔の科学者も実在の生き物として野生生物図鑑などに収録していた。その角には解毒の作用があるといわれ、王侯貴族の間で大変な高値で取引されていたという。その螺旋状に巻き上げられた、美

東日本大震災の津波により、すべてが流されてしまった宮城県山本町。そこではいま、最先端の技術を用いたイチゴ農場が運営されている。iPadやMac Book Airで水や温度の管理をし、働く人はセグウェイで移動し収穫をしている。そんな最新鋭のIT技術と、ベテランのイチゴ農家の知恵が融合してできたイチゴは、伊勢丹新宿店においてなんと1粒1000円!で売られていると

BMC、ビルマニアカフェ という団体をご存じだろうか。「月刊ビル」というリトルプレスまで出版している1950~70年代ビルを偏愛する5人グループで、大阪を中心に活動。 参加する設計士の高岡伸一氏は『 大大阪モダン建築 』を上梓するなど近代建築への関心で知られ、岩田雅希氏は東京R不動産と提携する大阪R不動産の運営元、株式会社アートアンドクラフト所属のリノベーシ

先日HONZ有志で歌舞伎を観に行きました。私は歌舞伎は初めてだったのですが、隣りの席から「イヤホンガイドに頼るな!イマジネーションを働かせ、感じたままに受け止めろ!!」とか何とかうるさく言ってくる内藤順をよそに、思いのほか楽しむことができました。 さて観賞後は当然宴会……と思いきや、まだ陽も高かったせいか、出口にてあっさり解散。 落胆した私は同じく失望の色を


インフォームドコンセントの世の中になって、お医者さんはたいへんだ。相当時間をかけて説明しても、頭のなかに『?』しか残らない患者さんや患者さんの家族がかなりの割合でおられるにちがいない。 医業を営んでいないといっても、医学部を出ているので、近所のおばばとかに病気の相談をされることがある。どのあたりの基本的なことから、どの程度の詳しさで話をしたらいいかが難しい。

弱小野球部のユニークな戦略と部員の素顔をどう描き、いかに読者に伝えるか。難度の高いこの命題に挑んだ「チーム・ヒデミネ」を野球にたとえるなら……。 1回表に、1番・巧打者「小説新潮」編集者葛岡がきわどい球を選んでフォア・ボール、2番・出版部単行本担当ベテラン今泉の鮮やかな三遊間ヒット、3番・指名打者髙橋秀実が豪打のポテン・ヒットで満塁、知将青木秀憲監督(開成高