
『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』 44年後に初めて解き明かされた事件の真相!
アメリカ大統領選挙は、民主党のバイデン前副大統領が勝利宣言した。 菅首相もさっそく祝意を示し、次期大統領との関係構築に乗り出している。 振り返れば4年前は、大統領選を制したトランプのもとに安部前首相が真っ先にお祝いに駆けつけた。当時の報道を見ると、11月18日にはもうトランプタワーを訪問している。ペルーで開かれるAPECに向かう途中だったとはいえ、各国首脳の
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アメリカ大統領選挙は、民主党のバイデン前副大統領が勝利宣言した。 菅首相もさっそく祝意を示し、次期大統領との関係構築に乗り出している。 振り返れば4年前は、大統領選を制したトランプのもとに安部前首相が真っ先にお祝いに駆けつけた。当時の報道を見ると、11月18日にはもうトランプタワーを訪問している。ペルーで開かれるAPECに向かう途中だったとはいえ、各国首脳の

日本は、 地理的に遠く離れた世界一の覇権国家であるアメリカと軍事同盟を 結んでいる。 そして世界第二の大国である近隣の中国が最大の貿易の相手国だ。 現在、アメリカと中国の対立が激しさを増している。 日本の立場はまことに辛いものがある。 アメリカの機嫌を損ねない範囲で中国とも仲良くしなければ、 日本の繁栄は覚束ないからだ。加えて、 中国は理解がなかなかに難しい

「一体あとどれくらい経済成長すれば人々は豊かになれるのだろうか?」 これが本書の投げかける根源的な問いである。 この問いに対して正面から答えてきた人はどれだけいるだろうか? そして、これこそが、今、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリに代表される世界のジェネレーションZ(1990年代中盤以降に生まれた世代)やジェネレーションY(1980年代序盤から1

レーニン、トロツキー、ピカソ、マネ、ヘミングウェイ、サルトル、藤田嗣治、ボーヴォワール、後に天才と呼ばれる彼らが、まだ何者でもないころ、通いつめ議論した場所がある。パリのカフェ、モンパルナス界隈のドゥ・マゴやロトンド、モンマルトル界隈のラパン・アジルやラ・ヌーベル・アテヌなどである。 常連となった天才以前の彼らは、自分の仕事スペースを確保するために朝一番でカ

先日、東京都調布市で陥没事故があった。地下40メートル付近で行われていた道路の掘削工事との関連が取りざたされているが、原因はいまだ不明である。以来、私は大型トラックの振動で道が揺れると、その下に大きな空洞があることをイメージするようになってしまった。無論、疑心暗鬼になっているだけだ。でも、見えないものはわからない。 そんな時、本書に出会った。著者は、ニューヨ

久しぶりに料理レシピの投稿です。秋らしく、簡単なおつまみを紹介しましょう。きのこを刻んでバターで炒めます。薄切りにしたバケットににんにくを塗り(切り口をこするだけでOK)、オリーブオイルをかけ、炒めたきのことチーズをのせてオーブンで焼けばできあがり。 それでは今週献本いただいた新刊本のご紹介です。版元のみなさま、毎度ありがとうございます! ※旧住所に献本をお

「あなたがカッコいいと思う人物は?」と聞かれたら、迷うことなく漫画『MASTERキートン』の主人公、平賀=キートン・太一の名前を挙げる。キートンは、軍の特殊部隊で身につけた技術をもとに、危険を伴う保険調査員の仕事をこなしながら、考古学者になる夢を持ち続けている。物語のクライマックスで、たったひとり発掘作業に臨むキートンは本当にカッコいい。たとえひとりきりだろ

「地方は国よりも大きい」などと言うと、そんなわけないだろとツッコミが入りそうだ。でも事実そうなのである。 日本経済全体に占める地方政府(都道府県と市町村全体)の最終支出は、58兆5千億円。GDPの約11%である。一方、中央政府(国)のそれは22兆円あまり(『地方財政白書』平成30年度版)。地方政府の支出は国の2.5倍に及ぶ。 上下水道や道路などのインフラ整備

この1〜2年の間に、ソーシャルメディアがもたらすフェイクニュースの蔓延、政治利用について書かれた本が何冊も邦訳刊行されてきた。 デイヴィッド・パトリカラコス による『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』は2014年のガザ侵を取りあげ、SNSがいかに人を動員するのか、しかも多くの人は事実性よりも感情を優先して判断することを描き出していくし、ピーター・ポメラン

