ノンフィクションはこれを読め!

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511記事

『スーパーベターになろう!』著者インタビュー前編(動画) 目的を持ってゲームをすることに、どのような意味があるのか? 書影

サイエンス / ビジネス

『スーパーベターになろう!』著者インタビュー前編(動画) 目的を持ってゲームをすることに、どのような意味があるのか?

かつて「デザイン」という言葉は特定の才能を持つ限られた人だけのものであり、かつキャンバスの中に閉じられた言葉であった。だが「デザイン」の概念は、次第にキャンバスの外にも適用され出し、今では多くの人に「計画する」ことや「構想する」ことを指す言葉として使われるようになっている。 同じように、ここ数年で急速に変化を遂げている概念として、「ゲーム」という言葉があげら

『生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』サイショー先生が東工大にやってきた! 書影

サイエンス / 医学・心理学

『生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』サイショー先生が東工大にやってきた!

『絶対音感』、『セラピスト』、『星新一』など多彩なテーマの著作で知られる最相葉月さんが、東工大にて非常勤講師として前期の4ヶ月間行った講義の記録である。この講義は池上彰さんの誘いによって実現したそうだ。東工大生、色々とうらやましすぎる。 「生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか」というタイトルから、最相さんが毎回どのように著作のテーマを選ぶかを話すのかと予想する人

今週のいただきもの:2015年11月22日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2015年11月22日週

「冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。」 清少納言は冬の早朝を褒め称えていますが、寒くなると布団から出ることがツラい私としては考えられないことです。 さて、枕草子にも登場する炭ですが、現代では暖をとるよりも消臭や吸湿のために使われることが多いですね。炭は目に

『地球の履歴書』 書影

サイエンス / 生物・自然

『地球の履歴書』

科学と技術の力こそが人類発展の原動力であり、科学的思考は遊び心と挑発的な精神に満ち溢れているべきだ、自由な魂こそが人類の可能性を広げるのである。そのように考える著者の地球史が、とびきり面白いのは頷ける。本書は8章から成るが、科学的な叙述と人間の織り成す悲喜こもごものエピソードが絶妙にブレンドされており、時間の経つのを忘れてしまう。 45億7000万年前に生ま

『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』 書影

サイエンス / 「解説」から読む本

『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』

私たちの脳は、眠っているあいだも休むことなく活動している。それはたんに疲れをとるといった消極的な働きではなく、むしろ私たちの生活に(とりわけ脳自身に)欠かせない積極的な役割を担っていることが解明されつつある。本書はこうした睡眠と脳、記憶や夢とのかかわりを、最新の研究成果を踏まえて紹介した格好の入門書だ。と同時に、「快眠」から「活眠(脳を活かす眠り)」

地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』 書影

社会 / ビジネス

地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』

この人を見よ。 縮みゆく出版市場、実家の倒産、東日本大震災…かずかずの苦難をへて、なお前進しつづけるそのバイタリティの秘密とは?地方で生きていくということ、そして本と人が出会うことの意味を問う、生ける伝説の書店員、初の著作! この本が入荷した日、東京、八重洲ブックセンター本店にはこんな文言のパネルが掲げられた。 この人を見よ。東京駅の前に位置する日本有数の有

『トヨタの自工程完結』新刊超速レビュー 書影

ビジネス / 新刊超速レビュー

『トヨタの自工程完結』新刊超速レビュー

『トヨタの自工程完結』というタイトルを見ただけでは、なんのことだかさっぱりわからないと思う。この本を本屋で最初に見たとき、トヨタ・工程というところを見ただけで、なんとなく生産管理やカイゼン関連の本なんだろうなと思い、自分には関係ないからと、本を手にとることはなかった。きっと多くの人も同じように感じているのではないかと思う。 でも待ってほしい。この本は生産管理

出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 書影

民俗・風俗 / 編集者の自腹ワンコイン広告

出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』

HONZが全力でレコメンドする『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。ついには復刊へと導いた、担当編集者が登場。一風変わった人物ばかりが登場すると話題の本書だが、担当編集者までもが一風変わった人であったようで...。(HONZ編集部) 関連記事はこちらから → レビュー第1弾 、 レビュー第2弾 、 今週のSOLD OUT 、 高野秀行さんの解説 、 著者インタビュ

