
なんと明るいチ〇コ本 『日本男子♂余れるところ』
『余れるところ』の平均長は8.3センチメートルらしい。ん、余れるところって?その由来は古事記にまでさかのぼる。かのイザナギが自らの男根を「成り成りて成り余れる処」と呼んでいるのだ。そして仏教では「魔羅(まら)」、すなわち修業の邪魔になるものという意味である。そんなこんなで秀実(ヒデミネ)さんは考えた。そこには真理があるはずだと。 序章 仏説男根 ぶっせつだ
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『余れるところ』の平均長は8.3センチメートルらしい。ん、余れるところって?その由来は古事記にまでさかのぼる。かのイザナギが自らの男根を「成り成りて成り余れる処」と呼んでいるのだ。そして仏教では「魔羅(まら)」、すなわち修業の邪魔になるものという意味である。そんなこんなで秀実(ヒデミネ)さんは考えた。そこには真理があるはずだと。 序章 仏説男根 ぶっせつだ

1967年、銀座にひとつのクラブが誕生した。「数寄屋橋」という、銀座の象徴のような名のクラブを仕切るのは弱冠二十歳のママ、園田静香。熊本から上京し、奇跡のようにわずか3カ月で店を立ち上げた。思い込んだらひとすじなのは、熊本生まれで、女ながら肥後もっこすの血かもしれない。 月日は流れ「クラブ数寄屋橋」はこの春50周年を迎えた。今も変わらない美貌と人気の静香ママ

今回はスマホに保存してある美しい女性たちの姿をこっそりお見せしよう。家族はもとより友人や同僚にも見せたことのない秘密の画像である。満員電車の中などでご覧の方はどうぞご注意を。 こちらがその画像である。 実はこの美しい女性たちの正体は「ラブドール」。そう、性具の一種として、あるいは愛玩用などのためにつくられた人形なのだ。 先日、渋谷で『今と昔の愛人形』展という

人文書のコーナーを歩いていたら、いきなりウルトラマンにでてくる怪獣のような格好をした人の写真が目に飛び込んできた。本を手に取ると中にさらにインパクトの大きいユニークな写真がたくさんあったので、つい本書を衝動買いしてしまった。 本書は写真集ではない。ハインという失われた祭典のことを書いた民俗学の本である。ハインという行事のことも興味深いが、それだけでなく50点

よその家の生活は気になるものだ。スーパーマーケットの買い物かごの中身や捨てたゴミの種類など、芭蕉ではないけれど「隣は何をする人ぞ」という興味は誰もが持っている。ましてや性生活ともなれば、口には出せないが興味のあるところだ。 その思いが嵩じて、アメリカのデンヴァー近郊に住むジャラルド・フースはモーテル自体を買ってしまった。屋根裏に細工し通風孔と見せかけた穴から

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!」 マリー・アントワネットが言ったとされる、この言葉は誰もが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。私はケーキを買ってきた翌日の朝に、この発言とともにケーキの写真をSNSに投稿している。ケーキを1個だけで買うのが恥ずかしく、見栄で2個買ってしまい、翌朝の朝食がケーキになるというパターンだ。 と雑談はさておき、

本書は、イギリスの湖水地方で農場を営むジェイムズ・リーバンクスの半生と、そこで生きる羊飼いの生き方や働き方をユーモアを交えて描いた手記The Shepherd’s Life: A Tale of the Lake District の全訳です。 2015年にイギリスで発売された本書は、英国内でたちまち話題となり、アマゾンのベストセラー・トップ 10入りを何度

「結局私たちは、どんなまちに住むのが幸せなのか」 センシャス・シティである。これが、本書の結論だ。 センシャスは日本語にすると「官能」、センシャス・シティは「官能都市」、艶やかな響きである。官能という言葉から、反射的にポルノチックなニュアンスが思い浮かんでしまう。しかし、官能の本来持つ意味を調べると、「感覚器官の動き」である。まず、センシャス・シティが夜遊び

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞とともに、ある一冊の文庫が突如脚光を浴びた。浅草一帯に勢力を張った伝説の博徒、伊地知 栄治の生涯を描いた『浅草博徒一代』である。授賞式を間近にひかえた11月、本書はついに緊急復刊。まるで予言めいた一文も記されている、2006年8月1日刊行時の文庫解説を特別に掲載いたします。(HONZ編集部) 本書は1906年に宇都宮に生まれ