世の中は『鬼滅の刃』の映画公開により、鬼滅旋風が吹き荒れています。一方で、政治や経済にも大きな動きが出てきており、アフターコロナの世界を予想する本も続々発売されています。 前月に続き、先月出た本(ノンフィクション)ランキングを調べてみました。日販オープンネットワークWINから10月発売のタイトルとHONZのレビュー対象となるノンフィクションジャンルのタイトル

このところ、昔の本をいくつか読みました。300年前に書かれたモンテスキューの『 ペルシア人の手紙』 。100年前に書かれたバージニア・ウルフの『 ダロウェイ夫人』 。そしてこのたび読んだのが、150年前に書かれたサミュエル・バトラーの『エレホン』です。共通点は、いずれも初訳ではなく新訳だということ。現代の読者のために、われわれに伝わりやすい言葉でよみがえった

本は買った時がいちばん楽しい。半分本気でそう思っている。「本末転倒」「著者に失礼」とお叱りを受けそうだが、そもそも買う楽しさと読む楽しさは別物だったりする。 装丁に目をひかれ、パラパラと目を通して「これは買いだ」と確信。それを何度か繰り返し、店を出て「こんどの休日に読もう」とニヤニヤするところまでがピークだ。慌ただしい日々の中で、「週末のたのしみ」は気づけば

私たちの足下には歴史が埋まっている。 そのことを教えてくれたのが、小倉美惠子氏の傑作ノンフィクション 『オオカミの護符』 だった。 川崎市で古くから農業を営んできた小倉家の土蔵には、鋭い牙を持つ黒い獣が描かれた護符が貼られていた。祖父母が親しみを込めて「オイヌさま」と呼んでいた護符の謎を追ううちに、かつて農民たちの間で広く信仰されていた山岳信仰の世界が見えて

Hama Houseから秋のスペシャルイベントのお知らせです。11月7日(土)、”秋の食と体験”をテーマにした、スペシャルイベント 「Hamacho Autumn Session」 を開催します。 秋のお花で装飾されたおしゃれな店内で楽しめるのは、旬の食材を使用したフード&ドリンクです。季節の野菜デリやヘルシーベジロール、ゴロゴロ野

本書は、経営学者の野中郁次郎と竹内弘高による世界的ベストセラー『知識創造企業』の四半世紀ぶりの続編である。ナレッジマネジメント分野では最も重要な文献の1つとされるこの前著では、新しい組織的知識がSECI(セキ)(共同化 Socialization、表出化 Externalization、連結化 Combination、内面化 Internalization)

鷗外、森林太郎は5人の子をなし、上から順に、於菟(おと)、茉莉(まり)、不律(ふりつ)、杏奴(あんぬ)、類(るい)とそれぞれに欧風の名前をつけた。タイトルの『 類 』はLouis、鷗外の三男坊をモデルにした小説だ。 於菟は先妻の子であり、不律は夭逝(ようせい)しているので、類は3人姉弟の末っ子のように育てられた。大文豪であり陸軍軍医総監まで登り詰めた鷗外の子

『ディス・イズ・アメリカ』はTBSラジオの「ジェーン・スー生活は踊る」「アフター6ジャンクション」「荻上チキSession-22」などで放送した音楽特集から、アメリカの政治的・社会的トピックに関連する解説を抜粋し、さらに音楽メディアに寄稿したコラムや評論などをまとめた本だ。激動する近年のアメリカ社会の中でポップミュージックが何をうたってきたのか?を「グラミー

いきなりだが、問題です。さて、あなたは「ウンコ」という言葉を聞いて、どんな言葉をイメージされるだろうか。「汚い」あるいは「臭い」だろうか?「嫌い」という人はいても「好き」という人はおられないかもしれない。しかし、この本を読めば、「好き」とまではいかなくとも、「偉い」、いや、「偉かった」くらいにまでイメージアップするはずだ。 まずは第一章「ウンコとはなにか?」

2009年のノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、エリザベス・ブラックバーン、キャロル・グライダー、そしてジャック・ショスタクの3氏だった。 細胞寿命の鍵を握る染色体の先端にある連続する塩基配列、テロメア、そしてテロメアを修復する酵素であるテロメラーゼの研究成果が受賞の理由であった。このテロメアがだんだん短縮していくとついに細胞は死亡する。細胞は永遠に分裂で

