
【連載】『家めしこそ、最高のごちそうである。』 第5回:健康的な食生活はだれでも送れる
稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。新聞記者時代の激務による影響で体調を崩した佐々木さんは、断食を経験することによって日常生活を見直すきっかけをつかみます。第5回は、断食体験以降に考えた、これからのライフスタイルについての話。 断食体験以降、私の中で生活に対する姿勢や家庭料理への考え方、ライフスタイルなど、さまざまなことが変わりました。 わたしの日常
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稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。新聞記者時代の激務による影響で体調を崩した佐々木さんは、断食を経験することによって日常生活を見直すきっかけをつかみます。第5回は、断食体験以降に考えた、これからのライフスタイルについての話。 断食体験以降、私の中で生活に対する姿勢や家庭料理への考え方、ライフスタイルなど、さまざまなことが変わりました。 わたしの日常

学問においていちばん大事なのは、問題をどう解くかではない。どのような問題を設定するかである【アルキメデス】。 アルキメデスが言ったというのはウソだけど、どういう問いかけをするかが重要というのはホントである。この本が問いかけるのは、ドーナツを穴だけ残して食べることができるか、という哲学的命題だ。この、まったくどうでもいい問題を聞いておもしろがれるかどうか、で、

このタイトルとカバーの写真……縄文人に「なる」といきなり言われても、いったい? 緊張感があるような、まったくないような、私もよくわからない。のだけれど、淡々と縄文人のライフ・スキルを紹介するこの一冊、まったくもって本気なのである。 サブタイトルに「縄文式生活技術教本」とあるが、章ごとに「火」「石」「角」「土」「木」「衣」「食」「住」と分けられており、それぞれ

稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いた。第4回は、家庭料理の今。バブルによって外食が進化した後、意外な場所で伝統的な家庭料理が復活していた。 バブルが盛り上げたのは外食の美食でした。イタリアンやフレンチ、そして和食でも美味しいお店がたくさん開店し、伝統的な日本酒も復活してきました

『聖書』『コーラン』『種の起源』『資本論』『アンネの日記』……。名前は聞いたことがある、でも読んだことはない。大抵の人はそう感じるのではないでしょうか。 本書は、池上彰氏が『世界を変えたと考える10冊の本』を取り上げ、概要や社会に対する影響力などをコンパクトにまとめた一冊。最初に取り上げられる『アンネの日記』について、池上彰氏はこう主張する。この本が存在する

FBIとはFederal Bureau of Investigationの略称であり、日本語では連邦捜査局となる。その名前や映画で伝えられるイメージから、FBIをアメリカの州をまたがる凶悪犯罪を担当する警察、と考えている人もいるだろう。ところが、FBIの主たる目的はその誕生から今日まで、秘密諜報活動にあると著者はいう。 CIAとは異なり 、FBIには犯罪を取

久しぶりに雪のない週末を迎えました。それにしてもこの冬は雪が多いですね。実際には降らなくても「雪」という予報が出るだけで飲食店の客数は激減するそうですので、お店をやっている方は大変です。 「それじゃあひとつ売上げに貢献を」ということで、先日飲みに行った際、いつもより少ぉ~し多めにアルコールを摂取したところ、帰りに駅の飲食街のトイレで眠りこけてしまい、閉店時、

稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いた。第3回は、1970年代の外食を振り返ります。 では、このころの外食はどうだったのでしょうか? 1970年代は私はまだ10代で田舎に住んでいたので、東京の大人が行くようなハイブローな店はまったく知りません。たまの週末、家族での外食というと、い

この地球上で、国家のリーダーとしての視点から”今”を語れる人というのは195人ーーすなわち世界の国の数と等しいだけの人数が、少なくとも存在する。それでも、その言説の多くは現実空間のものに限定されてしまうであろう。 これを仮想空間に置き換えて考えてみると、どうなるだろうか。国家規模の広い視点から”今”を語れる人というのは、世界に数人しか存在しないのかもしれない

かつて書物には、クロニクル(年代記)という分野があった。廃れて久しいものがあるが、珍しく本格的なクロニクルに出会った。それが本書である。1,000ページ2段組みの大作ではあるが、これがなかなか面白くて、一気に読ませてしまうのだ。扱う時代は14世紀後半のヨーロッパ、主人公は、ピカルディーのクシーの殿、アンガラン7世(1340~1397)である。この半世紀は、ペ

稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いた。第2回は、1970年代の家庭料理を振り返ります。 わたしは1961年生まれで、52歳になります。キリの良い年に生まれたため、70年代が思春期、80年代が20代、バブルのころは20代後半で新聞記者でした。そして「失われた二十年」を30代後半か

2 014年もまだ10か月残っているけれど、はやくも今年のベストと思われるビジネス書と出会ってしまった。『決定版カーネギー 道は開ける』だ。この本が1冊あれば他の自己啓発書はいっさい必要ない。そう断言してもいいと思える1冊である。この本には世界の真理が書かれている。自己啓発書は湯水のように毎年たくさん発売されているが、そういった本をたくさん読むよりも、この本

「朝から競馬の話か」と思われそうだが、確かに競馬関連の本である。新書サイズだが、講談社新書でも集英社新書でも光文社新書でもない。もちろん岩波新書でも中公新書でも新潮新書でもない。競馬王新書である。インテリジェンスあふれるHONZ読者に、開かれたブラウザを全力で閉じられそうな展開だが、待って欲しい。巻末の用語集を読むと「厩務員」や「凱旋門賞」がある。競馬王新書

とても興味深い本だ。作者は、コペルニクスの地動説を揺るぎないものにした2人の知の巨人を、2人の交換書簡を媒介にして、その素顔を見事に浮かび上がらせた。僕たちの社会常識では、「それでも地球は動いている!」と「ピサの斜塔でおこなわれたことになっている実験」が(どちらも、恐らく創作だが)「執拗に生き続けている」ため、ガリレイは天文学の父として令名赫赫たるものがある
本日2月20日より、「 NewsPicks(ニューズピックス) 」へのコンテンツ配信がスタートしました。 HONZサイトでは、現在アクセス者の半数以上がスマートフォン・ユーザーになっているほか、いわゆるニュースキュレーション系サービスからのトラフィック増加も著しいです。 これを受け、より多くの方に利便性の高い環境でHONZ記事を閲覧いただくため、NewsPi

2月27日に佐々木俊尚さんによる著書、『 家めしこそ、最高のごちそうである。 』が発売されます。稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。HONZではその発売に先駆け、いち早く書籍の内容を、全12回の連載形式でお届けいたします。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いたー この連載のメッセージは、たいへんシンプルです。ひとこ

本書は、中国とインドに出現しつつある巨大な消費者層についての本だ。個人的には「消費者」という単語に「働く人」の対極のような印象を持っていたが、今回改めて、夕飯の買出しに来た人は働いていないのか、などと考えていたら怪しくなった。「消費」という響きが私に与える楽しさ、これはいったい何だろう?「消費」を自己表現と考えれば、時には「生産」で発揮できない本人の意思だと

書店員の頭を年がら年中悩ませるものの一つが「フェア」です。季節も時代もどんどん移り変わっていく中で、その時その時どんな本をどんなテーマで集めるか。ネタ切れで苦しむことも多いですが、本屋に足を運んで下さるお客様を驚かせたい、楽しんで頂ける棚にしたい、という気持ちで考えています。今回は、3月に当店で行う予定の「土と食べもの」フェアから、本を3点ご紹介させて頂きま

社会 / HONZブックマーク
本日(2月18日)講談社現代新書より、裁判官たちの精神の荒廃と堕落を描いた『絶望の裁判所』が刊行されます。外部には知られることのない「法服の王国」で、現在何が起きているのか。最高裁中枢の暗部を知る元裁判官 瀬木比呂志氏(明治大学法科大学院専任教授)への待望のインタビュー第2弾!(インタビュー第1弾は こちら ) --先日のインタビュー記事公開直後(現代ビジネ

現在、HONZが怒涛のキャンペーンを張っている作品がある。それが本書、『殺人犯はそこにいる』だ。 野坂美帆 。 内藤順 。 仲野徹 。さらに、マンガHONZの山田義久もそれぞれの立場から本書をレビューしている。また、栗下直也が 著者インタビュー を行っている。 ここまでレビューされているのだから、もういいじゃないか?そんな思いも少しはある。しかし、本書にはそ
おかげさまで「読みたい本が、きっと見つかる!」のHONZは本年1月のサイトリニューアルも無事に完了し、愛読いただいている読者数も順調に増加しています。 HONZが厳選して取り上げる本の範囲も広がり、新刊が発売される前に著者や出版社の皆様から新刊情報をいただくことも多くなってきました。もちろんHONZメンバーは引き続き、書店店頭や本関連のサイトで、本当におすす