『代替医療の光と闇』繰り返される悲劇に巻き込まれないために 書影

サイエンス / 医学・心理学

『代替医療の光と闇』繰り返される悲劇に巻き込まれないために

電車の中吊り、雑誌や新聞の紙面、テレビCM、Web、一日の生活でサプリメントの広告を目にしないことのほうが難しい。それもそのはず、市場規模は世界で1000億ドル(国内の2014年度コンビニ市場が約10兆円)を越え、2020年には2000億ドルに近づくと予測されている。れっきとした成長産業だ。 いったいサプリ産業はどのような手立てをつかって、現在の地位を築いて

当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』 書影

サイエンス / 社会

当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』

科学者も法律家も仮説からスタートする。しかし、法廷と科学の世界はそれぞれがまったく異なった伝統を代表していて、科学による真実の追求と、正義に仕える法制度のあいだに衝突が起こるのはもはや避けられない、永遠の命題である。法律家と科学者はお互いのことを「誤りはそれが真理を含めば含むほど危険である」とかつて表現されたような、古くからいわれる知の罠の餌食として見ている

読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』 書影

サイエンス / 医学・心理学

読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』

多くの人間は一日に6〜8時間ほどの睡眠をとる。そうなると、ごくごく単純に計算して人生の4分の1から3分の1を睡眠に費やしていることになる。それなのに睡眠のことはあまり意識されない。あって当たり前、時にはちょっとぐらいすっとばしても構わないものだと思われている。 しかし、かつて安眠が今ほど保証されていない時代のことを考えれば、6〜8時間も睡眠をとるのはとてつも

『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実 書影

世界史 / おすすめ本レビュー

『第三帝国の愛人』アメリカ大使一家が見た、ナチスの暗い真実

1933年1月、ヒトラーがヒンデンブルク大統領の任命により首相になってから、翌1934年8月、ヒンデンブルクの死と同時にあらゆる権能を掌握し、絶対的な権力者・総統となるまでの2年弱。ヒトラーとナチスの「権力掌握の総仕上げ」が成され、日常生活に潜んでいた恐怖政治の実体が一気に表面化して世を覆い尽くすこの時代を、ヒトラー政権下で初めてベルリンに赴任したアメリカ大

今週のいただきもの:2015年11月15日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2015年11月15日週

今週の木曜日はボジョレー ヌーヴォーの解禁日でしたね。 解禁日は毎年11月の第3木曜日と決められています。 初めは聖人の日にちなんで11月11日、のちに11月15日となったのですが、解禁日を固定すると休日と重なる年がでてきます。フランスでは日曜日は多くのワインショップやレストランがお休み(!)で、売上に影響が出るため、解禁日を「毎年11月の第3木曜日」とした

『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』日本冒険界の奇書中の奇書 書影

民俗・風俗 / 「解説」から読む本

『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』日本冒険界の奇書中の奇書

2015年のHONZが太鼓判を押す『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』。第三弾はノンフィクション作家高野 秀行さんの解説を掲載。あまりにも無謀な著者の峠恵子さん、圧倒的な個性の藤原隊長、そしてついに大学生隊員・ユースケの正体が明らかに!(HONZ編集部) 関連記事はこちらから → レビュー第1弾 、 レビュー第2弾 、 今週のSOLD OUT 、 編集者の自腹ワン

『殺人犯との対話』人は人をなぜ殺すのか 書影

社会 / おすすめ本レビュー

『殺人犯との対話』人は人をなぜ殺すのか

本書では北村孝紘、松永太、角田美代子など平成の凶悪殺人事件の主犯10人に迫っている。凶悪という言葉がかすむほど、彼らの犯行は理不尽で壮絶だ。 被告である家族4人全員に死刑判決が下った「大牟田4人殺害事件」。残虐性からマスコミが報道を自主規制した「北九州監禁殺人事件」。「大阪養子縁組連続殺人事件」は養子縁組や結婚、離婚を繰り返した保険詐欺グループの周りで交通事

『コーランには本当は何が書かれていたか?』 書影

教養・雑学 / 「解説」から読む本

『コーランには本当は何が書かれていたか?』

イスラムを深く知るためには、「コーラン」を避けて通ることができない。ジハードで死ぬと、楽園の72人の乙女という報酬があると書かれているのは本当か? そして過激派たちによってどのように曲解され、利用されてきたのか? 今あらためて問われる、コーランに書かれている内容の本質。(HONZ編集部) 本書はカーラ・パワー(Carla Power)著If the Ocea