今週は青森へ取材に行ってきました(感染対策をして臨んでいます)。弊社では、全国の郷土料理を紹介するWebサイト 「うちの郷土料理」 を制作しています。取材では、料理研究家の方に郷土料理を作っていただいたり、風景の撮影をしてきたりしました。 青森の郷土料理で特に大切にされているのが「けの汁」だそうです。 「小正月の時、お嫁さんが実家へ帰る際につくって家において

東京・新大久保といえば韓国のイメージが強い。韓流アイドルの関連グッズや化粧品を求めて客が押し寄せる光景はテレビでもおなじみだ。だが、コリアンタウンとしての顔は一面で、今や「東南アジアの下町」の様相が色濃くなっているというから驚く。本書では、新大久保に魅了され引っ越しまでしてしまった著者が、多国籍タウンの今を描いている。 階下から香辛料の匂いが立ち上り、民族調

書店店頭では『鬼滅の刃』旋風が巻き起こっています。映画の大ヒットもあり人気は高まる一方です。民俗学にも注目がいき、鬼についての本が売れないか期待しながらブームを見ていますが、さてどうなりますか。11月はどんなタイトルが発売されるのでしょうか。 まずはノンフィクションの予約ランキングから。2020年10月20日時点の予約受注実績から11月以降に発売になるタイト

読書には、大きく分けると外在的読書と内在的読書の2種類が存在すると言われている。外在的読書とは読書の目的が本の外部にあって、本は手段の一つというケースを指す。一方、内在的読書は本を読むこと自体が目的化しているケースだ。これをたとえは悪いが、私は薬とヤクブツのような関係と解釈している。 一般的に「本好き」と言われる人は、内在的読書を実践しているケースが多いと思

社会 / HONZ客員レビュー
民主主義が危機に瀕しているといわれて久しい。しかし、そもそも民主主義とは何であり、今何が問題になっているのか、そしてこれからどこに向かおうとしているのか、そういったモヤモヤした疑念を一掃してくれる読みやすい本はこれまでなかったように思われる。その意味で、本書は民主主義を巡る諸問題とその解決の方向性を1冊に凝縮した待望の本だ。丁寧に論理づけて語られているので、

今週はHama Houseへの出社ではなく、丸の内にいることが多かったです。というのも、弊社は丸の内に「Marunouchi Happ. Stand & Gallery」というPOPUPができるコーヒースタンドを持ち(コーヒーはもちろん、軽食もおいしいです!)、さらに「丸の内×JP 47 ストリートレストラン」や「丸の内×JP47 Featuring 宮崎県

遺伝子という単語は、個人の傑出した才能について語るときに使われることが多い。社会や個人を語る際にこの単語を使用することはセンシティブな問題をはらむが、「○○の遺伝子」という言い方には、努力では容易に到達できない才能に対する憧憬の気持ちが込められているのがつねだ。 しかし、遺伝子を単に才能や特徴など個人レベルの違いの源泉とするのは、一面的な捉え方でしかないと本

日経平均株価が史上最高値を出した1989年。日本はバブル経済真っ只中であった。この時代に最前線でがむしゃらに働かされていた都会の二十代半ばの青年たちはみな、景気はさらに上昇し、凋落の時など頭の片隅にもなかったのだ。 著者の山口ミルコさんは1965年生まれ。89年には24歳。新卒時は、まさにバブル期のど真ん中で働く保険会社の普通のOLのひとりだった。あるきっか

同性愛の「治療」を受ける男。娼婦を相手に性的興奮を得ることができれば成功だ。男の頭には電極が差し込まれており、後頭部から4本のコードが隣の部屋まで延びている。その部屋では、研究者たちが電極から送られてくる計測値を見ながら、男の快楽中枢に適切な電気刺激を与える。 まるでSFだ。しかし、未来の話としてはおかしいと思われないだろうか。現在の状況を考えると、LGBT

「全米が泣いた!」――ひと昔前のハリウッド映画の陳腐な宣伝のようだが、本書はアレックスの死によってまさに「全米が泣いた」場面から始まる。ニューヨーク・タイムズ紙をはじめ、さまざまなメディアが彼の訃報を伝え、著者のもとには多くの悲しみの声や励ましの言葉が寄せられた。 本書は、科学者の著者と、彼女の30年来の研究パートナーであるアレックスとの回想録である。……と