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2月18日に講談社現代新書より、裁判官たちの精神の荒廃と堕落を描いた『 絶望の裁判所 』が刊行されます。著者の瀬木比呂志氏は、明治大学法科大学院専任教授で元裁判官。民事訴訟法のスペシャリストとして知られ、専門書のみならず、小説や芸術論の著作も多い。最高裁中枢を知るエリートでもあった瀬木氏はなぜ法服を脱ぎ、日本の司法に警鐘を鳴らす問題作を執筆したのか? 背景に

毎日寒いですね。寒いと休みの日はつい部屋に閉じこもりがちになり、その片付いてなさにうんざりする…。そんな中で出会ったのがこの本! 「もし、あなたの家が、片づけても片づけてもまたすぐ散らかってしまう家だとしたら…それはあなたの責任ではありません。おそらく、あなたの家を設計した人の責任です」と帯文にあるのですが、決して全国の設計士さん達に責任転嫁し「片付かないの

シェール革命が世界を変えるって本当? ここ2、3年、米国のシェール革命に関する報道を、少々信じられない気持ちで追っていました。長年エネルギーのニュースをウォッチしてきた経験からすると、エネルギー関係で劇的に注目を集めた新しい技術は、数年すると熱気が冷めて、世界を変えることもなく、通常の地道な技術開発路線に戻っていくことが多いのです。 でも、今回は技術ではなく

ソチオリンピックが盛り上がっていますね。とても私と同じ生き物とは思えない選手たちの活躍に、ただただ驚嘆するばかりです。 私は運動神経が悪いうえ寒いのがキライなので、ウィンタースポーツは一切やらないのですが、一昨年友人に誘われどうにも断りきれず、生まれて初めてスキー場に行きました。 友人たちがスキーを楽しむ間、ホテルの喫茶店で5時間ひたすら本を読み続け、非常に

最相葉月 さん、やっぱりうまい。いまさらながら感じ入った。『 絶対音感 』以来、大ファンなのである。こういうのは言い続けているといいことがある。一年半ほど前、元阪大総長である 鷲田清一 先生が最相さんと対談された時、ファンであることをご存じであった鷲田先生が、その後の食事に誘ってくださった。( 対談録はこちら:pdf ) 対談は『わが心の町 大阪君のこと』と

私が川口淳一郎さんと初めてお会いしたのは2013年9月14日、青森県八戸市で開催された講演会の控え室。 その講演会は「平成25年度 日本学術会議 東北地区会議公開学術講演会 サイエンストーク『宇宙ファミリー』」という格調高いがヤケに長い総合タイトルが付いたもので、川口さんと私は各々45分間の講演を行い、その後のパネルディスカッションにも加わることになっていた

教誨師とは、拘置された死刑囚と唯一面接できる民間人である。面接を望む死刑囚と対話し、ときに悔悟を促し、教え導く役割を負う。そしてさらに、面接を続けた死刑囚の刑の執行にも立ち会うという、過酷な任務でもある。 無報酬の「仕事」であり、多くの場合、牧師や僧侶など宗教家が、その役割を担う。そんな過酷な仕事をタダで誰がやるのか、と疑問が起こるが、宗教家にとって「教誨師

私事になるけれども、私はいま、この1年ほど続いた雑誌連載を終えたところである。すこしほっとして、この河合さんの本を手にとり、読み、解説を書こうとしている。 連載の趣旨は地球と同様に、人類もまた、もう有限の存在であると考えてみたほうがよいのではないか、というもの。最後は、人類が永遠に続くのではないとしたら、人間は今後、自分を人類の一員として考えるだけではなくて

飛行の夢に挑んだ人々の、技術開発の物語である。航空工学を専門とする著者が、飛行機技術進化の歴史を、多くの図版と少々の数式、そして科学者・技術者の人生とともに描き出す。技術発展の経緯を丹念に追うと、科学と技術がどのように共鳴するのか、技術がどのように積み上げられていくのか、そして技術がどのように世界を変えるのかが見えてくる。あるときは科学的真理の発見が技術を飛