メメント・モリとは、ラテン語で「死を忘るるなかれ」という意味の言葉だが、時代によってとらえ方が異なるという。ローマ時代などは、「どうせ死ぬなら陽気に生きよう」といった意味合いで使われていたそうだ。それがやがてキリスト教の普及により――死後の世界である天国や地獄のイメージが詳細になるにつれ――「現世で手に入るものなど空しいものばかりである。それよりも神の御意志

まずはこの動画を見てほしい。 TOKYO CULTURE STORY|今夜はブギー・バック(smooth rap) in 40 YEARS OF TOKYO FASHION & MUSIC|presented by BEAMS この動画は公開されるやいなや、SNSを中心に話題となり、既に再生回数は700万回を超えている。制作をしたのは「TOKYO CULTU

肉。ああ、なんて魅惑的な響き! 焼きたての熱々をほおばれば、じゅわっと脂がとろけて、たちまち脳内はあふれ出る幸せホルモンの大洪水や~!! じるるっ。 おっと、よだれが。失礼しました。日本人がこういうときに想像するのは、やっぱり牛肉? 北海道の人ならヒツジかな? でも、世界では「まさかのあんな動物」や「かわいいこんな動物」も、肉です。食材なのです。 本書は3年

変なかたちの本なんである。そして、やたらとたくさん、韓国料理の写真が出ているんである。発行元は「国立民族学博物館」。115項目にわたって、隣の国の「食」についてまとめられている。そういえば、知っているようで知らない韓国のごはん。たとえば、韓国ドラマで食べていた「ワカメスープ」はなんだったのか? 変なかたちのこの本、幅220ミリ×高さ185ミリで、普通よりも幅

著者の井上雪さんは、地元・金沢を精緻に描くことで知られた作家だった。本書は金沢の「廓」という装置の中で精一杯がんばって生きた、1892(明治25)年生まれの山口きぬさんの生涯を描いたノンフィクションだ。 廓の脇を流れる浅野川の緩やかな流れ、瓦屋根の低い家並み、夏は打ち水され、冬は粉雪を掃いた箒目が見える置屋や料理屋の玄関先、三味線の音色、艶やかな着物の芸者た

北欧諸国といえば、税金は高いが充実した福祉が存在し、経済は概ね堅調でしかも労働時間が短く、民主的で腐敗の少ない政府を持ち、そのうえ、シンプルでオシャレな家具が溢れる地上の楽園というようなイメージ゙があるのかもしれない。実際に英国にあるレスター大学の心理学部の「人生の幸福度指数」という調査では、デンマーク人が人類でもっとも幸福な国民に選ばれている。2011年に

別世界、別次元を楽しむための小説の一節に不意にドキッとさせられることがある。「これ今、私の目の前で起こっていることじゃん!?」「あの生意気小僧、この主人公にそっくりだな。」「あのおばさんも確かにこんな感じだった。」「これ今の日本の状況と同じだな。」 フランス文学の面白いところは100年以上前に他国で書かれたものなのに、現在の日本を正確に捉えていて、現実世界と

「ケルト」という言葉は、紀元前600年頃に古代ギリシア人が、西方ヨーロッパに住む異文化集団を「ケルトイ」 (よそ者)と呼んだことに由来する。只、ケルトという言葉は知っていても、その内容を聞かれて正確に答えられる人は少ないのではないだろうか? 現在、ケルトという言葉は、インド・ヨーロッパ語族の語派のひとつであるケルト語派(アイルランド語、ウェールズ語、ブルトン

昭和34年8月、京都市北部の山中。かねてから催していた便意が高まり、山道を急ぐ男の姿があった。彼こそは本書の著者・山本素石(1919-1988年)。稀代の渓流釣り師として知られ、数多くのエッセイや紀行文を遺した。その素石のもう一つの功績は、ツチノコ探索隊ノータリンクラブの会長として世間にツチノコの存在を知らしめたことである。そのきっかけとなる瞬間が、今まさに

渾身の書である。1938年に生まれた著者は、55歳でアイルランドを訪れて、「世界で最も美しい本」(ケルズの書)に魅せられた。その頃、テンペラ画を習い始めていた著者は、ケルズの書の全装飾ページ22葉の復元模写を思いつき、15年間6088時間をかけて模写を行った。本書はその全ての記録である。 ところで、ケルズの書とは何か。それは、8世紀の末にスコットランドの西方