山村美紗の訃報は衝撃的だった。1996年9月、帝国ホテルで執筆中に心不全を起こし62歳の生涯を終えた。 超売れっ子の作家の死は大騒動となる。亡骸は京都に戻り、ゆかりのお寺で葬儀が営まれ、参列者には出版関係者はもとより、テレビ、映画関係者や俳優たちが大勢集まった。 参列者が驚いたのは「美紗さんにご主人がいた」こと。喪主は夫の巍(たかし)であった。 華やかな山村

ご無沙汰しております。まさか「今週のいただきもの」を更新する日がくるとは思いませんでした。私ごとですが実は転職をしまして、転職先がHONZの献本受付先となったので、こうしてまた記事を書かせていただいているわけです。 HONZの新たな献本受付先はこちら。 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-10−6 Hama House 301 HONZ事務局 献本

2017年から香港特別行政区行政長官選挙を普通選挙で行うという約束を、14年に中国政府が反故にしたことに反発する市民らが行った抗議活動、「雨傘運動」は、日本でも大きなニュースになった。この運動で中心的な役割を果たした組織が「学民思潮」だ。本書はこの学民思潮のリーダーのひとり、ジョシュア・ウォン(黄之鋒)による著作だ。 彼の政治活動は14歳にして始まる。香港政

日本ではあまり知られてないが、マサチューセッツ工科大学(MIT)ではSTEM教育だけでなく、人文学や芸術科目にも力が入れられている。なかでも音楽科目の人気は高く、この10年でその比重が増してきているという。本書は、その授業内容を関係者へのインタビューを交えた現地取材でまとめた、非常に興味深い一冊である。 著者は、豊富な取材経験をもつ音楽ジャーナリストである。

2020年1月に中国武漢市で初めて確認された新型コロナウィルス感染症は、瞬く間に世界中に広がった。 20年1月末、武漢から帰国した在留邦人の患者を収容した都内の病院の一つが都立駒込病院だ。1879年に感染症の専門病院として開設された経緯から、新型コロナ治療でも最前線を担っている。 1975年には、「がんと感染症」に重点を置く総合病院に生まれ変わった。高度で専

このコーナーでは「これから出る本」として、予約本ランキングを発表していますが、直前に出るなど必ずしも売れた本と予約数が比例するわけではありません。そして、世の中に対して発表されるランキングでは、上位にノンフィクションが入ってくることは少なく、ランクインしてくる銘柄もある程度発売から時間が経ったものがほとんどです。 では、先月出た本(ノンフィクション)というラ

新田次郎の 『劒岳〈点の記〉』 は、日露戦争直後の1907(明治40)年、前人未到とされ、また決して登ってはいけない山と恐れられていた北アルプスの剱岳(標高2999m)の登頂に挑んだ測量官を描いた山岳小説の傑作である。 物語は、設立間もない日本山岳会との初登頂争いの形をとりながら進んで行く。 実際はこの登攀争いはフィクションらしいのだが、剱岳が当時、未踏峰と

ビジネスパーソンにとって数学を学ぶ意義は、世間に溢れる色々な 数値を正しく読み取ることにあるだろう。ネットやテレビや雑誌に 出された数字をパッと見たとき、そのまま鵜呑みにせず隠れたから くりを見抜くには、数学の素養が必要である。 その一方で、「数学」と聞くと顔を曇らせる人は少なくない。文系 一直線で会社を切り盛りしてきた部長が、夜半に数学の入門書をこ っそり

新型コロナウイルスは私たちに人類史上初めての体験をもたらした。世界中の人々が同じ危機に遭遇するという体験である。 感染したかどうかにかかわらず、今回のパンデミックが引き起こした事態からは誰も逃れられなかった。確実にいえるのは、誰にとってもこれが初めての体験だったということだ。何が正しいのかわからないまま、私たちは右往左往しなければならなかった。だからこそ、他
出版社の皆さまへ 昨今のコロナ禍の状況から、献本の受け取りをしばらく停止させていただいておりましたが、10月より事務局の体制を再構築することとなり、献本の受け取りも再開させていただくことになりました。 献本をお送りいただく際には、以下の住所へお送りいただければ幸いです。 ◆送付先 〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-10−6 Hama House

これは、2019年9月に刊行されたKit Yates の初の一般向けの数学啓蒙書The Maths of Life and Death: Why Maths Is (Almost) Everything の全訳である。 著者のキット・イェーツは、オクスフォード大学で数理生物学を専攻し、現在はバース大学で数理生物学の上級講師をしている。オクスフォード時代には、