STAP細胞の小保方さんの話題に、私もワクワクさせられました。ニュースでは、人にスポットがあたったり、研究自体にスポットがあたったり様々でしたが、私が注目したのは世に出るまでの経緯でした。一度「長年の研究の歴史を愚弄する論文である」と否定された点です。苦労して研究者としての常識を身にまとい、内向きの努力をして立身出世を目指している人から見ると、おそらくカチン

松下幸之助は、単なる日本の事業成功者ではない。彼は、日本のみならずアジアの人々から尊敬されており、事業家というよりも思想家のような存在にまで達している。 そのことを実感したのは、アジア取材でのことだ。マレーシアの首都クアラルンプールから西に20数キロ離れた港町クランにあるパナショップを見学した。主人は2代目だ。店にはパナソニック(旧松下電器)の製品が並ぶ。

本書は、イギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)ンピューターサイエンス学科の名誉上級研究員であるピーター・J・ベントリーの一般向けの科学書『The Undercover Scientist』を翻訳したものである。 ベントリーは、遺伝的アルゴリズム、進化的計算、人工免疫系、群知能などの複雑系の技術を、設計、制御、ロボット工学、ナノテクノロジー、

佐々木俊尚さんといえば、ITジャーナリストである一方で、料理の腕前も相当なものであることをご存知だろうか? お昼時になるといつも、夫人の 松尾たいこさんのFBページ には、色鮮やかな食卓の写真がアップされる。 それらを眺めながら、僕もいつかこんな風に料理の出来る男になりたいものだと、かねがね思っていた。 そんな佐々木さんが、ついに2月27日『 家めしこそ、最

本書は業種や職種によっては、いますぐ役に立つビジネス書である。最終章のタイトルは「これからの消費の主役に何を売るべきか」。その最終章にはたった780円でこんなに教えてもらっていいのかというほどたっぷりと、具体的なビジネスのアイディアが満載なのだ。 たとえば、これからのビジネスとして、ネットでの有名ブランドの中古品販売は流行るはずだ。その場合はPCサイトではな

著者の福さんと初めてお会いしたのは、今はなき(移転してしまった)本郷三丁目の喫茶店「Qino's (キノーズ)」でした。容姿端麗。快活で、絵に描いたような好青年というのが第一印象。 話の内容はもっぱらジャニーズ。当時ジャニーズJr.の筆頭だったKis-My-Ft2の魅力から「デビュー組」の直近、ジャニーズ事務所のこれから、ジャニーズが言及された文献まで、会話

2月9日(日曜日)の朝は真っ白だった。東京は45年ぶりとも言われるほどの大雪が降った。これから数日は足元が怖い。みなさん、転ばないようにどうぞお気をつけて。 さて、「今月読む本 その2」はいつものように欠席者の3冊から。コメントは本人からのものです。 新井文月 本づくりに際しての姿勢がエッセイにまとめられておりますが、本への愛情が装丁にもあふれており購入しま

みなさんはニッパチという言葉を知っていますか?小売業界でよく使われる言葉なのですが、2月、8月は消費が冷え込み、売上が落ちるという意味で使われている言葉です。売上が落ちるのは服飾業界で特に顕著なのですが、書店業界も2月、8月はなぜか売上が落ち込みます。それゆえ、出版社もこの時期にはあまり大きな新刊を仕込んでこない事が多いんですね。ただ今年は話題になりそうな大

長い間、鎖国の殻に閉じ籠っていた幕末明治期の日本は、当時わが国を訪れた外国人の恰好の好奇心の対象となった。彼らは実に多くの著述を残した。僕が覚えている「名作」だけでも軽く10指近くになる。オールコック「 大君の都 」、ハリス「 日本滞在記 」、イザベラ・バード「 日本奥地紀行 」、アーネスト・サトウ「 外交官の見た明治維新 」、ヒュースケン「 日本日記 」、

今日の東京は16年ぶりの大雪だそうで、朝から深々と降り続いています。昨日天気予報を見ながら、代表成毛眞と「ほんとにそんなに降るのかね」「怪しいもんですね」などと言っていたのですが、見事に当たりました。気象予報士のみなさん、ごめんなさい。 さて窓の外は真っ白ですが、部屋の中では近所のお花屋さんからいただいた 啓翁桜 が満開を迎え、ひらひらと花びらが舞っています