「いま、ここ」に真剣に生きる。 そのような当たり前の事実をアドラー心理学やマインドフルネスで説かれる。わかっちゃいるけど、実践できないのは、ついつい過去を悔やんだり、不確実な未来に思い悩むからである。一方で、リスクを出来るだけ最小化するために予測可能性を高め、テクノロジーが予見する世界像を理解・共有しながら、未来の解像度を高めようとする。そうして、現在と未来

私は、大塚ひかりさんには恩を受けている。大塚さんの仕事の中に、ひとりで全訳をした『源氏物語』(ちくま文庫)があるのだが、その本のおかげで私は初めて『源氏物語』の全巻を読み通すことができたのだ。 それより前には、いろんな作家の現代語訳で挑戦したのに、ついにすべてを読み通すことができなかった。谷崎潤一郎訳では、全10巻のうち第1巻(「若紫」まで)しか読めなかった

「ディストピア」とはユートピアの反対語。理想郷じゃない場所のことだ。「日本スゴイ」ならユートピアなんじゃないの?と思いながら読みはじめると、戦時下に行われたプロパガンダによって洗脳された日本人の姿に戦慄させられる。言葉の力は強大だ、プラスに働いてもマイナスでも。 本書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日本スゴイ」本の中から「日本主義」「礼儀」「勤

14億人もの人が箸をつかっている。しかも、ほぼ毎日である。一度ではない、2、3回は使う。ここまで頻繁に利用する道具はそう多くはない。 だいたい物心がつく前後から箸に慣れ親しみはじめるが、主に教わるのは正しい箸の持ち方としつけである。矯正用の箸を使って、持ち方を叩き込まれる。「指し箸」「迷い箸」「刺し箸」などやってはいけないマナーを厳しく教えこまれる。 そうし

大修館書店の「あじあブックス」にはキラリと光る好著が少なくないが、虫と人とが織りなすめくるめく物語を論じた本書もその1冊である。 古来、虫は生き物の総称で、万物が五つの元素からなるとする五行説に従い、中国では全ての生き物が五虫に分類されていた。羽虫(長は鳳凰)、毛虫(長は麒麟)、甲虫(長は霊亀)、鱗虫(長は龍)、倮虫(倮は裸に同じ。長は人間、特に聖人)である


高野秀行といえば、押しも押されもせぬ未確認動物探索家である。まぁ、そのような探索家をまともに名乗る人はそうそういないので、名乗ったが勝ちという気がしないでもないが、なにしろ第一人者である。『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をはじめ、それに関する書物も出版しているので、決して「自称」ではなく、れっきとした未確認動物探索家なのである。 この『未来国家ブータン』

こわいくらいに透き通ったアイスグリーンの海が真っ青な空に映え、小さな島の真ん中に立つ白い灯台が、週3便しかない小型貨客船のエンジンの振動につれて、少しずつ近づいてくる。 「すごいかもしれない、もしかして、すごくいい島かもしれない!」 1997年、夏。「沖縄離島情報誌で、たまたま最初に開いたページの島に行ってみよう」――そうして私が出かけたのが、西表島の北に浮

タイトルの「されど」が良い。人には仕事や趣味、家庭、習い事などいろいろあり、エロは「しょせんエロ」とされがちだ。だが、結局、人生はエロに行き着く。エロは人生の主食にはならなくても、副菜ではないのだ。 週刊文春の人気連載コーナーの書籍化第二弾。大概、シリーズものの第二作は映画にせよドラマにせよ小説にせよコケる。連載物の書籍化も勢いが落ちるのが定番だが本書はそう

やっと終わった。文庫の作業が終わったという意味だけではない。ふだんは見ないようにしていながらも、部屋の片隅にずっとうずくまっていた童子のような存在と向かい合い、やっとうちから出ていってもらうことができたような感覚に今私は浸っている。自分の仕事を褒めるのは抵抗があるが、いい内容だと思う。その満足感、責任を果たせたことの安心感に浸るとともに、童子がいなくなったこ

本書は北朝鮮系の人々を描いたノンフィクションである。北朝鮮、といっても、日頃の報道番組が扱うような、政治的な話にフォーカスしたものではない。スポットライトが当てられているのは、北朝鮮に暮らしていたり、北朝鮮にルーツをもつ、いたって普通の人たちだ。ふだん知られることのない彼らの日常が、本書では実にいきいきと語られている。 ベールに包まれている北朝鮮系の人々にア