『よく眠るための科学が教える10の秘密』眠くならない睡眠本 書影

医学・心理学 / おすすめ本レビュー

『よく眠るための科学が教える10の秘密』眠くならない睡眠本

『その科学が成功を決める』、『その科学があなたを変える』などの著作で知られるリチャード・ワイズマン博士の新作である。幸運、自己啓発、錯覚、説得など心理学に関する研究を続けてきた博士が今回選んだテーマは「睡眠」。なぜ急に睡眠? と思われたかもしれないが、理由は後ほど。 ワイズマン博士の著作は、豊富な実証的研究が盛り込まれているのが特徴だ。本書でも、睡眠メカニズ

『まちの本屋』新刊超速レビュー 書影

教養・雑学 / 新刊超速レビュー

『まちの本屋』新刊超速レビュー

あまりにおもしろかったので一気に読んでしまった。この本に書店員の矜持というものをみた。この本は現役の書店員にとって、宝物といってもいい1冊だろう。だからこそ、まずは多くの書店員に読んで欲しい。まちの本屋でもここまでのことができるのか!という驚きとともに、自分たちにもまだまだできることがある。そう思わせてくれる本だからだ。たくさんの書店員がこの本を読むことで、

『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』 書影

医学・心理学 / 「解説」から読む本

『コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか』

心をつかさどっているのは心臓であると、かつては広く信じられていた。心臓はドクドクと拍動する特別な臓器であるうえに、気持ちが高ぶれば鼓動が速まりもするから、そう考えるのはごく自然なことだったろう。エジプトでミイラを作る際にも、心臓は大切に取り出され、別個にミイラ化されたのに対し、脳は、耳や眼窩、あるいは頭蓋にあけた小さな穴から搔き出され、捨てられていたようだ。

『ペルシア王は天ぷらがお好き?』言語学から見る食の歴史には、驚きがいっぱい! 書影

教養・雑学 / 世界史

『ペルシア王は天ぷらがお好き?』言語学から見る食の歴史には、驚きがいっぱい!

天ぷらの語源がポルトガル語の「調理」を意味する「tempero」だとされることは、今日では多くの人の知るところであろう。しかし、この天ぷらという料理の起源をたどると、古代ペルシアの「シクバージ」と呼ばれる肉の甘酢煮料理にたどりつくことを、どれほどの日本人が知っているだろうか。本書はスタンフォード大学で言語学とコンピューターサイエンスを教える教授が言語学の観点

『私のインタヴュー』「女優の私」から「個人の私」へ 書影

教養・雑学 / 人物

『私のインタヴュー』「女優の私」から「個人の私」へ

高峰秀子という大女優が市井の人々に対して抱いた恐れと羨望の気持ちを、本書はとても繊細に表している。 本書が最初に出版されたのは、1958年である。その後、2012年に新潮社より復刊され、今回文庫として再登場した。高峰秀子にとって、『巴里ひとりある記』と『まいまいつぶろ』に続く三冊目となる。今まで自分という人間に焦点を当てることを避けていた彼女が、いきなり堰を

2015年、今年一番本が売れた日はいつか? 「休日前+ジャンプコミックス発売日」が勝利の方程式!? 書影

教養・雑学 / 併せて読まれたこの一冊

2015年、今年一番本が売れた日はいつか? 「休日前+ジャンプコミックス発売日」が勝利の方程式!?

そろそろ年の瀬も近づき今年の漢字、流行語、重大ニュースなどが発表される季節となっています。どうしても重いニュースが気になってしまいますが、今年は良いニュースもいっぱいありました。ノーベル賞受賞者が二人出たというのも大変嬉しいニュースです。 HONZでも話題になっていた『大村智 2億人を病魔から守った化学者』はどんな人に読まれているのでしょう?読者クラスタがこ

就職先、南の島 『日本を愛した植民地 南洋パラオの真実』 書影

日本史 / おすすめ本レビュー

就職先、南の島 『日本を愛した植民地 南洋パラオの真実』

本書の舞台は、ミクロネシアである。ただ、そういわれても、茫洋として掴みにくい。だから副題に「南洋パラオ」と入っているのだろう。観光地パラオなら少しはイメージできる。実際に私は、この副題で興味が湧いた。メインタイトルだけだったら、手に取ることさえなかっただろう。そういう類の本は山ほど出ているからだ。私は、この副題に惹かれて本書を手に取り、そして、次の一文を読ん

『スーパーベターになろう!』ゲームで変える、あなたが変わる 書影

サイエンス / ビジネス

『スーパーベターになろう!』ゲームで変える、あなたが変わる

「ゲームばっかりやってたらダメでしょ!」そう子供の頃に言われた経験を持つ方も多いだろう。多くの人に愛されながらも、長らくゲームというものは日陰者の存在であった。 しかし、VR元年とよばれる2016年を目前に控え、このようなゲームの位置づけが大きく変わってきているという。一つはテクノロジーの進化によって、バーチャル領域の精度が飛躍的に向上してきていること、そし