ある朝、著者は携帯メールの着信音に起こされる。 2011年3月11日――。 彼女はアメリカ人だが母親は日本人、子どもの頃からしばしば母に連れられて日本を旅してまわった。福島県いわき市で禅寺を営む親族もいる。 メールはアメリカにいる著者に、日本での地震を伝える友人からのものだった。幸運にも、いわき市の親族は無事だった。だがそれがわかるまでの間、不安にかられてイ

東日本大震災から5年。この「5年」というのは一つの区切りの意味を持つようで、関連図書の出版が相次いでいる。その中でも注目の本が東北学院大学、金菱清ゼミナールが行った「震災の記録プロジェクト」をまとめた本書である。このゼミの学生と指導教官である金菱清が、被災地における問題が生存(survive)から、生活(life)にシフトしようとしている2013年から始めた

サンマ、アジ、キンメダイ、伊勢エビ、ウニ。真夜中、港に水あげされた魚介類がトラック約8000台で運ばれてくる。 これまで約80年にわたって日本人の食を支えつづけた世界最大規模の魚市場、築地市場。その全貌を、本書は水彩のイラストとともに解説している。物品の搬入、競り、仲卸、マグロ卸などひとつひとつの流れが丁寧に説明されているので、自分たちの食卓に魚はこうして届

世界有数のエンターテイメントの街、ラスベガス。100年前にはたった数十人しか住民のいない小さな町だったが、今では毎年4,000万人以上もの観光客数が訪れ、沖縄の約6倍もの集客力を誇る世界有数の観光リゾートだ。しかも温暖な気候・海・歴史など豊富な観光資源に恵まれた沖縄とは違い、あたり一面砂漠しかない枯れ地に位置するラスベガスは、カジノとエンターテイメントだけで

2015年のHONZが、全力でレコメンドする『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。あらためて冷静に振り返ると、この本に関しては何から何までヘンである。 真っ先にレビューを書いた 塩田春香は、 朝会で紹介した時 から様子がヘンだったし、続いて レビューを書いた仲野徹 はいつもと変わらぬように見えるが、元々ヘンな人である。強烈なキャラクターを誇る藤原隊長、そして若き日

HONZが全力でレコメンドする『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。ついには復刊へと導いた、担当編集者が登場。一風変わった人物ばかりが登場すると話題の本書だが、担当編集者までもが一風変わった人であったようで...。(HONZ編集部) 関連記事はこちらから → レビュー第1弾 、 レビュー第2弾 、 今週のSOLD OUT 、 高野秀行さんの解説 、 著者インタビュ

2015年のHONZが太鼓判を押す『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。第三弾はノンフィクション作家高野 秀行さんの解説を掲載。あまりにも無謀な著者の峠恵子さん、圧倒的な個性の藤原隊長、そしてついに大学生隊員・ユースケの正体が明らかに!(HONZ編集部) 関連記事はこちらから → レビュー第1弾 、 レビュー第2弾 、 今週のSOLD OUT 、 編集者の自腹ワン

「面白そう!だけど買えないっ!」でおなじみの このコーナー 。満を持しての登場です。今年も残すところあと少し、そのカウントダウンとタイミングを合わせるかのように、今年最高の一冊が登場しています。それではさっそくSOLD OUTになった書籍を紹介していきましょう! 塩田 春香がレビューを公開するやいなや 、ものの1時間でSOLD OUT。さらに在庫がないにもか

山岳雑誌の老舗『 山と渓谷社 』に勢いがある。2010年に刊行がはじまった ヤマケイ文庫 では、山岳本でこれを読まねばどうするというような、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンからの決死の脱出を描いた山野井泰史の『 垂直の記憶 』や、死に至る過程がこまかに記録されている松濤明の『風雪のビヴァーク』から、 HONZイチオシ伝説の記念的作品 である『くう・ねる・のぐそ

人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ! シンガー・ソングライターの峠恵子さんは、家族にも友人にも仕事にも恵まれて、何一つ悩みのない人生を送っていた。ところがある日、心の中に恐怖が生まれる。 「このままでいいわけがない」 私の最大の弱点――。それは「苦労を知らない」こと。その最大の弱点を不意に突かれてしまえば、きっと私はガラガラと音を立てながら脆く崩れ落