『信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実』 書影

医学・心理学 / 「解説」から読む本

『信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実』

信頼の裏切りがニュースにならない日はほとんどない―最近では、フォルクスワーゲンが排ガス規制を逃れるために不正なソフトウェアを搭載していたことが発覚し、ドイツ自動車業界の信頼性が揺らぐ事態となった。そうしたことがニュースになるのは、信頼の裏切りが社会に重大な影響を与えるからだが、逆に言えば、人間社会は信頼の上に成り立っていると言ってもよく、信頼はあらゆる人間関

『イスラムの読み方 その行動原理を探る』イスラムが都市で過激化する本当の理由 書影

事件・事故 / HONZ客員レビュー

『イスラムの読み方 その行動原理を探る』イスラムが都市で過激化する本当の理由

世界を震撼させた、パリでの同時多発テロ。この事件を深く読み解くためには、イスラム教そのものを深く理解する必要がある。なぜテロが、止まらないのか? その背景には何があるのか? 九州大学・高橋 淳准教授に、イスラムの行動原理を知るための 「おすすめ本」について寄稿いただいた。(HONZ編集部) 愛する花のパリが、テロで燃えている。ニュースを観ながら「イスラムは都

「11月の今月読む本」その3 それは凄まじい破壊力だった! 書影

今月読む本

「11月の今月読む本」その3 それは凄まじい破壊力だった!

「今週のSOLD OUT:2015年11月8日週」 でも既報のように 『冒険歌手』 のインパクトはすごかった。読んだ者は悪夢を見、しかし誰かに語らずにはいられない魔性の本。これだからノンフィクションを読むのを止められないのだ。(参照:「11月の今月読む本」 その1 その2 ) ここからは、様々な事情で朝会に欠席したメンバーからの3冊をご紹介しよう。コメントは

今週のSOLD OUT:2015年11月8日週 書影

民俗・風俗 / 今週のSOLD OUT

今週のSOLD OUT:2015年11月8日週

「面白そう!だけど買えないっ!」でおなじみの このコーナー 。満を持しての登場です。今年も残すところあと少し、そのカウントダウンとタイミングを合わせるかのように、今年最高の一冊が登場しています。それではさっそくSOLD OUTになった書籍を紹介していきましょう! 塩田 春香がレビューを公開するやいなや 、ものの1時間でSOLD OUT。さらに在庫がないにもか

今週のいただきもの:2015年11月8日週 書影

今週のいただきもの

今週のいただきもの:2015年11月8日週

明日、11月15日は七五三ですね。 晴れ着でのお参りや写真館での記念撮影、また、親戚で集まっての食事会など子供にとって大きなイベントです。しかし、そもそもなぜ七、五、三歳でお祝いするのでしょうか。 実はそれぞれ別の行事であった、江戸時代の髪置(かみおき)、袴着(はかまぎ)、帯解(おびとき)に由来します。男女ともに3歳から髪をのばし(3歳までは髪を剃る習慣があ

HONZイチオシ伝説の再来 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

HONZイチオシ伝説の再来 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』

山岳雑誌の老舗『 山と渓谷社 』に勢いがある。2010年に刊行がはじまった ヤマケイ文庫 では、山岳本でこれを読まねばどうするというような、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンからの決死の脱出を描いた山野井泰史の『 垂直の記憶 』や、死に至る過程がこまかに記録されている松濤明の『風雪のビヴァーク』から、 HONZイチオシ伝説の記念的作品 である『くう・ねる・のぐそ

※閲覧注意 『図説“特殊性欲”大百科 “ビザール”の生態学』 書影

教養・雑学 / 「解説」から読む本

※閲覧注意 『図説“特殊性欲”大百科 “ビザール”の生態学』

本書は、Agnes GIARD, Le Sexe bizarre: Prat iques érot iques d ’aujourd’ hui , Le Cherche midi, 2004 の翻訳である。原書はフランスでたいへん好評を博し、改訂版が出版されている。本訳書はその改訂に基づいている。 アニエス・ジアールは、1969年、フランスのブルターニュ生ま

「11月の今月読む本」その2 2015年No.1 ノンフィクション登場! 書影

今月読む本

「11月の今月読む本」その2 2015年No.1 ノンフィクション登場!

朝会は静かに続く。久しぶりの早朝ということもあり、みんなまだ半分寝ているようだ。いつもはチャチャを入れたり突っ込んだりの仲野も麻木も湿りがち。人の揚げ足を取ることにかけては、広告マンより才能があると思われる内藤でさえ「なんだか今日は静かだね」とこそこそ囁かれる始末である。 しかし機運は高まってきていた! 内藤順 「今月読む本」は「まだ読んでないけど面白そう」

『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ! 書影

民俗・風俗 / おすすめ本レビュー

『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ!

人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ! シンガー・ソングライターの峠恵子さんは、家族にも友人にも仕事にも恵まれて、何一つ悩みのない人生を送っていた。ところがある日、心の中に恐怖が生まれる。 「このままでいいわけがない」 私の最大の弱点――。それは「苦労を知らない」こと。その最大の弱点を不意に突かれてしまえば、きっと私はガラガラと音を立てながら脆く崩れ落

『宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る』 実験物理学者の戦国時代 書影

サイエンス / おすすめ本レビュー

『宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る』 実験物理学者の戦国時代

宇宙はどのようにしてできたのか、その起源への探求は人類をひきつけてやまない。そのため「宇宙のはじまり」を扱った書籍は少なくなく、2011年新書大賞を受賞した『 宇宙は何でできているのか 』のヒット以降、関連テーマの出版点数は増しているように思える。インフレーション、重力、ダークマター、宇宙のはじまりに迫る様々な理論が、理論物理学者の手で語られてきたが、その理

『数学する身体』僕が身体で感じていたことは、嘘でも無駄でも無かったんだ 書影

サイエンス / HONZ客員レビュー

『数学する身体』僕が身体で感じていたことは、嘘でも無駄でも無かったんだ

発売されるやいなや大きな反響を呼んでいる、『数学する身体』。お待ちかねの客員レビュー第三弾は、はてな株式会社の近藤淳也さんが登場。「数学は情緒だ」という独立研究者・森田真生の言葉を聞いた時、近藤さんが直感的に感じたものとは何だったのか? (HONZ編集部) ※客員レビュー 第一弾 、 第二弾 森田くんが初めて書いた本。「数学する身体」。 わざわざ「本を届けた

『独裁国家に行ってきた』204カ国を旅した筆者が語る 書影

社会 / おすすめ本レビュー

『独裁国家に行ってきた』204カ国を旅した筆者が語る

204カ国。本書の著者が訪れたことのある国の数だ。限りある人生のなかでは、訪れることのできない国、自分自身の目・耳で感じることのできない世界が山ほどあるのだろう。いや、たとえ同じ国を訪れようとも、タイミングや、そこでの人との出会いが異なれば、見える世界や抱く印象は異なってくる。だからこそ、他者の旅行記は、自分が知らない世界、味わったことのない経験に触れられる

『スポーツアナウンサー』ことばが武器のアスリート 書影

アート・スポーツ / 新刊超速レビュー

『スポーツアナウンサー』ことばが武器のアスリート

かつてスポーツ中継の花形だった実況アナウンサーたち。映像技術が進化し、観る人の情報源が「耳」から「目」へと移っていくにつれて彼らの存在感は薄まっていったように思える。 だが実態はむしろ逆で、視聴者を惹きつけるうえでの重要性は増してきているという。解説者とのかけ合い、ディレクターとの意思疎通、試合前の取材といった、実況以外の領域における役割が時代とともに広がっ

「11月の今月読む本」その1 半年ぶりのご無沙汰です… 書影

今月読む本

「11月の今月読む本」その1 半年ぶりのご無沙汰です…

11月6日金曜日、半年ぶりの朝会を開催した。新規メンバーにとっては初の朝会になる。とにかく顔を合わせるのも初めての人が多い。旧メンバーのリラックスした様子と比べると、みんな緊張の面持ちである。名刺交換をしたり、ホットコーヒーをやり取りしたりしている間に定時の7時となった。代表の成毛眞の挨拶から朝会がスタート。まだ寝ぼけているらしく、大した内容じゃなかったので

『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え 世界の第一人者は子どもの質問にこう答える』 書影

教養・雑学 / 「解説」から読む本

『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え 世界の第一人者は子どもの質問にこう答える』

この本は、2013年11月に河出書房新社から出版された『 世界一素朴な質問 宇宙一美しい答え 』の続編です。編者も同じジェンマ・エルウィン・ハリスで、同じようにイギリスの子どもたちからの質問に、各分野の第一人者が回答を寄せています。そして同じように、子どもたちがひとりで読めるやさしい文章で書かれていますが、おとなが質問にそなえて、あるいは忙しさにまぎれて見す